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16mmフィルムでブラウン管を撮影

1匿名 技術花子:2008/08/07(木) 11:05:53
ご無沙汰しております。

今回16mmフィルムで撮影する機会があるのですが、そこでTVに映ったニュース画面を撮影するシーンがあります。

過去スレッドに似たような質問があり、

“シャッター開角度を調整して走査線が目立たない開角度で撮る。
 ビデオ機器自体をごっそり改造して24フレーム表示のテレビにする。
 走査線がない液晶テレビなどを使う。”

という解答が提示されていましたが、“24フレーム表示のテレビにする”ということに関して、

DVX等で作成した24p素材の映像を、編集でネイティブ24pでDVDなどに書き出せば、同じ効果が得られるのではないか??

ということを考えたのですが、これは実際に可能なことでしょうか?

クランクインまで時間があまり無く、テストをしている時間が無いので助言をいただければ幸いです。

2高山カツヒコ(www.tepproject.com):2008/08/07(木) 16:12:25
 素材が24pであっても、表示が60iであれば、60iの走査線によるフリッカーと帯が出ます。
 ブラウン管テレビの場合はそうなります。

 プラズマテレビや液晶テレビの場合はモデルのよるので一定ではありませんが、ブラウン管の時のような帯は出ません。
 モデルによってはフリッカーになる場合があります。

 DVXがあるならば、24pモード(F5)にしてシャッタースピードを色々と変えながらテレビ画面を撮影して見て下さい。
 それで16mmで撮った時のフリッカーの具合がだいたい分かります。

 ただし、DVXのファインダーや液晶モニターで確認はせず、ちゃんと正規のテレビで再生して確認して下さい。
 ファインダーはあくまでも撮影時用のもので確認用ではないので、フリッカーは確認できません。

3msy:2008/08/09(土) 00:08:06
>高山様
そうですか、てっきり24pならフリッカーが切れるものだと思っていました。。。

とりあえず完全にフリッカーを消したいわけではないので、DVXで角度やシャッタースピードを研究してみたいと思います。

ご指導ありがとうございました。

4高山カツヒコ(www.tepproject.com):2008/08/10(日) 00:34:25
 たとえ全フレームが同じである静止画の表示であっても、ブラウン管が明滅すれば、それがフリッカーの原因になるわけです。
 24pであるかどうかはフリッカーとは直接の関係はありません。

 テレビの再生1フレームが、キャメラの撮影1フレームに1:1で対応するので、動きが比較的きれいに再現できます。
 しかし、完全に同期しているわけではないので、タイミングが悪ければ、撮影1フレームに再生2フレーム分に渡ってまたがってしまう場合もあります。
 これは、シャッターを押すタイミングによる運まかせです。

 常時点灯している液晶はインバーターの高周波で明滅しているのでフリッカーにはなりません。
 近年の製品には残像防止でフィールドの間に黒を表示するタイプもあるので、確認をする必要があります。

5高山カツヒコ(www.tepproject.com):2008/08/10(日) 04:42:15
 補足で。
 DVXにはシンクロスキャンという機能があります。
 これはシャッタースピードを微調整する機能で、モニターテレビを撮影する時にフリッカーや帯を出にくくするのに使えます。
 日本のNTSCのテレビは、毎秒60フィールド(正確には59.94fps)ですから、シャッタースピードを1/59.94秒にすると、理屈の上ではブラウン管の走査線の帯が出なくなります。

 これをそのまま、クリスタルモーターで24.00fpsの16mmキャメラで撮影する場合のシャッター開角度に置き換えて計算すると、144.144144…度になります。
 テレシネしてビデオ編集を前提にした23.976fpsの16mmキャメラで撮影する場合のシャッター開角度に置き換えて計算すると、144度になります。


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