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FFのミッション解説(物語風味)

15<marquee behavior="alternate" width="20%" style="text-decoration:none"><font color="#c0c0c0">ドスケベ弟 (゚д゚)ネリナー</font></marquee>:2003/08/08(金) 19:26
「……だってみんな言ってるわ。なんで私の話をちゃんと聞いてくれないの?」
扉を開けると、女性の声と思われる怒鳴り声が耳に飛び込んできた。
「やっと平和になったのに、わざわざこの平和を壊す必要なんてないじゃない。」
なにやら、物騒な話になっている。
出て行くタイミングを失ってしまったので、見つからないように覗き込む。
「おにいちゃんのこと、戦争を起こしたがってる危険なやつだ……って、
 カゲで悪く言ってる人だっているのよ?」
覗き込んだ視線の先には、男女のタルタルが居た
女性の方が再び口を開く。
「ここホルトト遺跡の研究室だって、本当は入っちゃいけない……」
”思い出した、あの女性は、手の院院長アプルルだ”
黙って女性ーー手の院院長の話を聞いていた男性のタルタルが口を開く。
「 ……わかってないのは、みんなの方さ。」
そう、男性ーー口の院院長アジドマルジドは続けて喋る。
「それにおまえもだ。物事の真実が見えてない……。
 なぜ、戦いを恐れるばかりで、何もしようとしないんだ?
 世の中は平和だというが、本当に平和だと思えるか?
 口の院は、20年前の戦争の傷跡が、まだいえてない。
 有能な魔道士たちが死に、次の若い魔道士たちを育てることもままならない。
 また、戦争でも起きてみろ。ウィンダスはあっという間に終わりだ。
 なにか、なにか、新しい大きな魔法がなければ……。」
「でも、星の神子さまは……。」
アプルルが口を挟む。星の神子様。ウィンダスのTOP。
だが、アジドマジルドは意にも介せず、話を続ける。
「星の神子さまが、あの魔法を禁止してようがなんだっていうんだ。
 あの魔法を自在にあやつることができれば、獣人に取り入る必要なんて、なくなるんだ。
 術者は死んだが、あの魔法は成功したんだから……。」
「あの痛ましい事件を、成功なんて言うのは、おにいちゃんだけよ……。
 世紀の天才があんな目にあったのよ?
 おにいちゃんみたいなニセニセ天才には、ぜ〜ったい無理よ!」
アプルルは、本気で兄を心配しているようだ。
言葉の端々でそれを感じ取れる。
「フン、なんとでも言うがいい。天才はいつの世でも、なかなか認められないものさ。
 ガミガミ言いに来ただけなら、帰れ帰れ!」
どうやら、妹の言葉も兄には届かないようだ・・・。
「もぉ! わかったわよ!おにいちゃんなんか、どうなっても知らないから!
 死んじゃっても知らないんだから!」

兄の言動に腹が立ったのだろう、アプルルは柱の影に隠れてる存在に気づかず
研究室から出て行った。


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