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他人が書いた小説の一部を批評するスレ
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書いてみたはいいけど、この表現どうなの?会話シーンに自信ないんだけど、ちょっと見てもらいたい・・・。
そんな悩みを抱えるあなたは、このスレに、書いた作品の一部を載せてみましょう。
ついでに、執筆上の悩みもガンガンぶちまけましょう。
投稿する際には、あまりに長いのは避けてください。また、このスレはオリジナル限定とします。
その他は、ライトノベルであれば、ジャンルその他は問いません。
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一つ質問。
うだるような炎天下の中、城へと続く街道を、騎士ギルベルト・マルデンは馬を駆っていた。
大柄で逞しい体を鎖帷子で包み、その上から軍衣を着ている。兜はかぶっておらず、燃えるような赤い髪と髭に覆われたいかつい顔は剥き出しだった。その後に、従者のヨアヒムが御す馬車が続いている。
強い光を放つ暗褐色の目で、騎士は周囲を見回す。畑にはまだ人影はなかった。
「お前さま!」
横合いから大声で呼び掛けられ、騎士は右手を振り向いた。
「おう」
思わずギルベルトは声を上げる。
街道沿いに流れる川の向こう岸、小さな水車小屋の陰に、イレーネと妻のメイディアの姿を見つけたのだ。すぐさま馬首を巡らせ、川にかけられた橋を渡る。
「こちらにおられましたか、姫」
巨体を感じさせない軽捷な動作で馬から下りると、ギルベルトはイレーネに騎士の礼を取った。
「何があったの、ギルベルト?」
問うイレーネの声は固い。
ギルベルトは旗騎士として、ウインクルム領に残った留守役の騎士たちを取り纏めている。北の大門に詰めているはずの彼が自ら馬を駆って城に向かうというのは、余程の事に思われたのだ。
「実はですな――」
丸太のような腕を組み、ギルベルトは少し言いよどんだ。さて何から話すべきかと、迷っているようだった。
髭のため年配に見えるが、ギルベルトはまだ三十前である。そういう表情をすると、年齢相応の若さが顔をのぞかせた。
「……こちらを御覧になっていただくのが早いでしょうな」
ようやく追いついたヨアヒムの馬車を指し示すギルベルト。馬車の荷台には藁で即席の寝台が作られており、一人の若者が横になっていた。
おそらく意識がないだろう。両目は硬く閉ざされており、ひび割れた唇からは苦痛の呻きが上がる。だが何よりイレーネの目を捉えたのは、木の葉を思わせる形の、細く尖った耳だった。
「エルフ……」
呆然と呟くイレーネ。
「先ほど、深手を負った姿で大門に現れました。取り合えず、血止め等の応急処置は施しましておりますが」
閉鎖的で、他種族と交わろうとせぬエルフが、人里に助けを求めてきたというのだ。一体、何事があったのだろうか。
「分かったわ、わたしも城に戻ります」
頷くと、イレーネはメイディアとヨアヒムの手を借りて荷馬車に乗った。
「ギルベルトは城への先触れを。メイディア、あなたは修道院に行ってブリエンツ司祭さまを呼んできて」
「承知」
「了解しましたよ」
「急ぎましょう、姫様」
てきぱきと指示を出すイレーネに、一同が答える。
イレーネの母マリアは五年前に他界しており、父オトカルはそれ以来、後添えを貰っていない。オトカルが出征の途についている今、残された民と領地を守るのはイレーネの勤めだった。
その時、またもやイレーネは目を細めた。
風が、吹いた――
「どうなされました、姫様?」
「ううん、何でもないのよ」
ヨアヒムが朴訥なつくりの顔に心配気な表情を浮かべているのを見て、イレーネは慌てて手を振る。だが、内心は穏やかではない。
今の風に乗っていた悪意に満ちた嘲笑を、イレーネは確かに聞いたのだ。
こういう風に、途中で視点が人物から人物にスライドするのはNGだろうか?
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3段落目と5段落目の『騎士』は『ギルベルト』に脳内で差し替えてください。
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↑の文章を自分が読んだ時は、特に違和感なく自然に読めました。
わかりにくくなければ、いいんじゃないかと思う。
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>>1661
視点のぐらつきが良くないと言われているのは、意味がわからなくなるから。
意味がわかればよい。ただ、文章作法原理主義みたいな人もいて、そういう人は気に食わない、らしい。
下読みの人がそういう人の可能性もあるから、乱発しないほうが無難かも?
>>1660
そういう事情ならしょうがないのでは? 技術的な問題を聞きにきたというより、ありかなしかを聞きにきているみたいだし。
ところで、今の表現っていう話があったけど、真理に年齢はないというし、純粋に文章力うpを目指せばいいんじゃない? 漱石とか今でも素晴らしいわけだし。
で、それだけじゃあれなんで、俺の言う強度の表現のお話。
斉藤環(だったと思う。東かも)によると、今の子どもたち(つまりラノベ読者層)は強度を伝え合うそうだ。
マジとかゲキとかテラとかギガとかピコとか多用している話を例に言っていた。
俺もなるほどと思って強度の表現に気を使っている。それで強度のことを言ったのです。
参考になれば。
なんか俺の文章高圧的だな。そういうつもりはないので、一つよろしく。
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>>1661
主体はしっかりさせないと。誰を中心に(もしくは神視点)書くのか固定しないと分かりづらい。
始めギルベルトが、急にイレーネにすり替わって違和感を感じる。こーいう移動は好ましくないね。
部分的に1人称的なとこもあるし、神視点か主体視点かがハッキリしないのもモヤッとだ。
基本的に視点移動は、流れやシーンに区切りがついて、別のシーンにならないと駄目だろう。
分かりやすく言うと、俺のターン!〜でターンエンド→敵のターンって感じ。
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>>1661
例えばA氏とBさんがいる。分かれ道があって別行動をした。右へいったA氏の話に区切りがついて、
一方その頃〜てな具合にBさんに移るのはおーけー。Bさんについてはスタート地点からでも、リアルタイムザッピング
でも、時間的・場所的な変化もあり。ただ段落ごとにA→B→A・・ってのはやめた方がいいやな。
とりあえずどんな効果を狙って視点移動、複数視点をやりたいのか聞きたいな。
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>1661
そのていどの視点の移動は文章としては問題ないよ。
ただ、読者としては、騎士はどうなったんだ?と疑問に思う。
主人公が姫なら、どういう効果を狙って騎士の視点から始めたのかも疑問。
だから、手法としては問題ないけど、この例では使う意味がないと思う。
構成が下手、と思われるだけ。
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遅くなりましたが、いろいろな意見をありがとうございます。
やっぱ途中で段落を分けて視点の変化を明白にするか、最初からイレーネの視点で書いたほうが無難のようですね。
推敲してみます。
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ファンタジーのプロローグです。
よろしければ感想をお願いします。
信じられない人物が目の前にいる。
ゆっくりと近づいてくるその人物に出会った驚きで、マルスは剣の稽古を中断し、立ち尽くしていた。
切れ長で細い目をした長身の堂々とした体躯の男。髪は長いが、後ろで束ねているので肩まではかかっていない。その全身を覆いつくした黒いマントが風にたなびいていた。
顔はもう完全に大人になっているが、五年前に突如として行方不明になった実の兄テルスに間違いない。と、マルスは確信した。
「テルス兄さん!」
もう会えないと思っていた兄に合えたことで、マルスは持っていた稽古用の剣を地面に放り出し、歓喜の表情でテルスに駆け寄る。鈍い金属音が地面に響くと同時に、テルスは歩みを止めその場で立ち止まった。
「お前がマルスか?」
テルスは抑揚の無い声でマルスに話しかけてきた。
「そうだよ。五年もたったから見違えちゃったかな? 俺ももう十六だし。ほら、背もこんなに大きくなって」
マルスが自分の頭に手を当て上に伸ばす動作をしている間に、テルスは腰の脇から静かに短刀を抜き出す。
何事かと思い、テルスの顔を見上げるマルス。
どこまでも無表情なテルスの顔。その額には、美しく輝く緑色の輝石がその存在を主張していた。マルスは短刀の事を忘れ、しばしその美しさに魅入られてしまった。
「兄さん、その宝石はいったいなんな……」
マルスは最後まで言葉を発する事はできなかった。何が起きたのかわからず、自らの胸より流れる血潮を眺めながら、膝を折り前のめりに倒れる。薄れゆく意識の中で、マルスが最後に見たのは不敵に微笑むテルスの姿であった。
――誰かが自分を呼んでいる。
所々耳に入ってくるこの声。マルスにとって昔から馴染みのある声だ。この声の主に呼応してマルスは目を明ける。目を明けると、その声の主が叫び声をあげながらマルスの体を揺らしていた。
サラサラとした長い後ろ髪を赤く大きなリボンで束ね、腰までの長さにとどめている。顔の中で一際目立つ、他人より大きいその目は幼さを際立たさせていた。そしてその両眼からは涙がとめどなく流れている。その涙は少女が身につけているミニスカートに、吸い込まれていた。
マルスの妹、リスティである。
「リスティ……」
「お兄ちゃん!」
マルスが気がついた途端、リスティは一瞬笑顔に変わり喜んだが、すぐその後でマルスに泣きついていた。
「お兄ちゃん! お父さんが! お兄ちゃんが……」
取り乱している二歳年下の妹をあやすように、マルスは両腕をリスティの背中にまわし優しく抱きしめる。
「大丈夫だ……兄ちゃんがついてる」
震えるリスティを抱きしめながら、マルスは脳にいくつかの疑問をうかばせた。
(なぜ、兄さんは俺を刺した? なぜ、俺は助かった?)
自分の胸をみても、刺された形跡はなく、それどころか服に血痕一滴ついていない。しかし、あの体験は夢なんかじゃない。マルスはそう確信していた。胸をえぐるようなあの感覚が夢ではなく現実なんだと思い起こさせるからだ。
しばらくすると、リスティは落ち着いたのか、細々とではあるが、事の仔細を話し始めた。
「あのね……」
家の扉を勢いよく開け放つと異臭がした。
――そんな、ばかな!
ありえない、とマルスは思った。
(あの、父さんが、出鱈目に強い父さんがそんなことになるわけがない!)
そのマルスの思いもむなしく、目の前の光景は現実を叩きつけてくる。
マルスはフラフラとした足取りで家の外へ出て、そこで待っていたリスティに視線を向けた。
「お兄ちゃん……」
心配そうな顔でマルスを見つめてくるリスティに、救いを求めるかのようにマルスは泣きついた。
「父さん……父さぁああん!」
自分の中の悲しみを全て出し尽くすまで、マルスは泣き続けた。悲しみを出し尽くした後に残ったのは、兄テルスに対する限りない憎悪だけであった。
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>>1669
「あ、そう」って感じかなぁ。
キャラに感情移入できるだけの描写がない状態で展開してるから、
兄に刺されようが親が殺されようが「ふぅん」としか思えない。
それと、「額の宝石のせいかもよ」ってのは読者を誘因する力に欠けると思うよ。古くさすぎる。
もちろん中盤か後半で「そう思わせておいて、実は違うんです」ってひっくり返す予定なんだろうけど、
そこまで読んでもらえないと意味ないし。
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>>1669
悪い意味で展開が早いね。必要なことが説明されてない。
まず主人公はどこで稽古してるのかは普通書いてないといけないし、
「過去に兄が失踪したある程度の詳しい状況」「超絶的な父の強さ」も
この最初のシーンで書いておくべきだと思う。
自分でわかる範囲でいいから、必要なことを考えて書き足していくといいよ。
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>>1669
まずファンタジー世界の土台が説明されていない。
物語世界は何でもありだから「ファンタジー」と一口に言っても、
SFやスチームパンク、ハイ・ファンタジーにロー・ファンタジーと沢山ある。
しかも社会構造や観念の違いというのもあるから、それを説明しないとならない。
まずは先入観を捨てて、真っ白な紙に一つずつ世界を描いていくつもりで書くといい。
そのプロローグは舞台を説明した上で展開しないとならない物語だから。
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40×34字で4ページの長いプロローグです。お手間でなければ
ご批評おねがいいたします。主人公達は高校生、一応は伝奇系の話として
考えています。
去年の五月か六月の事だ。街を歩いていると、ぱらぱらと流れる人の流れの向こうに
見知った顔を見かけた。伊部崇だった。おとなしくまとまった髪型と地味な眼鏡、
頼りなげなたたずまいを見れば間違いない。啓耀学園高校に入学してからまだ日も浅いが、
剣持弓鹿はすでにクラスメイト全員と学年で目立つ生徒の顔を概ね覚えていた。
伊部崇はクラスでも印象の薄い方に入る。目立つのが嫌いなのだろう、いつも
肩をすくめるようにしているし、大きな声を出すのを聞いた事はない。
問題を起こしそうにも見えない――というのは、ひいき目に見れば
知性の匂いのする目を持っているように思えたからだが――。黙っていれば
十人中九人が目にも留めない、そういう人物だ。実際今日見かけて目に留まったのも、
言ってはなんだがちょっとした偶然と言っていい。
日曜日の街の賑やかな雑踏の中で崇の姿がこうも目を惹いたのが何故か、
即座に理解した。挙動不審だったのである。腰をかがめ、道の端から人の流れに背を向け、
路地を所在なげに見つめている。何を考えているのか時々不安げに
周囲を見渡し、また視線を路地に戻す。路地の奥にあるものの正体を知りながら
足を踏み出しかねているといった風情だ。
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見ていていらいらさせられる光景だった。優柔不断がどうの
男らしさがどうのとは言わないが、クラスメイトが町中で
不審げな様を晒しているのを見ると、自分まで恥ずかしくなる。
下世話ではあるが、気にもなった。素知らぬ顔で声でも掛けて、
ついでに問いただすか――。
声を掛け損ねた。弓鹿が一歩踏み出すのと同時に、崇も恐る恐るに
路地に足を踏み入れたのだ。そして、これもまた即座に看取した。
崇の注意はあくまでも前方に向かっている。背中に降りかかる視線など
気にも留めていないくせに、妙に緊張している。
興味をそそられた。崇の足取りも視線も、気後れはあっても
後ろめたさを感じさせないものだ。反射的に足取りを弛め、弓鹿は
崇に気取られぬ程度の距離をキープした。もちろん崇はそんな視線になど
気付きようもない。へっぴり腰でおどおどと、遊園地の
お化け屋敷を行くような足取りで路地を進んでいく。
路地はそれなりに奥深く延びている。曲がり角もあればビルの裏口に積まれた
ビールケースもあるので視界はだいぶ遮られ、また裏通りという事で
掃除なども行き届いていない上に薄暗い。さまざまな意味で
人の目が届きづらい環境になっている。死角だ。街の構造そのものが
人払いをするように作られている。そんなところに気弱な優等生が
何をしに行くというのか。暗い好奇心に顎をくすぐられる。
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するすると進むうちに弓鹿は異変を察知した。鈍く短い音が、
遠くから断続的に耳をノックする。鈍く、重く、水っぽい音。
崇は恐る恐る、だが迷い無く音の源へ向かっている。
角を曲がったところで崇は足を止めた。いや、すくめた。
その視線の先でどんな事が起こっているのか、弓鹿の想像にも難くない。
殴り合いか、袋叩きか。だがそんなところにわざわざ首を突っ込んで
何をするつもりか。ビルの陰から頭半分だけ出して、弓鹿は崇を見据えた。
「……あの」
自分の声に驚く崇はともかく、何故自分まで心臓が跳ね上がるような
思いをするのか。いささかの不条理を噛み締める弓鹿など気にも留めず、
崇はほとんどすくみっぱなしのまま、へっぴり腰で一歩前に出た。
その先にどんな連中が何人いるのか弓鹿からは見えない。が、
たとえ一人二人が相手でも、どうかと言えばひ弱なおぼっちゃまにしか
見えない崇に何とか出来るとは思えない。
予想通りだった。路地の向こうからニットをかぶった男が一人、
崇に額をぶつけるほどの距離に詰め寄って来た。肩を押しつけ、
胸を突き飛ばす。見ているだけで胸がむかむかするような、あからさまに
嵩に掛かった態度。突き飛ばされた拍子に崇がこちらに気付きはしまいかと、
弓鹿は慌てて頭を引っ込めた。それからしばらくは隠れてやりとりを
聞いているだけだったが、流れは手に取るように分かった。
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ウザいクチを叩くバカを、ニットの男が引っ掴んで仲間の所に
引きずり出そうとしているのだ。
しばらく待つ。男達のけたたましい笑いとからかいの言葉が
ひとしきり続き、それから再び一つ、何かを打つ音が響いた辺りで
とうとう弓鹿は立ち上がった。
「誰か! 喧嘩です! 誰かーっ!」
声には自信がある。警察のサイレンみたいだとからかわれた事も
あるくらいの大声だ。
急に向こうの気配があわただしくなった。声の強さが幸いだ。
弓鹿を捜す事よりも引き払う事を第一にしたらしい。連れだった足音が
どんどん遠ざかるのが分かる。それでも足音が完全に消えるまで待ってから、
弓鹿はやっと物陰から出て、崇が引き込まれた道まで足を踏み入れた。
「大丈夫? 怪我はない?」
「あ……剣持さん。どうして?」
何故かあの男達に絡まれた時よりもよほど驚いた顔で――と、
弓鹿はさしたる根拠もなく想像する――訊ねてくる。その顔を見て
弓鹿は溜め息を吐いた。さっきまで掛けていた眼鏡が外れ、頬が
赤くなっている。弓鹿の視線を察して崇は慌てて頬を隠し、少しばかり
口ごもってからまたパッと弾かれたように後ろを振り向いた。
「そうだ、あの、早川君がちょっとひどい事になっちゃって。
僕ちょっと人を呼んでくるから、その間に電話を、いや、傷を
見たほうがいいかな。でもさっきの人達がまた……」
「携帯で呼べるでしょ。さっきの人達もわざわざ帰ってきたりはしないわ」
「いや、待て。病院はいらない。大丈夫だ」
第三の声はさっきまでうずくまっていた早川慎司だった。こちらは
きれいな顔立ちも少々いじられているが、後々まで残る――つまり
後遺症になりそうな傷はなさそうだ。数日は体中が腫れて仕方ないだろうが。
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「でも早川君、そんなに……」
「大した怪我じゃないさ。いや、嘘だけど、担ぎ込まれるのは勘弁してくれ」
むしろ弓鹿のほうが、それを冗談としてきちんと受け止められた。だが
精密検査は受けた方がいいだろう――。そう伝えると、苦笑いで
肩をすくめられる。
「しかしまあ、伊部、助けられて言うのもなんだけど、わざわざ
こんな事に首を突っ込む事もないだろうに。尾けてきたのか」
「ごめん。余計な事だったかな」
何故か助けた方が恐縮している。慎司は何も言わずに崇の肩を叩いて、
弓鹿にも向き直る。
「剣持にも感謝しなくちゃな。まさかとは思うけどお前も尾けてきた?」
いたずらっぽい顔で訊かれて、何となく気恥ずかしい思いで頷く。
「伊部君を見かけて、それで……」
「ありがとさん。お前がいてくれなかったら男二人で心中だったよ。しかし、
ウチのクラスは野次馬が多いな」
軽やかに笑う。崇も表情をカチカチにしながら――きっとこういう時に
笑う事に慣れてないのだ――言ってくる。
「ありがとう、剣持さん」
「どうするつもりだったの?」
「え?」
「わざわざ危ない事をして、あれからどうするつもりだったの?」
思ったよりも鋭い切り込みになった事に、弓鹿は自分でも驚いた。
もう少し、そう、呆れたような笑いを浮かべながらでもよかったろうに。
怒っているようにしか思われまい。
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案の定、崇は頬を押さえたまま気後れしたように目を逸らした。呟く。
「その……声を掛ければ気が削がれていなくなるかな、とか、うまく引きつければ
早川君を逃がせるかな、とか……うわっ」
ひっくり返ったような声を挙げたのは、慎司が突然後ろから崇の首に
抱きついてきたからだ。入学早々噂の多い早川慎司だが、そっちに
強いというのは初耳だ。
弓鹿は一度喉の奥で息を引き絞ってから、弓弦のように張ったそれを
弛めて呑み込んだ。茶々を入れるのが勿体なく思えたのだ。救われた気分と
言ってもいい。
それに加えれば、自分の卑しさに対する引け目もあった。慎司はああ言っているが、
弓鹿が崇を尾行したそもそもの根拠は単なる下世話なのぞき見趣味であり、
危険を察知したにも関わらず崇の行動を観察し続けたのは、崇のひ弱な印象を
裏付ける行動を見る事で自分の暗い感情を満足させたかったからだ。もっとも
その期待は裏切られた訳であり、その意味ではまったく救われていないが。
それなのに救われたと感じる自分が情けない。そして弓鹿が傍観を
決め込んでいた事に思い至っている――思い至らない訳がない――にも関わらず、
詮索一つしない二人に言いようもない劣等感を抱く。
「剣持さん、どうしたの? 気分でも悪いの?」
慎司にへばりつかれたまま、崇が心配そうな顔で見ている――。さっきとは
別の感情に喉をくすぐられているのを感じてから、それがますます情けなくなる。
「早川君は大丈夫でも、伊部君は来なさい!」
慎司を引き剥がし、そのまま腕を掴む。昔は父に倣って武道を
やっていたのだ。動きの鋭さでは負けない自信があった。
「いや、ちょ、ちょっとあの、僕も全然平気だから。冷やせば……」
「もう少し殴られ慣れてから言いなさい。目が驚きっぱなしよ」
まだむにゃむにゃと繰り言を述べるのは無視した。如才なく出したハンカチを
ひらひらと振る慎司に一瞥を送りながら手近の病院を思い出す。
掴む手から伝わる手首の感触はやっぱり頼りない。ろくに鍛えていないのだろう。
こんな情けない腕で、馬鹿だ。へっぴり腰でおどおどとしか立ち向かえないくせに。
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4以降、会話が始まるとそれなりに読めるのに、それまでが非常に読みにくい。
まず、この書き出しだと伊部崇が主人公なのかと思ってしまう。もちろん数行後で剣持弓鹿が主人公だとわかるのだが。
第一、剣持弓鹿が女性だとは途中まで気が付かなかった。いや、もしかしたら女性のような話し言葉の男性なのかもしれないが。
それくらい主人公に対する描写が無さ過ぎる。
>主人公達は高校生、一応は伝奇系の話として考えています。
これは本文じゃないところで記しておくものではなく、本文を読んでるうちにわからせる努力が必要。
要するに描写が不親切。脳内で動いているドラマや情景を、どうやって言葉を解して他人にわかるように伝えるべきか工夫すべき。
文章そのものよりは、映画などでカメラワークを研究したらどうだろうか?
主人公の年齢、性別、服装および容姿(ミクロ)→街の情景、天気、時間帯、そもそも舞台が現代日本かいや地球上であるか(マクロ)→主人公視点での事件、会話(ミクロ)
みたいに、カメラワークを意識してミクロとマクロの描写を丁寧にするべき。
あと、文章自体は極端に主語省略文が多すぎると思う。そこにきてモノローグの挿入のタイミングが悪いから、自由間接話法どころか視点の定まらないただの一人称三人称ごちゃ混ぜ文になっている。
まあ、俺が気になったのはそんなところかな?
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>>1679
ありがとうございます。キャラクター一人だけの状態での
行動描写がいい加減ということですね。
もしかしたらリライトして再うpするかも知れません。
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俺は逆に会話が始まってからの内容がいまいちわからんかった。
主人公の心理描写が特に。
何故といわれてもわからんがな!
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名前が読めん。人物どころか学園とかも。
後、非常に個人的なことですまんが『――』を使いまくる文が嫌いな俺にとってはすっげぇ読みにくかった。
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たくさん感想を聞きたいようなので、読者の目線で勝手なことを言わせてもらう。
もっと読みやすく!!
2の途中で読むのやめた。
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>>1681
会話ですな。何故と言われて答えられないくらい意味不明と受け止めて、
読者に伝えたい情報を明瞭にしてきます。
>>1682
失礼しました。ルビを忘れておりました。「――」は抑えたつもりなのですが、
これについても更に善処させていただきます。
>>1683
よっしゃ! なんとかして半分くらいに縮めて、
さっぱりとした文章に仕立て直して来ます!
どなた様もありがとうございました。
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>>1684
全然わかってないなあ〜。
1679は、主人公が一人のとき、と言ってるのではなく複数だとお前の描写の問題点が目立たないと言っている。
1682は、ルビ云々もだけど、それを突き抜けて読ませる魅力が無いと。
『――』に関しては俺もよく使うが、それ以前の文章のわかりやすさに気をつければ問題にはならない部分だ。
てか、主語を省くな。それだけでがらりと変わる。
1683の「もっと読みやすく!!」はイコール「簡潔に」という意味ではないぞ。
文を読むと同時に想像力を喚起され場面と情景とキャラの行動が浮かび上がり、すらすらと読めるようになる。
要するに1679に通じる意見だ。
一言でいうと、勉強しなおして出直して来い!
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>>1685
おう、これは丁寧な翻訳ありがとうございます。こちらがどの程度
咀嚼出来たか、ただちに伝えられないのが残念ですが、
一度文章全部書き直してきます。ノシ
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>>1670
おっしゃるとおり描写がないですね。申し訳ありません。
宝石は話の根幹に関わってくることなんですが、たしかに古くさい気もします。
>>1671
情景描写をしなかったのは失敗でした。すいません。
兄と父についても後々明らかにする予定なのですが、
感情移入してもらうならはやめに情報をだしたほうがいいですね。気をつけます。
>>1672
世界観はたしかに大事ですよね。
言われてみれば、いつ、どこで戦ってるのか全く書いてないので状況がつかめないですね。
今度は、説明的にならない程度に世界の土台を書いてみたいと思います。
みなさま、読んでいただいたうえに感想をくださってありがとうございました。
文章以前の問題の作品を投稿しておいてあれなんですが、文法や文章はどうだったでしょうか?
読みづらいとか、日本語になってないとか、教えてもらえるとありがたいです。
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>去年の五月か六月の事だ。
具体的な数字は要らなそうなので、
リズムを考えると「去年の春の事だ」などの方がよさげ。
>剣持弓鹿
一瞬、名前に見えなかった。伝奇だったらもっと平凡な名前の方が良いかと。
>見えない――というのは
まぁ人にもよるんだけど、ここは「――」じゃなくて「、」か「。」の方がいいかも。
>からだが――。
ここは「……」の方がいい。
>不審げな様を晒しているのを見ると、自分まで恥ずかしくなる。
ここまで来て一気に読む気が失せた。
なんでかっつーと淡々とした日常描写を延々と続けているから。
そしてその先も何の進展もなさそうだから。
>下世話
辞書で引いた? よくみんな感覚で使いがちだけど、
「それって要するになんていう意味?」って聞かれたときに断言できなければ、
しっかりと辞書引くべき。「下世話」にしても通じなくはないけど不自然。
>看取
逆にこれは他人が辞書引かないと読めないんでやめておいた方がいい。
常に一般常識と一般的感覚ってものに注意を払わないと。
>声を掛け損ねた。
>興味をそそられた。
どうも英語っぽいというか、結果や結論が先に来すぎ。
「なぜ」という説明がついてないから、頭に残りにくい。
この辺は話の持って行き方の悪さだな。
出来れば「〜〜だから、興味をそそられた」の様な形にするといい。
>肩を押しつけ、胸を突き飛ばす。
これがどういう状態なのかよく分からない。
突き飛ばすだけでいいかもしれん。
>嵩に掛かった態度
これもあんま使わない方がいいかもしれん。
まぁ「雰囲気作り」の一環としてありっちゃありだけど、
中学、高校辺りが理解できるかねぇ。これ。
>ウザいクチを叩くバカ
なんか使い方を誤っている様な気がしないでもない。
どうも読んでると三十代四十代が無理矢理書いてる感じがする。
言葉の選び方も昭和の匂いがしてるんだけど勘違いかな。
ちなみにgoo辞書で「うざい」をひくと載っていたりする。
>「携帯で呼べるでしょ。さっきの人達もわざわざ帰ってきたりはしないわ」
あれ、これって女だったの?
性別が何処にも書いてないから男だと思ったんだが。どっちなのか悩む。
この時点で主人公達の説明が思い切り不足してるなぁ。
6の最後の方は何がなんだか分からないまま進んでしまっている。
プロローグというわりに淡々とした、ありふれたエピソードで興味が湧かない。
序章をどういう意味に取るかによるが、わざわざ分けるんだから、
もっと非日常的な物語の始まりを予感させるものにした方がいい。
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>>1669=1687 じゃあ、純粋に文章の話で。
批評始めてなんで、おかしい部分があったらこのレスにも指摘お願いします>批評家の方々
●言葉の重複
>信じられない人物が目の前にいる。
>ゆっくりと近づいてくるその人物に出会った驚きで、
「人物」のどっちかを「人」にするだけで文の流れと印象が変わる。
>所々耳に入ってくるこの声。マルスにとって昔から馴染みのある声だ。
>この声の主に呼応してマルスは目を明ける。目を明けると、その声の主が叫び声を
・一段落に「声」が5回
・「マルスは目を明ける。目を明けると、」
ちょっとくどい。できれば別の表現に。
>マルスの妹、リスティである。
>「リスティ……」「お兄ちゃん!」
下の呼びかけで名前も関係もわかる。地の文の説明は不要。
>悲しみを全て出し尽くすまで、マルスは泣き続けた。悲しみを出し尽くした後に残ったのは、
この反復は幼稚な感じがする。
>髪は長いが、後ろで束ねているので肩まではかかっていない。その全身を覆いつくした黒いマントが風にたなびいていた。
>顔はもう完全に大人になっているが、五年前に突如として行方不明になった実の兄テルスに間違いない。
「〜〜が、」が続いて読みにくい。
等々。全体的に似たような言葉をあまりにも近い位置で使いすぎだな〜と。
言い換えるか、要らない部分はどんどん省いちゃってください。
その方が本当に伝えたいこともクリアになるだろうし。
もちろん、何らかの効果をねらってやる場合は別ね。
あとテンションが一定すぎるので、もっと文章の流れや緩急を意識するべし。
書いたものを音読してみると、読みづらい部分がわかって(・∀・)イイ!!かも。
●矛盾
>信じられない人物が目の前にいる。
>ゆっくりと近づいてくるその人物に出会った驚きで、
コレすごく混乱する。
男は足を止めてるのか、それともこちらに向かって動いているのか?
マルスの間近にいるのか距離的に離れているのか?
いや最初立ち止まっててマルスが自分に気づいたことでまた歩き出したのか?
とか。たぶん「目の前にいる」という表現を「視線の先にいる」の意で使ったのかな。
「目の前」というと手を伸ばせば触れるくらいの位置だと思うんで、気をつけて。
>膝を折り前のめりに倒れる。
>薄れゆく意識の中で、マルスが最後に見たのは不敵に微笑むテルスの姿であった。
前に倒れる→うつぶせで意識を失う、ってことなら、最後にテルスの表情が見えるのは物理的におかしい。
普通地面しか見えないはず。マルスが倒れきる前にお兄ちゃんの顔が見えたんなら別だけど。
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>>1664
なんか肩に力入りすぎかな。もうちょっと力抜いて書いた方がいいと思うよ。書き直しはいくらでもできるのだから。
後、最初一人称かと思った。主人公の回想から始まるのかと。一行目くらいに剣持ユミカは・・・みたいな文章でもいれてくれると。
ああ、そうそう剣持って名前をみた瞬間、キャラクターの映像が佐藤ふみになったんだが・・・w これは俺のせい? か?
それと文法ミスがちょくちょくある印象。不審「げ」とかね。こういう使い方はできなかったはずだと思うけど。
あと、嵩に掛かったって言い方も気になっていたんだが、嵩に掛「け」たじゃなかった?
んー、一まとめに言っちゃうと、統一感がないかな。ストーリーや、文章や、心情の流れが感じられない、とでも言い換えればいいのかね。
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>>1669
プロローグだと掴みが弱いと思う。
いっそ兄貴に刺されるあたりから初めて、主人公が気絶したところで切り
親父や妹云々は本編の回想等で改めて語る、ぐらいにほうがインパクトがあるんじゃ?
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>>1688
細かいご指摘ありがとうございます。文章の品質に関わるご指摘については
こちらの著者校正・推敲が足りないとしか言いようがありません。
牽引力の低さについては、全体の構成そのものを入れ替えるなど
「文章レベル」とは別の次元での解決も考えておりますが、
そもそも魅力的な文章であればそのようなご指摘もなかったかとも思います。
冒頭に持ってくる文章としては無神経でした。申し訳ありません。
>>1690
>心情の流れ
恥ずかしながら思案の埒外でした。
またこちらも文法ミスのご指摘で、こういう細かいつまずきで
いちいち興を殺いでいるかとも思っております。
あとはやはりカメラの安定の悪さのご指摘でしょうか。取り急ぎ対処いたします。
肩の力はニンともカンとも。私自身が作品イメージについて、
こういう固さの表現でなければならないと凝り固まっているのでしょう。
一度頭を冷やして参ります。
どちら様も、お時間を割いていただきましてありがとうございました。
-
ドラゴンライダー対ワイバーンの空中戦のシーンですが、どうでしょうか?
風に乗って高度を稼ぎ、雲の間に隠れながら、イレーネとアルバインはワイバーンの群れの上方に周りこんだ。
距離が詰まるにつれ、群れの様子がはっきりする。ワイバーンの数は四頭、歪んだ菱形の隊型を組み、南を目指していた。
(まだ、気付かれていない)
緊張で渇いた唇を舌で湿し、イレーネは心中で呟いた。戦いの期待に昂奮したアルバインが、咽の奥から唸りを洩らす。
マントの襟を上げて口元を覆うと、イレーネはアルバインの首の付け根をぴしゃりと叩いた。
『行って』
無言の指示と共に、アルバインは動いた。四肢をたたみ、翼を閉じ、ワイバーンの群れに直上から急降下をかける。
ワイバーンの姿がみるみる大きくなる。その時になってようやく気付いた右のワイバーンが、警告の叫びを上げる。たが、遅い。
『先頭を狙って』
アルバインの口がかっと開き、その奥から灼熱の吐息がほとばしる。直撃を受けた先頭のワイバーンは、悲鳴一つ上げられないまま松明のように燃え上り、落下した。
『次は後ろから』
降下の勢いを利用して巨体を旋回させ、アルバインは群れの後方に潜り込む。同時に再び炎の息を放つ。残った三頭のワイバーンは素早く散開して回避するが、最後尾の一頭がやや遅れた。
『逃がさないで』
アルバインはそのワイバーンに踊りかかると、喉笛に喰い付いた。鋭い牙が鱗を貫き、深々と肉に食い込む。甲高い悲鳴を上げながら、ワイバーンも必死に鉤爪や尾の毒針で反撃する。しかし背後からのしかかられる体勢のため力が込められず、竜の強固な鱗に弾かれてしまった。
空中で激しくもつれあいながら、アルバインは容赦ない力を顎に込めた。頸骨が砕ける鈍い音が響き、二頭目のワイバーンが血の泡を吹きながら断末魔にのたうつ。
と、周囲を見渡していたイレーネの目が、後背から襲いかかる残り二頭のワイバーンを捉えた。
『後ろ』
それだけで十分だった。アルバインは痙攣するワイバーンを放り出すと、振り向きざまに吐息で迎撃する。
虚空を薙ぎ払った炎をかわしそこねた一頭は、右半身を炭化させられ墜落する。だが最後の一頭は灼熱の洗礼をかいくぐると、アルバインと交叉しざまに尻尾を振るう。その一撃は、アルバインではなく背のイレーネを狙っていた。
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1693の続き
『下に避けて!』
とっさにアルバインを降下させ、致命の毒針をかわす。だが避けきれない。ワイバーンの尾はイレーネの頭をかすめ、アルバインの翼を傷つけた。
「あうっ」
マントのフードが裂け、額当てが弾け飛ぶ。激しい衝撃に意識が飛びかけた。
竜騎士の最大の弱点は、竜に比べてはるかに脆弱な人そのものだ。だがその人が、本能のまま荒れ狂う竜を御す事によって始めて、竜騎士は竜騎士たりうる。
この瞬間、イレーネはその手綱を手放してしまった。
るるるるぐおおおぉぉぉ――
アルバインが吠えた。格下の敵に主と自身を傷つけられた怒りが、白竜を駆り立てる。
傷ついた翼を猛然と羽ばたかせ、一気にワイバーンとの距離を詰める。凄まじい速度と勢い。だがそこには、先ほどまでの戦術がまるでなかった。
『落ち着いて、アルバイン』
懸命に呼び掛けるイレーネ。だがまだ意識が回復しきっておらず、初めての実戦に昂奮した騎竜まで『声』が届かない。
突撃の勢いのまま、アルバインはワイバーンに襲いかかった。まずすれ違いざまに、反撃で振るわれた右の鉤爪を自らの尾の一撃で粉砕。続いて反転し、悲鳴を上げるワイバーンの首・両翼・左足・尻尾に、牙と四対の爪を打ち込む。最後に、そのまま首を伸ばし四肢を大きく広げた。
ワイバーンの肉体は、文字通り引き裂かれた。五つに分断され、血と臓物を撒き散らしながら地上へと落下する。
おろろぉぉぉん――
白い鱗を赤く染め、歓喜の咆吼を上げる騎竜を、イレーネは叱りつけた。
『アルバイン――』
その時、アルバインの巨体が大きく揺れた。
「な、何っ!?」
慌てて周囲を見回しましたイレーネの顔が、恐怖でひきつった。傷ついた右翼の皮膜が、強引な動きの負荷に耐えられず、大きく裂けてしまったのだ。
るらららぁぁぁ――
苦痛の声を洩らしたアルバインが、平衡を失って空中で横転すると、石のように落下する。まるで、自分が屠った四頭のワイバーンの後を追うかのように。
「ああああぁぁっ!!」
イレーネは悲鳴を上げた。凄まじい勢いで、地表の情景が拡大する。
「母さま――」
今はもうこの世のどこにもいない人への呼び掛けは、誰の耳にも届かなかった。
-
>>1694
俺からは二点。
1)竜の火炎強すぎね?w
直撃したら即死かよ……。
そんだけ熱量持っている火球を吐き出して、竜の体は無事なのか
と突っ込みたくなるのは常識的な感覚だと思いたい。
2)無言の指示が万能すぎるw
『』が全部無言の指示というのはさすがに無理あるだろう。
実際に言葉に出したほうが自然だと思う。
でなければ「とっさに下へ避けるように指示した」などと
地の文にまぎれこませてしまったほうが違和感は少ない。
-
戦闘機のドッグファイトを意識したんだろうけれど、これだと戦記物にも劣るよ。
少し気の利いた戦記物ならば、スティックを引いただのGの強烈さだのを書くことで、
読者に臨場感を与える工夫をするもの。
例えば敵ワイバーンの編隊に襲いかかるシーン。
>翼を閉じ、ワイバーンの群れに直上から急降下をかける。
>ワイバーンの姿がみるみる大きくなる。
ここに一文入れてみる。
>イレーネは内股で竜鞍を締めて、宙に浮きかけた腰を固定した。
とか。或いは風圧に目を細めたりとか。
それに乗り手の脆弱さを強調するなら、竜がワイバーンに噛みついた時点で、イレーネは
かなりの衝撃を受けるだろうし、ワイバーンともつれ合えば振り合わされるだろう。臨機に
そうした描写を入れたらどうかな?
そうそう。竜の炎がどれほど強力だろうと、そこはファンタジーだからとやかくは言わない。
しかし当然、乗り手もマズルブラストを感じるはずだ。
例えばマグナム拳銃は、銃口を頭に付けた状態なら空砲でも人を殺傷出来る。
であれば、
-
済まん、途中で送ってしまった。
であれば頬や額に強烈な熱風を感じたり、焦げ臭い臭いを嗅いだり、或いは髪がチリチリに
成ることさえあるかも知れない。情景に対してそんな時はどうなるか想像力を膨らませ、
五感を総動員して読者に「感じさせる」努力をして下さいな。
-
>>1689
細かい批評ありがとうございます。
今度からは言葉の意味をよく考えて、重複した部分や、要らない部分を省いていきたいと思います。
「目の前」は言われてみればすぐ近くって感じがしますね。
自分としては「視線の先にいる」みたいな感覚で使ってました。
倒れきる前に見たという表現のほうがわかりやすいですね。すいません。
>>1691
自分としては掴みはこれでいいかなと思っておりました。
構成を考え直したいと思います。貴重なご意見ありがとうございました。
みなさんどうもお世話になりました。
いただいた感想を糧にこれから頑張っていきたいと思います。
-
すみません、よろしくおねがいします。今書いている長編の冒頭部分です。
冒頭だけなので、ストーリーの意味がわからないと思いますが、初小説で文章にまったく自信がないので、文章が通じるかどうかを教えていただけると幸いです。
文章が下手すぎて意味が伝わらないのではないかと、このまま書き続けるのに不安を感じていますので……
川原にぽつりと小さなベンチがある。
中年の男がそこで雑誌を枕にごろりと横になった。
春の陽気のせいか、男はすぐにいびきをかき始めた。
そのとき、すこし離れたところで、バアンという音が響いた。鉄板を叩いているような音だった。
眠っている男は、すこし身じろぎをしたが、そのまま眠り続けている。
しばらくして、またバアンという音が響いた。しばらくしてもう一度、そしてまたもう一度。
男は目を覚ました。
さっきからやたらとやかましいな。男は腕時計を見た。4時30分を回ったところだった。学校帰りの子供たちが、鉄柵を叩いて遊んでいるのだろうか。
バアン。
男は音のした方を見上げた。どうやら、少し離れたところに立ててある看板から音がしているようだ。「チカンに注意」。ありふれた看板だ。しかし、看板のそばには子供たちはおろか、誰の姿も見えなかった。
男は顔をしかめた。どういうことだろうか。
バアン。
今度ははっきり見えた。石だ。どこからか石が飛んできて、看板を打っているのだ。
対岸から飛んできているのか?
男は対岸のほうへ首をめぐらせ、目をこらした。この川は幅が200メートル近くある。対岸にあるものはどれも小さくしか見えない。
その時、対岸で豆粒のような影が動き、そこから石が飛んでくるのが分かった。
石は吸い込まれるように看板にぶちあたった。
あれは……子供じゃないか。
その子供は小学校低学年ぐらいに見えた。あんな小さなガキが、こんなに遠くまで石を投げているというのか? それだけではない、さっきからあの2メートル四方の看板に石を当て続けているのである。尋常のコントロール力では不可能だ。
「どうみても小学生ぐらいやないか。ありゃあ、野球選手になったら、どえらい投手になるぞ」
男は思わず口に出していった。
自分が応援していたプロ野球チームで、その少年が投げているところを想像した。
しかし、男はその妄想をすぐに打ち消した。
いや、俺は何を言ってるんだ。もうプロ野球なんてこの世には存在しない。それどころか、全てのスポーツはこの世界から姿を消した。もう馬が走るところも見ることができないし、マラソン中継だって無い。
サッカーは嫌いだったが、今だったら観たいような気がした。しかし、当然サッカーも禁止されている。
唯一許されているのは、格闘技だけだ。それも普通の格闘技ではない……極めて血なまぐさいやつだ。
男はため息をついて、堤防の上へと続く階段を昇り始めた。家に帰って、一杯やるつもりだった。もちろんビールは禁止されている。せいぜいコーラを枝豆でぐいとやるのが関の山だ。
背後でまたバアンと看板が鳴ったが、男はもう振り返らなかった。
-
>>1699の続きです
あちゃあ、あのベンチに人が寝てたのか。悪いことしたな。
マモルはペロリと舌を出した。
対岸のベンチで眠っていた男が起き上がって去っていくのを見てはじめてそこに人がいたことに気付いたのだ。
きっと看板に石が当たる音がうるさくて、怒って帰ってしまったんだ。
マモルは握っていた石を足元に放り投げた。
堤防の石段に腰を下ろし、疲れた腕をぐるぐると回す。
もうあれぐらいの看板なら、百発百中で命中させられるようになった。さすがに飽きてきたなあ。
別にマモルは何か目的があって、看板に石を投げているわけではない、ただの暇つぶしである。
堤防の上にはバス停がある、マモルはそこへバスに乗って帰ってくる姉を待っているのだ。毎日毎日待っている間に石を投げ続けた結果、これだけの腕になってしまった。
はじめは川の中ほどまでしか届かなかった石が、一年もすれば対岸まで届くようになった。さらに半年で、大体の狙った位置へと投げることができるようになった。そしてさらに半年かかて、今のコントロールを身につけたのである。
まったく意味のないことだ。マモルは苦笑した。
石を投げる仕事でもあれば、一生食いっぱぐれは無いのにな。……こんなくだらない妄想をしていると知ったら、姉ちゃんに怒られるな。
マモルは足元に落ちている木切れを拾った。そしてそれを大上段に振りかぶり、階段の手すりを打ち据えた。
両手に痺れが走り、マモルは顔をしかめて枝を取り落とした。
……かと言って、闘技場で闘う気にもならないしな。
俺は姉ちゃんのように背も高くないし、力も弱い。ああいうのは俺には向いてないだろうと思う。
その時、向こう側の角を曲がって、バスの黄色い車体が姿を見せた。
マモルは階段を駆け上がり、バス停へと走った。
しかし、バスから降りて来る人の中に、姉の姿は無かった。
マモルはふてくされてように、また川原へと降りた。
気がつけば、また石を掴んでもてあそんでいた。
対岸に人がいないか確認する。
今度は……そうだな、あの遠くの電柱を狙ってみるか。
マモルは、さっき当てていた看板よりも、さらに遠い位置にある電柱に狙いをつけた。
大きく振りかぶり、足を高く上げて石を放った。
石は放物線を描いて川を越えていく。
「あっ!」
マモルは思わず声をあげた。あれは……電柱じゃない。
マモルが電柱だと思って狙いをつけたのは、人間だった。いや、人間といっても地球人ではない。黒い衣服に身を包んだ、3メートルほどの巨体。○○星人である。
「あぶない」という声をあげる間もなく、石は○○星人の体へ激突した……と見えたその瞬間、石はフッと消滅した。
○○星人がゆっくりとマモルの方を向いた。
その巨大な体を別にすれば、○○星人の見た目は地球人とそれほど大差はない。
○○星人の赤く輝く目が、マモルを捉えた。マモルは心臓を思い切り握りつぶされたような気がした。
○○星人が笑った……ように見えた。この距離である、対岸にいる人間の表情が見えるはずがない。しかし、マモルには、彼が笑ったということがはっきりと分かった。
その時、背後でパアンという音が響き、マモルはふくらはぎに激痛を覚えた。
マモルが振り返ると、石段の上に、粉々になった石が散乱していた。
その欠片のひとつが、マモルのふくらはぎに浅く突き刺さっていた。
ひとつひとつの石の見分けがつくはずもないが、マモルはその砕けた石が、自分の放ったものだという確信があった。
もう一度対岸を見やると、○○星人の姿は無かった。
冒頭の第一章になります。長いですがよろしくお願いします。
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いい掌編かけたので、久々に批評というか感想というか、させて頂きます。
私的意見なので俺の読解力不足もあるかもしれないですが、そこはご容赦を。
まず感想。
「読めました?」と聞かれたら「読めました」と答える。しかし
「読みますか?」と聞かれたら「読みません」と答える。そんな感じっした。
・導入部としては、ちょっと弱すぎる。
・(たぶん無関係な)おっさんのシーンが長すぎ。
・世界観の伝え方が少なすぎ。
近未来?超未来?宇宙人がいて普通の世界?異常な世界?ファンタジー?
とにかくわかるのは「ここが現代世界ではない」と言うことだけ。
伝わらないので3mの行動が「どれだけ不思議なのか」がわからない。
マモルが200mの遠投が出来ることが「どれだけすごいことなのか」がわからない
(↑おっさんの感想が冷静すぎるのもある。ちなみにプロ野球の入団テスト遠投は100mもない)
足に石が刺さっているのが「痛い」のか「それほどでもない」のかわからない
(↑マモルが冷静すぎ)
とにかく「現象」に対してのリアクションが薄すぎて、その凄さのイメージがわかない。
たとえばテレポーテーションで友達の家に遊びに行っても「やあ、いらっしゃい」とリアクションされたら、「この世界では普通のことなんだな」って思うでしょ。
特に現代世界じゃない場合、その世界に住んでる人(小説内の人物)のリアクションでしか把握できないからね。メリハリ付けた方がいいと思う。
・スポーツが無い世界、と言うのを一生懸命説明しているが、その理由に全く触れないのでその事が重要なのか重要じゃないのかわからない。
・慣れてるならともかく、初小説なら人称の統一はしておいた方がいいと思う。
全体の感想は「漫画のコマを文章で書いてみた」という感じ。
まず、「必要な描写」「伝えたい描写」と「不必要な描写」を分けて、不必要なことを出来るだけ削除してメリハリを付けること。
描写やリアクションで「世界観」を伝えること。
これで少しは「読んでみようかな」って感じになると思う。
こんなもんでしょうか。頑張ってください。
-
まず、初めてなりに自信をもって書こう
すぐに読者に見透かされてしまう
そして、もっともっと本を読んで書きまくる事。
-
>>1699
おもしろいものを書けてると思うよ。
初めて書いたものに不備があるのは当然だから、
あまり悩まずにどんどん続きを書くべき。
書いてりゃ直ることもいっぱいあるから。
でも○○星人は、ちゃんと何星人か考えような。
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批評でも皮肉でもないんだが一つだけ言わせてくれ。
>コントロール力
こんとろーるちからと読んでしまった。
-
みなさん、ご批評ありがとうございます。
生まれて初めての小説で周りに読んでくれる仲間もいないので、不安のあまり、このような中途半端なものをアップしてしまいました。
おかげさまで、多少気が楽になりました。
稚拙な文を読んでいただいて感謝しております。アドバイスを参考に、これからがんばります。
-
う〜ん、最近誰も書かないのね
オレ?
そ れ ど こ ろ じ ゃ な い orz
-
締め切りはあと10日ですよ!
-
誰も書かないから俺のを少し投下。ちなみに小説書くのは初めてです。
第二章
赤い――
前後左右、縦横斜め、一、二、三次元のどこを見回しても、世界は赤一色に染め上げられている。そんな異空間の中で、感覚を失った四肢がただただ無抵抗に流されていくさまを、他人事のように陶然と見つめる自分。
次元の狭間のような世界を漂いながらも、去りし日々の経験が冷静にこの状況を分析する。
(これは、また夢なんだろうな)
来る日も来る日も眠りに就く度に辿り着く、この不安定な空間。どこだか分からない場所へと放り出され、何をすることも出来ずに、眠りから覚めるのをじっと待つ。何もない空虚の世界の中で、何だか分からない物を求めて一人虚空を彷徨い続け――
(いずれは自分以外の何かを見つけられるのか?)
夢の内容は、見る人の精神状態に大きく左右されるという。とすると、こんな漠然として理解しがたい夢を見る自分の心の深層は、相当病んでいるのかもしれない。
(こんな生活を続けていれば心も参るわな)
「鍛錬」と称して繰り返されてきた虐待の数々。物心がつくかつかないかの時分から始められ、泣いても喚いても止むことはなく、筋肉質な大男の、無機質で硬く尖った双拳にひたすら殴られ続ける。毎日当然のように行われてきた暴力行為は、町の誰もが見知っていて、それと同じ数の人々が黙殺していた。時には哀れみの視線を投げかけてくる者も居た。それでも、誰一人として救いの手を差し伸べてはくれない。哀れみの視線はその裏に好奇を隠し、人々はこの非人道的行為の傍観者であろうとした。彼らのその双眸を見つめて助けを請うと、白羽の矢を立てられた傍観者は即座に視線を反らし、何事もなかったかのように大衆の雑踏へと消えて行く。これらは皆、自分にとっては当たり前の日常。
そう遠くない昔のこと。遂に涙は枯れ果て、激情を顕にすることもなくなった。相変わらず男の暴力は止まるところを知らなかったが、急所への一撃だけでもなんとか防ぐ術を覚えた。どんなに苦しくても、誰にも救いを求めなくなった。
……どうして自分はこんなにも変われたのか。理由は考えたこともない。だけど、一人の味方も存在しない中で、この悪夢のような状況を打開するためには、自分が変わらなければいけないってことは、本能的に承知していたんだと思う。
だからこそ俺は、あの計画を実行することに決めた――
計画のことを考えると逸る気持ちを抑えきれず、一人きりの異空間を忙しなく飛び回る。無謀な計画であるにも拘らず、何故か失敗する気がしない。それどころか自由を得た後の自分を想像して、心が躍り狂う。親父に対する罪悪感が時たま胸を刺すが、たとえ親父を裏切ることになっても、計画を諦めるつもりはない。俺をここまで追い詰めたのは、他ならぬ親父なんだから。
もうしばらくすると朝が来る。決行は今日。大丈夫、後悔はしない。たとえどんな結果になったとしても、今より悪くなることはないはず――
自らの生み出した夢の世界の中で、アドルフ・ヴァーサは独り静かに拳を握り締めた。
色々と至らないところがあると思うので、今後の参考のために助言をお願いいたします。
-
>>1708
第二章。という事で前提がごっそり抜け落ちているわけだが、
これは短編連作方式で、新しい物語の冒頭だという事で話を進める。
まず「アドルフ・ヴァーサは独り静かに拳を握り締めた。」を一行目に持ってきた方がいい。
赤一色の夢の部分は、どうしても必要というわけでなければ全てカット。
主人公の心理を表したいのだろうけど、
親に虐待されて何かを決意するだけで読者は十分に察する事が出来るはず。
もし入れるなら主人公の状態がどうなっているのか直接的に表現すること。
「四肢が無抵抗に流されていく」はとらえ方が複数あるため適切ではない。
上げられている部分全体で必要なのは
1.親による虐待
2.周囲の反応
3.主人公の変化
4.何かを決意する
なので、文字数はこれの半分以下に抑えられるはず。
そして抑えないと冗長的すぎて読むのが辛い。
全体的に頑張りました的な雰囲気は感じるのだけど、
オサレ文章にする事に傾倒していて、頑張る方向が間違ってる様に思う。
-
あと追加。
夢見てる必要性が感じられない。
-
>>1709-1710
アドバイスありがとうございます。
これは短編連作方式でも、新しい物語の冒頭ではありません。
話の途中を抜き出して曝したのは不適切でした。申し訳ありません。
私が文中で描きたかったのは、
1.厳しい鍛錬
2.(主人公から見た)周囲の反応
3.主人公の変化
4.何かを決意する
5.親への不満
6.毎日繰り返し見る夢
7.赤い世界の中には主人公一人しか居ない
の7点でした。
「四肢が云々」にかんしては、自分では気付かなかったところなので早速修正したいと思います。
それと、文が冗長感じられるというのは致命的ですね。これからは気をつけたいところですが、改善できるかどうか……。
-
>>1708
ほんとに初めて書いたならうまいほうだと思うよ。
なんていうか、「なんだかよくわからない」みたいな効果を狙うということもあるしな。
あと、多少は冗長で読みにくかったが、これでいいという確信があるなら
このままでも問題はないかも。
もし反省する点があるなら、てっとりばやいところでは改行を多くすることを勧める。
-
改行を多くしたところで冗長性は回避できない。
描写が重複していたり、意味のない所が多かったりするから。
あと、全編この調子なら、俺は絶対に読みたくないな。
-
まるで、本格ミステリのような痒いところに手が届きすぎな文章だな。
ライトノベルなら、もうちっと筆を滑らせても問題ないよ。
-
>>1711
5は1と4の派生。6と7は2と3の派生だな。
つまり5〜7は蛇足だ。主人公の内面を表すのには無くていい。
自分の作品にこだわりたい気持ちは十分に分かるが、
読者から見たときに「この部分の情報が欲しい」という所だけを
上手く残して表現を削る必要がある。
シェイプアップした文章ほど「読みやすい」ものはない。
-
読みやすさを優先するか、文体の与える効果を優先するかはそれぞれだろう。
-
文体の与える効果とやらが効果的だったら、指摘されないんじゃまいか
-
そうか? たぶん指摘されるぞ。ここなら。
-
その後、そのまま鵺のマンションに帰る。鵺がさっきから機嫌が悪い。もちろん僕のせい
なのだが。どうも気が立ってるなぁと思いつつベランダで黙々と煙草をふかすオレ22:30。
むぅ、何か謝罪せねば。ただでさえあの気難しい鵺だしな。などと思案していると火がフ
ィルターに到達。ちょっと熱い思いをしたのだった。
吸殻をベランダ備え付け(もちろん、置いたのはオレ。)の灰皿に突っ込んで室内をちらり
とのぞく。
鵺がチャンネル1東海テレビよろしくSMAP×SMAP見てるし、相変わらず疑問なのだが
やっぱりあの料理対決にはレシピとか作られてて台本通りにやってるんだろうかと。まぁ、
アドリブであんなことができるのなら愛のエプロンにも出るはずだろう。
鵺はこたつに突っ伏して見ている。眠たいのかもしれないが。
おっと、そろそろ番組が終わるじゃないか。今日は月曜日だからな。アレを見なくちゃ一
週間が始まらない。そんなわけで室内に入ってコタツに入ろう・・・と思ったが、思いと
どまってキッチンに向かい冷蔵庫からさけるチーズ(無論、スモーク)を二本とってコタ
ツに戻る。
テレビは番組の間にやるニュースが映っていた。あいかわらず、連続殺人犯の事を言って
いるが気にしない。
-
鵺が地味に端によってオレが座るスペースを作っている事に気がついた。まぁ、チョット
感激するオレ。自分自身もそうそう大柄ではない。むしろ、男性の中では小柄なのかもし
れない体格だから二人並んで座れるんだけど。
鵺の横に座って、スモークさけるチーズを渡した。鵺が「さんきゅ。」とお礼を言う。
さて、ちょうど23:00。あいのりである。どうも、鵺が退院してから一緒に見るのが恒例と
なっているのである。意識取り戻してからも少々入院していたときに見たらしい。入院先
はもちろん岐阜大学付属病院であった。鵺が旧病棟から移動するときは大変だったとか。
まぁ、そのときはまだ意識不明だったが。
二人で並んで観ているのを知ったらさぞ十六夜は笑い転げるだろう。そんな二人でもっし
もっしとスモークさけるチーズを食べながら観ているカップルもいないだろうと思う。
今回は告白はなかったななどと思っていると番組終了。ぶっちゃけ、加藤晴彦だろうがウ
エンツだろうが変わらないような気がするんですが。
スモークさけるチーズのパックをゴミ箱に放り捨てる見事入る。オレナイスゴール。
って、そんな事してる場合じゃないでしょオレ。
-
桐矢はそのまま正面のテレビを見つめたまま鵺に話し掛けた。鵺はスモークさけるチーズ
を食べて、あいのりが終わるとまたコタツに突っ伏している。
「なぁ、鵺。」
「・・・・・。」
「さっきは俺が悪かった。ごめん。」
「・・・。」
うげっ、まさかの無言の返答、ヤバイこれはやばい。下手したらいきなりバルムンクに代
わってボコられるかもしれねぇ。
そんな事を心の中で考えていると。鵺が顔を起こして、肩に頭を乗せて話し掛けてきた。
「今回だけは許す。」
ほっと、胸を撫で下ろすオレ。よかった。
「ホント、ごめんなさい。」
「次、あんな事行ったらバルムンク嗾けるから。」
「それは勘弁してくれ。」
テレビはいつのまにかニュースよろしく滝川クリステルが映っていた。
-
↑の三つ書いたものです。
行き詰まってます。なにか意見もらえると嬉しいです。
-
とりあえず、いきなりぶつ切りのモノを持ってきてだな。
なにか意見とか言われてもどーしようもないわ。
何を聞きたいのか。
このシーンは作品全体の中でどういう意味を持つのか。
理想像としてはどうしたいのか。
ぐらいは最低限情報として出汁やがれ。
-
まずは文章作法から勉強しようね。
人に意見を求めるのはそれからだよ。
-
文章にテンポや読みやすさを与えるには語り手のキャラに一人語りさせるのが一番なんだが・・
それは独り言を言うんじゃなくて、情景等をそのキャラのフィルタを通して描写するのが目的。
あと、書き出す情報は限定しないと駄文になっちまうぜ〜
-
体言止めだっけ?
それがうざったい
あと何か陳腐。
自分がもっとも山場と思える文章を書いてみてくれ
誰もが見た事ないようなのでもいい
-
色々なご指摘ありがとうございます。
>>1713
さすがに全編がこんな調子って事はないです。主人公がメンヘラっていう設定なのでこんな文体にしてみました。
ところで、視点ごとに文体を変えるのは禁じてなのでしょうか。
-
×禁じて
○禁じ手
-
むしろ、視点をころころ変える方が禁じ手に限りなく近い。
絶版だが、食前絶後という小説では一人称の視点チェンジをやっている。
古本屋で見つけたら、一読の価値在り。
-
冒頭部分を投下。
沢渡雄二はチーズケーキが好きだ。直径十センチほどのホールケーキに笑顔で野口英世さんを出すほどには好きだ。大好きと言ってもいいかもしれない。
「沢渡雄二さんですね?」
雄二は駅前に新しい喫茶店がだす、チーズケーキが中々おいしいと評判なので確かめに行こうとしていた。休日の駅前はそこそこ賑わっており、しかし、少女はその賑やかさとは無縁のように無表情で雄二を見ていた。
「どなたですか?」
微笑を浮かべて雄二は尋ねた。見知らぬ人に声をかけられるのは慣れていた。
「私は桐ヶ丘聖羅です」
少女は無表情に答える。
「きりがおか、すてっらさんですか、変わったお名前ですね」
「はい。嘘ですから。本名は大阪花子と申します。偽名ですが」
「…………」
雄二に染み付いた感覚が告げる。関わるな。さっさと逃げろ。
「あの、ボクは用事があるので、失礼していいでしょうか?」
「言葉を正す必要はありませんよ、沢渡雄二さん。もっと気楽に話しかけてください。そのほうがこちらもやりやすいので」
ざわざわ、と駅前の広場の人口密度が上がる。どうやら、電車が停まったようだ。
「さて、ここで話すのもなんでしょうし、そこの喫茶店に入りましょう。あなたの用事とやらのチーズケーキぐらいはごちそうします」
彼女は言うだけ言って、さっさときびすを返し雄二が向かおうとした喫茶店へと向かう。雄二は少し迷ったが、回れ右してここから去ることを決めた。
好んで変人に付き合うほど、酔狂じゃない。
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>>1730
>沢渡雄二はチーズケーキが好きだ。
あなたのキャラクターなんて誰も興味がありません。
誰も興味がないものは誰も読みません。
>「沢渡雄二さんですね?」
>雄二は駅前に新しい喫茶店がだす〜〜
まず一つ目はキャラクターのセリフの後に状況説明に入っている。明らかに間違い。
二つめ、「駅前に新しい喫茶店が出すチーズケーキ」意味が分かりません。
辛うじて「駅前に新しくオープンした喫茶店が出しているチーズケーキ」だと予測できます。
しかし、もっと抽象的で様々なとらえ方が可能な文章で同じ様なことをされると予想できなくなります。
>さっさときびすを返し
踵を返すのは引き返す時です。辞書を引きましょう。
この場合は「さっさと喫茶店へと入っていってしまった」などの文章の方が適切です。
てにをは、修飾語の関係性、日本語センスに問題が見られます。
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>>1730
>沢渡雄二はチーズケーキが好きだ
こんなに酷い冒頭は久しぶりに見た。まだ会話から入ったほうがマシ。冒頭の一行目だよ?大切にしようぜ
>野口英世さんをだす
良くない。「諭吉」程メジャーに使われない比喩を堂々と使わないほうがいいだろう
どうしても使いたいなら「野口英世を一枚」という風に「お札」とわかるようにしたほうがいい
っつーか何故に「さん」?神視点か?
>好きだ。大好きと言ってもいいかもしれない
好きも嫌いも大好きもどうでもいいしな。つーか冒頭の一行あまりにもどうでもよすぎて笑えて北
>雄二は駅前に新しい喫茶店がだす
>賑わっており、しかし、少女は〜
つ 「小学校国語教科書」
なんというか
いろいろ頑張ってね。もう。いろいろ。
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>雄二は駅前に新しい喫茶店がだす
駅翻訳の日本誤訳みたいだ。
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ああ。野口って札かw
今気付いたよorz
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勉強になる
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「チーズケーキが好き」なのも、ユーモアで牽引するなら悪くないと思うがね。
最近、何やら否定する事に意義を見いだしてるかのような批評が多すぎやしないか?
ただその場合、キャラクターの行動原理がかなり「チーズケーキ」に左右される訳で、
変人相手であろうとつい釣られてついて行く方がそれらしいと思うのだが?
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俺もそう思う。チーズケーキを強調しといてなんだそりゃ?って感じ。
全体的に説明臭いのもよろしくないな。
でも続きは気になる。
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なんか改めて見たら、冒頭に関しては「酷い」としか言ってないなw
追記しとく
つまり冒頭が「チーズケーキが好きだ。かなり好き。大好きだ」と言われても「はぁ、そうなんすか」としか言えないでしょ。
句点三つも使っておきながら「好き→かなり好き→大好き」という三段活用(?)が全く活かされてないじゃん。
どうせ「好きだ」という事をアピールしたいなら、「ホールケーキに小一時間顔を埋めるのが最高の贅沢だと思っている」だとか
「『うんこがチーズケーキで出来てたら俺閉鎖空間でも生きていける』と豪語している」とかさ。なんかあるでしょ。「異常なほど好き」というのがさ。
それなのにただ「駅前に出るための理由」じゃん。
後で使われる伏線かどうかはしらんがそんなもの、冒頭の一行目という、小説で(特にラノベで)一番重要な場所に持ってくる必然性がわからん。
俺が辛口なのは確かだが、「全く効果の無い三段活用」は絶対にやるべきじゃないし
一行目をもっと大切にしろ、と言いたい。
「後半まで読めば面白いから」なんて言い訳つうじねーですよ。必ず最後まで読んでくれるのはお友達だけですよ。
と言っても>>1732含め、俺の独断的意見だとは思うので、誇りを持って「ここは意図してです!」と言うのなら問題無いです
いじょ
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というか冒頭シーンが完結してないっぽいのがモヤッと。
これじゃ判断のしようがない。最悪でも逃げたあと、
喫茶店の中でもいいけど、そこまでは書くべき。
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>>1736
プロの作品がここに晒された時はあまり否定してなかったから、
単純に否定要素が盛りだくさんな作品が多いだけな気がする。
逆に「素人だから」って甘く見ている感じもするし。
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うん。きちんとした要素が多ければ(丁寧に書かれてたら)素直に評価すると思うよ
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だな。
面白いかどうかは置くが、プロのは体裁は整ってた。
ここであがる作品はぶつ切りのシーンだったり、未完の冒頭だったりだからねえ。
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お腹が空いた。
冷蔵庫は空で、お金はない。
何にもやる気は起きないし、やれる気もしない。
頭の中がぐちゃぐちゃだ、伸び気味の髪を掻き毟る。
日曜日の夕方、ノートパソコンの前にただ座る。
仕事を探すでもなく、ゲームをするでもなく、ただ、座り画面を眺める。
たまに何かを思いついてはマウスを動かしキーボードを打ち、また止まる。
画面が暗転すると自分の顔が映る、ひどい顔だ。
その生気のなさは、男の顔にある種の不気味さを演出していた。
自分で思う、こんな顔した奴とは関わり合いたくねぇな、と。
まるで死んでいるような顔。
こんな奴に笑い話をしてもくすりとも笑わず、嘲笑されているような気分になるだろう。
他人は自分を映す鏡だと言う。
ならば、まるで自分は死神ではないか。 周りの笑顔を一人で奪い生気をなくす。
この顔を生まれつきだと言い訳する気はないし、周りの人間を愛してもいるが、
だからと言って改善したいとも思えなかった、痛みも苦しみも愛している、
自分だけのものだ。
だがしかし、自分の体は正直で、不安や焦燥が湧き上がるのは止められない。
とても人恋しい、でも、煩わしいとも思う。
どうにもならない矛盾の中で、頭の中がぐちゃぐちゃだ。
どうしよう……。
頭の中は生温い濁った沼のようにぬたぬたに微睡んで、
体は主人の命令を待っている犬のようにただモニターを眺めていた。
じっとしててもお腹は空き、お金はかかる。
このままではヤヴァイと体は思ったんだろう、鞭を打つように体に知らせる。
「腹減った」 腹が減ってるから気力も湧かない。 「それでも、気力を振り絞れ」
まるで、自分は体の奴隷のようだ。
頭と体は別物で、
結局情報である人格は、他の人格に干渉できない孤独な存在ではないだろうか。
エネルギーの少ない人体コンピューターは意味不明な思索を続けているようだった。
その時、不意に一つの解を思いつく。
「人恋しい」と「煩わしい」は矛盾ではなく、
両立できうる条件だ、曰く「煩わしくない方法で人恋しさを解消すれば良い」
その方法は目の前にあった。
おもむろにマウスを動かしタイピング、ブラウザを開いて掲示板に「書き込む」
人格を反映させた情報と人格を反映させた情報とが接触し、且つ煩わしくない方法。
むしゃくしゃして書いた、今は反省はしていない。
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ちょっと不安になったんだが、
>ぶつ切りのシーンだったり、未完の冒頭だったり
をUPして批評をもらうスレなんだよな?
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>未完の冒頭
冒頭がちゃんと書けてる未完作品いいけど、冒頭が未完の未完作品はいかんと思うんだ。
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何言ってるか良く分からんかったorz
例えば冒頭を見てくれ〜って言うなら、ちゃんとキリのいいとこまで書けって話。
チーズケーキのやつみたいな、半端で終わってるのじゃ評価のしようがない。
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>>1746
たしかに短すぎたら言えることも少なくなるが、ここまでの長さなら良し、って基準もないだろ。
俺が以前晒した冒頭も、プロローグの終わりまでだけうpしたら10レス以上使ってたと思う。
長すぎてもうざがられるだろうし、好きな分量で投下しろと言いたい。
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未完でも中途半端でもかまわんと思うんだ俺は。
要は自分の批評してもらいたい箇所の問題だろう。
キャラ描写が出来てるか、とか。風景のイメージが沸くか、とか。
まあどこを投下してどういう風に一言追加すれば自分の欲しい意見がもらえるか、というのも作者の力量だろうよ
チーズケーキを評価しようがないのは、中途半端な上に何をどう評価してくれとも書いてないから
「日本語でOK」としか言いようが無いって事なんじゃねーの
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そもそも超能力だのなんだのといった科学では証明できないような不可思議な力などこの世には存在しないわけで、そんなくだらないもののために貴重な時間を浪費するなど愚か極まりない行為だ。お前にはそこらの一般人では歯が立たない程の才気と知識 、そして好奇心があるではないか、何故その能力をもっと有益なものに注ごうとしないんだ。
「そんなこと言われてもなあ。有益なものって例えばなんだい」
例えばだな、社会に貢献するようなことだ。科学者にでもなって、発明品を作るのなんてどうだ。
「余計なお世話だよ、僕はそんなのにはまるで興味無いね」
じゃあ医者なんてどうだ、世界中の不治の病で苦しんでいる人たちを助けてやるんだ。
「不治の病だけかい?」
つべこべとうるさい奴だ。かわいそうだと思わないのか、今こうして俺たちが話している間にも世界中で病に苦しむ人たちが助けを求めているんだぞ。それを見捨てるって言うのか、非道い奴だ!
「そんなに言うのなら、君が助けてあげたらどうだい」
俺にそんな器量は無い。
「世界中の病気に苦しむ人達に謝れよ、今自分が言った事は全て嘘ですってさ。君が他人を助けてあげたいだの何だのと考えるはずが無い」
それは心外だ、言われの無き誤解だ、憎むべき冤罪だ。俺はいつだってだれかのために全身全霊で悩み苦しんでいるんだぞ。
「あまりにも嘘くさいよ。かわいそうだの助けるだのそんなものは単なる偽善だって言っていたのは一じゃないか」
確かにそうは言ったが、偽善であろうと何であろうと救われる命はあるのだ。
「付き合ってられない、僕は君が何と言おうがこの本を読む」
よせと言っているだろう、この分からず屋め!
俺の制止もむなしく、幽真は読書に(少なくとも本人は読書だと言い張っているが、あり得ない早さで次々とページがめくられていく)集中しだした。もう俺が何と言おうとこの偏屈男は頑として聞きやしない。根っからの唐変木だ。
幽真の手にしている本は、超自然現象解説とかいうすこぶる怪しく、胡散臭い、ペテンのオーラ全開な代物だ。全くもって胡散臭い、おまけに読んでる奴も胡散臭いときたもんだから始末に負えない。見ろ、誰がどう見てもただ単にページをめくっているだけにしか過ぎないぜ!
「真・超自然現象解説だよ」
聞こえてたのか。
「隣でそんな奇妙な実況を大声でしていたら、誰にだって聞こえるってもんさ」
そう言うが早いか幽真の奴は本を閉じる。まだ読み始めて十分も経っていない。
「大変参考になった。この本の著者は素晴らしい人物だ、感動したよ。まるで超能力者本人が書いたみたいだ」
一人で勝手に感想を述べやがった。超能力者が居るとすればそれはお前の事だ。十分で本を一冊読み終える奴がどこの世界に居る。悪い冗談にしか思えない。
「なにも初めから読んでたわけじゃ無いだろ、ひねてるなぁ。一の欠点は実践もしないですぐになんでも非難する事だよ。君も一度やってみると良い、きっと気に入るはずだ。まず・・・」
俺にそんな電波なものを解説する気か、やめてくれ。大変に余計なお世話だ。
「だからさっき僕に余計なお世話を働いたのは君の方だろ」
本当につべこべとうるさい奴だ。
スニーカーかスクエニ投稿しようと思ってるやつなんだがどうだろうか
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止めた方がいい
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とりあえず最初の一行でハルヒか?と思った。
(別に俺はハルヒ信者じゃないが)
キャラ同士の掛け合いと一人称のツッコミがかなり寒い。
台詞がくどい。中2病っぽいのが売りならそれでもいいと思うが。
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エキセントリックだが実はスゴイ主人公格と、つっこみ役の主人公というのはキングオブ馬鹿一。
これでいこうと思ったら、よほどキャラが立ってないとムリ。しかし、キャラはおろか掛け合いにも捻りがまるでない。
ちっとも主人公の相方がスゴイという感じがしない。
故に馬鹿と無能のたのしい中2病劇場にしか見えない。
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なんで主人公のセリフを「」でくくらないの?
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>>1753
流し読みなのでよくわからんが
たぶん、主人公が幽霊とか宇宙人とか二重人格とかテレパシストとか
前フリがあるからそういうことだろうと思った
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ハルヒの丸パクリしてるからだろ。あれの文体まんまだし。
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最近レベル低いな。
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神は現れんのか
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>>1756さんの高レベルな文章晒して!
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>>1749
そもそもパクリだと一見して印象を与えるような作品は、パクリだと証明する必要もなく評価されないわけで、そんなくだらないもののために貴重な時間を浪費するなど愚か極まりない行為だ。お前にはそこらのワナビでは思いつかないような、自身から発生する文章やネタがあるはずではないか、何故その能力を自身の小説へ注ごうとしないんだ。
例えばだな、ぐだぐだと長い文章を削るとかだ。編集になったつもりで、文章を一から点検してみるなんてどうだ。
キャラクターなんてどうだ、自分の思い描く魅力的なキャラクターとして表現されているか確認してやるんだ。
「そんなに言うのなら、おまえはどうなんだ」って思っているかもしれない。残念ながら俺にはそんな器量は無い。せいぜいこうやって文章を改変するくらいだ。
馬鹿にするつもりは無い。自力はあるように感じられるから、がんがれと言いたい。
キャラクターが弱いのが気になる。少なくともうpしてある文章からはキャラクターの魅力が感じ取れない。
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自力って地力じゃね?
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