したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

電撃学園物語対策スレッド

1名無し三号:2003/05/02(金) 22:17
ということで未来の話もしましょう。

電撃ホームページより転載。
「電撃学園物語」とは――!
時間、場所、登場人物という3つのシチュエーションのテーマをイメージし、
2000字以内で自信作のショートストーリーを応募してください。
ストーリーのジャンルは、ラブコメでもファンタジーホラーでも何でもアリ!
「電撃Short3」と違って、必須のお題目ではないので注意しよう!
さらにさらに、イメージイラストも同時に大募集するのだ〜!
イラストも3つのシチュエーションテーマに沿って応募してね!

●3つのシチュエーションテーマ
時間「放課後」・場所「学校内」・人物「二人」

小説の晒し方は一編を最高三レスに分けて書き込むということで。
その際、タイトルとページ数(例、『放課後にて』1/3)を忘れずに。
とりあえず、まだ締め切りまで時間がありますのでネタの出し合いあたりをしませう。

50:2003/06/17(火) 18:56
オマエは何様なんだ?

51イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/17(火) 19:02
力を解放させるためって、あれだけの会話でどうしてそれが特異な性質をもっている
ペンダントだと分かったんですかね?
普通、ペンダントをいきなり渡されたりしたら、これがどうしたんだよって思うのが普通だと思ったかな。

あとは、文章力をもう少し磨いた方がいいと思いました。文章力っていうか
読ませる力?みたいなものが足りないかな……。まあ、漏れの勝手な意見なんでここは無視していいです。

それに、オチが弱い。読み終わった後に物足りなさが全開ですた。


勝手に言いまくったけど、キニシナイデね……。

ああ、台詞の後に句点はいらないと思いますよ。

5244-46:2003/06/17(火) 19:12
>>51
親切にありがとうございます。
オチの部分についてはもっとなにか引き付けるもの
を考えていこうと思います。
>>49
申し訳ないです・・・。

53イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/17(火) 19:23
>>44-46
話の内容が読者感情的にどうでもよすぎる。
自殺を止めるワケだが、自殺を止めた所で読者が嬉しくなれない。
「主人公の代わりに私がこの娘の自殺を止めたい!」
って思わせないとダメです。
全ての目的に流用可能な基礎事項だから自覚してるかもしれないけど……

「」の最後に句読点をつけてはいけません(断言)
×:「あ、おはようございます。」
○:「あ、おはようございます」

54イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/17(火) 19:24
>44

この話は最後に平松さんが落ちないで終わるのだから、オチなどいらない
のだ、と開き直ればいいと思います

5553:2003/06/17(火) 19:29
う、具体的じゃない……

一例として、平松さんが自殺する理由を強化します。
学校で孤立していて、もう会話する相手が居ないとか。
これなら、最後に主人公とくっ付けば解決します。
少々強引かもしれませんが、あくまで一例ってことで。

56イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/17(火) 19:30
>>47
ドンマイъ( ゚ー^)
うん。ヴィシュアル的には、なかなかいいかと思います。
ただ、ちょっと気になったところがあったので、3点ほど指摘。

・「……。」→「……」
 一般的には、カッコを閉じるときに句点はつけないです。

・昨日の交通事故→もっと前?
 事故の翌日に悲しみのピークが来るのは、ちょっと不自然かと。
 身近に親しい人が亡くなった人がいたら聞いてみるといいんですが、たいていの場合
初めにショックが来ます。何も考えられない、脳が現実を拒否するんですね。で、それが
家人だったりした場合は葬式なんかでどたばたして、だいたい初七日過ぎくらい、騒動が
一段落したあたりで初めてその人の死が実感されるそうです。
 まあこの辺は、故人との関係や個人的事情もあるんで一概には言えないんですが、
少なくとも次の日というのはかなり嘘臭く感じてしまいますた。もう少し後の方がいいん
じゃないでしょうか?

・未来からの幽霊→?
 これはアイディアの核なんで、難しいところなんですが。
 とりあえず、漏れは違和感を感じますた。「未来からの使者」というSF系の小道具と
「幽霊」というファンタジー系の小道具の組み合わせがしっくりこなかったというか、
読み終わって「ありゃ、タイムパラドックスは?」とか妙な違和感が残ってしまいました。
 「だから、こーしろ」という対案が思いつかないんで、あまり強いことは言えないん
ですが、一応、そういう感想を持ったということで。

57イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/17(火) 19:33
久しぶりの投稿だから感想も力入ってますね〜。w

58イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/17(火) 22:22
>>44-46
字数制限の関係でこの内容に説得力を持たせるのはちょっと難しいかもしれませんが、
53、55、56のアドバイスを活かして頑張ってください。

私は3点。
まず、主人公がどうして夜の学校に忍び込んだのか、わからない。
読み飛ばしたのかな、と思ったけど、やっぱりわかりませんでした。
呼び出されたのか(それならどうして主人公が選ばれたのかの理由も必要)、
たまたま通りかかったら屋上に人がいるのが見えて学校に入ったのか(でもそれだと
自分の教室に行く理由が不明)、これははっきり明示しないとすごく不自然です。

2点目。青く光るペンダントはやめましょう。それのおかげで浮遊するなんて、
まんまラピュタです。
せめて、光は青色じゃなく、小道具はペンダントではないものにしましょうよ。
正直、最初の5行で読むのやめようかと思いました。
オリジナリティの欠落ととられると思います(ラピュタは有名すぎ)。

3点目。まあ、これはわりかしどうでもいいんですが、一番最初の5行だけ三人称視点ですよね?
効果として使いたいのはわかりますが、何しろ短い話ですから、視点は最後まで
「俺」の一人称で通したほうが、いいかと思います。あの5行も、無理に三人称にする
必要はないように思います。

くどくど書きましたがご一考くださいませ。

59イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/18(水) 00:35
俺は最初の三人称→一人称の転換もそうだけど、
不統一的なところが気になった。
「平松さん」と、「彼女」とか。


あ、あと、やたらに主人公の語りで説明されてしまっているのは萎えます。
もっと地の文の語りの説明を減らして。セリフと行動で読ませてほしい。

60イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/18(水) 04:16
言いたい事は全て既出なんだけど、何にしても2000字でやるのには厳しすぎる内容かと。
正直言って倍の4000字は最低限必要な内容。
文章から、その辺の苦労が滲み出ています。

6151:2003/06/18(水) 05:11
>>58
わかったよ!
漏れのアドバイスは活かせないんだな!
もう書かねーよ・゜・(つД`)・゜・

6254:2003/06/18(水) 06:30
>>58

漏れの爽やかなアドバイスも無視か……

63イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/18(水) 07:22
>>59
一人称視点なら、「平松さん」と「彼女」みたいな言い換えはアリだと思うんだけど。
……やっぱ問題あるのかな?

6444-46:2003/06/18(水) 07:23
>>53
確かに理由付けが弱いですね・・・。
もう少しそこへ至るまでの背景というんでしょうか?
そういうのを盛り込んでいきたいと思います。
それと文章の基本的な書き方を知らなかったようでお恥ずかしいです。
>>56
死の実感についてのお話が大変ためになります。
難しいものですね・・・。
パラドックスについてもおっしゃるとおりだと思います。
読後感はかなり重要な要素でしょうから、何とかしないとですね。

6544-46:2003/06/18(水) 07:32
連続ですみません。
>>58
主人公の行動は確かにかなり怪しさ爆発ですね・・・。
これでは根本的に駄目になりそうです。
ペンダントについても・・・そのとおりですね。
何か代案を考えます。
一人称と三人称もこの短さでは切り替える必要は無いですね。
書き直します。
>>59
セリフと行動で読ませると言う意見は大変参考になります。
ただ、「彼女」と「平松さん」は言い換えないとくどくなりませんか?
もしかしたら、統一すると言う原則があるのかもしれませんが・・・。
>>60
おっしゃるとおりです。まとまらないです。
書き直して駄目なようだったら、素直に他のものを書き始めようかと
思っています。
>>51,54
そんなことはありませんよ。
勉強になります。多分、何かの手違いじゃないですか?

6651:2003/06/18(水) 07:38
(゜Д゜)y−~~~

6758:2003/06/18(水) 12:04
>>51
ごめん。書くの忘れただけ。私も同じ事思ったんだけど、ころっと。ほんとにごめんねv

>>54
だって…ネタでしょう?(w

6859:2003/06/18(水) 12:33
>ただ、「彼女」と「平松さん」は言い換えないとくどくなりませんか?

どうだろう。そのあたりは好みによるかもしれない。原則はないけど。
俺はたった二回だけ「平松さん」と直されている、その異物感のほうが気になった。

一人称であるってことは、主人公が呼びやすい形で呼んでるものがそのまま文として表出してくるわけで、そのなかで呼びやすい形が二つもあることになるのは不自然じゃないか?

「彼女」という代名詞を使って、硬質な語り調で全体通しているのだから、あえてくだけたものは混ぜなくていいと思う。

6944-46:2003/06/18(水) 18:34
みなさんありがとうございました。
今回の助言を生かして、旅にでます。
それでは、また会う日まで。

70題名未定1/2:2003/06/18(水) 21:02
キーンコーンカーンコーン・・・
 チャイムが鳴り始めると同時にベランダへ向かってダッシュ!窓をぶち破って飛び出した先には無限の空!体中に吹き付ける風の感触が最高だっ!
 横やら下やらに目をやると、既に何人かが俺と同じように中庭に飛び出してやがる。
 雑魚がっ!
 お前らなんぞに遅れをとる俺様ではないわっ!
 俺は両腕を有象無象どもに向けると、力を込める。次の瞬間腕からは幾重もの光が迸り、雑魚どもを叩き落していった。
 やはりこの電子空間は俺にとって最高の場所だ。外の世界では人間が新たな楽園を築くためには、デジタル概念と有機物との融合が不可欠だとかなんとかほざいている。それでこの学校を含めた電子街がプログラムされたらしいが、興味はもちろん無い。今は人工知能育成のテスト期間でそろそろ人間どもが移住してくるって話だ。うざい。
 おっと、くだらねえ事を考えているうちに時間をロスしちまった。ま、さっきので、だいたいは戦線離脱だろう。だが、まだ一人強力なのが残っている。 
 俺が奴の姿を探していると突然背中に衝撃を受ける。何が起こったか理解するのに時間がかかったが、そこは電脳。状況を多角的に分析したうえで最適な行動を弾き出す。
 俺はその答えどおり体を一回転させると、中庭に着地する。地面がひび割れやがったが、そんな事は些細な問題。気にするまでもなし。
 俺は先ほどまで俺がいたところを見上げる。俺様に対してこんなことができるのはあいつしかいない。
 くそったれ風紀委員、ミラだ。俺様の事を問題児扱いして、学校唯一の楽しみを奪おうとするやつだ。そいつはというと空から俺を見下ろしながら、長い髪をなびかせて腕を胸の辺りで組んでやがる。ほんと、いけすかねえ野郎・・・じゃねえ女だ。
 俺は奴を睨みつける。その間にも雑魚どもが目的地に向かおうとしやがる。
とはいえ、そいつらはオートで撃墜するツールを設置しておいたから、気にすることは無い。もう既に何人かウィルスに侵されて強制スキャンに掛けられている。要するに俺の獲物に手出しできる奴はいないわけだ。
これで心置きなく奴との勝負に集中できる。
さあ、今日こそあの女をデリってやろうじゃないか。
くくく、初期型の能力、とくと思い知るがいい!
俺は全身に力を込めると、それを解き放った。目にもとまらぬ速さで光の剣が奴の周囲三百六十度を完全に囲む。そして、その剣が奴の体に集中して突き刺さり爆発する。
もちろん、あの程度で死ぬほどミラは雑魚じゃない。あれはどうせコピーだ。だが、ミラほどの人工知能をコピーするのには、どんなに速くても四半秒はかかる。その間に俺は初期型に許された特権を行使する事ができる。
俺だけのテリトリーを作り出す。
俺のテリトリーでは何人たりともその侵入が不可能になるようプログラムされている。もし侵入者がいた場合、そいつは俺を消し去るまで逃げる事はできない。完全なデスマッチというわけだ。
加えて、このテリトリーではどんなものの動きさえも掌握しきってしまう。そう、例えば・・・ミラのイメージは俺の上空、行動パターンがインプットされたプログラムは四つに分割されて、それぞれ俺の前後左右に存在している、といったようにだ。

71題名未定2/2:2003/06/18(水) 21:03
まあ、この配置なら何をしようとしているのかはだいたい予想がつく。イメージファイルでフェイントを掛けたあと、電視では実体の確認できないプログラムファイルを集結させた上で俺を捕獲するつもりだろう。四つに分割してあるから、狙うは前後左右四択といったところか。
甘い。甘すぎる。練乳ワッフルでも食ってろよ、お前。
そんなもの全部同時につぶす! 
奴はイメージファイルのフェイントで半秒稼ぐつもりだろうが、そうは問屋がおろさない。
俺は全身の皮膚のイメージをすべて裏返す。中から出てくるのは重火器。ちょうどそう、うにのように重火器が外側を向く。そして、それを一斉放射!
閃光に包まれる中庭。
勝負あった。ミラは死んだね。完璧だよ我ながら。
そうほくそえむと俺は食堂へと向かった。
いつもミラに邪魔されていたが、今日こそは『一日限定一個!超!デジタル味覚!ピーチパン!』を喰う事が出来る。やったぜ!いろんなことができるこの世界も、喰い物だけは味がねーからな。生きる楽しみが一つなくなるも同然。このパンに命を掛ける奴がいるのも納得できる。ううっ、味を考えるだけでよだれのデータが垂れ流しだぜ!
意気揚揚と食堂へ向かっていこうとする。しかし、食堂が無い。
おかしいな。食堂は中庭に面しているはずだけど・・・?つーかあそこに、飯のデータ散乱してねーか?
・・・あはははははは!
こ、壊しちまった、全部っ・・・!ピーチパン、もう壊れたファイルだよ・・・!ははは!
・・・最悪。
俺は地面へと倒れこむ。
食堂同様崩れ落ちた学校のデータはどんどん消えていく。そして、その波は俺をも飲み込む。
俺、デリート。

72イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/18(水) 21:09
これって一人で何作送っても良いのかね?
ちょっと毛色の違う二つの話しを思いついたんだが……。

73イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/18(水) 21:23
>70-71
勢いがあって面白いと思う。
微妙に意見を言うとすると、最初の出だしで擬音を使うのはやめた方がよくないか。
あと、風紀委員を倒し終わった時の描写があっさりしすぎかな。
ポリゴンが派手に砕け散るとか、ドットが消失して行くとか、バトルを書いた以上は
倒す部分が見せ場な訳だから、もちっと演出凝った方がいいかも。

でもこれ俺は好きだな。

74イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/18(水) 21:49
>>70-71
とりあえず三点ダッシュは「……」であるべきかと。
あるべきって言うわけでもないけど、一般的なほうを選んだほうが無難な気がする。

あと、昼食争奪戦だと読み始めたときに勘がいい人は気がつくと思う。
自分はなんとなくそういう話なのだろうと予測がついてしまった。
けど、最後の「俺、デリート。」は好き。ちょっと予測してなかったからw

75イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/18(水) 22:03
>>70-71
面白いね。勢いと「俺」のキャラが好きだなぁ。私も最後の「俺、デリート」の
一文が洒落てていいと思う。
ちょっとだけ、「そう、例えば・・・」以下の数行がわかりにくかったけど、
それは私だけかもしれないし。
ところで……学校で食堂と言えば、昼食なイメージが私の中には頑固にあるのですが。
どっかに「これは放課後なんだ!」と主張しといたほうが良いのでは。
下手すると規定違反。

76題名未定:2003/06/19(木) 18:27
ご意見ありがとうございます。
>>73
好きだといってもらえて嬉しいです。
風紀委員を倒した辺りの描写については確かにそのとおりですので、
もう少し細かい描写をしてみようと思います。
ただ、チャイムについてはどうなのでしょうか?
音で引き込むほうがテンポがよさそうに思うのですが…
ここは個人の好みなのかも知れませんが。
>>74
三点リーダのことをうっかり忘れていました。
それとこれも忘れていた事なんですけど、「放課後」なんですよね…。
昼食争奪戦だと非常にまずい(笑)
>>75
74さんもおっしゃっていたことですけど、「俺、デリート。」が
好評のようで。日本語としてどうかなって思ったんですけど、
印象残ってよかったと思います。
…昼食のイメージについては払拭できるように努力いたします。

77イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/19(木) 18:30
>>72
別に問題は無いんじゃないですか?
電撃三大賞のほうにも複数送った人がいるみたいですし。
複数送って全部最終に残ったりしたら、票の奪い合いになって
それはそれで悲劇ですけどw

78イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/19(木) 21:03
…←は「三点リーダー」だと思うYO

79通りすがり:2003/06/20(金) 01:08
三点リーダは一般的に二組でつがい。

出版業界の暗黙の了解らしい

80イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/20(金) 12:18
>応募数
うーん、でも複数応募可能とは明記して無いしな……
実際、5ページくらいなら量産できる奴も多いとは思うけど、
だからこそ複数送られたら向こうも困るのでは。
過去(三題とか)で複数応募が普通に行われているならいいと思うけど。

81イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/20(金) 14:06
第四回で、


ぱぴお「もうすっかり電撃Short3常連の桜くん。今回は、少しヒネリの入れたショートストーリーでエントリーなんだっピ! 人間も所詮動物だったってコトなのら〜!!」 うにまる「桜くんはとてもたくさん送ってくれて、どれをエントリーするか迷ってしまいます! 一番編集部でお勧めがこの作品です! どうですか?」

のようなやり取りが交わされているので、複数応募は問題ない。
自分も複数応募でエントリーされたことあるし。

82イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/20(金) 19:40
>>78-79
知ったかぶりしてました(ごめんなさいっ!)

83君と僕1/2:2003/06/21(土) 11:59
「どうして、空はこんなにも美しいのに、誰も見ようとしないんだろう」
「見てるじゃない。僕らが」
 放課後、屋上に呼び出されてみれば、君は金網に引き寄せられるようにして夕陽を眺めていた。西の空に掛かる雲は、下の方が緋色に上の方が藍色に彩られている。彩雲と言うそうだ。
 鉄製の重い扉のそばに君の鞄を発見する。ジッパが最後まで閉じられてなくて、端からはペットボトルが顔を覗かせている。君の鞄に寄り添わせるようにして、僕の鞄をくっつけてあげる。仲良く手を組んで夕陽を望む、若いカップルのように。
「あ、隣に立つのは構わないけど。私の顔は見ないでね」
「うん」
 誤ってでも見ないように、君に背を向けるように、僕は右足を引いた。
 しばらく。君と二人で、同じ夕陽と街を見る。
 悪くない。
 グラウンドを突っ切って走っていくのは下級生だろうか。先頭のひとりがボールを蹴っている。その先の正門の前では、誰かを待っているのか本を読みながら立っている女子がいる。さらに遠くに目を向けると、家々があり、アパートがあり、駅前に並ぶビルがある。地平線や水平線というのは、どういうものなのだろうか。写真でしか見たことがないけれど、ビル群に沈んでいく夕陽とは、まるっきり別物であるような気がする。
 それはさておき、僕は給食に美味しいものが出たら、最後まで取っておく派だ。大貧民では強いカードを最後まで残しておくし、電車では敢えて最後に乗り込む。勉強は英語から初めて、数学、理科、社会、そして国語だ。
 僕は空に目を向ける。
 君が見ている空と同じ空を見る。
 種類はよく分からないけれど、孤立したマシュマロのような雲、空にローラを転がして模様をつけたような棚引いた雲、飛行機が突き抜けた後の尻尾が生えている雲、他の雲を吸いこんで妙にデブくなった雲。それらの一つひとつが、時間を掛けて彩色されたような芸術品だった。美しいとか、綺麗とか、おそらくそんな言葉は一切必要がないほど、その光景は目に焼きついた。きっとこの先長い人生、人から「君は夕焼けの空というものを見たことがあるかね?」と訊ねられたとき、僕は自信をもってハイと答えられるだろう。
「どう?」
「いいね」
「そうじゃなくて」
「ん?」
「落ち着いてるように見えるけど、汗もかいてないし」
「うん、そうだね」
「……ねえ」
「なに?」
「どうして、呼び出したか、分かる?」
 一応、候補は二〇ほど挙げられる。蓋然性から言えば告白がダントツで一位だ。ちなみに二位は誰かに告白したいから掛け橋となってくれ、三位はこの間借りた三千円が返せそうにない、だ。
 僕は間をおいて、ゆっくりと答えた。
「多分」
「もう」
 なにがもう、なのかは分からないが、君が僕と同じ、美味しいものは最後まで取っておく派であることは、分かった。つまり、美味しいものを取っておくことで、苦しいものから手をつけることに我慢できるのだ。人は最後に美味しいものがあると分かっていれば、頑張れる。ところで、好き嫌いのまったくない人は、物の順序にまったく頓着しないらしい。すべてが同順であるが故に、食べ物を食べる順番も、宿題をこなす順番も、手当たり次第に、適当に行うそうだ。けれどそんなの、少し寂しくやないかい。

84君と僕2/2:2003/06/21(土) 12:00
「あのね、私」
「うん」
「君のことがね……」
 君は言葉に詰まってしまう。ちょっとした沈黙が流れる。適当に相槌を打つべきか迷う。
「僕のことが、なに?」
「……好き」
「知ってる」
「いや、そうじゃなくて」
「え、嫌いなの?」
「ううん」
 君が首を激しく左右に振るのが、顔を背けていても分かった。
「だから……好き」
「いや、知ってるって」
「だから、その。友達として、とかじゃなくて」
「うん。ラヴの好き、でしょう?」
「……そう」
 君が顔を耳まで真っ赤にしているのが、顔を背けていても分かった。……多分。
 さて、なんと答えようか。
 と、迷っているそぶりをしてみたりして。実は答えなど決まっている。ここに呼び出された時点で決まっている。ただ、少しだけ意地悪に。
「条件があるけど、いい?」
「うん」
「自分のことを、私、って言うのはやめて。やめたら、付き合おう」
 君は少しびっくりしたようだ、息を呑んだ音が聞こえた。それから暫らく間を置いてから。
「分かった。これからは、私じゃなくて……僕、って言うように、努力してみる」
「うん」
「ただ、その代わり。君も女の子なんだから、自分のことを、僕、って言うのはやめて、私って言うようにして」
「それは……困ったなあ。でも、そうだね、努力してみるよ」
 もういいだろうと振り返ってみると、君にいきなり抱きしめられた。そして耳元で囁かれる。
「ありがとう、好きだ、愛してる」
 僕……じゃなくて私は、顔が耳まで真っ赤になったのを感じた。

85君と僕:2003/06/21(土) 12:01
このスレ見る前に書いたんですが。
ブギーその他の影響を、過分に受けている自分は、
何の迷いもなく舞台に屋上を選んでしまいました……。
拙い物ですが、よろです。

86イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/21(土) 13:59
>>83

文章うまいですね。圧倒されました。

ただ、
>人から「君は夕焼けの空というものを見たことがある
>かね?」と訊ねられたとき
は止めた方がいいと思います。
「そんなことをたずねるヤツは絶対にいねえ」と、
笑ってしまいました。

叙述トリック。
非常にまとまっていると思うのですが、
僕の一人称の主人公が、最後に、女の子とわかるネタ
は、わりに珍しくないような気もしました(・∀・)b

87イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/21(土) 14:07
>>83-84
読みました。綺麗に纏まっていると思う。ちょっと盛り上がりがたりないかなーと
いう気もするけど。
性別逆転にはまんまとひっかかりました(w
最初ホモカポーかと思ってて、条件が出たときにきたぞきたぞと思っちゃったよ(<バカ

気になる点をふたつ。
まず一番最初の台詞。「どうして」云々のとこ。
ちょっと臭いかなーと。同じ内容でも、もうすこし芝居くさくない自然な台詞に
できると思います。
2点目。
それはさておき、で始まる「僕」の好きなものは最後までとっておくという話。
ちょっと唐突。脈絡がないですね。後半のために、無理に入れたって感じがします。
この文章の前に、たとえば風景描写の中で「何々が好き」と触れて、好きなものといえば、
みたいな感じで繋げるとか。あんまり上手い例ではないけど、ワンクッション必要かと。

「私」の言葉遣いもちょっと気になるところではあるけれど…仕掛けだしね。
しょうがないかな。
素朴な疑問なんですが、「私」はなんで「私」というんですか?

88君と僕:2003/06/21(土) 14:40
素早い感想ありがとうございます。
こういうのは初めてなんで、わりとドキドキしてました。

>>86
 夕焼けの空〜、に関しては確かに現実味のない質問でしたね。
 本当は告白に逡巡する“君”が「空、綺麗だね」みたいな科白を言って、
 それとなく関連性を持たせようと思ったのですが、
 やはり文字制限が厳しいです。

 叙述トリックに関しては、まことに仰るとおりです。
 普段からミステリを読んでる人間ですので、
 掌編小説で最後に意外な結末と言ったら、この程度しか思い浮かばず、
 結果としてありがちの範疇に収まってしまったようです。

89君と僕:2003/06/21(土) 14:46
>>87
 序盤の「どうして」は確かにそうですね。
 帰り道に自分だけ空を見ていて、なんとなく使ってしまったフレーズですので、
 もう少しストーリーに合わせるべきでした。

 2点目の好きな物を残すってのも、確かに脈絡が無かったかもしれません。
 風景描写の中から話を運ぶというのは、いいアイデアだと思います。
 色々と工夫してみます。

 私の言葉遣いは、微妙なんです。
 読み返してみて「言われてみれば、男の口調と取れないこともない」ぐらいに、
 洗練できたらと思うのですが、そんな口調ってどういう口調なんだろうか、と。
 ちなみに「私」が「私」と言うのに、特に理由はないです。
 男女兼用できる一人称では、私が一番一般的かなと思いましたので。

重ね重ね、感想ありがとうございました。

90イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/21(土) 19:27
上手いけど、ブギーっぽすぎるような

91君と僕:2003/06/21(土) 19:52
>>90
 感想、どうもです。
 ブギーライクであることに、自覚はしているんですが……。
 なるべく考えないようにしても、出てしまうんです。

92イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/22(日) 23:33
君僕読みました。実は感想を書くのは初めてなので、変なこと書いていたら
ごめんなさい。

叙述トリックについて。
もっとミスリードする方法があると思います。どうせやるなら、徹底的にやって
くださった方が、私的には好みです。
例えば――

《僕》はサッカー部のキャプテンで、運動はそこそこできる方だ。『滋』なんて
泥臭い名前が玉に瑕だけれど、そこそこモテる方だと思う。昼休みには、女の子
が手作りのお弁当を持ってきてくれるほどなのだ。

なんて(文章についてはツッコまないでw)書いておくと、より《僕》が男の子
であると誤認してくれるのではないでしょうか? 男性としてのイメージを、読者
により明確に誤解させておくと、種明かしをしたときの衝撃が大きくなると思います。

それから、オチについてなのですが弱いと思います。というか、ちょっと厳しい
ことを書くと、オチてないように思えます。
特にショートショートのオチの場合、ラストで世界が反転することが望ましいと
思います。確かに、この作品は男女が逆だったという種明かしで、読者の信じて
いることを裏切っているのですが、《物語としては反転していない》ように感じ
てしまうのです(私の誤読だったらすみません)。
説明するのは難しいのですが・・・
読者が種明かしされる前に抱いていた物語と、種明かしされた後の物語に、それ
ほどギャップがないように思います。

と、難癖を大量に付けましたが、他の方も書いていらっしゃる通り、文章はとて
も巧いと思います。頑張ってください。

93君と僕:2003/06/24(火) 15:04
>>92
 遅くなりましたが、感想ありがとうございます。

 徹底的なミスリードと、世界が反転するぐらいの落ちに関する考察ありがとうございます。
 今まで長編向きの文体を伸ばすように書いてきたので、
 少ない文字数内で色々と工夫するのは苦手なんですが、
 言われてみると案外、手段とか方法はありそうな感じです。挑戦してみます。

94魔女見習いとグルメな亀 1/3:2003/06/29(日) 21:29
 ここは、呪わしき魔女たちの学び舎、ヴァクハナリヤ魔女学院。
 夕暮れに霞む赤レンガの校舎を抜け、二人の魔女見習いが敷地の外れへと向かっていた。
 その片割れ、金髪を天辺で二つに括ったミクリは、
「てめエのせい、全部てめエせいだクラリッサ!」と相棒に怒鳴りつけた。
 この日、二人は魔法薬の調合に失敗し、教室を吹き抜けに変えてしまったのだ。
「あたしが分量間違えるの、全部見てたんダロ?」
「見てた……確かに私は気づいてたわ」
「じゃアなんで言わねンだヨ、ああ?」
 ミクリが吐き捨てると、クラリッサは長い黒髪を揺らしながら、悲壮感たっぷりの表情で訴えた。
「だって、本当のこと言ったら、きっとミクリを傷つけるわ!」
「教室吹っ飛ばすよか一億兆倍マシ!」
 そんなこんなで、二人は丘ガメの祠へとたどり着いたのだった。
 魔女学院は、丘ガメの甲羅の上にある。丘ガメとは天を突く山のごとき巨大な亀で、長久命を誇り、学院を背負いはじめて三千年余りにもなるという。教室を吹き飛ばした結果が、この丘ガメの食事当番だったわけだ。
 早速、クラリッサがレシピを読み上げた。
「えと、地引ミミズ三六本と、大王コオロギの目玉を十八匹ぶん」
 それを覚え、ミクリはすぐ脇の倉庫に入った。
 倉庫に置かれた食材たち。その只ならぬ不気味さに、まともな人間ならたちまち昏倒してしまうことだろう。しかし、ミクリは魔女。物ともせず、台車に乗せて運びだす。
「たりゃァァァッ!」と気合で大鍋に放り込み、「さてさてお次はァッ?」と汗を迸らせ叫んだ。
「次は、ええっとぉ……」
「ええっとなんだヨ?」
「有精卵を五つ」
「だから、どの生き物のヨ?」
「その……ガルマー海竜」
「……初めっからそう言えヨ! レシピを間違えようモンなら、グルメな丘ガメはお怒りになるンだ!」
 とまあ、そういうことになっていた。食事の世話とレシピの中味は、学院と亀とが取り交わした契約。決して違えてはならないのだ。
「ああ面倒臭エ」
 愚痴りながら、ミクリは大きなまだらの卵を専用のケースに収めはじめた。

95魔女見習いとグルメな亀 2/3:2003/06/29(日) 21:30
「ひとーつ……ふたーつ」
 数えながら、ケースの窪みに慎重にはめていく。
「みーっつ……よーっつ」
 四つの卵を収めきり、台車に積み込みこもうとすると、
「あっ」とクラリッサが声を上げた。
「なにヨッ!」とミクリ。
「ううん、ごめんなさい……なんでもない」
「てめエ、 言いたい事あンならはっきり言えヨ?」
「違う、ほんとになんでもないのよ。気のせい……そうよ、きっとミクリの気のせいだわ」
「絶ッ対ェ嘘。魔法で焼こウか?」
 鼻息を荒げつつ、ミクリはワゴンを押して出ていった。
 それから、トビトカゲの帆を三六枚、鬼面牛のロースを三六ポンド、土ナマズの髭を三六本運び出すと、大鍋に次々と放り込んだ。
「イーッヒヒ! これで仕込みは終ったネ」
 仕事をあらかた終えてしまった充実感で、ミクリの表情は晴れやかに変わった。
 しかし、クラリッサは「う……うん」と煮え切らない。
「なにヨ、まだなンか文句ある?」とミクリ。
「ううん、とんでもない! でも……というより……なんていうかその」
 クラリッサは口ごもるばかりで、全く要領を得ない。ミクリが「なにヨ!」と凄むと、それきり黙りこくってしまった。
「……いい? 今から煮込むヨ?」
 ミクリが可能な限りの自制心を込めて聞くと、「うん」と彼女は頷いた。

96魔女見習いとグルメな亀 3/3:2003/06/29(日) 21:32

 鍋の具材を水に浸し、指をぱちんと鳴らす。するとたちまちお湯が沸騰し、具の煮立つ香りが漂い始めた。
「ほらいい匂いするゾ。もう煮えた頃かナ?」
 ミクリは上機嫌で言った。間もなく、匂いにつられた丘ガメが首を伸ばすはずだ。
 しかし、クラリッサは「そうね」と元気がない。
「……どうした? あんたいつもヘンだけど、今日はとみにヘンだ!」
 問い質そうとすると、
「……そのね、コレ、言いにくいんだけど」
 クラリッサは言いかけて、
「あぁああぁぁ〜っ」と叫んだ。
 ミクリがつられて振り返ると、そこにあったのは、
 巨大な皺だらけの、丘ガメの顔。
「なんだ丘ガメじゃン。あんた、見たことねエの?」
「違うの、食べてる……食べちゃってるあぁぁ」
「どうした? 食べたら何か問題ガ?」
「問題? 大アリだわ! 卵の数をまちが」
 言いかけ、クラリッサの顔は蒼白になった。
「ぎゃああぁぁ!」
 煮立ったシチューが石畳にぶちまけられる。怒り狂った丘ガメが、亀首を振るって大鍋を薙ぎ払ったのだ。
 そして続くは大地震。
 大樹のような四本の脚による、巨人的規模の地団太が起こした大揺れだった。
 凄まじい轟音がして、二人は振り向く。
 すると、今まさに、学舎が土煙を上げて崩れ落ちようとしていた。
「……その、こんなことになってしまって」
 クラリッサは、気まずそうに俯いた。
「イーッヒヒ、オワった! 学院オワったッ!」
 ミクリは軽快な笑い声をあげた。
 ……もはや、笑うしかないのだった。

_________________

余裕ができたのでチャレンジしてみました。
よかったら感想お願いします。

97イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/29(日) 22:00

学校ごとなくなるっていうオチはいい!(・∀・)

しかし、最初のエピソード、伏線のつもりなのだろーけど、
浮いていると思う。

シチューの仕込みが終った時点で、クラリッサが「そう言え
ば、こういうこと、あったよね」みたいな感じで語った方が、
自然につながるし、オチに向けて、読者をじらすことができ
るんじゃないかな。

98イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/29(日) 22:15
ご指摘の通り、導入でちょっとトチってますね。
伏線としては説明不足だったか。
ラスト前に回想シーンとして挟み込むというアイデアは、いい感じです。
締め切りぎりぎりまで再検討してみることにします。ヨンクス!

99イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/30(月) 19:47
>>94-96
読みました。
ちょっと文章が荒れているようですが、推敲すればなおると思うので
それは置いといて…。
ミクリのはじけっぷりがいいですね。好きですかなり。
クラリッサとの対称がいい感じです。

97さんの指摘していた最初のエピソードについてですが、
私はこのままの位置のほうがいいように思います。
丘ガメの餌係をする羽目になった経緯が最初にわかるし、
伏線はさりげないほうがいいと思うので。
あとにもってくると、露骨になるような気がします。
ただ、浮いている感じは確かにします。
それは前述の文章の荒れとも関係しますが、シーンの繋ぎ方が雑なせいだと思います。
そこをなおせば、浮いている感じは解消できるのではないでしょうか。

締め切りまで余裕があるようでしたら、両方で試してみて、
自分の納得のいくように仕上げてみてはいかがでしょうか。

100イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/30(月) 19:52
>>99
最初のエピソードが前がいいか後がいいかは、
どっちも読んでみないと私にはわからないけど、
エピソードをこのままにしておくか、回想シーンとして
挟むかで、びみょーにクラリッサの性格が変わってくる気がする…。
どう変わるかは上手くいえないんだけど。

101イラストで騙す予定の名無しさん:2003/06/30(月) 23:04
>>94-96
「イーッヒヒ!」に惚れた…

10294:2003/07/01(火) 23:11
たくさんの感想サンクスです。
みなさんのアドバイスを参考に、なんとか完成させて応募することが出来ました。
読んで頂いたものとエピソードの順番を変えた物のニパターンを作りましたが、
文字数の関係もあって、結局そのままでいくことになりました。
締め切りぎりぎりまで、ずっと文字数制限との戦いだった気がします。

>>99
キャラを気に入って頂けたようで、
それだけでも舞い上がってしまいそうになります。
自分では推敲を重ねたつもりが、文章が荒れ放題でしたね。
3000字から無理に削ったためもありますが、指摘して頂けて本当に助かりました。
シーンの繋ぎについては、文字数が足りなくなったので
結局空行で誤魔化してしまいました。

>>100
自分でも、クラリッサの性格がまともっぽくなりそうだという事は
少し気になっていました。
あのキャラの迷惑ぶりを描きだす事が本来の目的だったので、
いきなり冒頭から描き始めるのが正解だったと今では思っています。
出来映えとはまた別の話ですが。

>>101
イーッヒヒ! 魔女ってそんなもんだと思ってましたw

103イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/01(火) 23:23
94さん乙!

良い結果が出るといいね!

104イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/03(木) 00:26
……締め切りって15日だよな?

105イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/03(木) 14:34
ですねー。

10694:2003/07/03(木) 14:42
がッ、間違えてた!?
>>43で日程変更のことが書いてあったんだな。大恥だ。
てえかちゃんとhpで確認しとけって感じですか。

それと>>103、ありが㌧!

107イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/11(金) 03:42
晒し期待アゲ

書く→晒す→批評を受ける→完成度を上げる→投稿

このサイクルでいけたら理想的か。

108イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/15(火) 22:00
送ったかい諸君?

109イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/15(火) 22:57
うわ、人いねー
やっぱり3題のほうが常連になっても意味無いってのを見せ付けてるから?

110イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/15(火) 23:43
なんだかんだで、たかがshort2を書くのにも十時間はかかってしまう。
優秀賞を取ったヤツには、編集部の指導のもと、
プロット提出→芽が出ればデビューとか特典をつけてくれればいいのにね。

111イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/15(火) 23:47
今、送ったばっか。
送る前に、ここに晒す暇も無かった……

112イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/15(火) 23:54
>>111
おつかれ!
なんというかそのうpしてほしい。かも。是非。

113人言</b><font color=#FF0000>(iu4GwW1.)</font><b>:2003/07/15(火) 23:59
自分もたった今送信しますた。
間に合わなかったかも……。

114111:2003/07/16(水) 00:41
>>112
心の整理(?)がついたら晒しますw

115イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/16(水) 13:34
書き上げるまで三時間しか時間が無かった……
まあ、駄目もとだしな……(言い訳)

116イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/16(水) 18:10
送ってから気付いた……
タイトル書き忘れ……
要項には書いてなかったけど、まずいよな……?
まあ、選ばれるとも思わないからいいけどさ

117イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/16(水) 22:36
こうして見ると結構送ってるぽいねみんな。
晒された数だけ見ても七本あるし。

118イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/17(木) 18:29
ここに晒された奴が優秀作品に選ばれたら祭りだな

119『四月二日』1/3:2003/07/17(木) 23:38
 春休み補講の授業が終わり、今は放課後である。屋上には、僕と親友しか居ない。僕達二人は屋上を囲むフェンスにもたれながら、太陽が沈んでいく様を眺めている。僕と親友は今、見回りの先生をやり過ごすために屋上に隠れている。この学校で一夜を過ごし、ここ数年我がやつがみ八上高等学校で囁かれている、ある噂の真偽を確かめるためだ。
「四月二日は死人の日。夜の学校は死の学校」
 そんな噂だ。実際、過去三年間毎年四月二日に、必ずこの学校で死人が出ている。去年は宿直の先生が階段で足を滑らせて、首の骨を折って死亡。二年前やはり宿直の先生が、何故かプールで溺死。三年前は遅くまで練習していた野球部員の一人が、練習中に頭部に硬球を受け打ち所が悪かったのか死亡。
「四月二日は死人の日か、出来すぎてて笑えるよな」
 親友が笑う。
「でも、三年連続で人が死んでいるのも事実だ。あまり笑えないよ」
 僕が答えると、親友は驚いたように僕の顔をまじまじと見る。
「お前ひょっとして、あの噂信じてるのか? この学校の裏のカッパ山だって、今じゃ何かの研究所が建ってるじゃねえかよ」
 カッパ山の正式名称はやつがみやま八上山だ。八上高等学校の名前の由来になった山で、入った人間は生きて帰れないと言う伝説があった魔の山だ。それが四年前、頂上周辺の木を切り倒し、何かの研究所を立てる工事が始まった。周囲の人々は当然、きっと死人が沢山出て中止になるだろうと噂しあったが、最初こそ事故で工事の関係者に何人かの死人が出たものの、結局工事は無事終わりその建物は今も使われている。だから人々は伝説は迷信だったと思い込み、今では頂上が禿げているので皆カッパ山と呼んでいる。
「君は信じないのかい? 怪談話とか好きなくせに」
「信じないからこそ、面白がれるのさ。本気で幽霊とか信じてたら、怖くてそんな話は聞けねえよ」
 それはそうかも知れない。

120『四月二日』1/3:2003/07/17(木) 23:39
「いよいよ、日が沈むな」
 親友の言葉に、僕はもう半分以上山に沈んだ夕日を見つめた。
 まもなく夜だ。
「こら、何やってる!」
 背後からの突然の怒鳴り声に、僕は驚いて振り返った。すると校舎の中へ続く階段のそばに、一人の教師が立っていた。屋上は見回りコースの範囲外だったはずなのに。
「学校に居残る馬鹿が隠れてるんじゃないかと思ったが、案の定か。一刻も早く帰りなさい」
 その先生に叱られ、僕と親友は屋上から降りた。窓の外を見ると、太陽はもうほとんど沈み、空はオレンジから紫色に変わり始めている。
「どうする? もう帰る?」
 僕は問う。
「そういや、確か3組の永部と美里も残ってるはずだけど、見つかったのかな?」
「さあね」
 と答えた時だった。不意にぞくりと寒気を感じ、僕は身を震わせた。
窓の外に目を向けると、もう太陽は完全に山の向こうに沈んでいた。
僕は何の脈絡も無く、ある事に気付いた。
「帰ろう」
僕は親友の腕を掴んで走った。
「おい、何だよ急に!」
「後で話す!」
 とだけ答え、出口に急ぐ。急いで靴に履き替え、玄関のガラス戸を開けようとする。が、開かない。鍵が掛かっている。ドアの鍵のつまみを回すが、開かない。まるで何年も使ってなくて錆付いたみたいだ。そばに立て掛けてあった傘立てで殴ると、ガラスは大きな音を立てて割れた。
「何すんだよ、おい!」
 親友の抗議は無視。僕は再び親友の手を引っ掴むと、割れたガラス戸を潜って校舎を跳び出し、全力で駆けた。グラウンドを全力で駆け抜け、校門に辿り着いた所で転倒した。
「あっ!」
 親友も一緒になって転んだ。立ち上がると、僕を睨んだ。
「説明しろよ、一体何だ?」
「僕はあの噂を本当だと確信した。だから、全力で逃げた」

121『四月二日』1/3:2003/07/17(木) 23:40
「は?」
親友は眉根を寄せる。僕は荒れた呼吸を整え、答える。
「……八上山の由来を、考えてみた」
「へえ、それで?」
「八上の八は、元はしに四二だったんじゃないかな。くく九九の、しにがはち四二が八の四二さ」
 親友は黙って聞いている。
「そして八上のかみ上は、もとは神様の神」
「なるほど、じゃあ、八上山の元の名前は四二神山って訳か。……死神山?」
 親友はギョッと目をむいた。
「あそこの工事、始めの方で死人が出たろ? 調べてみたら、四年前の四月二日だったよ。あの山は四月二日に死人が出る、正真正銘の魔の山だったのさ。それが三年前から、死人が出る場所が僕等の学校に移った」
「……何故だ?」
 親友の顔は青ざめていた。
「さあね、きっとカッパ山なんて呼ばれるようになったから、居心地が悪くなって学校に移ったんじゃないかな?」
「死神が?」
 僕は頷く。
「実は、自説ながら、最初から本気だったわけじゃないんだ」
「それが確信になったのはいつだ?」
「さっきの先生、誰か知ってる?」
 親友は首を振った。
「僕もすぐには思い出せなかった。けど、思い出してギョッとしたよ」
「誰だったんだ?」
「幽霊って奴かな。去年の四月二日に死んだ、物理の先生さ」
 
 次の日、永部と美里が死体で発見された。

122『四月二日』1/3:2003/07/17(木) 23:40
「は?」
親友は眉根を寄せる。僕は荒れた呼吸を整え、答える。
「……八上山の由来を、考えてみた」
「へえ、それで?」
「八上の八は、元はしに四二だったんじゃないかな。くく九九の、しにがはち四二が八の四二さ」
 親友は黙って聞いている。
「そして八上のかみ上は、もとは神様の神」
「なるほど、じゃあ、八上山の元の名前は四二神山って訳か。……死神山?」
 親友はギョッと目をむいた。
「あそこの工事、始めの方で死人が出たろ? 調べてみたら、四年前の四月二日だったよ。あの山は四月二日に死人が出る、正真正銘の魔の山だったのさ。それが三年前から、死人が出る場所が僕等の学校に移った」
「……何故だ?」
 親友の顔は青ざめていた。
「さあね、きっとカッパ山なんて呼ばれるようになったから、居心地が悪くなって学校に移ったんじゃないかな?」
「死神が?」
 僕は頷く。
「実は、自説ながら、最初から本気だったわけじゃないんだ」
「それが確信になったのはいつだ?」
「さっきの先生、誰か知ってる?」
 親友は首を振った。
「僕もすぐには思い出せなかった。けど、思い出してギョッとしたよ」
「誰だったんだ?」
「幽霊って奴かな。去年の四月二日に死んだ、物理の先生さ」
 
 次の日、永部と美里が死体で発見された。

123119〜121:2003/07/17(木) 23:41
書いたけど送れなかった作品、晒しました。

124119〜121:2003/07/17(木) 23:43
122は間違いです。申し訳ありません。

125イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/18(金) 00:14
八上山が、四二が八で死神山って……ドラえもんでありましたよ?w

126119〜122:2003/07/18(金) 00:25
まじっすか?

しろく-じちゅう 0 【四六時中】 (副)
〔一日二四時間を、昔の「二六時中」にならって今風に言い直したもの〕一日中。いつも。

ってのを辞書で見て考えたんですけど……。

127イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/18(金) 01:07

これまで三年間は、一人ずつしか死ななかったのに
今年は二人死んでいる。

出血大サービス?

128イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/18(金) 01:16
死に神新人「えへっ、初仕事でつい浮かれちゃったです〜☆」
死に神先輩「ははっ、そんなんじゃだめだぞーう。代わりに来年は二分の一殺し位にしておきなさい」

実はこんなやり取りがあったのだよ

129イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/18(金) 05:11
>127
4年前には一人ではなく数人死んでます。

130イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/18(金) 07:39
結構怖かったです。(私はかなりの恐がりなので、他人がどう思うかはよく分かりませんが)

ただ、口調が学生とはかけ離れているように感じました。仮にも親友と書いている以上
君は〜〜、なんて事は言わないと思います。

131イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/18(金) 07:55
後、4月2日は春休みのように感じましたw

132イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/18(金) 20:41
>131
春休み補講です(119参照)。

133イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/18(金) 20:56
広辞苑によると、
『放課後』 学校で、その日の授業が終わった後。
補講も授業だから、放課後でOKか。

ただ、四月に補講やる学校であるの?
自分とこが進学校じゃないせいかもしれないけど、学年変わる年に補講ってやるかな?
まぁ、こんなの作品に直接関わるレベルじゃないから、別にどうでも良いけど。

134119〜122:2003/07/18(金) 21:10
>130
怖かったですか?
ありがとうございます。そう言っていただけると、とても励みになります。
ところで主人公の口調ですが、僕の脳内設定ではこいつはこういう口調で喋る変人となっているのでオッケーです。
しかし制限字数に納められず、それを書ききれなかったのは私の力不足です。
これに懲りずにもう一作晒すので、良かったら感想ください。

135『継続は力なり』1/3:2003/07/18(金) 21:11
 夕日でオレンジ色に染まった教室には、僕と親友しかいない。親友はグラウンドに背を向け、開いた窓のサンに腰掛け足を垂らしている。僕は誰かの椅子を拝借し、彼の正面に座り缶ジュースを飲んでいた。
「なあ、ちょっとジュースくれよ」
 親友は言った。
「一口だけだよ」
 僕は渋々缶を渡す。
「分かった、一口だけな」
 そう言いつつ受け取ると、彼は大きく口を開け、缶の中身を大量に流し込んだ。
「あっ!」
 抗議の声を上げると、親友はリスのように頬を膨らませて僕に缶を返し、一気にごくりと飲み込み満足そうに微笑んだ。そんな飲み方じゃ、味なんか分からないだろうに。
「一口だろ?」
 まあ、確かに一口には違いない。中身を確認するともう一口分も残っていなかった、まだ半分も飲んでなかったのに。僕は一気に残りを飲み干した。

136『継続は力なり』2/3:2003/07/18(金) 21:12
「なあ、もう諦めたのか?」
 親友は唐突に言った。
「へ?」
「もう一年も、何も仕掛けて来ねえじゃねえか」
 その言葉に、僕は彼の言いたい事を理解した。
「チャンスを窺っていただけさ」
「もっと積極的に仕掛けてこいよ。しつこく仕掛けてりゃ、いつかは暗殺に成功するかもしれないじゃないか。よく言うだろ、継続は力なりってさ?」
僕と親友はある勝負をしていた。始まりは、入学当初の事だった。
「趣味は?」
彼は僕に尋ねた。
「読書。主に推理小説」
 僕が答えると、
「推理小説読んでるんなら、トリックとか色々知ってるだろ? じゃあ、俺を暗殺してみろよ」
 狂った事を言い出した。
「正気かい? そんな事したら、僕が捕まっちゃうじゃないか!」
「じゃあ、こうしよう。方法は問わないから、『俺が本気ならお前は死んでたぜ』って状況を作ってみろ。ナイフの代わりにボールペンを首に突きつけるとか、毒の代わりに睡眠薬を盛るとかさ。お前が一回でも成功したら、お前の勝ち。出来なかったら、俺の勝ち」
 テレビゲームのソフト一本を賞品に、僕はその勝負を受けてたった。
それ以来、僕は様々な方法で彼に攻撃を仕掛けた。竹刀で斬りかかったが、真剣白刃取りで竹刀を奪われ返り討ちにあった。学食のうどんに下剤を混ぜてやったが、舌が敏感なのか一口でばれた。正攻法では無理そうなので推理小説を参考に様々な小細工を試みたが、何一つ成功しなかった。そしてこの一年程、僕は何も彼に積極的に仕掛けていない。
「暇だなあ」
 彼は欠伸をした。そして窓の外に身を反らし、大きく伸びをした。
「危ないよ」
僕は警告したが時既に遅く、彼はサンから滑って外に落っこちてしまった。
「だから言ったのに」
 窓から外を覗くと、彼は仰向けに倒れていた。
「大丈夫かい?」
 僕は声をかけたが反応はなく、彼は目を閉じていた。よく見ると、彼の頭の下には植え込みのコンクリートブロックがある。
(頭を打ったかな?)
 僕は窓からスリッパのまま飛び出し、彼の頬を叩いた。しかしぴくりとも反応しない。僕は慌てて、彼を保健室に運び込んだ。

137『継続は力なり』3/3:2003/07/18(金) 21:13
 幸い、二時間後には親友は何事もなく目を覚ました。
「……あれ?」
自分が保健室のベッドに寝かされている事に気付くと、親友は不思議そうに首を捻った。
「頭、痛くない?」
 僕の言葉に、
「……別に痛かないが、何があったんだ?」
 と答えた。どうやら頭を打った訳ではないようで、僕は安心した。
「窓から滑り落ちて、意識を失っていたのさ。憶えてない?」
「全く」
 親友は答えた。
「俺が寝ている間に、暗殺したか?」
 僕は首を振った。
「そいつは勿体無いな。千差一遇のチャンスを」
 僕はまたも首を振った。
「必要なかったから、しなかった」
 と答えると、親友は不審そうな顔をした。
「僕はその前に、既に暗殺に成功していたからね」
「どう言う事だ?」
 訝しむ親友。
「僕は君に、睡眠薬を飲ませることに成功した」
僕の言葉に、彼は目をむいて驚く。
「いつ、どうやって飲ませたと思う?」
 問いかけると、彼は深く考え込んだ。
「僕のジュース、沢山飲んだろ?」
 ヒントをあげると、驚く。
「あれに盛ったってのか? でも、あれはお前も飲んでたじゃねえか」
「僕は予め、中和剤を飲んでおいたのさ。だから僕には効かなかった」
 種明かしをしてやると、親友の顔は驚愕に歪んだ。
「薬物マニアの兄さんが作ってくれた、中和剤付きの特製睡眠薬さ。君は睡眠薬入りのジュースを飲んで、意識を失って窓から滑り落ちたんだろうね。これが毒なら、君は死んでいたね」
「……で、でもよ、あのジュースは別にお前に飲まされた訳じゃないぜ。俺があのジュースを飲みたがるの、最初から知ってたのか?」
 僕はガッツポーズを取りたい衝動を堪えつつ、今回のトリックのキモを説明してやった。
「この一年、僕は君の前で飲み物を飲むときは、いつもこの薬を仕込んでいたんだよ。いつか君が引っかかる事を期待して、ずうっと待っていたのさ」
「マジで? お前、あほだろ」
 呆れ顔の親友。僕は彼の先程の言葉を、そっくりそのまま返してやった。
「よく言うだろ、継続は力なりってさ?」

138イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/18(金) 21:39
>>128

萌え(・∀・)

139イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/18(金) 22:12
>>135
面白い会話劇に仕上がってる。
主人公の執念を匂わせる地道なトリックもいい。
よかったよ。

ただ、アレだ。
リアルで人命の危機に陥れちゃってるのはどうかと。

140イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/18(金) 23:25
会話の間に入る地の文に引っかかった。
なんていうか……素人くさい。
と言ってる自分も、未だ地の文の書き方に悩んでいるので人のことを言えないわけだが。
気に障ったらご勘弁。

141イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/19(土) 00:47
ってかこの教室一階?
窓から落ちたわりに慌ててなさすぎて、そこが不自然に感じたんだけど……
一階ならそう書いてくれなきゃ。

142『継続は力なり』:2003/07/19(土) 01:30
>139
ありがとうございます。面白いと言っていただけるととても嬉しいです。
人命の危機については、教室の一階である事を書き忘れていた私の責任です。ごめんなさい。

>140
気に障るなど、とんでもない。悪い所を指摘していただけるのは、とてもありがたいです。
出来れば、具体的にどう言うところが素人くさいのかも教えて頂きたいのですがよろしいですか?

>141
一階です。書き忘れてました。ごめんなさい。

143139:2003/07/19(土) 02:29
>>142
一階から落ちるにしても、十分死の危険性がある。
その点、ネタの選び方をちょっとミスってるかもしれない。
二人の取り決めたルールは結構あいまいなもの。
だからこそ、このゲームがうまく立ち働いているように読ませるには、
ネタの選び方に気をつかう必要があったと思う。

それと、落下した後、「俺が寝ている間に、暗殺したか?」と言うのは
ちょっと話のつながりがおかしい。
この時点で、彼は睡眠薬を飲まされていることに気付いていないから、
気絶していたことを”寝ている”と表現するのは不自然。
また、相手の前で気絶した時点で敗北を認めるのが道理だろうと思った。

こうして見ると、全般的に不自然な展開・描写が多い。
もっとも、なんだかんだで俺は楽しんで読めたよ。

144『継続は力なり』:2003/07/19(土) 02:56
>143
なるほど。
貴重なご意見を多々いただき、まことにありがとうございます。
これをバネに一層励んでゆきたいと思います。

145140:2003/07/19(土) 03:20
どこかと言われると……小説が「僕」の視点で書かれているのに「僕は〜」を多用している所とか、
「親友は答えた」「彼は欠伸をした」みたいな短い説明文の多用に引っかかった。
昔の自分を見ているみたいで、つい「素人くさい」なんて表現をしてしまったが(今でも十分素人だが)、
あくまで私見なので鵜呑みはしないように。
自分の好きな小説を「文の構成」という面から読んでみれば、自分の答えが出せると思うよ。

146『継続は力なり』:2003/07/19(土) 09:07
>146
……なるほど、ありがとうございます。
もう少し研究してみます。

147139:2003/07/19(土) 14:22
>>144
感想書いた人間としては、おざなりなお礼よりも
感想のどの部分が貴重だったかを知りたいんだけどなあ。
批評する側も批評を求めてるっつうか。

148『継続は力なり』:2003/07/19(土) 23:45
>147
失礼いたしました。では、感想の感想を述べさせていただきます。

>一階から落ちるにしても、十分死の危険性がある。
その通りです。作中ではコンクリートブロックに後頭部から落ちているので、無傷と言うのは少々無理がありました。

>二人の取り決めたルールは結構あいまいなもの。
>だからこそ、このゲームがうまく立ち働いているように読ませるには、
>ネタの選び方に気をつかう必要があったと思う。
この作品は元は4000字超のものなので、それを2000字に圧縮する事自体無理が無理であったと思います。
ネタ選びに失敗したと反省しています。

>それと、落下した後、「俺が寝ている間に、暗殺したか?」と言うのはちょっと話のつながりがおかしい。
この親友は勝負事に命をかけるタイプなので、目を覚ました直後にゲームの勝敗に気が行くのは当然のことなのです。
問題は、2000字に圧縮するために勝負事への執念の描写を削ってしまった事です。

>この時点で、彼は睡眠薬を飲まされていることに気付いていないから、気絶していたことを”寝ている”と表現するのは不自然。
私は気絶をした経験が無いので断言は出来ませんが、気絶から冷めた直後に「俺は今まで気絶していたな」と実感できる事の方が不自然ではないでしょうか。
本人の主観では、うたた寝から目を覚ましたような感覚だったのではないでしょうか。

>また、相手の前で気絶した時点で敗北を認めるのが道理だろうと思った。
指摘され、私もそう思いました。

>こうして見ると、全般的に不自然な展開・描写が多い。
今読み返してみると、自分でもそう思えます。

>もっとも、なんだかんだで俺は楽しんで読めたよ。
最後にそう言っていただけると、とても救われます。
実はこの作品、最後まで書き上げた初めての作品なんです(四月二日は二作目)。
当然人様に読んでもらって感想をいただいた経験も無く、ここでいただいた感想は全てが大変貴重なものなのです。
読んでいただいて、そして感想をいただいて本当にありがとうございました。

149イラストで騙す予定の名無しさん:2003/07/21(月) 18:41
新たな晒し作品マダー?


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板