youtube - 1212217881 - したらば掲示板

1：のそ：2008/05/31(土) 16:11:21: youtubeに動画をアップロードする際に画質が劣化してしまうのはある程度仕方ない事だと思うのですが、色んなのを見てると時々ものすごく高画質な動画があったりしますよね？劣化を最小限に抑えられる圧縮の仕方があるんだと思うのですが、どなたか詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。
2：高山カツヒコ(www.tepproject.com)：2008/05/31(土) 17:32:07: 　動画サイトが、アップロードされた動画を一端統一された形式にトランスコード（再エンコード）します。
　その際に画質が下がります。
　また、再生の際に通信状態や、ダウンロード者数によっても通信速度を調整して画質を下げます。

　YouTubeでダウンロードの際の画質低下を防ぐには「動画の再生画質」を常に高画質にしておきます。
　http://jp.youtube.com/video_quality_settings
　まずは、この状態でチェックしてみて下さい。
　どんな高画質で上げていても、見る側が設定を下げていたら環境によって画質は下がります。
　既に高画質でアップロードできているのに、低く見えているだけという事があります。

　次に、アップロードの際の画質低下を防ぐには、再エンコードの際にできるだけ低下しない素材をアップロードする、または再エンコードされないようあらかじめ規定内のエンコードした動画ファイルをアップロードするなどがあります。
　規定は動画サイトが変更を行いますので、最新の規定を参照して下さい。
　YouTubeの場合、解像度は320x240、動画の形式はFLV1、音声の形式はMP3、映像と音声の合計ビットレートが基準値以内で、合計サイズも基準値以内となっています。
　今の基準値はビットレートはおそらく350kbps以下だと思います。アップロードサイズは１GB以下となっています。
　規定値を超えると再エンコードされますので、規定値以内でどれだけ画質を上げられるかを自分の好みで微調整します。
　ただ、再エンコーダする際のエンコーダーの性能は良いものなので、必ずしも手間に見合う効果が得られるとは限りません。

　音声の品質を下げれば映像に使えるデータが増えるので、その分だけ画質は上がります。
　調整で暗部を潰したりノイズリダクションでディティールを減らしたり、三脚で固定したフィックスの画像などは、圧縮効率が良いので画質が向上しやすいですが、パンや手ぶれの激しい映像は圧縮が困難なので画質劣化しやすくなります。
　また、コンピューターはプログレッシブですから、インターレース素材は画質が下がりやすく、また、フレームレートが高いとその分だけデータを食います。
3：高山カツヒコ(www.tepproject.com)：2008/05/31(土) 19:21:43: 　最終的に配信されるフレームレートは30fpsであったとしても、素材のフレームレートが低くしてあると、前のフレームとの差分が減るので、その分でも解像感は上がります。
　使える最大データサイズと、最大ビットレートと、作品の尺との間で、色々と綱引きしながら好みのバランスを探してみて下さい。
4：のそ：2008/06/01(日) 06:42:39: 高山さま、ありがとうございます。
サイト内の画質設定は高画質モードになっていました。
その状態の中で自分の上げたものがひどく劣化した画質になっていました。
Flv形式に変換しようとRiva FLV Encoderというツールを使ってエンコードしてみたんですが、これを使って30fpsにしてビットレートまで設定した上で変換すると自動的に10メガ程度にまで下げられてしまうのですが、４分程の動画で合計ビットレートを350kbpsに収めるとなるとどのやり方を用いても10メガぐらいになってしまうものなんでしょうか？Flv形式に変換できるフリーソフトで何か良いのがあれば是非教えてください。
5：高山カツヒコ(www.tepproject.com)：2008/06/01(日) 07:02:38: 　計算通りです。
　350kbpsは、毎秒350kビットですから、８で割って、毎秒43.75kバイトです。
　４分間と言う事は、43.75k×60秒×4分＝10500kバイト＝10.5Mバイトです。
　一切、下がっていません。

　アップロードサイズの上限１Ｇと言うのは、トランスコード前の圧縮率の低いファイルで上げる時の上限です。
　圧縮してしまえば、必要のない容量です。