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他人が書いた小説の一部を批評するスレ

1イラストで騙す予定の名無しさん:2004/02/20(金) 16:17
 書いてみたはいいけど、この表現どうなの?会話シーンに自信ないんだけど、ちょっと見てもらいたい・・・。
 そんな悩みを抱えるあなたは、このスレに、書いた作品の一部を載せてみましょう。
 ついでに、執筆上の悩みもガンガンぶちまけましょう。
 
 投稿する際には、あまりに長いのは避けてください。また、このスレはオリジナル限定とします。
 その他は、ライトノベルであれば、ジャンルその他は問いません。

1025イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/05(木) 23:46:47
 3、4節の背景説明が助長に過ぎないかな? 直接ストーリに関係無い背景なんだから、
説明したい衝動はグッと抑えて、5節めのメイン・ストーリに戻した方が良い。
 世界観を表すとは設定を並べるのでは無く、雰囲気を匂わせる描写の事だよ。
 逆に「国連の月面強襲作戦」は何をしに来たのかな? 遠大な世界の構造を語るよりも、
先に主人公達の目的や行動を書いた方が読者のストレスが少ないと思う。

1026ちょい長め:2006/01/06(金) 00:45:38
おおっといきなり適切な指摘。
第四節あたりをダイエットさせつつ饒舌に状況を説明させる……
へへへ、挑戦しがいのある問題だぜ。

ありがとうございます。

1027イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/06(金) 02:18:47
一文が長杉で読みづらい。

1028イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/06(金) 22:52:33
−−−−−−−−−1−−−−−−−−−2−−−−−−−−−3−−−−−−−−−4−−
 それは有るな。代表的なライトノベルを何冊か手に取って読んで欲しい。例えば今オレの
手元に有る物は一枚辺り、つまり2p又は見開きで42文字×34行に成っている。そして3行以上
続く文は殆ど無い。
 こんな風に一反区切る訳だ。

1029ちょい長め:2006/01/07(土) 02:16:24
さすがに一文が長すぎとかは考えてなかった。
自分で読むと繰り返し直しを入れた分するする読めるので気付かないんよ。
一般小説への移行を考えるか、ぶつぶつ切るか。
へへへ、挑戦しがいのある問題だぜ。

ありがとうございます。

1030イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/07(土) 11:36:39
ラノベ的文体とはやや違うが、悪くないと思う。
このスレで読んだ中ではいい方では。
書き上げたら徳間あたりに送ってみれば?

1031イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/07(土) 21:34:16
>その他は、ライトノベルであれば、ジャンルその他は問いません。

という前提で批評してる訳だから、盲目的に受け入れれば良いという訳じゃ無いしね。
此方の手元に有る「TWELVE Y.O.」ではその位の長文は当たり前だし、専門用語や設定も
詳細で量も多い。
でもやっぱり、戦闘描写→背景説明→戦闘描写→背景説明では、折角の迫力を損ねるかと。

1032イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/07(土) 22:54:57
実際、読者がどう取るかだよな>長文

読者を“信用”しすぎて、長文たらたら書いて読者の気が滅入ったらアウト
読者を舐めてかかって文を区切りまくって持ち味殺すのも微妙

いかに対象の読者レベルを読むかだよな

1033イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/09(月) 10:22:01
ベトナムの気候を書けと言ったが、
暑くて湿っぽい気候なんてのは言われるだけならない方が良い。
そして描写が全然足りてない。文章の長さの話じゃなくてね。
気候の話も同じこと、読者がベトナムに居るように錯覚する文章を書け。
まず、何を書きたいのか、書かなければいけないのかってのをしっかり定めて書いたほうが良いと思う。
背景が書割りで良いと言うなら、そんなん気にする必要もないと思うけど。

1034イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/10(火) 02:24:02
ひょっとして推敲で騒いでたのも君かな?

1035イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/16(月) 23:14:39
近所から誘導されてきました。
時間があれば批評などしてくれるとありがたいです。

(妹暴行、そして殺害)

俺は仰向けに倒れこんだ妹に馬乗りになる。
妹の腹部に体重を預けた瞬間、呻る様に妹の口から悲鳴が漏れた。
それで少し我に返りそうになった。しかし俺の目下にある、妹の表情がそれをさせなかった―
哀願と憎悪が、ショッキングな色の絵の具を混ぜた瞬間みたいに、混濁した表情。
そのマーブルは群青になって俺の心に流れ込んできた。
昔見た付録の安っぽい3Dメガネを通してみた世界が目の前に広がる。
―うわぁ、なにもかも、おもちゃみたいだ。
そして気に食わないおもちゃを叩きつけるように、目の前の妹の顔を、殴ってみた。
ぐにゃり、と世界と一緒に妹の顔がひしゃげた。うわ、なんかおもしれー。
ひしゃげる感じが楽しくて、もう一発―。ぐにゃり。うひゃひゃ。
おもしれー。おもしれー。殴れば殴るほど周りも俺も一緒にぐにゃぐにゃになって
妹の顔もぐちゃぐちゃになって赤い血がいっぱい飛び散って。その赤がまた世界の色
ぐちょぐちょ混ざって。色んな絵の具を足した水彩画セットの水バケツみたいだ。
どれぐらいかき混ぜたんだろう。世界も俺も妹も、もう何色か分らなくなってきた。
だけど俺はまだかき混ぜ足りなくて、もっと強くかき混ぜようと、拳に力を込めた。
その瞬間。パチャ、っと水を零したような音がした。唐突に世界が単一色になる。
それはすべての色を混ぜた最後、黒い赤。俺の血の色だった。
「う―、あ?」
なぜか冷静に、我ながらずいぶん間抜けな悲鳴だ、と思った。
手でゆっくり黒い赤を掬い上げた。プシューっていってる。
俺の腹から出ていた。そこには銀色のナイフ。妹の白い手が突き立てていた。
「なん、で?」
また、パチャ、と水音。俺の身体が自分の血溜に倒れた音。
そのまま水底に沈んでいく気がした。水面に目をやれば、さっきとは逆の構図、
妹が俺を目下に見下ろしている。妹は何故か笑っていた。
そして本当にゆっくりと妹が右手を振りかざす。黒光りしたハンマーが握られていた。
ハンマーが頂上にかざされた瞬間、妹の顔から、ニタリ、と音がした気がした。
―さようなら、〝お に い ち ゃ ん〟
鉄が弾ける硬い音がして、俺は、深い深い、常の闇に、落ちていった。
―今度は、ワタシが、かき混ぜるばん

1036イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/16(月) 23:27:43
自分では理解できている描写が結果として抜け落ちてるので、唐突に感じる部分がいくつかある。
あと、一人称で書く場合は描写の言葉も、視点のキャラのレベルである必要がある。
例えば、チンピラDQNの視点で妙に文学ちっくな表現があっちゃヘンでしょということ。

色で纏めたのは結構よさげ。
せっかくなんで、もう少し色の表現に凝ってみてもいいかもしれん。
その場合、俺がそういうのにある程度詳しいという条件が必要になるけど。

10371035:2006/01/16(月) 23:39:50
>>1036
唐突な感じ……確かに良く受ける指摘です。描写不足ということでしょうか。
次はもう少し過剰装飾にしてみよう
人称もやっぱりそこまで考えないと駄目なんですね。特に一人称は難しい。
一人称にうかつに挑んだ自分に反省↓
色の表現は自分の武器にするつもりです。仰るとおり「色」の表現の習作です。
もっと勉強して一つの武器にしたい……
ありがとうございました!オス!

1038イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/16(月) 23:44:36
擬音が多いのもわざとだよね?
色と擬音で表現されてるように感じられたけど。
擬音が癖なら勘違いかな。

主人公の感覚表現が少ないのかな。されたときの表現っちゅうか。

腹を刺されたとき、血が見えたんだと思うけど馬乗りになってたら見えないんじゃ
ないかと思ってしまった。
俺の血の黒に染まる妹、何故?
とかの方がいいような。
刺されて目が眩んだっていうのなら俺の読み間違い。

10391035:2006/01/16(月) 23:51:38
>>1038
擬音も音もわざとです。が、そんな質問が返ってくるってことは意図が反映
されていないということで……orz主人公の感覚表現も色や音で表現した
つもりでしたが、全然レベルに達してないってことですね。とほほ……。
確かに情景をイメージすれば妹が血に染まった方が自然ですね。
レベルアップに努めます。ありがとうございました!

1040イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/16(月) 23:53:11
>>1037
描写不足というよりも、むしろ視点の混乱かと。

例えば、>それはすべての色を混ぜた最後、黒い赤。俺の血の色だった。
の部分。
これは時系列に並べると、刺される→血が出る→俺がその事に気がつく。
となる。
けれど、妹の血が飛び散ってる状態で、果たして「俺」は自分の血だけを見て、それが自分の血と気がつけるか?
という問題。
これは神の視点では刺されたのは自明で、それをそのまま「俺」がその視点を継承してしまっているから生じてくる。

蛇足。
色に拘るなら、「俺」を美大生とか美術コースの高校生とかいう風にして、刺さってるナイフを美術に縁のある凶器とかにすると面白いんでないかと。

10411035:2006/01/17(火) 00:00:10
>>1040
あーなるほど。一人称であれば「伝わるべき」情報を必要十分に伝達できて
いないということですかね。そしてそれは一人称だから伝わる情報で
なければいけない、「神」の介入は厳禁、と。一人称はむつかしいです……
でもキャラを掘り下げる勉強にはなりそうです。
美術館系の凶器……素直に小刀かな?へらかな?

1042イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/17(火) 00:42:18
へらで色を塗るのさ。
部屋がキャンバス。
妹の血や肌の色、皮や洋服を切り裂いて色を作り絵を描くんだ。

1043イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/17(火) 00:49:55
確か一種の失調症で、他人の感情に応じて色彩を観る人間ってのが居たはず。
TVを観ていても、主人公や脇役の感情の変化に合わせて、フィルターが掛かったり
視界に色が走ったりするそうな。
怒りで目が眩むとか赤く染まるって、自分の感情に連動したのでは無く、他人の感情に
連動している辺りがミソだね。
上遠野氏みたいに、各色毎に何を暗示するか決めておいて、描写に使うのも面白いかも。

10441035:2006/01/17(火) 18:20:55
>>1042
がーん!ホラーって苦手で読んだことないのですが
そこまでやらないとダメですか?(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>>1043
それはそのまんまラノベに使えそうな話ですね。「色」って人の感情に
すごい関係があるって読んだことがあるけど、その失調症の人は脳の
「色」を司る場所と「世界」が繋がったのですかね?すげぇ。
ブギーポップ、有名すぎて逆に避けてしまっていたのですけど読んでみます。
「色」は使い古されているけどまだ追及の予知がありそうです。
ありがとうございます。

1045イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/17(火) 21:26:46
渡瀬のパラサイトムーン(だっけ?)でそんなキャラがいたような。

1046イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/18(水) 19:58:31
文章途中の単語の詳細説明を入れる時、
(単語)――(詳細) という使い方をすると思うんだけど
 (例:私の父――小泉純)

この時、詳細が単語なら
・私の父――小泉純は外科医であった
という風に使って、詳細が文章なら
・私の父――この土地の地主である小泉純――は外科医であった

となんとなーく使い分けてるんだけど、使い方変?普通?そもそも気にする必要無い?

1047小泉孝太郎:2006/01/18(水) 20:08:48
間を空けたい時はそれでも良いけれど、普通はこう書くんじゃ無いか?

 ・私の父――小泉純は外科医であった
         ↓
 ・私の父、小泉純一郎は総理であった

1048イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/18(水) 20:17:57
そういうのは、書き手の腕の見せ所だろう。

1049イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/18(水) 20:21:42
ただ「―」はあんまり使いすぎると文章が間延びするので注意が必要かと。

1050イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/18(水) 20:28:50
>>1047-1049
即レスさんくす。
変では無いけどやっぱバランス的な問題、って所か。
確かにその前後の――とか句読点次第でうっとおしくなりそうだね。

1051イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/19(木) 03:05:47
俺の場合、ダッシュでくくる時はその場だとあまり必要のない説明を使うな。

例えばこんな感じか。
・この土地の地主である小泉純は――私が嫌悪している父なのだが――外科医でもあった。

1052那賀 健比古:2006/01/19(木) 23:38:28
 通常は挿入に使っていますが、人によっては間合いを空けるのに使いますね。
参考用に買った古橋秀之氏の「ブラッドジャケット」のP15ではこうです。

 瀟洒な調度の数々に彩られた広い室内、玉座のようなソファに腰掛けた美貌の青年−−〈ロ
 ングファング〉を取り巻くように、イブニングドレスの美女(いずれもミズ・ユニバース級
 だ)が十数人、妖艶な笑みの端に牙をのぞかせて立っている。

 ここでは挿入と言うか注釈に()を使っていますが、他のページでは−− −−で
やはり挿入文に使う事が多い様です。

1053イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/20(金) 00:43:36
なんかその抽出文章だけ見るととてもプロとは思えないなw
美女の表現にミズ・ユニバース
カッコが多くて読みづらいし
まさにラノベ作家、って感じだな

俺のバイブル「竜馬がゆく」では文中より会話の中がほとんどだな
読みようによっては間を空けているような気もするし、逆に前後の間が無いことを示している気もする。
難しいのぅ

1054イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/21(土) 17:46:44
ここはラノベ・スレなんだし、表現の多様化に挑戦しても良いのでは?
秋山氏のように、1ページ半分を空白にして「海が、」って書いたプロも居る。
そしてどちらもラノベ作家として高い評価を受けているんだ。

1055避難所3717:2006/01/21(土) 22:06:59
皆様お疲れ様です。
少し長い話を書こうと思うのですが、オープニングがどうもうまくいきませぬ。
曝してみるので、どうか忌憚無きアドバイスをお願いします。

それは空への階段 
手を伸ばしたら指の隙間から蒼の溢れる青い空
手を伸ばしても届かない でもそれは蒼でつながっている
みんな同じ空で繋がっている 同じ蒼を見ている
だから私は世界がとても好き 愛しています
同じ空を見ている貴方を あいしています

 無限に広がっているような、そんな錯覚に陥る空に包まれた学校の屋上。蒼野由紀歌という
少女はそこで詩を詠っていた。由紀歌は干したての布団のような、柔らかい、暖かい声で空に
向かって詩を捧げていた。天を仰ぎ、祈るように、小さな身体をゆっくりと揺らして。
時々細い両手を広げて、詠う様は、世界を抱擁しているようだ。そしてその詩も、
世界への愛しさで溢れかえっていた。

涙が出そうなときは空を見上げる 貴方も同じ空を見ていると思うから
嬉しいことがあった時は空を見上げる 貴方も同じ空を見ていると思うから
私と貴方は 空で繋がっている 届かない蒼でつながっている
果ての無い蒼で繋がっている 
それは空への階段 貴方を愛することで私は空へ上っていく

 少年がその詩を隣で聞いていた。少年は仰向けに寝そべっていた。彩った青が空を包む様に、
彼は由紀歌の歌に身を寄せていた。由紀歌の詩を聞いていると、見上げた空が自分を赦してくれる
ような気がした。すべての業から、放たれたように感じた。
 それは錯覚であることを少年はよく知っていた。生きることは業を背負うことだと彼は思っていた。
だけどそれでもすべてを愛したいと願っている。そんな由紀歌という少女を少年は愛していた。
少年にとっては由紀歌が空だった。手を伸ばしても届かない空。だけど同じ空を見ていると思うから、
少年も世界を愛したいと思った。
 空が広がっていた。どこまでも、どこまでも無限に広がる蒼。手を伸ばせば届く様な気がして、
そっとそっと空に手を伸ばす。指の隙間からは、空が漏れていた。掴めないのがわかっていても、
少年は手をそっと握り締めた。

1056イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 00:09:25
>>1055
うん、まぁ、オープニングならこんなもんじゃね?
少年の業ってのも気になるし。
いい感じだとは思う。

そうねぇ。

空を抱く少女と空に手が届かない少年。
この二人をもっと対称的に書いてみたらどうかな?

あとは

>それは空への階段 
>手を伸ばしたら指の隙間から蒼の溢れる青い空
>手を伸ばしても届かない でもそれは蒼でつながっている
>みんな同じ空で繋がっている 同じ蒼を見ている



>だから私は世界がとても好き 愛しています
>同じ空を見ている貴方を あいしています

とで口調が変わってるよな。
なんでかな?
それと
>同じ空を見ている貴方を あいしています
愛じゃなくて「あい」なのは何か意図してのことかな?
物語に関わってくる表現ならいいけど、違うなら「愛してます」に統一したほうがいい

ぱっと見て俺が思いついたのはこんなとこ

1057イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 00:19:16
>>1055
もし新人賞に応募する気なら、適度かつ効果的な改行を覚えた方が良い。
縦書きと横書きだと感じる読みやすさが全然違うから。
この文章、たぶん縦書きで読むと物凄く読みづらいはず。
 
詩的表現はリズミカルに読んでもらわないと意味がないので、
例を挙げると
1.短文(キャラの動作・行動を簡潔に示す)
2.長文(詩的な比喩を滔々と重ねて雰囲気を作る)
3.短文(……
といったように「読みやすいポイント/最低限読んでもらわないといけないポイント」
を考えて文章を作っていくと良いよ。
 
文章を飾る『足し算』は知ってると思うから、
今度は、簡潔な文章で効果的に内容を伝える『引き算』を頑張ってみよう。

「描写・表現を書くためにストーリー・シーンを作る」という考え方から、
「ストーリー・シーンを語るために描写・表現を考える」という考え方にシフトしていこう。
修飾過多な人には、往々にしてそういう傾向が見られるから、もし思い当たるフシがあったら気を付けて!

1058避難所3717:2006/01/22(日) 00:21:32
>>1056
レスありがとうございます!
そうですね。せっかくのオープニングなら綺麗に見せるのに対比をもっと
しっかりと使ったほうが効果的かも。なんか想像力掻き立てられます。
「愛」と「あい」の使い分けは狙いがあります。若干でも「ん?」って
思ってもらえれば第一関門通過かなぁ。ふふふ(自己満足)
でも文中詩の口調が変わっているのは……すいません意識不足ですorz
考えすぎて書けなくなってたので一回フィーリングで書いてみたんです。
こうやって第三者に注意してもらってやっと、はっ、とできるのだから
未熟だ。読み直したのになぁ。
ありがとうございます。拳を胸の前で合わせて、感謝の意を、です。

10591056:2006/01/22(日) 00:30:56
「あい」に意図があるなら、そうした意図を強調する意味で
「アイしてます」とカタカナにするのはよくある手法だ。
意図があるかないかで迷ったからね。
本当の意味の語感とかによるけど、使ってみるとよいかも。

あと>>1057の改行に関しては俺も同意。
文章の形まで計算に入れるんだ。
どうすれば見やすくなるか。読みやすくなるか。

1060避難所3717:2006/01/22(日) 00:38:54
>>1057
改行の効果的ポイントは勉強すれば何とかなりそうですが、「リズム」は
もっと訓練しないとおっしゃる意図で使えない気がしました。がんばり所ですね。
実は漏れの小説「リズム」はすごい武器にしたいポイントなんです。詩的表現が
好きだし、韻を踏んだ文章が好きなんです。ただ勢いで書くのでどうしても
修飾過多になり気味で……あと「描写は多いほうがいい」って思ってました。
動きの大きいパフォーマンスを洗練していく過程を少し意識してみます。
短文⇒長文⇒短文も、意識して推敲してみます。詩はキーだからもっと
強化しないと。ありがとうございます!勉強になりました。

1061避難所3717:2006/01/22(日) 00:46:43
>>1056
「文章の形まで計算に入れるんだ」
むぅ……何かツボに入りましたそのセリフ。すごいかっこいい。
でも実践できるかなー(汗)見やすい、読みやすいなんて基本なはずなのに
考えるとなんか良くわからなくなりそうです。「文章を書く」って入り口
に立ったことを喜んでいたらいきなり鉄門。がんばろう。うん。

1062怪の人:2006/01/22(日) 00:54:22
>>3717さんが批評受けてるところすいません
冒頭、主人公が朝飯食ってるところ(以前、空手が非合理的とか言ってたあれ)について相談です
次のうちのどれが入って行きやすいでしょうか……
物語の一行目なんでちょっと迷い中です

―――――――――
朝はコーヒー牛乳を。それは伊武沢利佳が十年来続けてきた習慣である。

―――――――――
コーヒー牛乳を一杯。伊武沢利佳の朝はここから始まる。

―――――――――
ちなみに前者は作品タイトルをそのまま引用してます

1063イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 00:57:47
>>1062
前者の方が流れる感じでいいと思います。

1064怪の人:2006/01/22(日) 01:04:20
>>1063
やっぱり前者かあ……
ていうかインパクトか文章への入りやすさは感じます?

以前、一行目でハートを掴めと友人に言われて以来一行目が気になって気になって……

1065避難所3717:2006/01/22(日) 01:07:50
>>怪の人
では僭越ながら意見を。
二つの文章は与える情報がまったく違うと思うのです
前者(朝は〜)は伊武沢利佳の「習慣」とか「繰り返される生活」
みたいな「過去からずっと続けていること」を伝える印象が強いです。
後者は(コーヒー〜)は伊武沢利佳の「生活習慣」や「くせ」みたいに
「今の在り方」を伝える為のきっかけに見えます。
コーヒー牛乳とヒロインの組み合わせは個人的には「おお!」って感じなので
どちらの出だしでも引っ張れると思いますが、この問題は、この後に続く
文章次第、ではないでしょうか?ありきたりですみませぬが。
それでも「どちらかを」と仰るならば前者です。単純にタイトルとつなげる
のは読者に最初の「発見」を与えやすい有効な技法だと思います。
……しつこいですが。
美しい女子とコーヒー牛乳。
それだけでご飯三杯いけますた。ごちそうさまでした。

1066怪の人:2006/01/22(日) 01:20:09
>>1065
この後は優香(妹)が「よく飽きないね。てか不味くない?」とか言ってきて、プチ喧嘩です。

ちなみに外見的には
―――――――――
ところどころがはねている髪をいじりながら、書類に目を通す
―――――――――
牛乳瓶の底と言っても差し支えの無いメガネをかけ、須藤に向き直った。
―――――――――
こんな感じで「おめかし?なにそれおいしいの?」的研究一筋25歳処女だったり。
あと表主人公だったり。
それはともかく前者で行ってみます。

1067避難所3717:2006/01/22(日) 01:32:07
>>怪の人
いい!!超好み!彼女にしたい!マジで。猫に「ガロア」ってつけてる
数学マニアな女性をを想像しました。きっと怪の人が考えてる話とは
違う方向になるのでしょうが、沢利佳の萌を追求してほしいなぁ。
興味あるので機会あれば是非また拝読させてください。

1068イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 01:52:31
>猫に「ガロア」
なかなかサディスティックさが見え隠れするネーミングですな。
 
*エヴァリスト・ガロア=
当時の数学界最高峰の論文を提出するも、担当官のミスにより紛失。脚光浴びれず。
有名な数学校に入学するも、革命運動に参加したため退学処分。脚光浴びれず。
数学大賞に応募するべく論文を執筆するが、審査員逝去の際に論文喪失。脚光浴びれず。
内容的に素晴らしいことこの上ないはずの業績を一切認められぬまま、二十歳で夭折。生前ついに脚光浴びれず。
数学史上でも指折りの、不幸な男です。

1069怪の人:2006/01/22(日) 01:53:30
ちなみに、正しい読みは伊武沢(いぶさわ) 利佳(りか)です
で、生物学マニア。さらに言うと博士号持ち。

1070イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 10:40:56
もちろん、博士号は複数所持だよな?

1071怪の人:2006/01/22(日) 14:47:31
>>1070
一応、爬虫類学と哺乳類学の博士号は持ってます

爬虫類(らしきもの)と哺乳類(らしきもの)のアドバイスを求められるところから物語が始まるので

1072イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 17:28:12
>>1071
最近は博士(理学)とか博士(医学)という表記になってるんで気をつけるよろし。
ところで25だと、スキップしてないと博士ムリなんじゃ?
筑波とかなら、ギリギリ間に合うのかな?

1073怪の人:2006/01/22(日) 20:06:59
>>1072
可愛がってくれてる教授が推薦してくれた設定
主人公の年齢をこれ以上年齢上げるとラノベとして難しい……
かと言って下げるのもあれだから、院卒+一年で妥協

1074イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 20:07:55
大学院−Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E8%AA%B2%E7%A8%8B
国内では25歳で博士号二つは難しそうです。
もっとも漫画的表現の許されるラノベですから、その優秀さを端的に示すガジェットに、
そう目くじら立てる人は余り居ないでしょうが。

1075イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 20:39:44
>>1073
その院卒だと、修士課程しか出てないことになるんじゃまいか?
海外留学とかさせて、帰ってきますたとかの方がハッタリとぼかしが効いていい方な気がする。

1076イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 22:20:26
>>1075
海外だと飛び級もありますしね。高校生ぐらいで大学入学していれば
25歳で博士号二つもってても不自然じゃないかも。すげー天才だ。
浮世離れした感じを出すのにもいいファクターかも。
……やっぱり飼ってるペットは爬虫類かな?名前は王道でダーウィン。

1077イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 22:33:40
俺的には天才と言えばドギー・ハウザー

1078イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/22(日) 22:43:46
天才少年ですな

1079怪の人:2006/01/22(日) 23:40:38
>>1074
優秀さも示したいけど、
怪獣出現→専門家を呼べ→主人公呼ばれるの流れが欲しいんで……
>>1075>>1076
やっぱり海外留学設定が自然かな
ちょっと海外での博士号取得について調べてみる

1080イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/23(月) 01:06:51
三十路の主人公でもいいじゃn(ry

1081怪の人:2006/01/23(月) 01:14:34
>>1080
三十路主人公(♀・処女)に萌える読者が多いなら考える

1082イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/23(月) 01:23:29


1083那賀 健比古:2006/01/23(月) 01:53:00
>>1035氏へ、面白い話を見つけたのでリンクを張っておきます。見つけたのは、
私がネタ元として重宝している「Hotwired Japan」の「Wired News」です。
>>1043氏の話題は「共感覚」と呼ばれている様です。

 ・「言葉や音に色が見える――共感覚の世界」
  http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20020325306.html
 ・「VRもオーラも「共感覚」の一種?」
  http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050309301.html

更に「共感覚」で検索してみると、こんな専門的な説明も見つけました。

 ・「脳の構造と共感覚および意識」
  http://www.ccad.sccs.chukyo-u.ac.jp/~mito/yamada/chap2/

興味がお有りでしたら、ご自分で調べてみると面白いかも知れません。
 
 ・「[共感覚] goo ウェブ検索結果」
  http://search.goo.ne.jp/web.jsp?MT=%B6%A6%B4%B6%B3%D0&type=stick&PT=stick

1084怪の人:2006/01/23(月) 02:00:06
>>1082
残念なお知らせが

さっきリアルで
年下の女友達「ごめん、おばさんくさくて」
って言われて萌えたので時代は「体は少女、心は三十路」に確定しました

1085イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/23(月) 02:55:14
初めまして。
以前からこちらを拝見してたのですが、今回自分の書いたものを批評して戴きたくレス致しました。

オリジナルで話を書くのはこれが初めてなので酷いことになっていると思いますが、読んで頂けると光栄です。

話を書くにあたり注意するべき点なども是非教えて下さい。

では、晒させて戴きます。










「ねえクラウス、やっと扉が開くみたいだね」

上級貴族を思わせる気品を漂わせた身のこなしで、少年は暗がりから文字通り『現れた』。

「昨日の夜から僕興奮しっぱなしなんだ。君も解るだろ?身を裂くようなゾクッとする感覚。こんなに落ち着かないのは久し振りだよ」

天井の小窓からの月明かりに照らされた肌は青白く、闇と僅かな光に見え隠れする顔立ちは厳密に計算されたかのように美しい。

それはまるで古の美の国で賞賛されていた彫刻家の最高傑作のようだ。

それに対して、クラウスと呼ばれた男の風貌は月光が当たらない為窺うことができない。

彼は闇から響いた声に特別驚いた様子もなく、久しく閉ざされた扉から誰からも褒め称えられるであろう美貌の少年へと視線だけを持っていく。

「ルドヴィーク、君と一緒になどされたくないんだが。私は至って平静だ。……最後に扉が開いたのは西が滅びた年だったから百年程前になるかね。あのときは扉を抜ける者が後を絶たなかったから君は大いに愉しんでいたから覚えているだろう」

「そんな昔のこと忘れちゃったよ。どんなに愉しくても過去は過去だからね。今が暇じゃ何の足しにもならないよ。思い出すだけ無駄ってものさ」

肩を竦めた少年はクラウスの横にある文字飾りの施された扉へと歩み寄り、そこに掌をついた。

するとそこにはオーロラのような帯の形を成した光が現れ、彼を包む。

ルドヴィークはその光を見やることなく瞳を閉じ、深呼吸する。

半時ほどその状態で動作の無い彼だったが、何か発見をしたのか急に瞳を見開き扉から手を離した。






中途半端で申し訳ありません。

読んで戴きありがとうございました。

批評・感想など戴けたら幸いです。

1086避難所3717=1035:2006/01/23(月) 19:05:09
>>1083
おー!丁度もっと「色」に拘った描写入れたいと思っていたのです!
匂いも文字も「色」になる感覚は「色」を駆使した描写にも通じるものがあるかと。
共感覚を持たない普通の人が漏れの文章を読んで、世界が「色」と「音」で
満ち溢れている事を体感してくれたらいいなぁ。文章が知覚を交代させる、みたいな。
読み物としても面白かったです。那賀 健比古さん、ありがとうございました。
>>怪の人
……「身体はちょっと中年、心は乙女」も萌えますよ。
っていうか>>1081 )ノ

1087避難所3717:2006/01/23(月) 19:35:29
連投スミマセヌ
>>1085
未熟者の雑感でよければ。参考になれば幸いです。

・響きのかっこいい言葉を並べただけ、という印象を強く持ちました。
読者に「何を伝えたいか」という意識をもっと持ったほうがいいと思います。
『いつ・どこ』で『なに』が起こって、『どんなキャラ』が『何のため』に『何をする』のか。
最低限それぐらいはきっちり伝える為の努力をすべきかと。
・セリフの仰々しさに比べて地の文章の描写が薄すぎます。短い文章なのもあると思いますが
どんな場面なのかを想像させるにはもっと書くべきことが沢山あると思います。
上記した事にもかかってくるのですが、最低限「自分が一番伝えたいポイント」
をもっとはっきりさせる工夫が必要ですよ。
・文の繋がりが全般的に唐突です。セリフと地の文の繋がりはもっと意識してもいいと
思います。文章は点ではなくて線で考えるものだと聞きました。「どうしてこの文の
後にこの文が来るのか?」小説の究極系は文字ひとつとして無駄なものは無い
そうです。どんな短い文章でも、常に自分の書く文字の意味を意識するように
してみてはいかがでしょうか。

……すべて漏れも言われたことですが(汗)小難しいことを考えないで
まずは楽しんで沢山書くことが一番だと思います。ただその中で自分の小説への
「目的」に対する意識を高めるだけでも、ちょっと違った感じで書けますよ。
漏れも最近書き始めたばかりです。お互い楽しむ事を忘れず研瑳していければ
いいですね。では雑文乱文失礼しました。

1088イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/24(火) 00:41:40
>>1087

昨日晒してからボーッと読み返して3717さんと同じようなことを感じました。

文が唐突、格好いい言葉……など書いてる自分でおかしいなと首傾げながら、何が引っかかっているのかわからずにいました。

でも1087を読みこれが引っかかってたんだとわかりすっきりです。

適切な批評ありがとうございます。

いつ・どこでなど、何が目的なのか云々についてですが、晒した時点でこれ言われるなと思ってました……気づいてたのにそのまま晒してすいません↓↓

そういうのが抜けてるのは、プロローグ(いつ・どこでetc.)をすっ飛ばし主人公すらいないシーンを晒したためです。

にしてもこれはないな……と思います。
本当に恥ずかしい限りです。

3717さんの言葉を胸にしっかり刻み込み、読んでくれる方に親切なものを書けるよう頑張りたいと思います。

本当にありがとうございました。

パソコンを買って、この只の文の塊をどうにか出来たらまた晒すかもしれません。

その時はまたよろしくお願いいたします。

1089イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/24(火) 02:22:38
>>1087
スルーしようかと思ったんだけどさ。

>未熟者の雑感でよければ。

と前置いたからには、自分の言葉で書きなさい。
きみが書いた内容は全て他人からの受け売りでしょう。
理解と暗記は違います。
ほぼ引用である内容に対してこのような前置きをしたとき、
元の発言者が見たらどう感じると思いますか?

1090避難所3717:2006/01/24(火) 18:24:14
>>1089
……確かに短慮でした。たぶん自分と同じ指摘が当てはまると思って軽い気持ちで
意図的に流用したのですが、それならば文頭は「受け売りですが」などと、人の意見を
受けてのことだとするべきでした。「自分の雑感」ではないですね。
ご指摘ありがとうございます。引用元になって不愉快な思いをされた方は
申し訳ありませんでした。猛省です。
>>1085
こんな他人のふんどしで相撲取るような輩(汗)の意見でよければレス
しますんでまた投下してください。こちらも勉強になるので。

1091イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/25(水) 21:21:53
>>1085
最初の方をちょこっとだけ(・ω・`)もう見てないかな

>上級貴族を思わせる気品を漂わせた身のこなしで、少年は暗がりから文字通り『現れた』。
何をどうやって現れたから「文字通り」なのか伝わらない。身のこなしとか言われても……。もう少し描写が欲しい。

>「昨日の夜から僕興奮しっぱなしなんだ〜
少年とクラウス、どっちが喋ってるのか判らない。たぶん少年だろうけど、もう少しハッキリさせた方がいい。と思う。
と言うのは、前文の「やっと扉が開くみたいだね」に対して「君も解るだろ?」が、会話の目線というか、言葉遣いが違うので同じ人なのかちょっと悩んだ。
「やあクラウス。やっと扉が開くみたいだな」とか「君も解るだろ?クラウス」とか、定石の「と、その少年は言った」とか。

>天井の小窓からの〜
雰囲気に負けてこの文章の変な所に気付いてないっぽ。分解すんね
【天井の小窓からの月明かりに照らされた】【肌は】【青白く、】
【闇と僅かな光に見え隠れする】【顔立ちは】【厳密に計算されたかのように美しい】
【天井の】と【闇と】がほぼ同じ意味。というか同じ情景がイメージできる。
だから俺の脳では
【明かりの照らされた】【肌は】【青白く】
【明かりの照らされた】【顔立ちは】【美しい】と、2回同じ事を聞かされてる気がして(・ω・`)んー ってなる

リライト例
天井の小窓からの僅かな月明かりに見え隠れする肌は青白く、その顔立ちは厳密に計算されたかのように美しい。(長いか)
天井の小窓から漏れ入る僅かな月明かりが彼の顔を照らす。
その肌は青白く、顔立ちは厳密に計算されたかのように美しかった。(文章が美しくない……)
……リライトは他の方にお願いします(・ω・`)

>それに対して、クラウスと呼ばれた男の風貌は月光が当たらない為窺うことができない。
この描写いらない気がする。

雑感
・全体的に無駄描写多い気がします。
・その割に行動を表す描写が少ないので、読んでて沸くイメージが凄く「カクカクしてる」
・もう少し読んでて全体の流れをイメージし易い様に組み立てた方がいいと思います

10921091:2006/01/25(水) 21:48:39
追記
小説を読むとき、言葉を拾ってどういう状況なのかイメージするんですが、
>>1085は、風景が全然思い浮かびません。
風景の描写は多少多くても気にならないので、入れたほうがいいと思います。
必要無い時もあるんですけど、風景描写はイメージの土台ですので。

いらないのは、プロローグ限定で

少年は扉の前に立っていた。
ノブは無く、両開きになっている。
鍵はかかっていないようだ。
(この扉の向こうに……)
彼は両手をそれぞれ左右の戸に添えた。
少し、力を込める。
予想と異なる、ずしりと重い感覚。
少年は深呼吸をしてもう一度、力を込めた。彼の力の限り――
(開け、開け、開けー!)

みたいな、ちょっとポエミィな時ぐらいだと思います。(推敲してないので俺の批評は勘弁w)

1093イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/26(木) 23:35:03
いつもながら的確な助言をご苦労さまです。
宜しければそろそろコテハンでなされては如何でしょう?

10941091:2006/01/28(土) 11:12:35
ん?俺か?(・ω・`)俺はここで批評するの1091がはじめてですよ

1095キャンタマの人:2006/01/30(月) 21:59:24
ちょっと詰まってますorz
ラストの綾華の台詞がこれでいいか不安で……
―――――――――
「舞うは協奏曲、女王のステッキで勝利を奏でる……か」
「なに? 詩人にでも転向するつもり?」
「違うわよ。前、雑誌に載ってた弓江のキャッチフレーズ」
 茶化す綾華に、里香があくまで冷静に答える。
 いつもと明らかに違う里香の反応に、綾華は眉をしかめると、
「……ひょっとして、柄にもなく緊張してる?」
 いぶかしげに問う。
「緊張……じゃないと思う。これが弓江に勝つ最後のチャンスなんだなって思うと、ね……」
 いつもの癖でステッキをくるりと回して、里香は言った。
「……一応聞いておくけど、変な宗教にはまってないでしょうね? 独り言といい、練習中にいきなり暴れ出した時といい」
「え……あ、それは……大会が終わったら話すね」
「? それならいいけど。ところで里香、もう準備しないと。時間でしょ?」
 ちらりと時計を見て、綾華。里香の組のスタート予定時刻まで三十分を切っている。
「……うん、わかってる。準備してくる」
 決意の込められた表情で、頷く里香。すぐにきびすを返して馬房へと走り出す。
「ちょっと里香! だから馬房で走るのは……」
 注意しかけて、綾華はそこで言葉を止めた。
「里香って……あんな大人な女だったっけ?」
 走り去る里香の背中は、いつもよりも大きく、そして頼りがいがあるように見えた。

1096イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/30(月) 22:24:56
>>1095
セリフは生き生きしてて、これだけの文章からでもキャラクターを想像
させるだけの力があると思うよ。正直うらやましい。意味も通じるよ。
でもそれをより生かす為の地の文章の描写が薄すぎやしないか?
例えばだけど
「舞うは協奏曲、女王のステッキで勝利を奏でる……か」
の一語だけでも
「自分に酔うように空に言い放った」「歌う様に呟いた」
みたいにそのセリフの前後の情景を掻き立てる描写がいくらでも付けれる気がする。
逆に言うと、地の文章が薄いからどんな風に各セリフを言ったのか想像しにくい。
よく言えば読者の想像力に任せてる。悪く言うと投げすぎ。
せっかくラストで盛り上げどころなんだから、もっと自分の伝えたいシーンを
書き込めばいい。ちなみに俺ならキャラの感情描写をもっと増やす。

1097キャンタマの人:2006/01/30(月) 22:38:48
>>1096
地の文かorz
推敲の時に気をつけてみる
台詞を誉められたのは素直に嬉しいです
ありがとう!

1098イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/31(火) 00:51:32
キャンタマの中の人は地の文がうっすい印象がある
ある程度はセリフで補えてるんだけどな
一度、練習用にセリフ数制限して書くのも手かと

1099イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/31(火) 01:03:28
地の文に限定していうと、
・視点がとっちらかり気味。
・箇条書きに近いぐらいそっけない。

なんで、いきおい地の文は飛ばし読み状態に誘導される。
情景が薄いんで、その場に立ち会っているというよりも誰かから話を後から聞いたみたいな印象を受けてしまう。

1100イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/31(火) 11:31:29
can玉の人ってラノベを読み始めたのはどの世代?
なんとなくだけど、あほさるや神坂全盛期の「キャラの勢いで読ませるけど、地の文が薄い」描写の影響を受けてる感じがする

1101イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/31(火) 12:46:23
>「ちょっと里香! だから馬房で走るのは……」
> 注意しかけて、綾華はそこで言葉を止めた。
>「里香って……あんな大人な女だったっけ?」
> 走り去る里香の背中は、いつもよりも大きく、そして頼りがいがあるように見えた

ここにあなたの悪い癖がでてる気がする。
言葉をとめてすぐに真逆のことを言っているから、こちらも疑問符を浮かべてしまう。
で、その後急に綾香の一人称になっていると。
こういう読者に混乱を招く書き方は一個あったら百個あるもんだし、チェックしたほうがいいとおも。

1102キャンタマの人:2006/01/31(火) 23:21:23
>>1101
視点移動か……
昨日本スレで話題になってたことをやるとは流石俺orz
ちょっとリライトしてきます

1103キャンタマの人:2006/01/31(火) 23:57:42
リライト終了。まだ微妙に違和感が……

「舞うは協奏曲、女王のステッキで勝利の歌を奏でる……か」
「なに? 詩人にでも転向するつもり?」
 淡々と飛ぶシンフォニーを見ながら呟いた里香を、綾華が茶化す。
「違うわよ。前、雑誌に載ってた弓江のキャッチフレーズ」
 そんな綾華と対照的に、あくまでも冷静な里香。
 いつもと違うその反応に、綾華は眉をしかめると、
「……ひょっとして、柄にもなく緊張してる?」
 訝しげに問う。
「緊張……じゃないと思う。これが弓江に勝つ最後のチャンスなんだなって思って」
 里香はいつもの癖でステッキをくるりと回すと、苦笑して言った。
 その答えに、綾華は釈然としないものを感じたらしい。
「……一応聞いておくけど、変な宗教にはまってないでしょうね? 独り言といい、練習中にいきなり暴れ出した時といい」
 里香の首もとに指を当てて、問い詰める。
「え……あ、それは……大会が終わったら話すね」
「? それならいいけど。ところで里香、もう準備しないと。時間でしょ?」
 ちらりと時計を見て、綾華。里香の組のスタート予定時刻まで三十分を切っている。
「……わかってる。準備してくる。最後に勝利の歌を奏でさせないためにも、ね」
 里香はなにか決意をしたかのような表情で頷くと、すぐにきびすを返して馬房へと走り出す。
「ちょっと里香! だから馬房で走るのは……」
 注意しかけて、綾華はそこで言葉を止めた。
「あれ……あの子……あんなに大きな後ろ姿だった……?」
 弓江とシンフォニーとが叩き出した本日の最高タイムにわき返る会場に、綾華の小さな声は、すぐに掻き消えた。

1104イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/01(水) 00:41:57
誰も突っ込まなかったと言うことは、俺が変に読んでるかもしれんが
>「……一応聞いておくけど、変な宗教に〜」
> 里香の首もとに指を当てて、問い詰める。
>「え……あ、それは……大会が終わったら話すね」
>「? それならいいけど。ところで〜」
ここなんすけど
問い詰めて「後で話す」と言った後、「それならいいけど、ところで〜」って
あんまり心配してる様な感じじゃないな、と思った。
「まぁ、信用してるけど」とか「しょうがない、後でちゃんと説明しなさいよ」とか、そういう感じじゃないかなぁ

>大きな後姿だった
ん、りかさん巨大化した?と思ったよw
そこは「あんなにお子様だった(?)里香が頼もしく見えた」って表現したいのかな(キャラわからんので適当)
そこ独り言だし、無理にセリフにしなくて良いと思うけどなぁ。

1105イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/01(水) 05:11:18
しかし「……」の使いすぎではないか?

1106イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/01(水) 18:07:09
第4回のSD新人賞の佳作、シャドウライトは……と――を使いまくっていたな
どのページ見ても……――ばっか。
なんじゃこりゃ……とあきれたものだ

1107イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/01(水) 19:44:20
>>1103
んー、やっぱり登場人物に関する情景描写が少ない気がしますよ。
地の文が「誰かが」「何をした」を少ししか説明してないから
大半の情景をセリフの中身からしか想像できない。
セリフだけで情景を説明しようという意識が強すぎるのかも。

文章は読者に「絵」を想像させるものだと俺は思っているのだけど
想像させたい「絵」をディティールを作り手がいかに細部まで自分で構築
出来ているかが、その為には重要だと思うんだ。
canの人は読者に想像して欲しい「絵」をもっと自分で明確に作りこめば
自然と地の文の描写も厚みが増してくるかと。

1108イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/01(水) 23:14:53
そろそろ次スレか。
できれば批評元文章と批評内容が2分しない様、
批評対象中のキャン氏によきところで(納得頂いたところで)立てて頂くのが良いのだが。
もしくは批評対象文を今書き込もうとしている人。

1109イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/04(土) 15:22:24
ここの住人は批評するよりもされる事を望んでいる。
謙虚だが有る意味で主体性が低いから、誰か音頭を取らないと話が進まないと思うよ。
マァ1000レス以上書き込めるのは確かなんだし、スレの重複を避ける意味でも、
このままで良いんじゃ無いかな?

1110イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/05(日) 23:12:26
しかし「……」の使いすぎではないか?

1111イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/08(水) 17:42:18
気にするな……それは……ライトノベルの…………デフォルト……だ……

1112イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/10(金) 12:26:49
ラノベでもコメディやギャグでもないのに使いすぎると微妙じゃない?

1113イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/11(土) 13:03:17
それも効果や文体との兼ね合いで、原則としては多用を控えるべきだが、
それに捕らわれない方が良い。
クリス・クロスやH2Oの「高畑 京一郎」氏はかなり多用する癖があるよ。
新伝奇の「奈須 きのこ」氏に至っては”……””――”を併用してるし、
長さだって時々によって変わる。

 1.「……そう言えば、そんな事もあったっけ」
 
 2.「――――――」
    女の子、という単語に反応する式。

効果も何も考えずに、沈黙や静寂を表現するお手軽な手段として使うのは拙いが。

1114イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/11(土) 15:57:59
きのこは別に上手くないだろ。
あいつは泥臭さが良い文体になってるんだとおもうが。(よくも悪くも味がある)
高畑京一郎は読んだ事がないからわからんが。

「――」や、「……」をなんで/どのように使うかって方が重要だな。
む、日本語の文章で/を多用というのは余り見たことがないな。やってみる……価値はあるか?

1115イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/12(日) 20:19:10
/をものすごい量使う小説は海外からの翻訳だけど出ていたはず
先月か先々月あたりの本の雑誌で言及されていた
視点移動を意識したものすごく変な文体だったと思うが、詳しくはよく覚えていない

1116イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/13(月) 16:36:53
冒頭の部分なんですが、キャラとキャラの置かれた
状況が大雑把にでも説明できてるでしょうか?
批評・感想いただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
ちょっと長いのでうpろだにあげました。
ttp://wannabee.mine.nu/uploader/files/up0096.txt

1117イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/13(月) 17:22:00
>>1116
キャラクターに関してはなんとなくわかったが、その他の小道具部分の描写がわからないことが多かった。
冷光灯であるとか、そんなんね。
細かく設定を考えているんだろうなとは思わせるけど、それを全部出す必要はないだろうし、出すなら感覚的に理解できるように心がけるか、しっかりと説明すべきじゃないかな?

1118イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/13(月) 17:55:01
描写が丁寧過ぎるかな、と。
例えば、階段を昇るっていう描写があるとする。
その描写が右足の次に左足を上げて、というようなくどさを感じる。
状況は理解出来るし、情景も浮かぶんだけど、するするっと物語に滑り込んでいく感覚が無い。

中辛でした。

1119イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/13(月) 17:57:05
>>1116
文章がのっけから、というか、ほとんどが頭でっかちでどうにも苦手な部類。
>両の腕で頭上に掲げられた身の丈ほどもある鉄梃が風切り音をたてて振り下ろされる。
最初の一文にしては長すぎる。
俺が川上弘美みたいなぶつ切りの文章が好きというのもあるかもしれないけれど、
一文一文、どれも長ったらしくてたるく感じる。
すぱっすぱっと切れて小気味良い方がリズムがつくと思うんだが、個人の好みというものだろうか。
蓼食う虫の一匹からの意見でした。

1120イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/13(月) 18:22:28
ご意見ありがとうございます。
>>1117-1118
小道具関係はその世界独自の物が多いのであえて説明を省く方向で書いてみました。
描写の密度に偏りがあるということだと思うので、もう少し描写を練ってみます。

>>1119
一文が長いというのは友人にも指摘されまして、その友人も趣味の問題かもと言っていました。
自分の場合は一文が短いとどうにも足を止められる気がして……。
読点の使い方がまずいのかなぁ。

1121イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/13(月) 21:24:03
これは……何から言っていいのか、ものすごく困る。
状況はまあ確かに、最後まで読めば『何となく』程度にはわかるが……
とりあえず、冒頭という所で何をすべきをよく考えたほうがいいと思う。
あと文章の流れを映画のカメラワークとして捉えると解決しそうな問題がいくつかある。
読点はたしかに少なすぎると思うが、他の点を直せば問題なくなる気もする。
それと単純に疑問なんだけど、説明文を一切書かないのはなぜ?

1122イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/13(月) 23:03:29
そういや、秀逸なSF小説読んでると、説明文がやたらと面白いもんな。

11231116:2006/02/14(火) 11:10:22
>>1121
掴みが弱いと言うことでしょうか。あるいは感情移入がしにくい?
カメラワーク、ですか。文章や描写の繋ぎ方が拙いところがあるということでしょうか?
もしよろしければ、晒し文から例を提示していただけるととてもありがたいです。
説明文がないのはこれを書くときに「見える物をただ写す」という書き方をしてみようかと思ったので。
あと、細かな注釈をつけると文が止まってしまう気がしまして。
もう少し速度のある場面を冒頭に持ってくるべき、ということでしょうか。

1124イラストで騙す予定の名無しさん:2006/02/14(火) 16:49:17
>1123
わかりにくい書き方をして申し訳ない。後から自分でもどうかと思った。
「掴みが弱い、感情移入がしにくい、文章や描写の繋ぎ方が拙い」という
あなたが書いた通りの意味で概ね合っている。
カメラワークと書いたのは、特に一番最初の部分が気になったため。
最初数行を映像として考えるとこんな感じになると思う。

 (タイトル?)→振り下ろされるかなてこ→右足、きしむ床板→止まるかなてこ→
 →じっくりと部屋の風景(様々な機材、甲冑、……バケツ)→
 →かなてこを振るうアークの姿→……

一行目から二行目への画面切り替えって明らかに変だと思う。
いきなり勢いよく振り下ろされたかなてこが止まって、「何だ?」と思ってるのに
なぜか部屋と置かれたものだけがじっくりと時間をかけて映る。
それからやっとかなてこの持ち主が映る。ひきつけた勢いを殺してると思う。
それに詳しく描写しているようでいて、ここの描写はほとんど意味がない。
世界設定がわからないのに、甲冑や様々な機材が部屋に置かれてる、と言われても
武者鎧なのか西洋式甲冑なのか未来的戦闘服なのかまったくわからない。
「様々な機材」と言われても同じことで、どういう分野の機材か想像できない。「控え室」も。
とりあえず最初の部分だけでこのくらい。

それから、説明入れない理由は「何となく」ということでいいのかな。
ちょうど2chのほうの前スレ終盤でカメラ視点による描写の話が出てたけど
無意味に悩むことになるから構成上の必要でもないなら避けたほうが無難かと。
こういう設定があってこそ成り立つ話だと、さらに死ねるはず。
実際何回か読み返さないと状況がわからないよ、これ。




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