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【SS】コスモス文庫&秋桜友達【宮廷社】

61サポーターの事情</b><font color=#FF0000>(e8uf1.O6)</font><b>:2003/09/17(水) 22:36 ID:fD6Tgkxg
『やっぱり変だよねー』
電話の声が妙にうきうきして聞こえるのは、気のせいだろうと志摩子は思った。
由乃さんは祐巳さんを心配しているのだ。喜んでいるはずはない。・・・多分。
「もしかして祐巳さんは来て欲しいのではないかしら?」
葉書に書かれた住所のことを言うと、受話器の向こうで大きくうなずく気配。
『行こうよ、志摩子さん!』
「また連絡する」と言う由乃さんとの電話を終え、傍らの妹に話を振ってみる。
「考えすぎかしらね」
「たぶん正解だと思いますけど」
祐巳さんからの葉書に視線を落としながら、乃梨子は言った。
「それに、お姉さまも祐巳さまに会いたいんでしょう?」
本当に、そうだった。自分もうきうきしているのかも知れないと志摩子は思った。


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