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●◎短編小説・曝し場◎●

204題名募集中:2003/09/12(金) 00:16
シルヴィーナは「アホか」といった表情をし、彼女に背を向け食卓に向き直る。無視することにしたようだ。
一人でリーダーごっこしてれば?と言わんばかりだ。
ようやく女-マリアテーゼが何を言っているのかに気付き、復活したフェイが言う。
「ちょ・・・なによ突然!うちのリーダーはルークだし、そんな勝手は認めないわよ!
そもそも指揮って何よ!?私達の行動に一々干渉する気なの!?」
ベアーは怒っているようだ。体を振るわせている。元より沸点の低いこの男が「今日から私がリーダー、
私の言うことを聞きなさい」などとストレートに言われたら怒るのはのは当然だろう。何より彼女は「屑」という単語を使った。
「あなたに認めて貰う必要は無いわ。私がリーダーになったのはもう決定事項。書類はそのうち配られるわ。
明日からは夕食後は夜間特訓をするわよ。私が入ったチームなんだから少しでも強くしたいの。
ただでさえ屑ばかりで周りから白い目で見られるチームなのよ?せめて成績だけでも優秀になって貰わないと。」
学園におけるチームリーダーとはただの代表者であり、他のチームメイトに指示をする権限など無い。
(もちろんリーダーがなんでも決める方針のチームもあるが)だからこんな話は聞き流してよかったのだ。
しかしフェイが文句を言う前にいきなりベアーが切れた。鋭いキックをマリアテーゼにしかけるが
マリアテーゼはスウェーバックで綺麗に避ける。「喧嘩売ってるんだな!表に出ろこのやらぁー!」
「どの道用件が済んだから出るつもりよ」
「面白れえ奴だな、新リーダーさん。このままちょっと実践訓練所まで付き合ってもらおうかと頼んでるんだが」
「それは格の違いを教えて欲しいということかしら」「・・・!」ベアーはどかどかと店を出て行った。
マリアテーゼも続こうとするがルークが「ちょっといいかい?」と呼び止める。
「俺は君・・・マリアがリーダーでいいと思うよ。代表者は知的な方がいいしな。
けどどうして自分がこれから入るチームメイトのことを屑だなんて?俺達初対面だったよな?」
以外なことにマリアテーゼは頭を下げた。「ごめんなさい、あなたに罪状はありませんでしたよね。撤回します」
つまり彼女は前科のある三人のことを罵った訳である。
当然彼女の話を聞いて予想はついていたがここまではっきりと言われるとは。ベアーが怒ったのも
彼女の「屑」という単語が何を指しているのかちゃんと理解をしていたらなのだろう。
自分の悪口は平気だが仲間のことを悪く言われると許せない。そうゆう奴なのだ、彼は。


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