[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
電撃学園物語対策スレッド
1
:
名無し三号
:2003/05/02(金) 22:17
ということで未来の話もしましょう。
電撃ホームページより転載。
「電撃学園物語」とは――!
時間、場所、登場人物という3つのシチュエーションのテーマをイメージし、
2000字以内で自信作のショートストーリーを応募してください。
ストーリーのジャンルは、ラブコメでもファンタジーホラーでも何でもアリ!
「電撃Short3」と違って、必須のお題目ではないので注意しよう!
さらにさらに、イメージイラストも同時に大募集するのだ〜!
イラストも3つのシチュエーションテーマに沿って応募してね!
●3つのシチュエーションテーマ
時間「放課後」・場所「学校内」・人物「二人」
小説の晒し方は一編を最高三レスに分けて書き込むということで。
その際、タイトルとページ数(例、『放課後にて』1/3)を忘れずに。
とりあえず、まだ締め切りまで時間がありますのでネタの出し合いあたりをしませう。
2
:
名無し三号
:2003/05/02(金) 22:20
細かい所の転載
___________________________________________________________________
注意!
時間の「放課後」は、授業が終わった後の出来事です。部活の話や夜の学校というのもアリ! イメージ的な「放課後」という時間をクリアしよう!!
場所は「学校内」限定です。学校内のエリアとなると、校舎はもちろん、グラウンドや校門という設定もアリ! 時には魔法学校なんてコトも〜!?
登場人物の「二人」というのは、男女でも同性同士でも二人であればOKです。メインキャラが二人であれば、サブキャラの登場もアリだよ。
上記の3つのシチュエーションテーマをクリアして、ショートストーリー・イメージイラストをどしどし応募してくださ〜い!!
〜ショートストーリー応募方法〜
●締め切り: 2003年6月末日(当日消印有効)
●応募規定: 2000文字以内。本名とペンネーム、作品に関するコメント(2〜30文字程度)をお書き添えください。
●応募資格: 不問
●応募先: メールアドレス d-hp@mediaworks.co.jp
※メール本文欄に作品を書き込んでも、添付ファイル(テキストデータ限定)でも結構です。件名には必ず「電撃学園物語 ストーリー係」と記入してください。
郵送
〒101-8305 東京都千代田区神田駿河台1-8
(株)メディアワークス 「電撃hp」編集部「電撃学園物語 ストーリー」係
----------------------------------------------------------------
電撃のホームページ
ttp://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/index.html
3
:
イラストに騙された名無しさん
:2003/05/02(金) 22:55
おつかれさまでした。
っていうか、カレーよりシチューの方が旨いよな?
4
:
イラストに騙された名無しさん
:2003/05/02(金) 22:58
このテーマでショートショートなんだから、
会話の巧みさとシチュエーションで攻めていくしかないかな。
なんか、屋上を舞台に選ぶ香具師が多そうなヨカーン
5
:
イラストに騙された名無しさん
:2003/05/02(金) 22:59
>>3
漏れはカレーがすき。
6
:
イラストに騙された名無しさん
:2003/05/02(金) 23:29
>>4
ブギーポップのかどちんを筆頭に、屋上を使って名シーンを描いた先達が
それこそ数え切れないくらいいるもんな。
7
:
イラストに騙された名無しさん
:2003/05/02(金) 23:33
ところでこのシチュエーションってエロくね?
”時間「放課後」・場所「学校内」・人物「二人」”
舞台は体育器具庫とか部室とか生徒会室に閉じ込められた挙句停電して(ry
8
:
イラストに騙された名無しさん
:2003/05/02(金) 23:48
俺なら魔法学校で生徒と教師かな。
9
:
イラストに騙された名無しさん
:2003/05/03(土) 00:15
>「電撃Short3」と違って、必須のお題目ではないので注意しよう!
これに惑わされそうなんだけど、時間・場所・人物は3つとも必須で、
限定されてるんだよね?
10
:
イラストに騙された名無しさん
:2003/05/03(土) 00:26
テーマはこれにしなくちゃならないけど、
short3のように単語を含める必要はないって意味だと思う。
しかし、テーマと”お題目”って何が違うんだろう……。
11
:
イラストに騙された名無しさん
:2003/05/03(土) 20:04
まぁ、マジレスすれば、他に適当な単語が見つからなかっただけかと思われ。
12
:
イラストに騙された名無しさん
:2003/05/03(土) 22:20
人こないねぇ。
13
:
イラストに騙された名無しさん
:2003/05/03(土) 23:28
万が一、当たっても金にはならんか……でもまあ、腕試しには良さそうだね。
ところで、漏れPNで「ピーマン28号」というのを使おうと思ってんだけど、
もう誰か使っちゃってる?
14
:
イラストに騙された名無しさん
:2003/05/03(土) 23:29
一度見るたびに一書きしていけば盛り上がるよ!!
15
:
オンエア 1/3
:2003/05/04(日) 01:47
『はーい! 朝守高校自研部プレゼンツ! ハイパ―――――――――ロオォォ――カル
レディィィィィッッッ――――――――――ッオ! 今日も始まりましたー。DJはわた
しクスカで今から三時間ノンストップ、ゲストは大山先生でおおくりしまーす!
「う、う〜ん?」
おーっと先生が起きたようですね。大丈夫ですかぁ?
「!? お、おいお前、なんで私がイスに縛られてるんだ!」
大丈夫なようですねー。それでは何も知らない先生の為に番組の説明をしますね。
「無視するんじゃないこら!」
この番組は朝守高校のFMラジオ放送機材を使って、毎週月から金曜日の放課後に、学
生主導で三時間ノンストップでお送りしてる番組でーす。
「それと私に何の関係がある!」
それがですね、毎月最初の月曜日には、先月最もリクエストが多かった人をゲストに呼
んでリスナーの皆様からの質問のお便りに答えてもらおう、ってことになってまして。今
日がその日で、先生がゲストでして、先生ちょっと手荒な真似をして連れてきてしまいま
したー。番組が終わったら縄とか解いてあげますから、安心して下さいね?
「……わ、わかった」
この大山先生、本名大山忠人さんは、十月九日生まれのてんびん座、三十四歳独身で、
朝守高校着任一年目で、二年三組の副担任をやってらっしゃるとのことです。
「いや、この縄を解きなさい」
ダメですよー、男の人と二人きりのこの部屋で男の方を自由にしておくなんて出来ませ
んからねぇ。
「何もするはずなかろうが!」
それでは最初の質問です。
『大山先生が一年五組の宮里の誘拐の犯人だって本当ですか?』
「……何?」
ちなみに黙秘権は認められてませんからねー。
16
:
オンエア 2/3
:2003/05/04(日) 01:47
「………………」
代わりに黙認権が認められてます。黙ってたら肯定ってことに。
「放送を止めるんだ!」
先生からの希望ですし曲に行きたいと思いまーす。リクエストはなんですか?
「……河の流れのように」
曲の間、リスナーの皆様から質問を募集しまーす。メールで、あさがみハイフンレディ
オアットマークあさがみドットえーしードットじぇいぴーまでー。
それでは、美空ひばりさんで河の流れのようにどうぞー。
「……これで、放送は止まってるんだな」
止まってますねー。
「で、なぜそう思う?」
三日も前から連絡が無くて、三日前にあの子が先生と一緒に居るところを見たっていう
タレコミ情報がありまして、カマをかけてみたんですー。そろそろ最初の質問の答え貰っ
ていいですか?
「誘拐犯は知らんが、宮里はあの時別れてから消息が知れない。心配だな」
あら。会ってたのは肯定するんですか。どうやら違うみたいですねぇ。
「私がそんなことできると思うか?」
思いませんねー。――あらー、メールがたくさん届いてますねー。しかし便利な世の中
になったと思いません? パソコンとかのお陰で頑張ればAD業もディレクター業もDJ
業も一人で出来るんですから。今のわたしみたいに。
「放送が終わったらでいいから、縄を解くんだぞ」
ええ。それじゃ、次の質問です。ラジオネーム店主さんからですね。
『この前ウチの店で買ったモノ、その女の子に使ったんですか?』
あら、先生。どうしたんですか? そんな青い顔して。
「どこで知った?」
これもタレコミですね。ウチの学校にも進んじゃってる子がいまして、普通に大人専用
おもちゃを売ってる店に行く子がいるんですよね。で、その子の情報を元に店主から先生
が品物買ってるのビデオ、貰ったんです。大変だったんですよー。ごらんになります?
「だからどうした。あの娘をさらったのが私だという証拠にはなるまい」
17
:
オンエア 3/3
:2003/05/04(日) 01:48
白を切りますねぇ。それでは最後の質問です。
『先生の車が、町外れの空家に止まってるの、見たんですけど、何であんなところにいた
んですか?』
ね、先生。白状しちゃったらいかがですか?
「……お前も、放送中にこれを聞けばよかったんだろうがな」
と、言いますと?
「これだと、私も言い逃れようが無い。諦めたよ。私が彼女を誘拐した。だが、まだ何も
していないぞ?」
だったら、喋ってくれますね? 彼女が今どこにいるか。
「知らないのか?」
知ってたらこんなところにいないで、助けに行ってます。だから先生にゲロして貰おう
と。さっきの会話は録音しましたから、またシラ切っても無駄ですよ? テープを警察に
持っていくだけでもあなたは捕まりますから。
「まぁ、どっちにしろ、放送が止まっているのがお前の運のつきなんだがな」
……先生、何言ってるんですか?
「こんな縄、俺が解けないと思ったか?」
きゃっ! いた、いたい!
「それじゃ、テープとやらを出して貰おうか?」
――先生こそ、本当に放送を止めてると思ったんですか?
「苦し紛れに、何を言うか」
メールが届きましたね。先生。私を放すか、それかメールをご自分で見てください。た
ぶん書いてありますよ、『先生、自首してください』って。
18
:
15
:2003/05/04(日) 01:52
ども、すみません。ふと思いついたネタで三時間ぐらい粘ってみた。
1999字です。ぎりぎりです。
誤爆スマソです。よければみてくださいってヤツです。
19
:
彼女は魔法使い○(○はハート型)
:2003/05/04(日) 03:48
群青を基調としたセーラー服に白いスカーフを合わせた黒髪の少女が声をひそめ、苦しげに言う。
「人をすぐに死に至らしめるような呪いより人を殺さず痛め続けるような呪いの方が強力だと思います」
今日もこの3-A教室で、二つくっつけた机の向こうの彼女とこんな会話が交わす。
それは熱気が荒れ狂う夏休みや
十年に一度の大雪で休校になった日でさえ行われる僕達、二人だけの儀式。
「人が一瞬で死んでしまえば、その人は自分の死さえ気づかないでしょ?
そうなれば、きっと自分が呪われただなんて思いつく暇もないし」
彼女の健康的な桃色をした唇からこんな言葉が漏れるなんてな。
「それに不特定……時には誰が自分を呪っているか判ってしまう不幸な人もいるけど
だいたいはできずに終わるか、そもそも呪われているだなんて気づかないです」
話が高ぶるにつれて、なんもない空中で手を動かすけれど、なんかそのしぐさも可愛いな。
「気づかないなら突然死と変わらないけど、呪われていると気づいてしまったら
誰が私を呪っているか突き止めなければいけないし、そうなれば誰かを疑わないといけない」
彼女の大きくて、少し潤みがちな瞳がそんなものをみてるなんてな。
「他人に対し懐疑を抱きざるを得ない状況自体が、呪詛にまみれてると思う」
いつも、こんな内容なわけではない。
時には、自分の好きな料理や歌手、血液型や星座に付いてお互いに打ち明けたりする。
でも、八割方はこんな内容であるけど……
「君もそう思いませんか?」
愛玩動物のというものは、寂しさで死んでしまいそうな動物のことを言うんだろうけど。
いつも通り、ゆっくりと頷いてやる。
20
:
イラストに騙された名無しさん
:2003/05/04(日) 03:48
「なにをそう思ってくれるんですか?」
そういうと彼女は急に立ちあがり、一瞬で僕野目の前まで顔を寄せてきた。
今更、椅子がひっくり返る音がした。
『えっ? 』、思わず口に出してしまった……
いつもなら、相手の返事をなんて顧みずに話しつづけるのになんで?
「あのぉ、なにを思ってくれるんですか……」
顔と顔とのが近くなる。
彼女の髪が僕の頬に、一瞬触れる。
何かのせいで僕の心臓の鼓動が早くなる。
「もう良いですよ。薄々だとかなんとなく気づいていました。
私の話をデンパだぁだとかキチガイだぁ、とか思ってたんですね」
倒れた椅子を戻し、彼女は元の位置に戻る。
「いや、そういうわけでは……」
「言い訳無用です。別にそういうサイトのBBSだとかに行ってストレス解消しますから」
僕に向かって、やれやれといったジェスチャー。
「なんか、ごめん……でも、これからは真面目に聞くから、そんなに怒れないで……」
「じゃ、明日までに私が好きそうなお話を君がしてくれるってのはどうですか?
真面目に聞いているだけってのも案外簡単ですし、もっと君は能動的になるべきです」
彼女は自分のカバンを引っ張りあげると、そのまま駆け出し、ドアを通りすぎていった。
駆け足の音で掻き消されそうな声で「南図書館にムーが置いてあります」と呟いたのと
「面白い話だったらご褒美に普通のお話もしてあげます」と大声で叫んだのが聞こえた。
21
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/05/04(日) 12:45
>>16
オンエア
センスがすごくいいと思う。正直、面白かった。
こちらの読み方の問題かもしれないが、DJが女の子だとわかるのに少し時間がかかった。
冒頭部分ではっきり女の子とわからせて欲しかった。
商業的に成り立つ小説を目指すなら、万人に分からせることが大切と思うので考えて欲しい。
しかし、この作品、このノリを保ちつつ、推敲したら成功するんじゃないか?
>>16
投稿するのか? ならば頑張ってくれ!!
>>19
彼女は魔法使い
一生懸命言葉を選んでいる作品と思った。
それが災いしたかどうか不明だが、何を書きたいかわからんかった。
「魔法使い」というタイトルからそれらしい事でも起こるのかと期待したが何も起こらない。
ならば彼女の“神秘性”を書きたいのかと思ったがそれは成功しているように読めない。
もう少し読者を意識して書いてくれたらよかったと思う。
この作品は読んでいて、作者に置き去りにされたような気分に陥った。
22
:
15
:2003/05/04(日) 20:16
感想どもです。面白いって言われるとやっぱり嬉しいですねぇ。
DJが女の子だってわからなかったとのことですが、
通常、DJで一番最初に「はーい!」なんて叫ぶのは女の子が多いんです。
そこから女声だと解ってくれるかなと思いましたが、ダメでしたね。失敗です。
DJの名前を女の子っぽいのに代えてみますかね。色々考えてみます。
投稿して、更に優秀賞の図書カード一万円ゲットする気マンマンです。
頑張ります!
23
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/05/04(日) 20:46
>>オンエア
面白い。おまい天才ですか?
長編で読んでみたいと思うくらい。いや、言うことないよ。
ladyOってどんな意味かちょっと知りたいと思った。
それと、オレは喋り方とか名前ですぐ女の子って分かったよ。
こんなエピソードが40本あまり詰まった連作短編集が売ってたら買う。
>>彼女は魔法使い
女の子の屈折した発言にちょっと萌えた。
ただ、地の文で主人公に可愛さを語らせすぎで、ちょっとくどい。
それと「抱きざるを→抱かざるを」「怒れない→怒らない」など、誤字多し。
地の文は独特な表現など用いず、もっと読みやすくしてほしい。
24
:
15
:2003/05/04(日) 21:47
感想ありがとうございますー。
>>23
うあ。天才は多分言い過ぎです。でも面白いって言ってくれてありがとうです。
いや、感づかれましたね。実はこれ、長編の設定から持ってきたんですよ。
多分厨スレに書いたと思うんですが、書き出しがラジオで始まるってネタです。
ええ、タイトルコールとメルアドはまんまコピペですw。
で、レディオはradioでラジオです。ほら、良く言いませんか?
ラジオのことをレディオって。アレですアレ。
……、もしや、オの前にッが入ってたから勘違いさせてしまいましたか。
そういうところ、ちゃんと直さないといけませんね……。
あう、連作短編集が出たら買うって言ってくれますか。
ありがとうございます。絶対そこまで行かせてもらいます。
つか、ここはワナビ板なんだから、皆さんで行きましょうな。絶対。
25
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/05/04(日) 22:37
>オンエア
あー、なるほど、こういうやり方もあるんだと素直に脱帽した。アイディア勝ち
だね。面白かたよ。
まあ、このままでもいいトコ行くと思うけど、より上を目指すためにということで、
一点指摘します。
先生の行動が少しバカ過ぎ。具体的に「バカだな」と思ったのは、2点。
・「放送を止めろ」
黙秘ではなく普通は否定。顔色に出たり、口調が慌てたりはするだろうけど、普通は
まず「そんな馬鹿なことがあるか! おまえ、おかしいんじゃないか?」と否定に
かかるはず。「放送を止めろ」というのは、暗に言いたくないことがあるのを全校中に
聞かせることになるから、少なくとも大人だったらこういう選択肢はとらない。
・「放送が止まっているのがお前の運のつき」
スイッチの操作は主人公がやってるわけで、「放送はホントは止まってないだろうなあ」
というのがミエミエ。読者ですら薄々考えることにまったく気づいていないのは、馬鹿すぎるかと思う。
ついでに普通なら「録音機が回っているんじゃないか?」とか「隣で誰かが聞き耳を
立てているんじゃないか?」ぐらいは疑ってかかると思う。その辺を考えていたように
も読みとれなかった。
26
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/05/04(日) 22:38
結局、オチの「放送は実は止まっていなかった」というのが弱く、それに合わせる
ために先生を動かしているんで無理が出てきてるね。だから、このオチのところで、
もう少しアイディアを練った方がいいと思う。
例えば、「放送を切るのを先生にやらせて安心させる」とか(本当に放送を切っ
ちゃうのかとか、縛られているのという設定との矛盾をどうするかとか考える必要が
あるけど)。「放送室と思ったら、校庭の真ん中に立てられたプレハブ。壁が倒れたら
、全校生徒が二人を見ていた」とか。ちょっと考えればアイディアは出てくると思う。
ぐたぐた述べたけど、全体としては感心しているので、この辺がもったいないと
思った。勢いを殺さずにこういうネタを組み込めれば最強だと思うんで、がんがってくれ!
27
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/05/04(日) 22:39
>彼女は魔法使い○
んー……普通の小説のワンシーンとしてはいいと思うけど、この話、終わってないよ
ね? 彼女から「明日は君が話して」と要求され、「おい、主人公、どうすんだよ?」
と読者が続きを読みたくなったところで話が終わってる。
あるいは「何も考えていないように見えた彼女も、実はしっかり主人公の様子に
気づいていた」という話にしたいなら、続きはいらないけど、そういう話なんだと
わからせるようにしてほしい。これだけではどちらなのか判断がつきませんでした。
シーン自体はドキドキ感があっていいのに、その辺が残念。
28
:
禁じられた遊び1/2
:2003/05/05(月) 00:42
『血で遊ぶ殺人者』は彼女を殺した。
なんの躊躇いも戸惑いも無く殺した。
彼女はあっさり死んだ。
血にまみれて。
夜の学校は、暗闇だ。
二人は暗闇を音をたてないように歩く。音をたてると奴に見つかってしまうからだ。
二人の内、一人は少年。もう一人は少女。二人とも怯えた表情をしている。
電気は点けない。奴に見つかるからだ。少年の方は、奴に出会うのを極端に恐れていた 。あんな人殺しに出会ったら、恐らくひとたまりもないだろう。
「恐いね」
「うん、恐い」
二人は音をたてないように歩く。
やがて音楽室、と書かれた教室に着いた。
扉を押すと、いともあっけなく開いた。
二人は中を覗き込む。
少年は奴がいるのではないか、と気が気ではなかったが、少女がどうしても、と言って いたので入った。
案の定、そこは血の海だった。 教室の真中にはなんなんだかよく分からない塊が放っ てある。
――ぬちゃり。
その塊は、よく見ると人間であるらしい。
――ぬちゃり。
少年が恐る恐る塊に触れてみると、やっぱり冷たくなっていた。
――ぬちゃり。
さっきから血糊で足元が滑ってかなわない。
しかも少女が固まりかけの血と気味の悪い死体を見比べて、魂の抜かれたような表情に なっている。
少年は直感的に危険を覚えた。大した時間いたわけではないが、そろそろ音楽室を後に することにした。
29
:
禁じられた遊び2/2
:2003/05/05(月) 00:43
運が悪いことに、廊下に出た瞬間、奴と鉢合わせになった。
――お前ら、さっきの死体、見たのか?
奴はそう問い掛けてきた。
嘘をつく理由もないので、少年は正直に答えた。
――じゃあ仕方ないな……。
奴の声は震えていた。
少年の背後では、少女がしきりに肩を震わせている。
奴がナイフを取り出した。
その動作を見て、少女はもう我慢の限界に達したようだ。ゆらり、とまるで幽霊のよう に少年の前に進み出た。
さて暗闇でよくわからないが、どうやら奴は、ナイフを突き出しながら突進して来てい るらしい。 やれやれ、出会っちゃったんだから、仕方ないか。諦めよう。
奴の影は少女の身体まで後数十センチ、といったところまで迫っていた。
――ぶちっ。
嫌な音がした。
しかしそれはナイフが刺さる音では断じて無い。
肉が、噛み千切られる音だ。
そのまま奴は首から血を吹き出して、血の泡を吐きながら倒れた。
少女は――恍惚とした表情で血の人形を見つめている。
そして、
血で遊び始めた。
――やっぱりひとたまりもなかった。
少年はそれだけ呟いたあと、少女があれほどダイエットしたい、太るのが恐い、と言っ ていたのを思い出して、苦笑した。
それから、二人は闇に溶けた。
『血で遊ぶ殺人者』は彼女を殺した。強姦された復讐に男子生徒を刺した彼女を、『血 で遊ぶ殺人者』は許さなかった。
『血で遊ぶ殺人者』は同罪の者を決して許さない。
彼等自身が望まなくても、彼等は現れる。
食事も兼ねて。
30
:
28
:2003/05/05(月) 00:44
拙い上に短いですが、どうぞ宜しくおながいしまうs。
31
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/05/05(月) 06:51
>>28
・『血で遊ぶ殺人者』とは少女に寄生するモンスターのことなのか?
・る殺人者は、強姦されて復讐に及んだ女の子なのか?
・そして、主人公の相方の少女も、かつては強姦に遭ったのか?
これらの事実関係がいまいちよく掴めなかった。
漏れの読解力のせいかもしれないけど、はっきりしない要素が多いために
感情移入が妨げられて損をしている気がした。
それと、文章があっさりしているためか、闇の質感も血の匂いも伝わってこない。
ここはもっとねっとりとしつこく描写した方がよいと思ったよ。
32
:
15
:2003/05/05(月) 14:44
感想どうもありがとうございます。
>>25
一応、先生はバカであってもいいかなぁとか考えていたんですが、
バカ過ぎだったら冷めますね。確かに。改定しないといけませんね。
>>26
ええ、オチはどうしようかなぁって思ったラインです。
本当はもうちと別のあたりだったんですが、どう考えても削れそうに無かったんで、
これも諦めました。ダメ人間です。
これでもそれなりに面白いかなとは思っていたのですが、
そうですか、ダメダメですか。頑張ってみます。
全体では感心してるっていうのは、結構励みになります。
頑張ります、ありがとうございました!
ついでに、その2000字オーバーをちょっと別のスレに張らせてもらいます。
よかったらそっちも読んでみてくださいな。
33
:
28
:2003/05/05(月) 14:50
>>31
感想どうもです。
>漏れの読解力のせいかもしれないけど、はっきりしない要素が多いために
感情移入が妨げられて損をしている気がした。
指摘ありがとうございます。
脳内補完しちゃった部分ってのは自分じゃ気付き辛いんですね。
精進します。
描写不足は漏れが抱える大きな弱点の一つであります。
ほぼ即興で作り上げた作品というのは、やっぱり作者の弱点がありありと現れちゃうもんですな。
これも精進いたします。
どうもthx.
34
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/05/05(月) 20:24
>27
たぶん、もっとも面白くなっているシーンはあのシーンだけだと思います。
(面白くするために下手すりゃ女の子がもっとデンパにしちゃうかもしれないし
猫を信じられない理由と、方法でいたぶるような)
それ以外のシーンは、それなりの作法に沿っているだけで冗長なだけだと
(敷かれたレールの上をつつがなく走るしあわせってキャッチコピーもありますけど)
なんかこれは僕の脳内長編作品の一片ってのを暗に認めてますね。
>>23
日本語がアレなのはごめんなさい。
正直な話、あれが一貫性を持っている作品といえるものの第二作目なので
文章表現に慣れてなくて何がなんだかわかりません。
(それ以前な誤字脱字が結構ありますね、やっぱ推敲はしっかりしないとな)
>>21
すみません、その感想を聞いてどういうことを僕が思うかって言うと
自分の意図や表現が未熟であり
そう言った意味ではまだスタートラインにさえ立てていませんってことぐらいです。
(作者の意図云々が絶対とは言いませんが
そういうものは読者の重要な指針になってくれればと思います)
そんな作品でスミマセン。作者として謝ります。
遂にレスをしてしまった……
35
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/05/05(月) 21:40
>>28
>禁じられた遊び
短い中に、コンパクトにまとまっている作品ですね。エッセンスはだいたい入って
いるし、「――ぬちゃり」の繰り返しの部分などにうまさを感じました。
全体として詩的で、映像的なイメージを感じました。なので、もし余裕があるなら
、感覚的な部分、例えば31さんも指摘している闇や血の匂い、あるいは音・空気の
感じなどをより補強してやれば、さらにいい作品に仕上がりそうです。
――まあ、これは漏れの印象なんで、当てにはならなかったらスマソ。
36
:
28
:2003/05/05(月) 22:18
>>35
ふわ、お褒めの言葉、感謝します。
やっぱり力量不足というのは罪なもののようで、
自分で書いていても物足りなさを感じるし、
読んで頂いても消化不良の感を与えてしまう。
解決するは五感に訴えかける描写、でしょうかね。
まあ、これからもなんとか精進していきますので今後もどうかよろしゅう……
thx
37
:
定休日1/3
:2003/05/07(水) 23:01
夕闇迫る放課後、高校の体育倉庫での中で、可愛い下級生と二人きりって、ぜんぜんに
嬉しくないシチュエーションだよ、これ……。
俺は経験している。
実際に、今。
すぐ横には、今年の春にうちの学校に入学してきた評判の美少女がいる。彼女は、床に
横たわる俺を見下ろし、巨大なナイフの刃を、紅の舌で舐めながら、
「へっへっへ」
間違いなく俺を殺すつもりだ。
しかし、驚いたことに、彼女はそれでもまだ俺の目に魅力的に映っていた。
彼女の名前は、黒宮美弥子。
小柄でスレンダーな肢体に、ショートカット、冷ややかな瞳。
つかみどころの少ない、謎めいた危険な雰囲気をたたえている。
その危険な雰囲気が、外見だけであってくれればよかったのだが、中身は外見をちっと
も裏切らなかった。
俺は彼女から逃げだすことができなかった。
ふがぐぐ……。
口には猿轡がはめられていて、両手・両足はロープで完全に縛られている。
38
:
定休日2/3
:2003/05/07(水) 23:02
ことの起こりは、俺が彼女にラブレターを出したことだ。
正直に言うと、中学時代の彼女の評判のことを知っていて、俺をとめたヤツもいた。
親友の山田くん。
「アレだけは止めておけ。あまりにも危険だ。素人にはお勧めできない」
それに対して、
「くだらない噂で、他人のことを差別や偏見の目で見るのはよせよ!」
と、カッコイイ台詞で、俺は応じた。
ごめん、山ちゃん。
君の言っていたことが正しかった。
謝るよ。
友人の心のこもった忠告に耳を貸さず、俺は美弥子にラブレターを書いてしまった。
放課後に校舎裏に来てほしい、と呼び出してしまった。
そして、彼女はやってきた。
「あたしのためならば死んでもいいって本当ですか?」
いきなり質問。
ラブレターには、そんな馬鹿なことを書いていたのだ。
俺は無意味に爽やかな笑顔で、
「もちろんさ」
次の瞬間に、みぞおちに強烈なボディー・ブローが叩き込まれた。
俺は地面にうずくまった。
あっと言う間もなく、猿轡を噛まされた。両手を頭の上で組まされてロープで縛られた。
さらに、両膝を曲げさせられて、足首もロープで縛られた。海老反りの状態で、右手と右
足、左手と左足を結ぶように、ロープが渡される。
人間リュックサックの完成。
まるで某国の工作員を思わせるような鮮やかな手並みであった。
美弥子は、俺の背中に、自分の背中をあわせると、ロープに手をかけて、ひょいと担ぎ
上げた。
そのまま俺は無人の体育倉庫に連れ込まれてしまい、現在に至る。
39
:
定休日3/3
:2003/05/07(水) 23:03
「悪魔の召還のための生贄を探していました。そんな時にあたしのために死んでもいいと
いうひとが現れるだなんて、願ったりかなったりというものですよ」
と、美弥子。
ほとんど冗談のようにしか聞こえない。
しかし、床に描かれている魔法陣は、何やら本格的だ。
彼女が呪文を唱えるにしたがって、キナ臭い煙が立ちのぼり始める。
まずい!
本気の本気で、こいつは悪魔とか何か出てきそうな予感!
しかし、出てこなかった。
代わりに、魔法陣から、事務的な女性の声が流れる。
──こちら、悪魔協会の日本支部です。ご召還のお申込みをいただき、どうも、ありが
とうございました。本日は当店の定休日です。まことに申しわけございませんが、お客さ
まのお申込みをうけたまわることはできません。なお、当店の定休日は、毎月の第一月曜
日と第三月曜日です。またのご召還を心よりお待ちしております……。
40
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/05/08(木) 03:18
>>37
脱力してワロタ。
この下級生がどんな娘なのか、もっと知りたいと思った。
なので、セリフとかを増やすといいかもしれない。召還の目的とか。
でも、この後の二人に起こるであろうドラマが想像できるのがいいね。
41
:
37
:2003/05/08(木) 20:47
>40
>脱力してワロタ
いっちゃん欲しかった種類の感想、ありがとうございます。
「がっかりするまでが釣り」と言いましょうか、そういう
気持ちになっていただけたのならば、うれしいです(・∀・)
>下級生がどんな娘なのか
なるほど……。
2000字以内のしばりで、少し増やしてみます(´д`)ノシ
一時間程度でポイと書き上げて投稿いたしましたので、目立つ
誤字などもありまして、まことにもって汗顔の至りでございます
が、お読みいただいて、ありがとうございました(・∀・)、
42
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/05/30(金) 21:09
なんか微妙に代わったらしいので貼り。ついでにage
4月18日
ショートストーリー・イメージイラスト応募スタート!
↓
6月末日
応募締切
↓
7月10日
優秀作品 電撃文庫&電撃hpホームページに掲載
↓
インターネット投票スタート
↓
7月末日
インターネット投票締切
↓
8月18日
「電撃hp vol.25」にて最優秀作品賞発表!!
43
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/11(水) 01:06
スケジュール変更は今日発表だったようだ。
詳しくは→
http://www.mediaworks.co.jp/users_s/d_hp/shortshort/yotei.html
7月15日
応募締切
↓
7月25日
優秀作品 電撃文庫&電撃hpホームページに掲載
↓
インターネット投票スタート
↓
8月15日
インターネット投票締切
↓
9月13日
「電撃hp SP」にて最優秀作品賞発表!!
44
:
彼女の重力1/3
:2003/06/17(火) 18:29
今、少年が立っているのは、彼の高校の中庭。
彼は上を見やる。正確には4階建ての校舎の屋上を。そこには月明かりに照らし出された、少女のシルエットがあった。
少女は身を空へと投げ出す。その体は重力に引かれ、地面へ向かって落下していく。少年は握り締めていたペンダントを掲げ、その力を解放させるため、強く祈った。そのペンダントは青い光を発し、少女を包み込んだ。
数時間前。
俺は夜の学校へと来ていた。
窓の鍵が閉まっていない一年生の教室から校舎内に侵入すると、俺の教室である二―五へと向かう。
そこで、俺はクラスメートの平松あかりと出会った。
彼女は胸に青く光るペンダントを身につけ、天井に足をつけて立っている。しかし、彼女の肩まで伸びた髪は床に向けてではなく、まっすぐ天井に向いている。まるで彼女にだけ、重力が反対に働いているかのようだった。
加えて、彼女はパジャマ姿であり、傍目には病院から抜け出してきたようにしか見えなかった。確か彼女は昨日交通事故に遭って、今は入院中のはずだ。
その疑問をぶつけてみると、彼女はおもむろに話を始めた。彼女は未来から来た霊魂なのだという。未来からと言うのは確認のしようがないが、霊である事はわかった。彼女の腕を触ろうとした俺の手は、すり抜けてしまったのだから。
彼女が言うには、彼女は今日の夜、これから、校舎から飛び降り自殺したのだと言う。俺がその理由を聞くと彼女は次のように言った。
「私が交通事故にあったのは知っていますよね?そのとき一緒の車に乗っていた、大好きだった、母さんと姉さんが亡くなったんです。私、あまりに悲しくて生きる気力さえ無くなって、それで、あとを追うことにしたんです。」
俺が、何を言えばいいのかわからずに黙っていると、彼女は続けた。
「でも、今は後悔しています。何で二人の分も一生懸命、生きようとしなかったのかって。それに・・・本当に自分勝手ですけど、私、地面に激突する瞬間、母さんと姉さんの顔が浮かんで・・・。死にたくないって思ったんです。母さんと姉さんを失ったのは本当につらい事でしたけど、それでも生きていれば、悲しい事を忘れさせてくれる、出来事や人との出会いもあったんじゃないかって、そう思ったんです。」
それは自分勝手なんかじゃない、そう思うのはむしろ当然の事じゃないかと、俺は言った。そして、さらに言葉を続けようとしたが、それは彼女に遮られた。
45
:
彼女の重力1/3
:2003/06/17(火) 18:29
今、少年が立っているのは、彼の高校の中庭。
彼は上を見やる。正確には4階建ての校舎の屋上を。そこには月明かりに照らし出された、少女のシルエットがあった。
少女は身を空へと投げ出す。その体は重力に引かれ、地面へ向かって落下していく。少年は握り締めていたペンダントを掲げ、その力を解放させるため、強く祈った。そのペンダントは青い光を発し、少女を包み込んだ。
数時間前。
俺は夜の学校へと来ていた。
窓の鍵が閉まっていない一年生の教室から校舎内に侵入すると、俺の教室である二―五へと向かう。
そこで、俺はクラスメートの平松あかりと出会った。
彼女は胸に青く光るペンダントを身につけ、天井に足をつけて立っている。しかし、彼女の肩まで伸びた髪は床に向けてではなく、まっすぐ天井に向いている。まるで彼女にだけ、重力が反対に働いているかのようだった。
加えて、彼女はパジャマ姿であり、傍目には病院から抜け出してきたようにしか見えなかった。確か彼女は昨日交通事故に遭って、今は入院中のはずだ。
その疑問をぶつけてみると、彼女はおもむろに話を始めた。彼女は未来から来た霊魂なのだという。未来からと言うのは確認のしようがないが、霊である事はわかった。彼女の腕を触ろうとした俺の手は、すり抜けてしまったのだから。
彼女が言うには、彼女は今日の夜、これから、校舎から飛び降り自殺したのだと言う。俺がその理由を聞くと彼女は次のように言った。
「私が交通事故にあったのは知っていますよね?そのとき一緒の車に乗っていた、大好きだった、母さんと姉さんが亡くなったんです。私、あまりに悲しくて生きる気力さえ無くなって、それで、あとを追うことにしたんです。」
俺が、何を言えばいいのかわからずに黙っていると、彼女は続けた。
「でも、今は後悔しています。何で二人の分も一生懸命、生きようとしなかったのかって。それに・・・本当に自分勝手ですけど、私、地面に激突する瞬間、母さんと姉さんの顔が浮かんで・・・。死にたくないって思ったんです。母さんと姉さんを失ったのは本当につらい事でしたけど、それでも生きていれば、悲しい事を忘れさせてくれる、出来事や人との出会いもあったんじゃないかって、そう思ったんです。」
それは自分勝手なんかじゃない、そう思うのはむしろ当然の事じゃないかと、俺は言った。そして、さらに言葉を続けようとしたが、それは彼女に遮られた。
46
:
彼女の重力2/2
:2003/06/17(火) 18:30
「待ってください。そこから先は既に死んでしまった私にではなく、まだ生きているこの世界の私に言ってあげてください。」
俺は戸惑いながらも、彼女の言葉に頷くと屋上に向かおうとした。だが、彼女は屋上で彼女を止めるのは無理だと言った。彼女は、そのとき、母や姉の元に行くのが、彼女にとっても二人にとっても幸せな事なのだと思い込んでいるからだそうだ。だから、彼女が屋上から飛び降りた後に助けて欲しいのだと言う。そのときなら、死ぬことへの後悔を知った後なら、必ず説得できるから、と。
だが、飛び降りた彼女を受け止める自信なんてない。そう彼女に伝えると、彼女は「大丈夫です。」と言って、胸の青く輝くペンダントを外した。そして、それを大事そうに両手で包み込むようにして持つと、俺へと差し出した。
そのペンダントは彼女の母親と姉が、彼女の十七歳の誕生日にプレゼントしてくれたものだと言う。そして、彼女はお別れだと告げた。俺はその言葉に驚いて、何故そんなことを言うのか、このままここにいればいいじゃないか、と言ったが、そんな俺に彼女は淡々と答える。
「いえ、これでいいんです。私は死んだ人間です。私は、こちらの世界の私には同じ思いをして欲しくない、生き抜いて欲しいから、ここに現れましたけど、それは本当はルール違反なんですから。」
彼女の体が白い光に包まれ出す。
「少しの間でしたけど、私、あなたとお話できて良かった。勝手な事を頼んでごめんなさい。後の事はどうか、よろしくお願いします。」
彼女は白い眩い光と共に消えた。
俺は彼女を呼び止めようとした。しかし、その声は無人の校舎に、ただこだまするだけだった。
ペンダントの光のなかで、平松さんの体はだんだんとそのスピードを落としていく。彼女の体には重力が逆方向に働いているかのようだった。彼女は俺の胸の辺りで、一瞬止まると、そのまま上へと舞い上がっていこうとする。俺は慌てて彼女の両腕を掴むと、そのまま体を引き寄せ、抱きしめた。その瞬間、ペンダントから発されていた光は消え、次には彼女の重みが俺の腕に伝わってきた。
光が消え行く瞬間、教室で出会ったあの平松さんが俺と彼女に向けて、微笑むのが見えた。
彼女の重力も元に戻っていた。
彼女は、自殺という事実に抗いたかったのかも知れない。だから、彼女の重力だけ正反対だったのだろうか。
彼女にはない未来が俺たちにはある。今、俺の腕の中で気を失っている平松さんには、もう一人の彼女の事、そして彼女の言っていた事を伝えて、未来があることの幸福を知ってもらわなければならない。彼女が失ってしまった幸福を。
俺たちの時間はまだ動き続けている。
47
:
44-46
:2003/06/17(火) 18:31
二重投稿ごめんなさい。
後先考えない分け方でごめんなさい。
見にくくてごめんなさい。
こういうのは初めてなので、どんどん叩いてください・・・。
48
:
44-46
:2003/06/17(火) 18:35
45と46の2つでおしまいです。
44は無かった事にしてください・・・。
念のため。
49
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/17(火) 18:51
二重投稿とかはいいけど、ラ板の厨スレにレスしたのは許しがたいな。
50
:
↑
:2003/06/17(火) 18:56
オマエは何様なんだ?
51
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/17(火) 19:02
力を解放させるためって、あれだけの会話でどうしてそれが特異な性質をもっている
ペンダントだと分かったんですかね?
普通、ペンダントをいきなり渡されたりしたら、これがどうしたんだよって思うのが普通だと思ったかな。
あとは、文章力をもう少し磨いた方がいいと思いました。文章力っていうか
読ませる力?みたいなものが足りないかな……。まあ、漏れの勝手な意見なんでここは無視していいです。
それに、オチが弱い。読み終わった後に物足りなさが全開ですた。
勝手に言いまくったけど、キニシナイデね……。
ああ、台詞の後に句点はいらないと思いますよ。
52
:
44-46
:2003/06/17(火) 19:12
>>51
親切にありがとうございます。
オチの部分についてはもっとなにか引き付けるもの
を考えていこうと思います。
>>49
申し訳ないです・・・。
53
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/17(火) 19:23
>>44-46
話の内容が読者感情的にどうでもよすぎる。
自殺を止めるワケだが、自殺を止めた所で読者が嬉しくなれない。
「主人公の代わりに私がこの娘の自殺を止めたい!」
って思わせないとダメです。
全ての目的に流用可能な基礎事項だから自覚してるかもしれないけど……
「」の最後に句読点をつけてはいけません(断言)
×:「あ、おはようございます。」
○:「あ、おはようございます」
54
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/17(火) 19:24
>44
この話は最後に平松さんが落ちないで終わるのだから、オチなどいらない
のだ、と開き直ればいいと思います
55
:
53
:2003/06/17(火) 19:29
う、具体的じゃない……
一例として、平松さんが自殺する理由を強化します。
学校で孤立していて、もう会話する相手が居ないとか。
これなら、最後に主人公とくっ付けば解決します。
少々強引かもしれませんが、あくまで一例ってことで。
56
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/17(火) 19:30
>>47
ドンマイъ( ゚ー^)
うん。ヴィシュアル的には、なかなかいいかと思います。
ただ、ちょっと気になったところがあったので、3点ほど指摘。
・「……。」→「……」
一般的には、カッコを閉じるときに句点はつけないです。
・昨日の交通事故→もっと前?
事故の翌日に悲しみのピークが来るのは、ちょっと不自然かと。
身近に親しい人が亡くなった人がいたら聞いてみるといいんですが、たいていの場合
初めにショックが来ます。何も考えられない、脳が現実を拒否するんですね。で、それが
家人だったりした場合は葬式なんかでどたばたして、だいたい初七日過ぎくらい、騒動が
一段落したあたりで初めてその人の死が実感されるそうです。
まあこの辺は、故人との関係や個人的事情もあるんで一概には言えないんですが、
少なくとも次の日というのはかなり嘘臭く感じてしまいますた。もう少し後の方がいいん
じゃないでしょうか?
・未来からの幽霊→?
これはアイディアの核なんで、難しいところなんですが。
とりあえず、漏れは違和感を感じますた。「未来からの使者」というSF系の小道具と
「幽霊」というファンタジー系の小道具の組み合わせがしっくりこなかったというか、
読み終わって「ありゃ、タイムパラドックスは?」とか妙な違和感が残ってしまいました。
「だから、こーしろ」という対案が思いつかないんで、あまり強いことは言えないん
ですが、一応、そういう感想を持ったということで。
57
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/17(火) 19:33
久しぶりの投稿だから感想も力入ってますね〜。w
58
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/17(火) 22:22
>>44-46
字数制限の関係でこの内容に説得力を持たせるのはちょっと難しいかもしれませんが、
53、55、56のアドバイスを活かして頑張ってください。
私は3点。
まず、主人公がどうして夜の学校に忍び込んだのか、わからない。
読み飛ばしたのかな、と思ったけど、やっぱりわかりませんでした。
呼び出されたのか(それならどうして主人公が選ばれたのかの理由も必要)、
たまたま通りかかったら屋上に人がいるのが見えて学校に入ったのか(でもそれだと
自分の教室に行く理由が不明)、これははっきり明示しないとすごく不自然です。
2点目。青く光るペンダントはやめましょう。それのおかげで浮遊するなんて、
まんまラピュタです。
せめて、光は青色じゃなく、小道具はペンダントではないものにしましょうよ。
正直、最初の5行で読むのやめようかと思いました。
オリジナリティの欠落ととられると思います(ラピュタは有名すぎ)。
3点目。まあ、これはわりかしどうでもいいんですが、一番最初の5行だけ三人称視点ですよね?
効果として使いたいのはわかりますが、何しろ短い話ですから、視点は最後まで
「俺」の一人称で通したほうが、いいかと思います。あの5行も、無理に三人称にする
必要はないように思います。
くどくど書きましたがご一考くださいませ。
59
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/18(水) 00:35
俺は最初の三人称→一人称の転換もそうだけど、
不統一的なところが気になった。
「平松さん」と、「彼女」とか。
あ、あと、やたらに主人公の語りで説明されてしまっているのは萎えます。
もっと地の文の語りの説明を減らして。セリフと行動で読ませてほしい。
60
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/18(水) 04:16
言いたい事は全て既出なんだけど、何にしても2000字でやるのには厳しすぎる内容かと。
正直言って倍の4000字は最低限必要な内容。
文章から、その辺の苦労が滲み出ています。
61
:
51
:2003/06/18(水) 05:11
>>58
わかったよ!
漏れのアドバイスは活かせないんだな!
もう書かねーよ・゜・(つД`)・゜・
62
:
54
:2003/06/18(水) 06:30
>>58
漏れの爽やかなアドバイスも無視か……
63
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/18(水) 07:22
>>59
一人称視点なら、「平松さん」と「彼女」みたいな言い換えはアリだと思うんだけど。
……やっぱ問題あるのかな?
64
:
44-46
:2003/06/18(水) 07:23
>>53
確かに理由付けが弱いですね・・・。
もう少しそこへ至るまでの背景というんでしょうか?
そういうのを盛り込んでいきたいと思います。
それと文章の基本的な書き方を知らなかったようでお恥ずかしいです。
>>56
死の実感についてのお話が大変ためになります。
難しいものですね・・・。
パラドックスについてもおっしゃるとおりだと思います。
読後感はかなり重要な要素でしょうから、何とかしないとですね。
65
:
44-46
:2003/06/18(水) 07:32
連続ですみません。
>>58
主人公の行動は確かにかなり怪しさ爆発ですね・・・。
これでは根本的に駄目になりそうです。
ペンダントについても・・・そのとおりですね。
何か代案を考えます。
一人称と三人称もこの短さでは切り替える必要は無いですね。
書き直します。
>>59
セリフと行動で読ませると言う意見は大変参考になります。
ただ、「彼女」と「平松さん」は言い換えないとくどくなりませんか?
もしかしたら、統一すると言う原則があるのかもしれませんが・・・。
>>60
おっしゃるとおりです。まとまらないです。
書き直して駄目なようだったら、素直に他のものを書き始めようかと
思っています。
>>51
,54
そんなことはありませんよ。
勉強になります。多分、何かの手違いじゃないですか?
66
:
51
:2003/06/18(水) 07:38
(゜Д゜)y−~~~
67
:
58
:2003/06/18(水) 12:04
>>51
ごめん。書くの忘れただけ。私も同じ事思ったんだけど、ころっと。ほんとにごめんねv
>>54
だって…ネタでしょう?(w
68
:
59
:2003/06/18(水) 12:33
>ただ、「彼女」と「平松さん」は言い換えないとくどくなりませんか?
どうだろう。そのあたりは好みによるかもしれない。原則はないけど。
俺はたった二回だけ「平松さん」と直されている、その異物感のほうが気になった。
一人称であるってことは、主人公が呼びやすい形で呼んでるものがそのまま文として表出してくるわけで、そのなかで呼びやすい形が二つもあることになるのは不自然じゃないか?
「彼女」という代名詞を使って、硬質な語り調で全体通しているのだから、あえてくだけたものは混ぜなくていいと思う。
69
:
44-46
:2003/06/18(水) 18:34
みなさんありがとうございました。
今回の助言を生かして、旅にでます。
それでは、また会う日まで。
70
:
題名未定1/2
:2003/06/18(水) 21:02
キーンコーンカーンコーン・・・
チャイムが鳴り始めると同時にベランダへ向かってダッシュ!窓をぶち破って飛び出した先には無限の空!体中に吹き付ける風の感触が最高だっ!
横やら下やらに目をやると、既に何人かが俺と同じように中庭に飛び出してやがる。
雑魚がっ!
お前らなんぞに遅れをとる俺様ではないわっ!
俺は両腕を有象無象どもに向けると、力を込める。次の瞬間腕からは幾重もの光が迸り、雑魚どもを叩き落していった。
やはりこの電子空間は俺にとって最高の場所だ。外の世界では人間が新たな楽園を築くためには、デジタル概念と有機物との融合が不可欠だとかなんとかほざいている。それでこの学校を含めた電子街がプログラムされたらしいが、興味はもちろん無い。今は人工知能育成のテスト期間でそろそろ人間どもが移住してくるって話だ。うざい。
おっと、くだらねえ事を考えているうちに時間をロスしちまった。ま、さっきので、だいたいは戦線離脱だろう。だが、まだ一人強力なのが残っている。
俺が奴の姿を探していると突然背中に衝撃を受ける。何が起こったか理解するのに時間がかかったが、そこは電脳。状況を多角的に分析したうえで最適な行動を弾き出す。
俺はその答えどおり体を一回転させると、中庭に着地する。地面がひび割れやがったが、そんな事は些細な問題。気にするまでもなし。
俺は先ほどまで俺がいたところを見上げる。俺様に対してこんなことができるのはあいつしかいない。
くそったれ風紀委員、ミラだ。俺様の事を問題児扱いして、学校唯一の楽しみを奪おうとするやつだ。そいつはというと空から俺を見下ろしながら、長い髪をなびかせて腕を胸の辺りで組んでやがる。ほんと、いけすかねえ野郎・・・じゃねえ女だ。
俺は奴を睨みつける。その間にも雑魚どもが目的地に向かおうとしやがる。
とはいえ、そいつらはオートで撃墜するツールを設置しておいたから、気にすることは無い。もう既に何人かウィルスに侵されて強制スキャンに掛けられている。要するに俺の獲物に手出しできる奴はいないわけだ。
これで心置きなく奴との勝負に集中できる。
さあ、今日こそあの女をデリってやろうじゃないか。
くくく、初期型の能力、とくと思い知るがいい!
俺は全身に力を込めると、それを解き放った。目にもとまらぬ速さで光の剣が奴の周囲三百六十度を完全に囲む。そして、その剣が奴の体に集中して突き刺さり爆発する。
もちろん、あの程度で死ぬほどミラは雑魚じゃない。あれはどうせコピーだ。だが、ミラほどの人工知能をコピーするのには、どんなに速くても四半秒はかかる。その間に俺は初期型に許された特権を行使する事ができる。
俺だけのテリトリーを作り出す。
俺のテリトリーでは何人たりともその侵入が不可能になるようプログラムされている。もし侵入者がいた場合、そいつは俺を消し去るまで逃げる事はできない。完全なデスマッチというわけだ。
加えて、このテリトリーではどんなものの動きさえも掌握しきってしまう。そう、例えば・・・ミラのイメージは俺の上空、行動パターンがインプットされたプログラムは四つに分割されて、それぞれ俺の前後左右に存在している、といったようにだ。
71
:
題名未定2/2
:2003/06/18(水) 21:03
まあ、この配置なら何をしようとしているのかはだいたい予想がつく。イメージファイルでフェイントを掛けたあと、電視では実体の確認できないプログラムファイルを集結させた上で俺を捕獲するつもりだろう。四つに分割してあるから、狙うは前後左右四択といったところか。
甘い。甘すぎる。練乳ワッフルでも食ってろよ、お前。
そんなもの全部同時につぶす!
奴はイメージファイルのフェイントで半秒稼ぐつもりだろうが、そうは問屋がおろさない。
俺は全身の皮膚のイメージをすべて裏返す。中から出てくるのは重火器。ちょうどそう、うにのように重火器が外側を向く。そして、それを一斉放射!
閃光に包まれる中庭。
勝負あった。ミラは死んだね。完璧だよ我ながら。
そうほくそえむと俺は食堂へと向かった。
いつもミラに邪魔されていたが、今日こそは『一日限定一個!超!デジタル味覚!ピーチパン!』を喰う事が出来る。やったぜ!いろんなことができるこの世界も、喰い物だけは味がねーからな。生きる楽しみが一つなくなるも同然。このパンに命を掛ける奴がいるのも納得できる。ううっ、味を考えるだけでよだれのデータが垂れ流しだぜ!
意気揚揚と食堂へ向かっていこうとする。しかし、食堂が無い。
おかしいな。食堂は中庭に面しているはずだけど・・・?つーかあそこに、飯のデータ散乱してねーか?
・・・あはははははは!
こ、壊しちまった、全部っ・・・!ピーチパン、もう壊れたファイルだよ・・・!ははは!
・・・最悪。
俺は地面へと倒れこむ。
食堂同様崩れ落ちた学校のデータはどんどん消えていく。そして、その波は俺をも飲み込む。
俺、デリート。
72
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/18(水) 21:09
これって一人で何作送っても良いのかね?
ちょっと毛色の違う二つの話しを思いついたんだが……。
73
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/18(水) 21:23
>70-71
勢いがあって面白いと思う。
微妙に意見を言うとすると、最初の出だしで擬音を使うのはやめた方がよくないか。
あと、風紀委員を倒し終わった時の描写があっさりしすぎかな。
ポリゴンが派手に砕け散るとか、ドットが消失して行くとか、バトルを書いた以上は
倒す部分が見せ場な訳だから、もちっと演出凝った方がいいかも。
でもこれ俺は好きだな。
74
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/18(水) 21:49
>>70-71
とりあえず三点ダッシュは「……」であるべきかと。
あるべきって言うわけでもないけど、一般的なほうを選んだほうが無難な気がする。
あと、昼食争奪戦だと読み始めたときに勘がいい人は気がつくと思う。
自分はなんとなくそういう話なのだろうと予測がついてしまった。
けど、最後の「俺、デリート。」は好き。ちょっと予測してなかったからw
75
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/18(水) 22:03
>>70-71
面白いね。勢いと「俺」のキャラが好きだなぁ。私も最後の「俺、デリート」の
一文が洒落てていいと思う。
ちょっとだけ、「そう、例えば・・・」以下の数行がわかりにくかったけど、
それは私だけかもしれないし。
ところで……学校で食堂と言えば、昼食なイメージが私の中には頑固にあるのですが。
どっかに「これは放課後なんだ!」と主張しといたほうが良いのでは。
下手すると規定違反。
76
:
題名未定
:2003/06/19(木) 18:27
ご意見ありがとうございます。
>>73
好きだといってもらえて嬉しいです。
風紀委員を倒した辺りの描写については確かにそのとおりですので、
もう少し細かい描写をしてみようと思います。
ただ、チャイムについてはどうなのでしょうか?
音で引き込むほうがテンポがよさそうに思うのですが…
ここは個人の好みなのかも知れませんが。
>>74
三点リーダのことをうっかり忘れていました。
それとこれも忘れていた事なんですけど、「放課後」なんですよね…。
昼食争奪戦だと非常にまずい(笑)
>>75
74さんもおっしゃっていたことですけど、「俺、デリート。」が
好評のようで。日本語としてどうかなって思ったんですけど、
印象残ってよかったと思います。
…昼食のイメージについては払拭できるように努力いたします。
77
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/19(木) 18:30
>>72
別に問題は無いんじゃないですか?
電撃三大賞のほうにも複数送った人がいるみたいですし。
複数送って全部最終に残ったりしたら、票の奪い合いになって
それはそれで悲劇ですけどw
78
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/19(木) 21:03
…←は「三点リーダー」だと思うYO
79
:
通りすがり
:2003/06/20(金) 01:08
三点リーダは一般的に二組でつがい。
出版業界の暗黙の了解らしい
80
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/20(金) 12:18
>応募数
うーん、でも複数応募可能とは明記して無いしな……
実際、5ページくらいなら量産できる奴も多いとは思うけど、
だからこそ複数送られたら向こうも困るのでは。
過去(三題とか)で複数応募が普通に行われているならいいと思うけど。
81
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/20(金) 14:06
第四回で、
ぱぴお「もうすっかり電撃Short3常連の桜くん。今回は、少しヒネリの入れたショートストーリーでエントリーなんだっピ! 人間も所詮動物だったってコトなのら〜!!」 うにまる「桜くんはとてもたくさん送ってくれて、どれをエントリーするか迷ってしまいます! 一番編集部でお勧めがこの作品です! どうですか?」
のようなやり取りが交わされているので、複数応募は問題ない。
自分も複数応募でエントリーされたことあるし。
82
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/20(金) 19:40
>>78-79
知ったかぶりしてました(ごめんなさいっ!)
83
:
君と僕1/2
:2003/06/21(土) 11:59
「どうして、空はこんなにも美しいのに、誰も見ようとしないんだろう」
「見てるじゃない。僕らが」
放課後、屋上に呼び出されてみれば、君は金網に引き寄せられるようにして夕陽を眺めていた。西の空に掛かる雲は、下の方が緋色に上の方が藍色に彩られている。彩雲と言うそうだ。
鉄製の重い扉のそばに君の鞄を発見する。ジッパが最後まで閉じられてなくて、端からはペットボトルが顔を覗かせている。君の鞄に寄り添わせるようにして、僕の鞄をくっつけてあげる。仲良く手を組んで夕陽を望む、若いカップルのように。
「あ、隣に立つのは構わないけど。私の顔は見ないでね」
「うん」
誤ってでも見ないように、君に背を向けるように、僕は右足を引いた。
しばらく。君と二人で、同じ夕陽と街を見る。
悪くない。
グラウンドを突っ切って走っていくのは下級生だろうか。先頭のひとりがボールを蹴っている。その先の正門の前では、誰かを待っているのか本を読みながら立っている女子がいる。さらに遠くに目を向けると、家々があり、アパートがあり、駅前に並ぶビルがある。地平線や水平線というのは、どういうものなのだろうか。写真でしか見たことがないけれど、ビル群に沈んでいく夕陽とは、まるっきり別物であるような気がする。
それはさておき、僕は給食に美味しいものが出たら、最後まで取っておく派だ。大貧民では強いカードを最後まで残しておくし、電車では敢えて最後に乗り込む。勉強は英語から初めて、数学、理科、社会、そして国語だ。
僕は空に目を向ける。
君が見ている空と同じ空を見る。
種類はよく分からないけれど、孤立したマシュマロのような雲、空にローラを転がして模様をつけたような棚引いた雲、飛行機が突き抜けた後の尻尾が生えている雲、他の雲を吸いこんで妙にデブくなった雲。それらの一つひとつが、時間を掛けて彩色されたような芸術品だった。美しいとか、綺麗とか、おそらくそんな言葉は一切必要がないほど、その光景は目に焼きついた。きっとこの先長い人生、人から「君は夕焼けの空というものを見たことがあるかね?」と訊ねられたとき、僕は自信をもってハイと答えられるだろう。
「どう?」
「いいね」
「そうじゃなくて」
「ん?」
「落ち着いてるように見えるけど、汗もかいてないし」
「うん、そうだね」
「……ねえ」
「なに?」
「どうして、呼び出したか、分かる?」
一応、候補は二〇ほど挙げられる。蓋然性から言えば告白がダントツで一位だ。ちなみに二位は誰かに告白したいから掛け橋となってくれ、三位はこの間借りた三千円が返せそうにない、だ。
僕は間をおいて、ゆっくりと答えた。
「多分」
「もう」
なにがもう、なのかは分からないが、君が僕と同じ、美味しいものは最後まで取っておく派であることは、分かった。つまり、美味しいものを取っておくことで、苦しいものから手をつけることに我慢できるのだ。人は最後に美味しいものがあると分かっていれば、頑張れる。ところで、好き嫌いのまったくない人は、物の順序にまったく頓着しないらしい。すべてが同順であるが故に、食べ物を食べる順番も、宿題をこなす順番も、手当たり次第に、適当に行うそうだ。けれどそんなの、少し寂しくやないかい。
84
:
君と僕2/2
:2003/06/21(土) 12:00
「あのね、私」
「うん」
「君のことがね……」
君は言葉に詰まってしまう。ちょっとした沈黙が流れる。適当に相槌を打つべきか迷う。
「僕のことが、なに?」
「……好き」
「知ってる」
「いや、そうじゃなくて」
「え、嫌いなの?」
「ううん」
君が首を激しく左右に振るのが、顔を背けていても分かった。
「だから……好き」
「いや、知ってるって」
「だから、その。友達として、とかじゃなくて」
「うん。ラヴの好き、でしょう?」
「……そう」
君が顔を耳まで真っ赤にしているのが、顔を背けていても分かった。……多分。
さて、なんと答えようか。
と、迷っているそぶりをしてみたりして。実は答えなど決まっている。ここに呼び出された時点で決まっている。ただ、少しだけ意地悪に。
「条件があるけど、いい?」
「うん」
「自分のことを、私、って言うのはやめて。やめたら、付き合おう」
君は少しびっくりしたようだ、息を呑んだ音が聞こえた。それから暫らく間を置いてから。
「分かった。これからは、私じゃなくて……僕、って言うように、努力してみる」
「うん」
「ただ、その代わり。君も女の子なんだから、自分のことを、僕、って言うのはやめて、私って言うようにして」
「それは……困ったなあ。でも、そうだね、努力してみるよ」
もういいだろうと振り返ってみると、君にいきなり抱きしめられた。そして耳元で囁かれる。
「ありがとう、好きだ、愛してる」
僕……じゃなくて私は、顔が耳まで真っ赤になったのを感じた。
85
:
君と僕
:2003/06/21(土) 12:01
このスレ見る前に書いたんですが。
ブギーその他の影響を、過分に受けている自分は、
何の迷いもなく舞台に屋上を選んでしまいました……。
拙い物ですが、よろです。
86
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/21(土) 13:59
>>83
文章うまいですね。圧倒されました。
ただ、
>人から「君は夕焼けの空というものを見たことがある
>かね?」と訊ねられたとき
は止めた方がいいと思います。
「そんなことをたずねるヤツは絶対にいねえ」と、
笑ってしまいました。
叙述トリック。
非常にまとまっていると思うのですが、
僕の一人称の主人公が、最後に、女の子とわかるネタ
は、わりに珍しくないような気もしました(・∀・)b
87
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/21(土) 14:07
>>83-84
読みました。綺麗に纏まっていると思う。ちょっと盛り上がりがたりないかなーと
いう気もするけど。
性別逆転にはまんまとひっかかりました(w
最初ホモカポーかと思ってて、条件が出たときにきたぞきたぞと思っちゃったよ(<バカ
気になる点をふたつ。
まず一番最初の台詞。「どうして」云々のとこ。
ちょっと臭いかなーと。同じ内容でも、もうすこし芝居くさくない自然な台詞に
できると思います。
2点目。
それはさておき、で始まる「僕」の好きなものは最後までとっておくという話。
ちょっと唐突。脈絡がないですね。後半のために、無理に入れたって感じがします。
この文章の前に、たとえば風景描写の中で「何々が好き」と触れて、好きなものといえば、
みたいな感じで繋げるとか。あんまり上手い例ではないけど、ワンクッション必要かと。
「私」の言葉遣いもちょっと気になるところではあるけれど…仕掛けだしね。
しょうがないかな。
素朴な疑問なんですが、「私」はなんで「私」というんですか?
88
:
君と僕
:2003/06/21(土) 14:40
素早い感想ありがとうございます。
こういうのは初めてなんで、わりとドキドキしてました。
>>86
夕焼けの空〜、に関しては確かに現実味のない質問でしたね。
本当は告白に逡巡する“君”が「空、綺麗だね」みたいな科白を言って、
それとなく関連性を持たせようと思ったのですが、
やはり文字制限が厳しいです。
叙述トリックに関しては、まことに仰るとおりです。
普段からミステリを読んでる人間ですので、
掌編小説で最後に意外な結末と言ったら、この程度しか思い浮かばず、
結果としてありがちの範疇に収まってしまったようです。
89
:
君と僕
:2003/06/21(土) 14:46
>>87
序盤の「どうして」は確かにそうですね。
帰り道に自分だけ空を見ていて、なんとなく使ってしまったフレーズですので、
もう少しストーリーに合わせるべきでした。
2点目の好きな物を残すってのも、確かに脈絡が無かったかもしれません。
風景描写の中から話を運ぶというのは、いいアイデアだと思います。
色々と工夫してみます。
私の言葉遣いは、微妙なんです。
読み返してみて「言われてみれば、男の口調と取れないこともない」ぐらいに、
洗練できたらと思うのですが、そんな口調ってどういう口調なんだろうか、と。
ちなみに「私」が「私」と言うのに、特に理由はないです。
男女兼用できる一人称では、私が一番一般的かなと思いましたので。
重ね重ね、感想ありがとうございました。
90
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/21(土) 19:27
上手いけど、ブギーっぽすぎるような
91
:
君と僕
:2003/06/21(土) 19:52
>>90
感想、どうもです。
ブギーライクであることに、自覚はしているんですが……。
なるべく考えないようにしても、出てしまうんです。
92
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/22(日) 23:33
君僕読みました。実は感想を書くのは初めてなので、変なこと書いていたら
ごめんなさい。
叙述トリックについて。
もっとミスリードする方法があると思います。どうせやるなら、徹底的にやって
くださった方が、私的には好みです。
例えば――
《僕》はサッカー部のキャプテンで、運動はそこそこできる方だ。『滋』なんて
泥臭い名前が玉に瑕だけれど、そこそこモテる方だと思う。昼休みには、女の子
が手作りのお弁当を持ってきてくれるほどなのだ。
なんて(文章についてはツッコまないでw)書いておくと、より《僕》が男の子
であると誤認してくれるのではないでしょうか? 男性としてのイメージを、読者
により明確に誤解させておくと、種明かしをしたときの衝撃が大きくなると思います。
それから、オチについてなのですが弱いと思います。というか、ちょっと厳しい
ことを書くと、オチてないように思えます。
特にショートショートのオチの場合、ラストで世界が反転することが望ましいと
思います。確かに、この作品は男女が逆だったという種明かしで、読者の信じて
いることを裏切っているのですが、《物語としては反転していない》ように感じ
てしまうのです(私の誤読だったらすみません)。
説明するのは難しいのですが・・・
読者が種明かしされる前に抱いていた物語と、種明かしされた後の物語に、それ
ほどギャップがないように思います。
と、難癖を大量に付けましたが、他の方も書いていらっしゃる通り、文章はとて
も巧いと思います。頑張ってください。
93
:
君と僕
:2003/06/24(火) 15:04
>>92
遅くなりましたが、感想ありがとうございます。
徹底的なミスリードと、世界が反転するぐらいの落ちに関する考察ありがとうございます。
今まで長編向きの文体を伸ばすように書いてきたので、
少ない文字数内で色々と工夫するのは苦手なんですが、
言われてみると案外、手段とか方法はありそうな感じです。挑戦してみます。
94
:
魔女見習いとグルメな亀 1/3
:2003/06/29(日) 21:29
ここは、呪わしき魔女たちの学び舎、ヴァクハナリヤ魔女学院。
夕暮れに霞む赤レンガの校舎を抜け、二人の魔女見習いが敷地の外れへと向かっていた。
その片割れ、金髪を天辺で二つに括ったミクリは、
「てめエのせい、全部てめエせいだクラリッサ!」と相棒に怒鳴りつけた。
この日、二人は魔法薬の調合に失敗し、教室を吹き抜けに変えてしまったのだ。
「あたしが分量間違えるの、全部見てたんダロ?」
「見てた……確かに私は気づいてたわ」
「じゃアなんで言わねンだヨ、ああ?」
ミクリが吐き捨てると、クラリッサは長い黒髪を揺らしながら、悲壮感たっぷりの表情で訴えた。
「だって、本当のこと言ったら、きっとミクリを傷つけるわ!」
「教室吹っ飛ばすよか一億兆倍マシ!」
そんなこんなで、二人は丘ガメの祠へとたどり着いたのだった。
魔女学院は、丘ガメの甲羅の上にある。丘ガメとは天を突く山のごとき巨大な亀で、長久命を誇り、学院を背負いはじめて三千年余りにもなるという。教室を吹き飛ばした結果が、この丘ガメの食事当番だったわけだ。
早速、クラリッサがレシピを読み上げた。
「えと、地引ミミズ三六本と、大王コオロギの目玉を十八匹ぶん」
それを覚え、ミクリはすぐ脇の倉庫に入った。
倉庫に置かれた食材たち。その只ならぬ不気味さに、まともな人間ならたちまち昏倒してしまうことだろう。しかし、ミクリは魔女。物ともせず、台車に乗せて運びだす。
「たりゃァァァッ!」と気合で大鍋に放り込み、「さてさてお次はァッ?」と汗を迸らせ叫んだ。
「次は、ええっとぉ……」
「ええっとなんだヨ?」
「有精卵を五つ」
「だから、どの生き物のヨ?」
「その……ガルマー海竜」
「……初めっからそう言えヨ! レシピを間違えようモンなら、グルメな丘ガメはお怒りになるンだ!」
とまあ、そういうことになっていた。食事の世話とレシピの中味は、学院と亀とが取り交わした契約。決して違えてはならないのだ。
「ああ面倒臭エ」
愚痴りながら、ミクリは大きなまだらの卵を専用のケースに収めはじめた。
95
:
魔女見習いとグルメな亀 2/3
:2003/06/29(日) 21:30
「ひとーつ……ふたーつ」
数えながら、ケースの窪みに慎重にはめていく。
「みーっつ……よーっつ」
四つの卵を収めきり、台車に積み込みこもうとすると、
「あっ」とクラリッサが声を上げた。
「なにヨッ!」とミクリ。
「ううん、ごめんなさい……なんでもない」
「てめエ、 言いたい事あンならはっきり言えヨ?」
「違う、ほんとになんでもないのよ。気のせい……そうよ、きっとミクリの気のせいだわ」
「絶ッ対ェ嘘。魔法で焼こウか?」
鼻息を荒げつつ、ミクリはワゴンを押して出ていった。
それから、トビトカゲの帆を三六枚、鬼面牛のロースを三六ポンド、土ナマズの髭を三六本運び出すと、大鍋に次々と放り込んだ。
「イーッヒヒ! これで仕込みは終ったネ」
仕事をあらかた終えてしまった充実感で、ミクリの表情は晴れやかに変わった。
しかし、クラリッサは「う……うん」と煮え切らない。
「なにヨ、まだなンか文句ある?」とミクリ。
「ううん、とんでもない! でも……というより……なんていうかその」
クラリッサは口ごもるばかりで、全く要領を得ない。ミクリが「なにヨ!」と凄むと、それきり黙りこくってしまった。
「……いい? 今から煮込むヨ?」
ミクリが可能な限りの自制心を込めて聞くと、「うん」と彼女は頷いた。
96
:
魔女見習いとグルメな亀 3/3
:2003/06/29(日) 21:32
鍋の具材を水に浸し、指をぱちんと鳴らす。するとたちまちお湯が沸騰し、具の煮立つ香りが漂い始めた。
「ほらいい匂いするゾ。もう煮えた頃かナ?」
ミクリは上機嫌で言った。間もなく、匂いにつられた丘ガメが首を伸ばすはずだ。
しかし、クラリッサは「そうね」と元気がない。
「……どうした? あんたいつもヘンだけど、今日はとみにヘンだ!」
問い質そうとすると、
「……そのね、コレ、言いにくいんだけど」
クラリッサは言いかけて、
「あぁああぁぁ〜っ」と叫んだ。
ミクリがつられて振り返ると、そこにあったのは、
巨大な皺だらけの、丘ガメの顔。
「なんだ丘ガメじゃン。あんた、見たことねエの?」
「違うの、食べてる……食べちゃってるあぁぁ」
「どうした? 食べたら何か問題ガ?」
「問題? 大アリだわ! 卵の数をまちが」
言いかけ、クラリッサの顔は蒼白になった。
「ぎゃああぁぁ!」
煮立ったシチューが石畳にぶちまけられる。怒り狂った丘ガメが、亀首を振るって大鍋を薙ぎ払ったのだ。
そして続くは大地震。
大樹のような四本の脚による、巨人的規模の地団太が起こした大揺れだった。
凄まじい轟音がして、二人は振り向く。
すると、今まさに、学舎が土煙を上げて崩れ落ちようとしていた。
「……その、こんなことになってしまって」
クラリッサは、気まずそうに俯いた。
「イーッヒヒ、オワった! 学院オワったッ!」
ミクリは軽快な笑い声をあげた。
……もはや、笑うしかないのだった。
_________________
余裕ができたのでチャレンジしてみました。
よかったら感想お願いします。
97
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/29(日) 22:00
学校ごとなくなるっていうオチはいい!(・∀・)
しかし、最初のエピソード、伏線のつもりなのだろーけど、
浮いていると思う。
シチューの仕込みが終った時点で、クラリッサが「そう言え
ば、こういうこと、あったよね」みたいな感じで語った方が、
自然につながるし、オチに向けて、読者をじらすことができ
るんじゃないかな。
98
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/29(日) 22:15
ご指摘の通り、導入でちょっとトチってますね。
伏線としては説明不足だったか。
ラスト前に回想シーンとして挟み込むというアイデアは、いい感じです。
締め切りぎりぎりまで再検討してみることにします。ヨンクス!
99
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/30(月) 19:47
>>94-96
読みました。
ちょっと文章が荒れているようですが、推敲すればなおると思うので
それは置いといて…。
ミクリのはじけっぷりがいいですね。好きですかなり。
クラリッサとの対称がいい感じです。
97さんの指摘していた最初のエピソードについてですが、
私はこのままの位置のほうがいいように思います。
丘ガメの餌係をする羽目になった経緯が最初にわかるし、
伏線はさりげないほうがいいと思うので。
あとにもってくると、露骨になるような気がします。
ただ、浮いている感じは確かにします。
それは前述の文章の荒れとも関係しますが、シーンの繋ぎ方が雑なせいだと思います。
そこをなおせば、浮いている感じは解消できるのではないでしょうか。
締め切りまで余裕があるようでしたら、両方で試してみて、
自分の納得のいくように仕上げてみてはいかがでしょうか。
100
:
イラストで騙す予定の名無しさん
:2003/06/30(月) 19:52
>>99
最初のエピソードが前がいいか後がいいかは、
どっちも読んでみないと私にはわからないけど、
エピソードをこのままにしておくか、回想シーンとして
挟むかで、びみょーにクラリッサの性格が変わってくる気がする…。
どう変わるかは上手くいえないんだけど。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板