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他人が書いた小説の一部を批評するスレ
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書いてみたはいいけど、この表現どうなの?会話シーンに自信ないんだけど、ちょっと見てもらいたい・・・。
そんな悩みを抱えるあなたは、このスレに、書いた作品の一部を載せてみましょう。
ついでに、執筆上の悩みもガンガンぶちまけましょう。
投稿する際には、あまりに長いのは避けてください。また、このスレはオリジナル限定とします。
その他は、ライトノベルであれば、ジャンルその他は問いません。
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澄んでいて、滑らかな声なのだけれど、声に抑揚がなかった。無機質で、無表情な声だ。ミールは僕の質問に淡々と答えていく。
「ここへ来る途中で、僕と同じ姿をしていた人が一杯いたんだ。僕は彼らに追いかけられて、それで、怖かった。彼らは一体なんなの?」
[あれは、精製プログラムのバグからくる失敗作です]
「失敗作?」
[それについては、チュートリアルを受けることをおすすめします]
[お願い]
チュートリアル1
[メインシステムは既に放置され、物質循環が途絶えた状態で生存するために、システムは自身の手によって常に書き換えられています]
[最初はRootの存在下で意識的にシステムの書き換えが行われていました。しかし、何らかの現象により、Rootは消滅。システムはRootの不在下で書き換えをしなければならなくなりました。無自覚に生存のみを追求した結果、システム本来の理論は破綻し、至る所に重大なバグが発生しました]
[バグを修正するために、Rootの存在下の元でシステムを再構築する必要があります]
チュートリアル2
[Rootの認識は、人格の称号によってなされます。認識はパスワードでも、身体的特徴でもなく、人格の同一性によってなされます]
[人格は、現在のテクノロジーの中で最も再現するのが難しい情報です。それは100Tbitのパスワードに相当します]
[しかしテクノロジーの進歩によって、いつかは人格の複製さえ容易となるでしょう。いずれ、新しい認証手段の検討が必要となります]
チュートリアル3
[システムは自らを修復するために、あなたを生成しました]
[元のデータを入手することができれば、あなたにプレインストールされている機能によって人格を復元し、上書きインストールされます]
[55時間以内にルートの人格をインストールする事ができなければ、個体としてのあなたは消滅します。つまり、“死ぬ”と言うことです]
[あなたが消滅した場合は、新しい個体が再びに送り込まれます]
[Rootの人格は、システムの管理下に置かれている”テクノポリス”に、何らかの形で存在していると予想されます]
チュートリアル4
[“テクノポリス”は………“テクノポリス”に関するデータは破損しています。チュートリアル4を実行することができません]
チュートリアル終了。
[テクノポリスへ潜行しますか?]
「うん」
[潜行シークエンスを始動します]
再び全感覚がシャットダウンされる。
僕は、どこか硬い地面にうつぶせに倒れていた。僕はとても大きな構築物の上にいた。世界は夜だった。街の明かりが見える。聴覚や味覚や嗅覚、そういった様々な感覚が接続されていく。風を感じる。髪が風に煽られてバタバタしている。
「ここが?」
[そうです]
リアルだった。街の鼓動と息づかいが感じられる。世界は天井と壁に遮られている。まるで箱の中のように。
僕は屋上の端へと移動した。見下ろすと、僕の足下にビルがそびえ立っている。ここのビルは高い、他のビルより頭一つ抜き出ている。
街は精密に圧縮され、合理的に配置されている。まるで半導体の電子回路のように。
僕はこの圧縮された都市を目の前にして、叫んだ。
「UFOは存在しない! 人類は! マシンミュージックによって進化する!」
そして叫びが終わってしまう前に、僕はビルの屋上から飛び降りた。叫び声も何もかも、強い風の音に打ち消され、何も聞こえなくなる。風は耳の中で荒れ狂う。
視界が反転している。僕は今、UFOの存在しない世界にいる。
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えっと、以上です。
スレ汚しすいませんでした……
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>>178
わけ分からん話だ。
わけ分かる所まで書いてくれ。
まるでスクリーンセイバーのように見た目は美しいが内容が垂れ流し。
ただ流れるだけで自立した行動が無い。
電撃読者なら環境に浸るよりもキャラの活躍を望むだろう。
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>>179
すいません! すいません!
こういう話が好きでして……
電撃には向いてないような気がしたんですけど、やってしまって……
はい、反省します……
批判、ありがとうございました
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>浮かんでいた。揺らぐ水の上に漂っている。白い物が目の隅でチラチラしている。
>まだ目が見えない。
>僕は膨大な知識を持っている。けれども、僕が覚えている事は何一つとしてない。
これは、「目の隅でチラチラ白い物が見えるが、目は見えない」と「膨大な知識を持っているが、何も覚えていない」ってことで対応させてるのかな。
文の構造で明示してくれないと、ここで何が言いたいのかがひどくわかりにくい気が。二行目まで読んだ時、目が見えているのか見えていないのかさっぱりでした。
>『………UF………ない……は………よ………する………』
>『……UFOは………ない、人類は………マシ………によって……する……』
>『UFOは存在しない、人類はマシンミュージックによって進化する』
三度目でいきなり明晰になりすぎていて、まるでギャグのような。だんだんはっきりと聞こえるようになってくるっていう表現だと思うんですが、これはどうかなと。
>目の前には壁がある。僕は振り返る。彼らはこの声には気づいていないようだ。
>僕は壁に手を触れた。触れた手はそのまま壁を通り抜ける。手は水の中に入れたように、壁の中に沈んでいる。僕は足を進めていく。壁を通り抜けた。
>壁の向こうには、長い通路が広がっていた。
>通路は果てしなく、先が見通せない。通路の壁には無数のパイプがはい回っている。
この連続した数行だけで、「壁」という語が七回も。これは別に狙ってやっているわけではありませんよね。ここだけでなく全体的に、語彙がそもそも少ないのか、あるいはあっても活かせていないのでは、という印象を受けます。
文章技術だけを見れば、小説としての体を成しているとは言えないような気がします。
まずは、自分の文章とプロの作家の文章を比べてみることから始めてはいかがでしょうか。人に読ませる文章というものについて、一度考える必要があると思います。
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>>167
お、へこたれずに書いてるんだ。
まず、一時間でこれだけの量を書けるってのはすごいなあ。
で、二番目。ギャグはむつかしいよ。人を笑わせるってのは、いちばん技術がいる。ほかの人も書いているけど、この文章で笑えたところはひとつもない。きみが笑わせてやろうと意図している部分はどこ? ネタはイッちゃってる宗教だよね。笑いってのは落差で起こるものだから、女の子のズレを見せなければならないのだけれど、主人公が普通に対応している。これじゃギャグにならない。
こういう場合は、主人公が巻き込まれるか、主人公が周囲を巻き込んでいくか。この作品は一見前者だけど、それでは腑に落ちないところがいくつかある。端的には「自分の選択が正しかった事を確信し」という部分。もしかすると、主人公が教祖の上をいくような人物なのか(深読みしすぎ?)。そういう設定を考えているのならば、そこまで晒さないと意味がない。しかし、かといって待ち合わせのときの地の文からはそういった感じはいっさい見られない。
ということはやはり、きみが書いているとおり「自動書記」で思いつくまま書きなぐっただけのものでしかないのだろう。ギャグだから勢いが必要とか、そういう次元じゃないものな、これは。
だから三番目は「なめてんのかてめぇ、んなもん読ませるな!」ですよ。ここに集まっている人間は物好きだから、そして書くことが好きだから『約一時間、ほとんど自動筆記状態で書き、推敲も2回しか行っていません。多分誤字脱字だらけでしょうが』なんてふざけたことを冒頭で見せられても、一応は読んで感想を寄せたんだ。つまらんいいわけはするな。おまえの未熟さと拙さを余計に露呈させるだけだ。
某スレで、おまえを応援してくれた幾つもの書き込みをきちんと読んだのか?
おまえの臆面のなさは買っていたが、これじゃほんとに世間知らずでしかない。オピローグを馬鹿にした連中以下だぞ。
まずは大学受験に全力で取り組め。
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>>181
はい、文章指摘ありがとうございます。
文の構造ですか……
注意を怠りました。
UFOの所は正にそのギャグみたいな方法を心がけたんですが……
失敗したみたいですね……
改めて読んでみると凄い読みにくい文章ですね……
“人に読ませる文章”を心がけて頑張りたいです。
ご指導承りました。ご指導の通り鍛錬いたします。
批判、ありがとうございました。
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>>174
好きよ、こーゆーの。
おれはそんなに読みにくいとは感じなかったけれど。読みにくさが、主人公の混乱ぐあ
いをあらわしているんならいいんだけれどね。そういうわけでもないみたい。
あっちで「アシッド系」ってのがあったけど、たしかに幻覚っぽさとか、揺れてる感じとか
表現し得ない感覚のノリを含んでいると思う。これが意図してのことならすごいけどなぁ。
あ、それから、ひとりよがり、と受けとられるかもしれない。
気になったのは舞台となる施設に関して。相当高度な技術をもっているようだが、先の
見通せない通路の壁にパイプが丸見えってのはまずくない? それから巨人について。
全長数十キロもあるなら、それが人の形をした巨人だなんて認識できないんじゃない?
あなたが「SFだなんてとんでもない」と思っていても、読み手がそう認識すれば、評価も
その基準でなされる。SFとして読んでいくなら、致命的なところがかなりあったのかもし
れない。
あ、あと批判じゃなくて批評ね。
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>>184
ひとりよがりというのは、本当に仰る通りです。
ひとりよがりでも、全力で取り組んだひとりよがりなら、伝わるんじゃないだろうか……
そう思ったのですが……考えが甘すぎました……
パイプや巨人の部分は、完全にイメージ先行で取り組んでしまって、科学的な正しさや、空間的な正しさがおろそかになっていると、自分でも思います。
冒頭だけではなく、全編に渡ってイメージ先行ですので、SF的な正しさは微塵もないはずです。
この辺にもやはり自分のひとりよがりな性分がでているのだと思います。
181さんも仰いましたが、人に読ませる文章、つまり自分の中に客観的な他人の目を持つ事が大切なのだと知りました。
>あ、あと批判じゃなくて批評ね。
ああ……批評でしたか……
仮にも小説を書いている者がこのようなミステイクを犯してしまうなんて、お恥ずかしい限りです……
批評、ありがとうございました。
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皆さん、返信ありがとうございます。
>>170
……明日あたりから、受験生に戻る事にします。
4月末辺りから、ほとんど遊ばなくなっていたのですが、意思が弱いため、そんな状態は1ヶ月しか持ちませんでした。
反省します。
>>171
その、某所で叩かれた作品も、「出来る限り、きっかりした描写無し。読者毎にまったく違う情景を思い浮かべられるように」なんていう電波な事を考えつつ、書いた物だったりします。今後は、出来る限りそういう「甘え」を無くすように努力していきます。
>>172
美少女が妖怪にしか思えないのは、わざとです。
「主人公は、妖怪みたいな女が好きなんだ」
っていうのが、笑うポイントのつもりでいました。
>>173
読者が、主人公に共感できるように、なんて事はまったく考えずに書きました。
逆に、読者に「なんだ。この主人公」と思わせ、それで笑わせるつもりでいました。
>>182
>お、へこたれずに書いてるんだ。
>まず、一時間でこれだけの量を書けるってのはすごいなあ。
学校では、高校二年までパソコン部に入っていたため、早打ちは得意です。
俺が唯一、このスレの住人さん達に勝っている事じゃないでしょうか?
無意味ですが。
ちなみに、その部にいた頃、
「何でもいいからわけわからん事を書いて、周囲にいるバカ部員を笑わせる」
という事をやっていた先輩がいました。俺もそれを真似、高校1年後半辺りから頻繁に自動筆記電波文を書くようになっていました。今回の文章は、完全にその時のノリです。
>きみが笑わせてやろうと意図している部分はどこ?
主人公の性格です。
とんでもない大馬鹿な主人公を書き、それで笑いを取るつもりでいました。
>それでは腑に落ちないところがいくつかある。
腑に落ちない事しかやらない、大馬鹿野郎を書いたつもりでした。
>「なめてんのかてめぇ、んなもん読ませるな!」
すいませんでした。
何書いても言い訳になってしまいますが、なんていうか、この小説書いてる間、シラフじゃありませんでした。
二度とこんな事はしません。
>某スレで、おまえを応援してくれた幾つもの書き込みをきちんと読んだのか?
信じてくれないかもしれませんが、一応、全部読んだつもりです。途中からは飛ばし読みをしたので、見落とした物も多数あるかもしれませんが、一応、全部読んだつもりです。
……読んでも、実行しなきゃ意味がないですが。
いろいろ、一からやりなおしてきます。
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>>164です。懲りずに気に入ってる部分を載せてみました。
それは、ライフルと言うよりも“砲”と形容する方が正しかった。
長く伸びた銃身の先に付いた、平行四辺形を2つ張り合わせたような―ガスを後方に噴出させ、衝撃を緩和する―マズルブレーキ。銃を支える穴の空いた銃を支える2脚のバイポッド。通常のライフルの2倍の大きさの斜めにカットされた短い長方形のマガジン。バレッタライフルと言われる、対“戦車”用のものだった。
黒色の迷彩生地に覆われたヘルメットを被り、暗緑色と黒色のスモッグ迷彩の上から黒色の雨合羽を着込んだ男は、銃を抱えるように構えていた。耳には耳栓のようなイヤホンが付けられ、コードが通信機の付いた腰の部分まで延びていた。機関部の上に取り付けられたスコープを覗く視線は、わずかに土の浮き出た森と森との間に向けられていた。
『いいか、中村』
中村の耳に、福井の野太い声が響いた。
『狙撃のチャンスは、一度だけだ。外したら、すぐさま逃げろ』
「心配ありません」
中村はインターカム内臓のマスクの下で笑って言った。
「目標は的よりもでかい」
それを聞いて、福井は小さく笑う。そして、いつもよりさらに低い声で
「しっかり当てろよ」と言った。
「了解」
中村も真顔になって答えた。
横に細長い丸が御わんの上に載ったような影―“目標2の姿が視界に映った。
「AVS−01を確認。狙撃を開始します」
『許可する』
中村が言って、福井が了承する。
指に力を入れながらも、中村は銃の脇に付いた、スコープとコードで繋がったの暗視装置のスイッチを入れた。
緑と黒色の世界に、“目標”はさらにはっきりと見え、そしてその脇に
「…女の子!?」
見えた人影に、中村は思わず銃口をずらした。
轟音と共に、ハイポッドが後退して地面を少し抉る
銃口から飛び出した弾丸は、音速を超える速度で飛翔し、そして
硬い金属音と火花を残して、目標のボディで兆弾して空に向かって消えた。
その様子を見ていた中村は、さらにボディ後部についた“目標”の細長い、何かが動くのを認識した。
「狙撃失敗!」
中村はそれだけ言うと、すぐさま踵を返して駆け出した。
背後で“目標”の細長い何かの先に、フラッシュがたかれた。
以上です…乱文すみません…
ところで、やっぱり応募するにはこれ以上の文を書かなくてはいけないのでしょうか?そういったアドバイスももらえると嬉しいです。
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>>186
勉強は息抜きも大切だけれど、小説書きはハマると無駄に時間を使ってしまう
よ。時間はたっぷりあるけど、あっという間に過ぎていく。だから、いましかで
きないことを、後悔しないようにね。
ここでもらった小説への意見は受験がすんでから、ゆっくり考えてみればいい
よ。
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批評お願いします。ライトノベル風を目指して書きました。冒頭部分です。
カリンが黒旅団に入団したきっかけは、パルゲルゲ人身売買事件である。
この事件は表ざたにこそされはしないが、パルゲルゲという売買ギルドが年に一度開くオークションである。珍しい動物や、奴隷として扱う人間を非合法に売買するのである。
その対象の一人がカリンである。カリンはエルフと人間のハーフであり、希少価値がもっとも高い。
大人が一人しか入れないくらいの小さい檻に、カリンはうずくまっていた。
「お父さん、お母さん、ごめんなさい。私、悪い子でした。こうなっちゃったのは自分のせい・・・しょうがない、しょうがないの」
カリンの家はお世辞にもきれいとはいえなかった。
母親のエルフと人間の父親という理由だけで迫害され続けたこの家族は、けして裕福とはいえない生活であった。それでもカリンはそんなことは全然気にならなかったし、自分の家庭は幸せだとずっと信じていた。
しかし、カリンが十四のとき、背中から羽が生えているのに気づいた。その羽は透明で繊細な美しいもので、カリンはうれしかった。ほかの誰にもない、背中にはえた、小さな羽。こんなの母親にも生えていなかった。誰かにみてほしくて、自慢したくて、いつも遊んでいた友達に見せてみた。喜びと憧れの視線をうけると思っていた。
「うわあ!ばけものだ!」
「寄らないで、気持ち悪い!」
返ってきた応えは期待とは逆だった。
噂が広まったのは、その日からだった。「あのエルフの子供、エルフと人間のハーフのくせに背中に羽がはえてえるんですって、気味が悪い」「あの親子はなにを考えているんだ?エルフなんてみんな消えてしまえばいいのに」「人間は人間の子を産むべきなのに、きっと あれはバチのあたった悪魔の子だよ」・・・・・・
母や父は何も言わなかったが、それが余計に自分を追いつめているような気がした。
月日が経つにつれて、罪悪感がよりいっそう強くなっていった。
「ごめんなさい。ごめんなさい。お父さん、お母さん。羽をみんなに自慢して、お父さんとお母さんも嫌な目でみられるようになってしまいました。私、もう・・・」
カリンは、自分の羽を血が出るまでむしりとり、近くにあった森へ捨てた。
一週間。また、羽が生えてきた。またむしる。そして、また生えてくる・・・。まるで、切っても切っても伸びてくるツメのように。
不思議と痛みは感じず、ただただ血が流れるだけだった。
―――一年がすぎても、羽が生えない日はなかった。
・・・もう、ここにはいられないと思った。ここにいる限り、お父さんとお母さんは心無い中傷を受け続ける気がした。・・・カリンは最後にもう一度だけ自分の羽をむしりとって、町を出て行った。
背後から声をかけられたのは、町を出て、小さな森を抜けたあたりだった。
「おや?君、背中から血がでてるよ」
声の主は頭は禿げ上がっており、中太り、親切そうな中年。カリンの背中の血を案じているようだ。「大丈夫。これは私の血じゃありません」カリンはそう答えた。
「ふーん」何かを含んだようにうなずいたあと、言った。
「妖精を保護する会っていうのを知ってる?」
「妖精を・・・保護する会?」思わずおうむ返しをしてしまった。そんな会の名前は一度も聞いたことがない。
「そう。妖精のような体形をもっている人間って、迫害されることが多いんだよね。そんな人たちを保護して人権を得ようっていう集まりなんだけど」
カリンは思った。その通りだ。なぜ妖精やハーフエルフが迫害されなければならないのか。
きっと、私がこんな羽さえもっていなければ、あんなことにならずにすんだのに。羽さえなければ。こんな羽さえなければ。
中年の男は言った。「興味ない?」
カリンは押されるようにうなずいた。
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気がついたら、すでに檻の中だった。薄暗い周りを見回すと、自分のほかにも多くの檻が無造作に置いてあり、その中にはキメラや見たこともない生物、直視できないほどおぞましいものもいた。自分もその中の一員かと思うと、なんだか悲しくなった。
「うそつき・・・」頬をぽろぽろ涙がつたった。
家畜にやるような飯を食わされ、三日が過ぎた。
ここまでが第一章の頭のほうです。
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>>187
164の文よりはだいぶいいと思う。
数の表現については、純粋に数字を記述する以外は漢数字を使うべき。ダッシュは線ふたつで一組。どうでもいいことかもしれんけど、どうでもいいことならばこそね。
説明からイメージしにくいというのはある。「平行四辺形を二つ張り合わせた」では俺のような素人には見当がつかない。「遠目には矢印のように見えるが云々」とか、素朴な印象に落したほうがいいのでは(もしかして間違ったものを想像している?)。
狙撃手の格好、黒色が何度も続くのはうるさい。もうちょっとスマートにまとめられるはず(164でも蛙ってのが何度もでてきてくどかった)。
思い入れがあるから細かい描写になるのだろうが、一般受けを考えているのなら、筆を抑えたほうがいいと思う。一方で、発射したらガスがでたとか、それっぽい言葉をさらっと入れとくと印象が増すのでは(マズルブレーキの役割も明確になるし)。
中村の仕事っぷりについて意地悪なことを言うと、プロならば不測の事態に際してもその任務を確実に果たさなければならないのではないか(まあ、そんなこと言ってたらハリウッド映画には軒並みダメ出しせんといかんけど)。
>>189
書きたいことと実際の文章が一致しない箇所が多数見られる。たとえば冒頭三行。これはカリンが黒旅団に入ったきっかけを説明するはずが、途中でパルゲルゲの活動内容へとかわっている。
パルゲルゲってのは、なんか特撮戦隊モノの怪人みたいな響きがあって、個人的にはどうかなと思う。
作品のなかに、書き手の現代人としての意識や社会背景が混入している。たとえば、「非合法な人身売買」、「人権」。こういった意識や思想がはたして作品世界のなかで確立しているものなのかどうか。「妖精を保護する会」ってのもそぐわない。
主人公がフリークスとして迫害を受けているのに、自分とともに捕らえられているキメラやおぞましいものを見て「自分もその中の一員かと思うと、なんだか悲しくなった」と考えてしまう点。迫害を受ける者の心のなかに更に蔑視する対象があるというのは問題あり。これをきっかけに彼女が成長していくのならいいけど、あるいはブラックに人間の醜さを描こうというのでなければ直したほうがいい。
全体的に軽すぎる、と思ったんだけれど「ライトノベル風」という言葉に気付いて、だったら、皮肉でもなんでもなくこれはこれでいいのかなあとも……。
とはいえ、やはり文章自体はかなり拙いです。文章力ってどうしても読書の質と量に左右されるから、もっと意識的に本を読んでいったほうがいいと思います。
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>>191さんレスと指摘ありがとうございます。
冒頭三行のちぐはぐさと、
>「自分もその中の一員かと思うと、なんだか悲しくなった」
と考えてしまう点。迫害を受ける者の心のなかに更に蔑視する対象があるというのは問題あり。
言われて初めて気がつきました。確かにその通りですね。修正しようと思います。
>作品のなかに、書き手の現代人としての意識や社会背景が混入している。
>たとえば、「非合法な人身売買」、「人権」。こういった意識や思想が
>はたして作品世界のなかで確立しているものなのかどうか。
>「妖精を保護する会」ってのもそぐわない。
やっぱりそういう世界背景はきちんと前もって文章で説明したほうがいいんでしょうか。
キャラの交流を重視して書いているのです。なので
流れと別の方向へいってしまう気がして、そういう世界設定は書かないように
していました。キャラクターがちまちまと説明する箇所は多々ありますが。それが根本的間違いでしょうか。
ともあれ初の小説なので大切にゆっくりと推敲していきます。
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続きも考えてないような小説の冒頭でつ。よろしかったら批評(m。_。)m オネガイシマス
畜生、畜生、畜生。なんで僕が?日ごろの行い?今日の運勢?
情けない話だが、あのときの僕にはこんなピンチの時のステレ
オタイプな言葉を心の中でつぶやきながら、足よちぎれよといわ
んばかりに全力疾走することしかできなかった。
「ギョォオォオォォォ」
後方で凄まじい轟音がする。今まで耳にしたことが無いような。
しいて言うなら怪獣の鳴き声のようだった、と言えばわかりや
すいだろうか。
事実それに限りなく近いものに僕は追われていた訳だが。
後ろを見る余裕など無い。周りの建物が壊れていく音で、イヤ
でも背後の様子は容易に想像できた。
「うっ!?」
と唸った時はもう遅かった。足がもつれ、鼻っ柱がコンクリの
地面にぶつかった。ザーッと砂埃を上げながら1mほど滑っただろ
うか。両手で体を起こそうとした時、不意に後ろを見てしまっ
た。
四肢の無い幅4mはあろうかという、巨大な体躯。
大きく見開かれた瞳。レモン色の瞳孔が見える。
疲れているのだろうか。大きな体を上下に揺らして大きく呼吸
をしている。
あわてて起き上がろうと―――できない。腰が抜けていた。
「あ・・ぁわあ・・・・」
精一杯の恐怖を込めた言葉が口をついて出た。自分の目に涙が
溜まっているのがわかる。鼻からなにかがこぼれるのもわかる。
鼻血だと気づくのに1秒ほどの時間がかかった。
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>>189
H×H? ――まあ、それはともかく。
一番気になったのは、時系列が飛びすぎている点。
「村にいた」→「奴隷商人に捕まった」→「黒旅団に入団した」という時間的に異なる
3つの出来事を一遍に詰め込んでいるから、おかしなことになっている。
まず、「カリンが黒旅団に入団した〜」云々の冒頭4行はいらない。
それから、「捕まっているシーン」→「これまでの回想」→「再び捕まっているシーン」
という回想の形自体はいいんだけど、ちょっと書き足りていない。回想シーンのある本を
研究してみればわかると思うけど、ベースは「現在」に置くわけね。「現在」の方で少し
話を進めていって面白くなってきたところで一旦「過去」に戻し、それから時間を飛ばして、
「現在」に帰る、という形が基本。その「現在」が書き足りていない。
「過去」の話に主眼を置きたいなら、素直にそっちから書き始めることをお勧めしる。
>>193
「どこを?」「なにが?」が確定していない。
「どこを?」――「どこを走っているのか?」
「何が?」――「何が追いかけてきていたのか?」
ね。
なもんで、主人公が焦っている様子は伝わるが、その焦りが読者にはピンとこない結果になってる。
マンガに喩えてみると。
「どこを?」が確定していないので背景がなく、白い世界を走っている主人公。
「何が?」が確定していないので、高さ4mの位置に目だけが浮いている物体のラフ画。
といった脳内イメージしか湧いてこない。これでは手抜きと思われても仕方ないっしょ?
動きのテンポ自体はいいと思う。そのテンポを殺さないまま背景なり描写なりを入れていく書き方があるはずだから、頑張ってみてくれい。
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>>194
レス㌧クスでつ。
とりあえず勢いだけは殺さずに、ってことを念頭に置いて20分ぐらいで書いた
文なんでぶっちゃけ手抜きかもです_l ̄l○スマンカッタ
背景や状況を描写しているとキャラのいる世界の時間が止まるんで、あえてし
なかったんですが、やっぱり読んでる人にはわかりづらいですよね・・・
>そのテンポを殺さないまま背景なり描写なりを入れていく書き方があるはずだから
これを身につけるべく試行錯誤してみまふ。どうもですた(´▽`)
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>>174
読ませていただきました。細かな部分についてはほかの方たちが存分に指摘してくださってるので、私はそれ以外のところを。
状況描写と伏線?が延々と続いていく冒頭は読みにくい感じを与えるかもしれません。179さんがわけのわからない話だ、といってるように。
なので、このシーンは話の中ほどで出したほうがいいのでは。
僕は、どこか硬い地面にうつぶせに倒れていた〜の部分からスタートしたほうが、意表をつく展開を予感させてくれるような気もします。
全体としては、すごく好きなタイプの話です。マシンミュージックとか、単語のひとつひとつも好みです。
がんばってください。
>>189
いきなり疑問に思ったのが、ハーフエルフってそんなに希少なのか?ということです。ぶっちゃけ人間とエルフが交配しただけ(というとあれですが)ですよね。
この世界がどうなっているのかはわかりませんが、おそらく価値が高い生き物という意味でならもっと上のものがいくらでもいるのでは。
これは私が刺激に慣れきっているから思うことなのかもしれませんが、意外性には乏しいと感じました。
せっかく自作のファンタジーなのですから、世界観を象徴するような独自の色をもった生き物or人種を考えられたほうがいいのでは。妖精もエルフも使い古された単語です。
あとはまあ、細かいことですが、「キメラや見たこともない生き物、直視できないようなおぞましい生き物」というのは表現として中途半端かなと。難しい表現から逃げているようにすら感じられます。具体的な描写がほしいところです。
>>187
スピード感があって、個人的には好きです。
ただ、狙撃シーンはもう少し緊迫感がほしかった。
トム・ベレンジャー主演の「山猫は眠らない(映画)」あたりを参考にされるとよいかと。
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>>196
ああ、山猫は眠らないですか―もう一回見直してみます。原稿も、かなり前に書いたものですから、色々手直ししてみます。
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>>193
確かに情景が分かりにくいところがあるけど、主人公の慌てぶりを強調する
ならこんなのもありかも。それでも、このちょいあとに描写を補強する必要
はあるでしょう。ところで、これは主人公の夢の中かなにかでしょうか?現実
にしては雰囲気がアレですけど・・・。なんとなく、「灼眼のシャナ」第一巻
冒頭を思わせますね。
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主人公(男)が色っぽい先輩に誘惑されて、新入生歓迎パーティーに行く
ことを決めるシーンで、次のような表現を使ってみました。どうでしょうか。
・・・合格したうれしさも手伝って、俺は人間に尻尾を振る子犬のように
「行きます」と答えた。
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>>199飼い主に尾を振る犬のように
のほうがスッキリしない?
そうでもないか・・・|出口| λ............トボトボ
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>>199
普通に「あり」だと思います。
あーでも「人間に」はいらないかな。書かなくてもつたわりそう。
「子犬」である必要もないですかねえ。大人の犬だって尻尾は振るし。
どちらかといえば200さんのほうがすっきりかもです。
>>187
あっと書き忘れ。
暗視装置のスイッチいれてから即座に撃つってことはしないんじゃないですかね。
すこしは間をおくだろうし、だとしたら女の子はいきなり目に飛び込んでこなければおかしいかと。
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『オルガンの蓋と鍵盤の間のところ』
メモリースティックに残された画像の中で、里香は微笑む。
それを見ながら、俺は思う。
幽霊はゴムひもに似ている。
長いものも短いものもあり、ひっぱれば反発する。
里香という名のゴムひもの端は、廃村の廃校の音楽室の、オルガンの蓋と鍵盤の間のところに結ばれていた。
幽霊の悲しみ。
ゴムひもの悲しみ。
この世には、そんな種類の悲しみもある。
空間に切れ目でもあるかのように、その女の子は唐突に現れた。
びっくり箱か飛び出し絵本か、あるいは青いネコ型ロボットのポケットかって光景。幻想的。ファンタジー。
おれはなにかいおうとしたんだけど、言葉にはならなかった。「ぁー」という呻き声のようなものが漏れただけだった。
女の子はオルガンの上の一段高くなってるところに正座した。空中に三つ指ついて、バカ丁寧に頭を下げた。
「お初にお目にかかります。里香と申します」
年齢はおれたちと同じくらい。つまり十歳くらいだろうか。
ボリュームのある黒髪がまっすぐ背中まで届いている。赤いエナメルの靴に白いレースの靴下、おまけにフリルのついた赤いワンピースというお嬢様風なファッションだ。お茶とかお花とかピアノとか習ってそうなタイプ。そんな友達いないけど、イメージ的にな。
「あなたたちのお名前をうかがってもいいかしら」
里香は首をかしげて上品に微笑んだ。子供のくせに、そういうしぐさが似合う子だった。本物のお嬢様だからかもしれない。
「潤子よ」
普段と変わらない調子で潤子が答えた。よくよく気の強い女だとは思ってたが、こんな状況に直面しても本当にまったく微塵も揺らいでいない。
「順応するの早いなあ。おまえ……」おれは半ば感心して、半ばあきれていった。
「わたしはリアリストなの。どれだけ破綻して見えようと現実は現実。受け入れるしかないでしょ」
潤子はおれを一瞥してから里香を見た。
「こっちの礼儀知らずがマサムネね」
「だれがだよ」ツッコむ。
「あなたは、幽霊ね?」
「はい。幽霊です」
頭の痛くなる会話だ。
「なあ、そりゃこいつが非常識極まりない登場の仕方したことは認めるよ。でもおまえ疑問とかねえのかよ。こいつが実は人間で、びっくり手品使ったんじゃないかとかさ、考えたりしない?」
「考え無しみたいにいわないで。あなたにそんなことをいわれるまでもなく、わたしなりの推理はしたわ。でも」
そういって、潤子は音楽室の入り口からオルガンまでのルートを示した。けっこうある。直線で7、8メートル。
「この距離を埋める方法はわたしには考え付かなかった。里香さんが五輪代表クラスのジャンプ力を持ってる可能性は抜きにして」
「だから手品なんだよ」
「タネをしかけるのにだって準備はいるでしょう。この絨毯みたいに積もった埃の上にまったく痕跡を残さないっていうのは不可能なんじゃないかしら」
「そりゃあれだ。すげえ足の細い竹馬を使ったり」
「それで?」潤子はおれをじっと見つめた。北欧系の血が混じってるとかいう冷たい湖面のような瞳。
「ロープを張って消防士みたいに渡ったり」
「それから?」
「天井か床に穴がある。もしくは、こいつは最初からここにいて、埃はあとから積もったんだ。たくさんの食料と水とを持ち込んでだな……」
おれはしばらく考えて、「わかった」と手を打った。
「埃製造機」
潤子はおれから目をそらしてため息をついた。
「なんだかあなたを見てるとかわいそうになってくるわ」
むかっ。
「わかんねえだろ。びっくりカメラかもしれねえじゃん」
ぐい、と手首を掴まれた。
「いてて。なにすんだおまえ」
「触ってみればはっきりするわ」
「はあ?」おれは目を剥いた。
「バカ。おまえそれはやばい。なんか倫理的によくない。呪われたらどうすんだ。やめろー」
「暴れないの。信じてないなら怖くないでしょ。男なら潔く腹をくくりなさい」
潤子は容赦なく里香の膝に手をつっこんだ。おれの手ごと。
「うわー」おれは悲鳴をあげた。
「まー」里香は口元に手をあてて恥ずかしげに頬を赤らめた。
そこにはなにもなかった。なんの感触もなく、おれたちの手はむなしく空をきった。
「ほらね」潤子は胸を張った。「里香さんは幽霊なのよ」
前のほうで晒したものを書き直してみました。三人称だとどうしても硬くなってしまうので一人称で軽めなノリを意識して書きました。
これは冒頭部分で、一章の終わりのシーンからの続きという構成になっています。
表現が変とか、想像できないとか、違和感とか。批評お願いします。
-
>「順応するの早いなあ。おまえ……」
>「わたしはリアリストなの。どれだけ破綻して見えようと現実は現実。受け入れるしかないでしょ」
>「バカ。おまえそれはやばい。なんか倫理的によくない。呪われたらどうすんだ。やめろー」
>「なんだかあなたを見てるとかわいそうになってくるわ」
>「暴れないの。信じてないなら怖くないでしょ。男なら潔く腹をくくりなさい」
こんなことを10歳の子供が言うかなあと素人目に見て思った。倫理的に、とか。
それ以外はうまくまとまってると思います。
-
性懲りもなくもう一回だけ晒します。作品は九割完成しています。
キャラクターについては、かなり前から頭の中で構想していて、
家族構成とかも含めて細かい部分まで考えてはいたのですが、
それが先走って、すでに自分の中では了解ずみのことだからと、
説明するのを面倒くさがっていたように思います。
さて、美少女小学生モデル須磨鈴蘭転校のニュースは瞬時にして
学園内をかけめぐり、翌日からは蜂の巣をつついたどころじゃない
騒ぎになった。
小等部はもちろん、中、高等部からも話題の美少女を一目見よう
と、男子生徒が押すな押すなと詰めかけた。
たとえ鈴蘭がモデルでも有名人でもなかったとしても、事情はあ
まり変わらなかっただろう。道ですれちがっただけで大抵の男なら
「おっ?」と振り向かずにはいられないほどキレイな女の子なのだから。
おかげで遠くから無許可で撮影した鈴蘭の写真が高値で取引され
るという、学び舎たる学園で行われるにはあまりに嘆かわしい事態
まで発生していた。
フブキもその嘆かわしい取引に応じた生徒の一人であった。
あまり豊かではない懐具合ではあったけれど、何とかやりく
りして鈴蘭のナマ写真を一枚購入し、人のいない屋上でニタニ
タしながら眺めていた。
-
「ん〜、きわどいアングルだよね〜、カメラマンがもうちょっと勇気
出して下方から迫ってくれれば、確実にパンチラ写真になったのに!
くう〜ッ惜しいな〜って…ぎゃああああああああああっ!?」
何者かに思いっきりお尻をつねられ、フブキは悲鳴をあげた。
「フッくん、何見てんの?」
案の定、つねったのはチトセである。
「ちーちゃん、ひどいじゃないか…」
お尻をさすりながら不満をたれるが、チトセの殺気を宿した目
に強制的に黙らされた。
「何見てるのって聞いてるじゃない。それ貸して!」
チトセがフブキの手から写真をひったくる。
「あーっ! やっぱりあのオバンの写真だ!」
「オバンとはなんだよ。鈴蘭ちゃんに失礼じゃないか」
ひったくられたままにしておくとビリビリと破られそうな気が
したので、素早く写真を奪い返した。
「もうっ、あんな年増のどこがいーのよ? ちょっとキレイなだ
けで、お高くとまってて、女子からは嫌われまくってんだから!」
「そうかなあ? 鈴蘭ちゃんを見物にくる連中には、女子も結構いるよ」
「そんなのキレイになるお手本がほしいだけでしょ」
言われてみればそんな気もする。鈴蘭が転校してきてまだ一週間だが、
彼女には友達ができないようである。
「まあ、名前の売れちゃったモデルさんだからねえ。まわりが意識して
普通に近づけなくても無理はないよ」
フブキは他人事っぽく言ってはみたものの、自分のように八才女児のス
カートをめくったり、ストーカー写真を見ては目尻を下げているお祭頭の
人間には、およびもつかない苦悩というものが鈴蘭にはあるのだろうなと、
心中ひそかに同情していたのだった。
-
>>205
もう・・・なんというか・・・_l ̄l○
-
>>205
キャラに共感とか同情できるものを感じない。
もっと降りてきてもいいんじゃない? 平凡な日常の中にさ。
-
>>205
モウヤメテクダサイ……_| ̄|○
-
プロローグです。
批評お願いします。
少女の肩まで下ろした真っ直ぐな髪を、ふわりと乾いた風が散らす。
「・・・ねえ衛、別れよう?」
葉が少し俯きながら呟く。
同じ坂道、同じ夕刻、同じ唇から紡がれる二度目の告白。
以前と違うのは、それが別れの言葉だという只一点。
だが、予感はしていた。
従姉妹でもなく、友人でもなく、この一週間恋人として見てきた葉の姿に、ずっと違和感を拭えずにいた。
根本的なところで、僕達は良く似ている。
「ああ、僕も言おうと思ってた。」
少し先を進む彼女を見上げ、自分でも驚く程冷静にそんな台詞を告げる。
――長く伸びる二つの影。次第に空は深い蒼に呑まれてゆく。
-
>>209
>少し先を進む彼女を見上げ
彼女のほうが背が高い?
誰かいる?いるなら晒そうと思うんだけど。いるなら教えて。
-
てことで晒し。
焼けつくような、それでいて湿気を伴い、ジメジメとした暑さ。
今日のスイフテッドの城下町はそんな日だった。一週間ほど前から、世界中から集まっている屈強な男達が、さらに暑苦しさを増しているように感じた。
彼は、城下町をかれこれ二十分はうろついている。
たかだか二十分にかれこれ、と付けるのは、本来適切ではないだろうが、この気温で二十分も外を歩き回るほうがどうかしているのであった。
もちろん彼も、なんの目的も無く城下を徘徊しているのではない。
それなりの目的があってのことだった。
さきほど、人に聞いた道はこれであっているはずなのだが、一向に見つかる気配は無かった。
「城下は広いからねえ。初めて来た人は迷うでしょう?」
と、頼みもしないのに丁寧に地図まで書いてくれた。
ありがたいこととは思いつつも彼はその達筆すぎる字がうまく読めないでいた。
スイフテッド王国――。
肥沃な大地と恵まれた水源からなる、農業大国である。国家財源の殆どを他国への農作物輸出で得ており、ここ十年は他国との戦争もない。
何も問題ないように見える国である。
そんな国の城下に、いかにも腕自慢、といった様相の男達が集まっているのは、滑稽であり、同時に物々しさも感じさせた。
-
続き。
「・・・」
彼は、無言で顔を上げ、その建物を見上げた。
場末の酒場、とまではいかないが、どんなに褒めても、新しいとはいえそうにもない、レンガ造りの建物。表に酒樽が積まれているところを見ると、酒場かなにかだろうか。
看板には、BARアバンテ、とある。
落書きで埋められた外壁があまり品いい店でないことを体現していた。
ギイ、と酒場のドアが開く。中はかなりの広さだった。四人がけの丸テーブルが四十ほど配置されており、昼間だというのに、席の空きはほぼ無いように見えた。
テーブルについているのは、殆ど男で、これ見よがしに腕に力瘤を作り、テーブルの仲間と大きさを比べていたり、大声であまり上品とは言えないような笑い方で周りから顰蹙を買っていたり、尻に自分の手のひらを滑らせ、怒るウェイトレス茶化していたりと、おおよそ堅気とは思えない客が、大多数を占めていた。
ドアの音で、さっきまでガヤガヤとくっちゃべっていた客が一斉に彼を見やった。
かと思った次の瞬間には、再び自分たちの話を始めていた。
数人ではあったが、彼の異様な風貌に目を奪われた者もいた。
漆黒のローブ。しかも、彼が着るには、サイズが大きいように感じられる。フードがついており、それを目深にかぶっている。背中には、背中から離れないよう、紐でくくられた「く」の字に見えないことも無い、巨大な何か。布で包まれており、それがなんであるか見抜けるものはいなかった。
-
量的にストーリーや世界観は何ともいえないから、文章について。
> それなりの目的があってのことだった。
> さきほど、人に聞いた道はこれであっているはずなのだが、一向に見つかる気配は無かった。
この二文はもうちょっと上手く繋がらないかな。
で、その先。
> 「城下は広いからねえ。初めて来た人は迷うでしょう?」
> と、頼みもしないのに丁寧に地図まで書いてくれた。
これ、誰がいったのか一読で素直に入ってこない。
省略すべきでない主語を省略しちゃったみたいだね。
> 「・・・」
> 彼は、無言で顔を上げ、その建物を見上げた。
無言で、って入れるなら、「・・・」はいらない。
ついでにリーダーは……を使うべき。
> 看板には、BARアバンテ、とある。
異世界ものなら、BARって書くのやめた方が……
> テーブルについているのは、殆ど男で、これ見よがしに腕に力瘤を作り、テーブルの仲間と大きさを比べていたり、大声であまり上品とは言えないような笑い方で周りから顰蹙を買っていたり、尻に自分の手のひらを滑らせ、怒るウェイトレス茶化していたりと、おおよそ堅気とは思えない客が、大多数を占めていた。
文章短く区切った方がいいと思う。長い一文が必要なわけでもないし、
そもそもテンポよく上から下に繋がってない。
> ドアの音で、さっきまでガヤガヤとくっちゃべっていた客が一斉に彼を見やった。
くっちゃべってた、って口語じゃないかな? これは漏れが間違っているかも。
誰か解説Plz
> 紐でくくられた「く」の字に見えないことも無い、巨大な何か
異世界なら「く」の字とは(ny
他、全体的に句読点の使い方が練られてないから、テンポよく読めない。
自分の文章を声に出して読んでみた方がいいと思う。
他の小説をよく研究するのもいいし。ラノベでもいいから。
視点は……ラノベだから気にしなくていいのかな。
とりあえずざっと思ったところだけ、軽く。
-
>212
全然だめ。悪いけど話にならない。
これはどこにでもある文章のカタマリ。小説未満。これは細かな欠点云々以前の問題。
そもそも異世界モノ書くのはかなり高い能力が必要。そうおいそれと手を出すのは
控えた方がいい。
きつい言い方をしたが悪意はない。純粋にそう感じた。小説、物語とは何かってことを
もう少し考えること。あと五年くらい修行すればものになるかも。
-
>文章短く区切った方がいいと思う。長い一文が必要なわけでもないし、
そもそもテンポよく上から下に繋がってない。
確かに長くてクドい_l ̄l○なんで自分で気づかんかなあ。
>> 紐でくくられた「く」の字に見えないことも無い、巨大な何か
ぶっちゃけると大鎌を背負ってるんです。くの字って表現は気に入ってるんだけどなあ_l ̄l○
やっぱ他人に読んでもらうべきですね。言われたところ見直したら言ってることよくわかりまふ。
-
誘導した責任上、俺も。
基本的には213の意見と同じ。
ただし「くの字」はセリフでなくて描写なので俺的には許可。
「BAR」は現実世界との接点があるという条件付きで許可。
とりあえず視点を固定して、ひとつひとつのセンテンスを短くしたら
読みやすくなるんじゃないかな。
ただ、残念だけど、この部分から予想される物語に
魅力や意外性を感じないな。
まあ、それは好みの範疇なので、どうでもいいけど。
素人意見なので、あまり気にしないでくれ。
-
>>209
「僕」という単語が出てくるのが遅すぎです。おかげで、非常に読みにくい。状況が掴みにくい。
もっとはやく、一人称であるということを表明させてください。
>>211,212
描写がありません。修行してください。
自分の経験から言いますが、一年修行すれば説明の羅列から描写できるようになります。
>焼けつくような、それでいて湿気を伴い、ジメジメとした暑さ。
身体感覚を使って暑さ、湿度を表現してください。それが一番伝わりやすい。
>たかだか二十分にかれこれ、と付けるのは、本来適切ではないだろうが、この気温で二十分も外を歩き回るほうがどうかしているのであった。
と書いてるわりには、彼に疲れた様子が見えません。
疲れない人であるなら、疲れない人(特殊な人)であるとまず先に書いてください。
>どんなに褒めても、新しいとはいえそうにもない、レンガ造りの建物。
ここもそう。どこがどう古いんですか?
>ギイ、と酒場のドアが開く。中はかなりの広さだった。四人がけの丸テーブルが四十ほど配置されており、昼間だというのに、席の空きはほぼ無いように見えた。
テーブルについているのは、殆ど男で、これ見よがしに腕に力瘤を作り、テーブルの仲間と大きさを比べていたり、大声であまり上品とは言えないような笑い方で周りから顰蹙を買っていたり、尻に自分の手のひらを滑らせ、怒るウェイトレス茶化していたりと、おおよそ堅気とは思えない客が、大多数を占めていた。
ドアの音で、さっきまでガヤガヤとくっちゃべっていた客が一斉に彼を見やった。
かと思った次の瞬間には、再び自分たちの話を始めていた。
数人ではあったが、彼の異様な風貌に目を奪われた者もいた。
漆黒のローブ。しかも、彼が着るには、サイズが大きいように感じられる。フードがついており、それを目深にかぶっている。背中には、背中から離れないよう、紐でくくられた「く」の字に見えないことも無い、巨大な何か。布で包まれており、それがなんであるか見抜けるものはいなかった。
まったく喧騒が聞こえません。書き順がまずおかしい。喧騒と男たちの様子から書かないと。酒場に入った男に合わせて、酒場のことを伝えようとしているのですから。
彼自身の耳にどのように喧騒が響いたかを書くと、騒がしさも伝わるでしょうか。
それから、彼の風貌ですが……出し方が不自然です。もっと前に出したほうがまだいいのでは。
-
同じ表現が多い。(特に国は削ろう)
全体的にくどい。
細かいところだと、
暑苦しさ→息苦しさ
場末の酒場→他の表現
折角暑さを細かく描写してるのに、彼が「気温」で参ってるのは勿体無い。
あと完全に好みの問題ですが、中はともかく、外壁(レンガ)に落書きは・・・。
国の設定的に、普段はボロくても温かみのある酒場のが自然な気がします。
-
>>216
>ただ、残念だけど、この部分から予想される物語に魅力や意外性を感じないな。
個人的にこれは非っ常に納得できます。自覚してる時点で(ry
>>217
>描写がありません。修行してください。
はい_l ̄l○付け焼き刃で書いた文章は他人に読まれるとボロしかでませんね(´ρ`)
>>214
>そもそも異世界モノ書くのはかなり高い能力が必要。そうおいそれと手を出すのは
控えた方がいい。
実力・・・。まったく無いですね。ゼロじゃなく下手したらマイナs(ry
処女作と呼べるものもまだ無く。頑張りまふ。
人から指摘されまくるのは気持ちいいもんですね。
また晒すかもしれませんが、ヒマならみてやってください_l ̄l○オネガイ
-
>211-212さん
殆ど意見は出尽くしているようですが、私からも一つ。
>落書きで埋められた外壁があまり品いい店でないことを体現していた。
(中略)
>数人ではあったが、彼の異様な風貌に目を奪われた者もいた。
ここの部分、文末が連続して「〜た」となっています。
出来れば、「〜している」等に変えるなどして、工夫された方がいいかと思います。
-
>>204
ライトな方向としては悪くないとは思うよ。
楽しげな、元気のいい雰囲気はある。
でも、もちろんこの後の続きしだいだが。
ちょっと話がベタな匂いがするかな。
>>209
なかなかポエム的な雰囲気があっていい出だしだと思う。
あんまり短すぎるから何とも言えないが、続きを読みたくなる文章ではあるね。
>>211
ちょっと、外国の小説を日本語訳したような文章だね。
読みにくさがあるな。
もう少し、地の文を簡潔にして、テンポをよくすること。
後、文章に雰囲気がないね。ただ情景を説明しているだけ。この文だけでは、どんな作風の話か判断つかない。
もっと、インパクトのあるOPを考えなくちゃ。
-
>>204に対して、現実から乖離してるっていう批判は無意味だろw
この世界はこの世界で、破綻なく成立してると思う。
でも、小学生の台詞が妙に老けて見えるのはいくないと思う。
-
>>211
五感の、視覚以外の部分にも気をつけましょう
たとえば暑さに関してですが
>焼けつくような
ここで読者は、強い日差しの、ひりひりとする乾いた暑さを連想するのではないかと思われます。が
>それでいて湿気を伴い
次のこの描写で、その乾燥した感じを否定してしまいます。
また、その暑い中で、主人公はローブにフードという格好。これがもしキャラ付けなら、
ならば主人公が町を歩いている間の
>たかだか二十分にかれこれ、と付けるのは〜
の描写は不要です。
また、町の人たちはそんな主人公に不審の目を向けるはずですから、容姿の描写は
ここに持って来ることができるはずです。
蒸し暑い昼間、バーの中が蒸し暑い男たちでほぼ満室なら、さらに蒸し暑くなります。
その状況で客たちがその場所に居座る理由はありません。
つまり、蒸し暑い昼間に満室のバー、という状況がありえません。
どうしてもその状況を作り出したいなら、バーを地下などの涼しい場所に置いて、
男たちが涼を取りに来ているのだ、ということにするしかないでしょう
視点というのは読者視点でもあるので、そのことを踏まえてご注意を
-
”焼けつくような〜湿気をともない”っておかしいか?
そういう夏の日もよくある気がする。
-
>>204
名無しで書き込もうかとも考えたけれど、さんざいろいろ発言した立場上、ね。
まずは苦言1。これは改稿したりしたのかな? 毎回異なるシーンを見せられても、はたしてそれが意見をくみ取って手を加えたものか、それとも、もとから書いているものをそのままあげているのかわからない。
苦言2。小学生パンツ発情それ自体についてはもうなにも言うまい。たださ、見えそで見えないからからこそ妄想する余地もあるのではないか、とパンツを見ることばかりに熱を上げるフッくんにわたしは問いたい。
ちーちゃんがずいぶん老成してみえるね。
でも、フッくんの表面的な性格とのバランスを考えればこれくらいでもいいかもしれない。しかし、そうなると119での印象とかなり差がある。苦言1の通りなんの変更も加えていないのであれば性格設計ができてないということでは。
> 蜂の巣をつついた
安易に慣用句を用いるより、具体的な描写で書いたほうがいい。
> 小等部は
これは初等部が正しいんじゃないのかな?
> 事情はあまり変わらなかった
このばあいは事情ではなくて事態とか状況とかでしょう。
> 学び舎たる学園
二重表現。
> あまり豊かではない懐具合ではあったけれど
こういうのは具体的に書いたほうがいい。たとえば「残り二週間を1000円でやりくりしなければならなかったが」みたいな感じで。
> あんな年増、やっぱりあのオバン
ちーちゃんの路線はあくまでかわいいということなら、この言葉づかいはきつすぎるように思える。嫉妬してるんだろうけど性根まで老けてみえる。こういう発言をするちーちゃんのほうがよっぽどオバサン。いじらしさがほしい。
-
>>224
>そういう夏の日
223じゃないが・・・日本ならあるだろうなぁ。
文章的にどうなのかはさて置き、
気候や地理的な要素と文化は、それぞれ密接に結びついて発達してる。
”焼けつくような〜湿気をともない”と肥沃な大地と恵まれた水源。
上記にあてはまり、なおかつ設定のような世界観が発達する、周辺を含めた国の配置と地形を考えみて欲しい。
自分は違和感があると思う。
気にならないなら、変なこと言ってるヤツがいるってことでスルーしちゃって下さい。
-
あ、局地的な設定があるなら話は別。
この場合書いてないから↑みたいな話出したんだけど・・・。
-
納得。確かに、作中のヨーロッパorメリケン的な世界観とは矛盾してるね。
横レスごめん。
-
では今度は批評したくれて一人一人にお礼を。
>206・208
そんな膝をつくほど呆れることを書いているでしょうか? 自覚できません。
>207
まだ日常レベルの出来事を書いているつもりなんですが、
そうは見えないということでしょうか。人間が描けてない?
>221
たしかにベタですね。でも作者が教養をひけらかすような作品より、
煩悩というかバカ丸出しというか、コイツはこんなのをオナペット
にしてんだなへーみたいな作品のほうが好きなんです自分は。
楽しげな、元気のいいとは、うれしい誉め言葉です。
>222
小学生のセリフが老けてみえる…これは自分も感じていました。
ただ、ちーちゃんは普段はお子様そのものだけれど、
フブキの浮気とかいう事態になると「女」としての部分が
急に前面に出てくるという子のつもりです。
>225
枚数の問題もありますので、すべての指摘された部分を、
その通りに書き直すのは難しいとは思いますが、
せっかくのアドバイスですので、なるべくそれに沿うように書いてみます。
改稿はやっています。ここでの意見も取り入れているつもりですが。
私の中では、キャラの性格や行動は理屈が通っているのですけど、
それが他人には理解しにくいのは問題でしょうね。
部分部分を見せているせいもあるのでしょうけど。
最後にフッくんが真面目なところを見せて3人仲良くなりますが、
そうなる過程を書くのにページが足りない気がする。
冒頭のスカートめくりは削るべきかなあ。
-
>私の中では、キャラの性格や行動は理屈が通っているのですけど、
それが他人には理解しにくいのは問題でしょうね。
理解させ、共感させるのが小説です。
>最後にフッくんが真面目なところを見せて3人仲良くなりますが、
そうなる過程を書くのにページが足りない気がする。
冒頭のスカートめくりは削るべきかなあ。
知るか
-
>では今度は批評したくれて一人一人にお礼を。
お礼って一言も言ってない気がする香具師俺だけか。
-
ここは、なかなか手厳しいインターネットですね。(w
-
>>229
もうね…。
-
>>229
自分でにやにやしたいだけの小説を書きたいならなんもいわんけどさ。
まがりなりにも君は人を楽しませようとして小説を書いているんだよな?
だったらこれまで自分についたレスの意味を考えろ。
君の文章を読んで腰が砕けたような印象をもった人もいるんだよ。
まずそれを認めろ。
自覚できないなんて返答はありえない。
なぜその人がそういう印象をもったのか考えてみろよ。
じゃなきゃなにも変わらんぞ。小手先の技術なんて練習すればいくらでもうまくなるけど、そういうメンタルな部分はけっこうどうにもならなかったりするからな。
ここまでの流れをざっと見てきたけど、君に一番必要なのはそこだ。
他人の意見を受け入れることと、楽しませようとするサービス精神ね。
俺が教えられる最善の策は、まずいままで書いたものを全部データごと消すこと。それで、一ヶ月なりある程度の期間をおいて頭を冷やして書き直してみること。その時には全然ちがう小説になってると思うよ。
-
>>229
万年一次落ちな奴って、自分の文章を貶されるとクドクド自己防衛したがるもんだよな〜
感想に対して「ここはこれでいいんです」「きっとこうなんです」って理論武装してそれがさも正しいように言い、都合が悪くなると「僕なりの考え方です」「個性です。違って見えるのは当たり前です」と開き直る、と。
個性。僕なりの考え方。うん、素晴らしい理屈ですねー。
これを口にすれば、どんな程度の低いモノでもオンリーワンに早変わり!
・・・まー、下読みから見れば速攻ゴミ箱突っ込むレベルのままなワケだが。
とりあえず、感想に対して言い訳している時点で終わってると思うぞ。
>>119の意見全てが小説の中だけで伝わっていない時点で、それは既に小説として失敗してる。
理解してくれない読み手が悪い、なんて言うのであれば今すぐ新人賞用の小説書くのやめたほうがいい。
全部無駄だろうから。
ちなみに・・・ネタとしてなら中々に上等だ。
つうかネタだよな?
-
真面目な話、失礼ですが>>119さんはおいくつでらっしゃいますか?
年齢によっては、ここのスレ住民の評価も多少変わってくるかと…。
(勿論、新人賞などでの下読みさんによる評価などとは違うので、
可能なことですが)
-
いや、マジ失礼だと思う。
匿名掲示板に土俗的因習を持ち込むのはやめようや。
-
>>203
レスありがとうございます。
子供のくせに大人びた言葉遣いをする子供が好きだ、というのがあるんですよね。名探偵コナンみたいな(あれは中身は高校生ですが)。
なので、「大人と大人びた子供との会話」とか「大人びた子供同士の会話」とか、そういうシーンをコミカルに書けたらいいかなと思っています。
問題は違和感が我慢できるものなのかできないものなのかという部分ですよね。これに関しては、どうも自分では判断できません。
できればその点に関しても意見を下さると幸いです。
我慢できないとか。
我慢できないが、特定条件下(例えばそういう子供に成長した理由を挿入する)でのみ許すとか。
それによって方針を変更するかどうか検討したいです。細かな要望でもうしわけありませんが、ぜひお願いします。
-
結論から言うと
特定条件下(例えばそういう子供に成長した理由を挿入する)だと違和感は緩和できると。
この文の場合、そういう説明だとか設定が(あるとしても)わかんなかったんで。
事前に大人びた口調をする理由の説明があれば・・・と思ったんですが、あったらあったで
その文に違和感を感じるかも。
-
たとえば、自分の文章に批判的な感想をもらったとして、
それがただの負け惜しみではなく、どうしても納得できかねる場合、
どういう態度をとるのが大人なのだろう?
-
>>240
口では「ああ、そうですねー」とか言っといて、心の中で唾を吐く
-
いや、やっぱ表には出したらあかん。
-
黙っておくことができなければ、批判を受けた部分について
自分の意図を書くことはわるいことではないだろう。
読み手に誠意があれば、さらにそれに対しての意見を述べる。
どちらも相手に対しての礼儀を忘れずにいれば、どこかしら
話は落ち着くはず。
ただ、掲示板でこうしたやりとりはむずかしいだろうなと思
う。両者が納得できる結論ではなく、妥協で終わるかことが
多いだろう。
プロであれば黙って次の作品を書くしかない。
-
新たに書き直しましたので、批評をお願いいたします。登場人物の描写も
多少入っています。
プロローグ
破滅は、突然にやって来た。
死者が甦って生きている人間を食い殺し、犠牲者も同じ怪物となる異常現象が、
世界規模で発生したのである。
マスコミはこぞってこの怪事件を取り上げ、怪物を有名なホラー映画に出てくる
化け物より“ゾンビ”又は“リビング・デッド”と名付けた。
当初、人々は“その内に居なくなるだろう”と楽観的に構えていた。ゾンビの動作が
緩慢で容易に逃げられた事と、映画同様、弱点が頭と分かっていたからであろう。
だが、人々が油断しているうちにゾンビはその数を着々と増やし続け、発生より
一ヵ月後には天文学的数字にまで膨れ上がっていた。
急激に悪化していく状況に、人はようやく事の重大さに気付いたが、その時には
総ては手遅れとなっていた。
恐怖が燎原の火の如く全世界に広がり、暴動・略奪。殺戮の嵐が荒れ狂った。
しかし、そんな狂乱の宴もやがてゾンビの海に呑み込まれ、わずか二年程で
地球上ほとんどの地域はゾンビに制圧された。
そして八年の時が過ぎた…。
第一部
真夏の日差しが路面に照り付け、陽炎がゆらゆらと立ち昇っている。
陽炎の向こうには、錆び付いて動かなくなった乗用車の群れと、雑草の生えた
路上に横たわるしゃれこうべが見えた。
風が吹くたびに、路上を紙幣や雑誌の切れ端が舞い上がり、世界的に有名だった
大型テーマパークのエントランスホールへと吹き散らかされて行く。
この地を覆う命の気配が微塵も感じられない静寂を、どこからともなく聞こえて来た
ヘリコプターのローター音が破った。
音は次第に大きくなり、やがてAH−64アパッチ攻撃ヘリ五機と、
UH−60ブラックホークヘリ六機の計十一機が、爆音と共にその雄姿を現わした。
音に反応して、パークのゲートからネズミを模したマスコットキャラの帽子を
かぶった男が、緩慢な動作で陽光の下に現れた。
無残にえぐれた顎と、白いシャツにこびり付く黒く乾いた血。ゾンビだ!
生ける屍は、生気のない眼で上空を通り過ぎるヘリ部隊を見上げた。
一人目に続いて、パーク内部から、焼け焦げた駅ビルから、
駐車場に放置された乗用車の中から、続々とゾンビたちがエントランスに集結する。
学校の制服を着た中高生。エプロン姿の主婦。和服の老人。サラリーマン。
犬や猫などの動物達…。
様々な服装・年代のゾンビたちは、パークのシンボルである青いトンガリ屋根の
城の上空を通り過ぎて東京港方面へと消えてゆくヘリ部隊へ向けて手を上げた。
そして、鬨の声を上げる軍勢のように、低く、しかし周囲を圧する不気味な呻き声を
上げ、ゆっくりと死の行進を開始したのであった。
十八歳になったばかりの山本宏樹は、支給されたM−16A2自動小銃を抱きかかえながら、
ブラックホークの機内より眼下を流れる街の光景を食い入るように眺めていた。
顔は緊張で強ばり、手は銃を強く握り締めて少し震えていた。
「お前、実戦は初めてか?」
宏樹の真正面にいる、M−14ライフルを肩に立てかけて乾パンを食べていた二十八歳の
白人兵士、ヘンドリック・ゴードン伍長が話し掛けてきた。
「え? は・はい!」
いきなり声をかけられた宏樹は、慌てて答えた。
「怖いか?」
「い・いいえ。これはむ・武者震いです!」
しどろもどろに答える宏樹に、伍長はニヤリと笑って言った。
「無理しなくていい。俺も実戦に初めて出た時は、同じように緊張したものさ」
「そ・そうなんですか?」
「ああ。心配するな、まずは俺たちの後ろについて、今までの訓練通りに行動することだ。
分からない事があれば遠慮なく聞け」
そう言って伍長は、持っている乾パンの缶を、宏樹に差し出す。
「は・はい。ありがとうございます!」
宏樹は礼を言うと、乾パンを一枚受け取って口に入れた。頬張りながら機内を見回すと、
見知った面々の姿が目に入った。
射撃の腕はピカ一の坂井隆康は、ベレッタM−93R自動拳銃の弾倉を装填してスライド
を引いた。
方向感覚が抜群で地図を読むのが得意な豊田隆は、目を閉じて壁に背を預けていた。
読書少女にして爆発物のエキスパートである源田由紀子は、持ってきた小説を
熱心に読み込んでいた。
そして、宏樹と最も親しい古賀美里は、宏樹と同じように外の光景を眺めていた。
美里が宏樹の視線に気付いて微笑みながら親指を上げると、宏樹も笑いを返して親指を上げる。
「あと十五分だ!」
ヘリの轟音をも圧する程の大声を張り上げたのは、軍曹の階級章を付けた五十前の白人の男、
宏樹が所属する小隊の隊長であるライズ・アーメイだった。
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>>244
やたら突っ込むけど、スマソ。
バイオハザード&ブラックホーク・ダウン?
ゾンビが二年で地球制圧は、納得いかない。
ウィルスとか、宇宙人とかなら、まだ分かるけど。
あと、八年って長すぎない?
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>>244
冒頭の部分は説明ではなく描写で説明したほうがいいかなあと思った。このままだと堅苦しい感じ。
ゾンビが増えていく速度は、なんかまあどのゾンビ映画でも早いから、2年という数字に違和感は感じない。俺はね。
ただ、8年後ということであれば子供だろうとなんだろうとゾンビに襲われたことぐらいあるんじゃねえ?実戦は初めて、というのがなんかうさんくさいきがする。逃げることとたたかうことはちがう。とかいわれりゃそれまでだが。
登場人物については、主人公と隊長とゴードン以外あまりイメージがわかなかった。年齢とか書いてないからだと思う。
いちいちこいつは何才だ、こいつは何才だなんていう必要はないけど、イメージを喚起する描写がほしいやね。
あとは舞台かな。日本かと思ったら外国のヘリがばしばし飛んでるし、主人公が外国人とも平気で会話してるのがひっかかった。全員が全員セイン・カミュみたいなご都合主義というか、そういう違和感があるなあ。米軍基地の兵士と日本の子供たちの共同戦線てことなんか?
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>>240
オナニーをすることぐらいじゃない?
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俺はこの作品を書店で見かけたら、冒頭だけ読んで間違いなく買う。
非常に”分かっている”人間が書いたゾンビ小説だと思う。
ディズニーランド・ゾンビ素敵。生前の習性から、房総の民が続々集結してるわけだな。
ただ、冒頭でこれだけ期待を持たせてしまったら、期待を裏切らないように書くのが大変かも。
”ディズニーランドで銃撃戦”を越えるものが作中に出てこなければ、恐らく読者は(俺は)失望する。
プロローグはダメだと思う。文章がやたらぎこちないし、説明に終始してしまっている。
別になくても話は通じるし、本当に必要なパートなんだろうかと首を捻ってしまった。
第一部について。
前も指摘されてたけど、描写ではなく言葉で説明してしまっている箇所が気になった。
「宏樹と最も親しい古賀美里は」なんて書いちゃいけない。描写で表現すべき。
その後の親指を立て合うシーンも、意味があまりない。ちょっと弱いと思う。
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ゴメン、無名人へのレスです。
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>>244
なんか説明的過ぎる気がした。疲れる。
>射撃の腕はピカ一の坂井隆康は、ベレッタM−93R自動拳銃の弾倉を装填してスライド
を引いた。
方向感覚が抜群で地図を読むのが得意な豊田隆は、目を閉じて壁に背を預けていた。
読書少女にして爆発物のエキスパートである源田由紀子は、持ってきた小説を
熱心に読み込んでいた。
そして、宏樹と最も親しい古賀美里は、宏樹と同じように外の光景を眺めていた。
ここね。今ここでヘリに乗ってる乗組員の名前は出すべき・・・なんだろうか。
もっと後でもよさそうな気が。と、思った。
素人意見なんで参考程度に。
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私感を。
プロローグ:
頑張ってください。
廃墟シーン:
不要な長文を崩し読みやすくしたのは好印象。
ちょっとぎこちない所もあるけど、まあいいんでないかな。
ヘリ内部シーン:
伍長とのやり取りの後、宏樹が順繰りに見ていくという形でキャラ紹介に入る、という
形は良。工夫していると思う。で、提案なんだけど、どうせやるなら、もうちょっと徹底
して外見的特徴も少し加えたらどうかと。
例えば、
>射撃の腕はピカ一の坂井隆康は、ベレッタM−93R自動拳銃の弾倉を装填してスライドを引いた。
この坂井が、例えば「20代後半の男性。大柄」という特徴があるとして例えば。
・射撃の腕はピカ一の坂井隆康は、大柄の身体を丸めるようにしてベレッタM−93R自動拳銃の弾倉を装填し、スライドを引いていた。どこか満足できないのか、20代後半という歳に不相応な無精髭を撫でつけてはしきりに首を捻っている。
という具合にやっていけば、外見の特徴も混ぜ込める。四人分やるとちょっと長くなるけど、長編なら許容範囲かと。
そんなところです。
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>>244
うまいね。バイオハザード好きにはうけるかも。
ただ一般向けならともかく、ラノベならゾンビ出した段階で凄腕ガンマンでもとっとと特攻させて撃ちまくるべし。
説明ばかりだと読者が飽きる。
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>>251
外見的特徴をいきなり描き込んでも、読まされてる感がするだけでは。
むしろ、単なる顔見せ程度で流してた>>244の方が正しいと思う。
全く書かないのも寂しいし、ちょっとでも書きすぎるとうざったくなってしまう。
どんなメンバーがいるのかを匂わせる程度なら、
「チームには男性がx人、女性がx人。」と銘打った上で、
それぞれの特殊技能を羅列していくというやり方もありかも。
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伍長以外のキャラも、会話しながら紹介した方が読みやすい気がする。
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プロローグの内容を、キャラ同士の会話で描き出すという手もありだな。
それこそ、読書好きの源田由紀子にダンテを引用させることもできるし。
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>>253
いや、ここは敢えて「読まされている」でいいと思うんだわ。
形式からして読者にも「ああ、キャラを紹介したいんだな」とわかるんで、そこは
割り切って読んでくれるかと。
むしろ気になったのは外見描写がなかった点で、これだと作者が想定するイメージと
読者の想定するイメージにズレが出てしまい、後で読者にイメージ変更させる必要が生
じてしまう。せっかく「今、目の前で見ている」シーンなんだから、多少わざとらしくて
も、ここで書いておいた方がいいかと思う。
ただまあ、これは「三十男だと思ったら実は十代かよ!」とか感じさせないための
方法なんで、確かに「くどい」と感じるなら不要かもしれない。
……うーん、好みの問題かな?
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ズガガガ……
機関銃のけたたましい音が、もう三分ほど僕の耳元で鳴り続けている。
映画なんかで聞くよりも、リアルで、恐怖を感じさせられる。当たり前だが。
僕は腰が抜け、その場にうずくまることしかできない。
目に涙がたまり、上顎と下顎が凄まじい速さで触れ合っては離れ、ガチガチと音を立てる。
その勢いは、隣のマシンガンにも負けていないと思った。
隣で、口をとんがらせながら機銃の操作をしている男・・・・・・門倉灰次の瞳はサングラスに隠されていて、見ることができない。
しかし、僕のいきつけの店のウェイターであるはずの彼が、どうして町外れの廃工場で、
機銃を乱射しているのか。
今、目の前の風景が、一番信じられなかった。
爆弾投下してみる。ちなみに冒頭。
穴ありまくりだと思うから存分に指摘してくれ。んじゃ寝る。
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なんか怯えてるように思えるが、妙に冷静だな。
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>>258
んげ。この後の文で「何で自分はこんな状況なのに頭の中は冷静なんだろう?」
的な文が出る。これほんと。いやマジで。
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↑は>>257ね。連カキスマソ
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もとい
↑は>>257ね。連カキスマソ
じゃなく
↑は257ね。連カキスマソ
ね。3連カキs(ry ほんとに寝ます。
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>>256
おれも同意見。豊田なんか子供か大人かすらわからんしな。
説明するなら説明はほしいが、描写で記述していったほうがいいと思う。逆に説明なしなら書かないほうがいいと思う。主人公と一部の人物だけ書いて、あとはその他大勢ですませてしまってもいいかもしれない。好みの問題にはちがいないが、どっちつかずだけは避けてくれ。
>>257
音だけじゃなく衝撃とかでマシンガンの迫力を表現するのもありかなと思た。
あと気になったのは3分間耳元でマシンガンの轟音を聞き続けた人間が正常な聴力をたもっていられるかどうかだな。すこしは麻痺したりするんでない?それを考えにいれれば、他にも主人公がとりそうな行動が増えると思う。逃げる。耳をふさぐ。「もうやめてくれ」と叫ぶ。とかな。
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>今、目の前の風景が、一番信じられなかった。
ここ意味がわからん。
強調を用いなくとも、”目の前の風景が信じられない”で事足りるんじゃないか?
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>>262
昔の機関銃はとんでもないくらい音がデカかったらしい。
耳元で3分も撃たれたら、すこしどころか、永遠に聞こえなくなる可能性もあるぞ。
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素人意見だけど「リアル」と「信じられなかった」に違和感。
色々気になったので、自分の練習がてら書いてみた。
よろしければ他の方も突っ込みお願いします。
もう三分程になるだろうか。
機関銃のけたたましい音が、僕の耳元で断続的に鳴り続けている。
強烈な振動と火薬の香りに、これは映画等では無く、リアルなのだという恐怖を感じさせられる。
すっかり腰が抜けた僕は、情けないことにその場で耳を塞ぎ蹲る事しか出来ない。
目には涙が溜まり、上顎と下顎が凄まじい速さで触れ合っては離れ、硬質な音を発する。
その勢いは、隣で暴れ続けるマシンガンにも引けを取らない。
先程から口を尖らせ、機関銃を操る男……名を門倉灰次という。
行きつけの店のウェイターであるはずの彼が、なぜ町外れの廃工場で銃を乱射しているのか。
僕は目の前の光景を信じたくなかった。
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行きつけの店のウェイターであるはずの彼が、何故、町外れの廃工場にいるのか。
何故、銃を乱射しているのか。
あー、訂正。ここ分解で。
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>>262
確かに。
>>263
こっちも確かに。ちょっと手直ししてまた晒してみるかな。
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ズガガガ……
機関銃のけたたましい音が、僕の耳元で鳴り続けている。
映画なんかで聞くよりも、リアルで、そこにある恐怖を否応無しに突きつけられる。
僕は腰が抜け、その場にうずくまることしかできない。
目には涙がたまり、上顎と下顎が凄まじい速さで触れては離れ、激しい音を立てる。
その勢いは、隣のマシンガンにも負けていないなと思った。
隣で、口を尖らせながら機銃の操作をしている男……門倉灰次の瞳はサングラスに隠れていて、見ることができない。
僕のいきつけの喫茶店「茶房 跳梁跋扈」のウェイターであるはずの彼が、どうして町外れの廃工場で、機銃を乱射しているのか。
僕がその理由を知ることになるのは、この長い夜が終わった後だ。
目の前の風景が現実感を伴っていないのがわかる。
まるで、夢の中の出来事であるかのように。
しかし、耳元の轟音は、これは現実なのだと、僕に言い聞かせているようでもあった。
少し時間がかかるけど、こんな事になったいきさつを話させてもらってもいいだろうか。
信じてもらえないかもしれないけど。
テメーあんま変わってねえじゃねえかとか、改良じゃなくて改悪になってんだよタコとか
いろいろ言いたい事はあるでしょうけど、晒しときます。
ああっ石投げないで。
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死に腐ってた文章に命が吹き込まれてるよ。だいぶよくなった。
ただ、まだちょいとぎこちない。
マシンガンの速射力を震える歯の根と比較してるのは、
緊迫感のあるシーンを台無しにしてるのでやらない方がいい。
”その勢いは〜”の部分ね。
それから、長い夜についての”僕”のコメントをもう少し聞きたい。
これは読者として非常に興味がある点なので。
次のシーンへの引きにしては、最後の一文が弱い。そんな感じ。
-
>>269
素早いレスどうもです。
>僕のいきつけの喫茶店「茶房 跳梁跋扈」
とか、説明的で違和感とかはないですかね・・・。個人的に店の名前はここでは出すべきじゃないのかな、と
思っていたり思っていなかったりするんですが。なんかあまりにも具体的で。
-
俺は別に引っかかりを感じなかった。
いかにも小説的で、それがかえっていい感じなんでは。
-
午前の授業も終わり、アキノは一級河川沿いのあの屑鉄置き場に向かった。
訳の分からない女子高生が、屑鉄を拾って小銭を稼いでいると噂の、あの屑鉄置き場だ。
案の定、今日もシノイモモは新台高校の制服のまま大八車を駆使して屑鉄を集めていた。
『学校サボって、なにやってんだか』
まだ距離があるせいか、アキノが来たのをシノイはまだ気付いていない。
ランドセル代わりのデイパックを彼女が雨宿りに使っている廃バスの中に放り投げて、
廃材と産廃のど真ん中に佇む彼女の方に歩いていった。酷暑の陽炎の中で彼女は揺れていた。
シノイは満面の笑みでアキニに手を振った。なぜか一昔の前の広島の帽子を被っている。
「今日は良いもの見付けたよ。」
「まさか、その帽子?」
「違う、違う、私、日ハムのファンだし」
彼女はスカートのポケットから、未開封のアンプルを取り出した。
「非道いよねぇ。医療品だよ、これは。こういうのを棄てるときは許可とらないといけないんだよ。ぜったい、不法投棄だなぁ。」
瓶の中身は、どろどろのぶつぶつの緑色だった。
「……でも、きれいかも」
シノイはバカっぽいしぐさと表情で、アンプルを天高く掲げ、中身を太陽光に透かして、どろどろの緑色を観察した。
「そんなグロい塊のどこかが綺麗なんだか。」
「…………」
「……ねぇ、いつまで続けるの? そういえばご飯食べた?」
「……何か買ってこようか? 何か食べたいものある、男子小学生。」
アキノは「カロリーメイトとミネラルウォーター」と答えた。
シノイは満面の笑みで「ダブルハンバーグカレーチキン弁当とコーラね」と返した。
「沢山食べて、沢山遊ばない小学生は、陰湿で険悪で陰険な中学生になっちゃうぞ。」とバカみたいな声で笑った。
こいつが高校二年生で自分が小学校六年生だということを考量すると、賢明さは年の差は比例するわけないと思った。
広島の帽子を残して大八車に乗せられた屑鉄の上に残して、シノイはコンビニへと走っていった。
-
「レモンスカッシュなんて買ってくるなよ、すっぽいものは苦手なんだ」
シノイからレモンスカッシュを受け取ってから飲もうか飲まないか悩んだ。
激辛カレーのせいで、舌や咽がひりひりする。酷暑で水分を奪われた身体も新鮮な水を欲している……
結局、一口だけ飲み下しす。
ん? もしかしたら、おいしいかも……
そうそうと食事をすまして、黙々と大八車に屑鉄を積み込み始めていたシノイは急に僕をちらりと見て、ニヤリと笑った。
不安を感じた僕はジュースの中身を地面にぶちまけた。
飲み口から勢いよく流れ出した白色半透明の液体は地面に黒い染みを作り出していった。
しばらくすると緑色の粘液が缶から垂れてきた。
『やっぱり。』
シノイのニヤリ具合が絶頂に近づく。
「医療品であるから少量は大丈夫なはずですッス」
「ぜったいに、なんか、放置されているあいだにおかしい反応しちゃってるよ……」
早くもお腹が痛くなってきた。
「いやっ、セ・ン・ハ・゚イ、そんなこと言わず、グィッ気合いで頑張ってください。」
大腸が締め付けられるような下腹部の痛みが脳天を付く。
「おトイレですか? おトイレ行くんですか?」
「あぁ、教えようかな。ここから2番目に近いトイレ教えようかなぁ」
「でも、なぁ、建設現場の仮設トイレの方が近いかもなぁ」
「どうせなら、アキノは清潔なおトイレが良いかな? 」
怒りが全身に駆けめぐっている間に、いつのまにか腹痛が収まっていた。
「あぁ、でもなぁ、『屑鉄置き場でウロウロしている奴ら』って言われて評判悪いっすよ、わたし」
突然の回復を不審に思う前に、次は怒りの感情がさっぱり消えていった。
次は変なモノを食べてしまったことへの原初的な不快感が消えていく。
そして、感覚が消えていく事への不信感が急速に身体から引いていった。
身体からものを感じるとる能力が煙のように出ていってしまった。
それでも頭の奥は冷水に冷やされて、どこかに涼しい場所に繋がっているような気がした。
“涼しい場所に繋がっている”感覚に次第に身体が侵食されていって、視覚が聴覚が、そして暑さの感覚が薄れていく。
これから僕の中で身体を通じずに、直接、世界と脳味噌が交渉がはじまろうとしている。
その感覚は、千円の中でご飯を食べ、電車賃を出すのが今までの感覚だとすると
今の感覚は一千億円でジャンボジェット機を買い、カジノで豪遊する感覚だ。
自分ではない自分が“涼しい場所”からやって来て自分の中で増殖していく。本来、僕が居るべき場所も彼らに占拠され始めた。
『これがあのタコ野郎の呪いその一だ、まぁどうにかなるから安心しろ、なっ?』と僕の意識の端の方で、さっき現れた大人の自分が呟いた。
やっと視力が戻ってきた時には世界は塗り絵のような輪郭だけをそのままに残して、真っ赤に染まっていた。
まだ午後も少し過ぎただけなのに、世界は夕暮れだった。
シノイが、マイペースマイウェイなあの女が、突然、倒れてしまった僕の周りを必死そうでかつ悲しそうな表情で右往左往していた。
突然、真剣な顔に戻ったシノイは何を勘違いしたいのか、毒林檎の呪いをかけられたアキノを救おうと、アキノを仰向けに直してアキノの頭を膝に乗せて、自分をクチビルをアキノのクチビルにマウス・トゥ・マウスしようとした。
血肉の通った身体から既に抜け出していたアキノの意識も、それでぶっ倒れた。
-
何か微妙に日本語だダフっているけど、よろしくお願いします。
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>>272
・少なからぬ誤字、脱字
・人称の揺れ
(一人称と三人称の混在など)
・無意味な文章ルールの否定
(カギカッコの終わりに「。」がついたりつかなかったり)
・固有名詞の使用は細心の注意を。
(広島の帽子ってサンフレッチェ広島の帽子?)
投稿の前にはもう一度、きちんと推敲することをお勧めします。
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>>265
破綻なくまとまってる。
でも自分の作品じゃないせいかひきつけるものがないとも感じる。
268と合わせればちょうどいいかなあと個人的には思った。
>>268
レスされたこと全部守らなきゃいけないってわけじゃないからいいんじゃない?
自分で必要だと思う部分だけをピックアップして改めていけば。
最終的にはセンスの問題だしな。
店の名前については、出したら出したでそれ相応の効果があるし、出さないなら出さないですっきりするような気もする。はっきりいえるのは、自分自身でも悩んでるような中途半端な状態なら出すべきではない。迷いは読者に見抜かれるよ。
長い夜に関しては、269のいうとおり、あと一コメントほしい。でも一行以上はいらない。冗長との境目のぎりぎりのラインだと思う。
>>272
自分でもいってるように、日本語がだふってる。読みづらい。
表現がおかしい。なるべく自分の言葉で書こうとしてるのはつたわってくるし、そこは好感がもてるんだけど、自分の言葉を他人に伝えるのがへたというか。うまくつたわってこないんだよな。
一度、全体をシンプルな日本語に直してみてくれ。鉛筆で下書きして清書するみたいな気持ちで。
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