したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

T・ジョイ

102トト:2005/09/29(木) 02:46:54
T・ジョイ大泉4番(定員249名)にて「スター・ウォーズEP3」(DLP)を見てきました。
一日一回の上映のためか、この時期としてはそこそこの客入りでした。

さて、肝心の映写・音響品質ですが久しぶりに訪れてみて良かったと感じられるものでした。
映像は今まで見た映画館の中ではトップでした。とにかく色彩が鮮やかで、DLPならではの
ブレのない画面は見易さ抜群。適度なシャープネスもあり色彩の偏りやノイズも
ほとんど感じませんでした。フォーカスの精度も素晴らしいものです。
画面も明るく、フィルムと比較すると弱点となりやすいDLPのシャドー部描写も今回は
気にならないレベルでした。フィルムの性能にほぼ追いついてきたかなって感じるほどです。

音響ですが、フィルム録音のデジタル音声よりも鮮度の高いPCM音源らしい情報量の多さが際立っていました。
フロントのパワーに対してサラウンドがいくぶん量感不足でバランスの悪さを感じましたが
それを差し引いても豪快な鳴りっぷりで爆音の大泉、面目躍如ですね。
BOSEの機材は映画館ではあまり普段聴くことが無いので最初は違和感がありましたが、
低音から高音まで満遍なく再生できる能力を再確認しました。
音量は全鑑賞のなかでいちばん大きく、まさに爆音といったものです。

8/30でDLP上映は最終のようなので、近隣にお住まいのSWファンの方はぜひ
鑑賞していただきたいなと思います。良かったです。

DLP上映は他ではTOHOシネマズ二条1番THXでも見たので、乱暴ながら比較してみようと思います。
結論としては双方とも高品質で甲乙つけがたいところです(笑)。
映像に関していえばDLP設置経験の長さゆえか(?)大泉のほうが僅差で優れています。
二条も十二分な映像を上映していましたが、わずかに大泉のほうがシャドー部の表現と色彩の
クッキリ感がよりはっきりしていました。

音響は逆に二条ですね。さすがはTHX認定劇場です。無駄な音を出さず、ソースの情報を
出し切るような生真面目で余裕の音響が印象的だった二条に対し、大泉のほうは勢いのある
やんちゃな音で二条と比較すると大雑把な印象を受けました。ただ、フロントのエネルギー感は
大泉のほうがありましたね。
二条は全体のバランス感覚が大変まとまっていたのと、サラウンドの濃密な音場が凄かったですが
大泉はサラウンドが少し控えめなのと、音量が大きかったためかスピーカーから
動的ノイズがいくらか感じられたのが残念です。スピーカー容量も違うので比較できないのですが
EV製スピーカーのほうが緻密な再生ができるように感じられました。
大泉はもう少し音がまとまりさらに整えば文句ないレベルだと思います

ともあれ、フィルム版にはなかった良さを感じられることはどちらの劇場も確かです。
総合性能では二条のほうが僅差で上回ったように感じましたが、大泉1番は4番以上に
高能力を秘めているように思うので、こちらで見ていればまた印象は変わったかもしれません。
今回の鑑賞では二条1番の能力がかなりのレベルであることを確認できたのと同時に、DLPのT・ジョイという
イメージを損なうこと無い大泉の映写能力を体感できて満足です。

ただし…
相変わらずのロビーの猥雑さはがっかりしました。
高倉健氏と吉永小百合氏の常設パネルの前にまで無神経にスタンディーを置いて
展示を覆い隠してしまう神経はちょっと理解できません。
東映東京撮影所という立地だからこそ、あのような展示があるわけでそれを
無視したフロアの使い方には疑問を感じてしまいます。
コンセッションの照明も暗くて、清潔感があまり感じられません。

前にも書きましたが、大泉はハードは優れているのにサービス面というか
その良さをソフトがうまく活かしきれていないとつくづく思います。
スタンディーの置き方1つ、チラシの掲示1つを見ても施設の設計コンセプト
に対する配慮が欠けているように感じられます。お客様を迎え入れ、
映画を気持ちよく見せるためにはある程度の空間構成を考える必要があると思います。
映画が大満足だっただけに余計気になり、ちょっぴり寂しい気持ちで帰路についた今回の大泉でした。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板