基本的にタイ語はわからんのでやはり、見てどうかを重視してしまうわけでありますが、そういう点では今作もかなり楽しいです。ガリベリ化というか、セクシー度を高めつつ、前々作のアラビア調、前作のコンセプト南国調に対し、まさにSHOW。事前に観ることができたSIAM…も黄金衣裳で所作に伝統的タイ舞踏の要素やらラインダンスまで盛り込んでましたが、他にも今作、フラメンコ調あり、なんとCAN DO CAN DANCEに至ってはこの曲名は何だろうと思っていたらフレンチカンカンでありませんか(笑)。これだけいろんな趣向のダンスをやればそりゃ練習でベルはじめ故障者続出だったのも無理はないかと思いつつ、改めて正統派、本格派よりも仕掛けやケレンに弱い自分をば自覚しながら満悦。