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遊★戯★王エロパロスレ避難所

22ジャンク:2011/08/24(水) 00:55:05
 大きな橙色の帽子と大きな丸メガネを付けた、丸っこい目の小さな金髪の少女。
 その横には青いヘルムと青い肩、赤いメガネを額に付け、その下の赤く凛々しい目が特徴的なピンクの髪の女性。
 人間の顔と体をしていたが、四肢は機械的な武装をしていた。二人は同じデッキのカードとして投入されていたモンスターカードであった。
 彼女らはカードとして投入され、今日、大会へと出場する。
「姉さん、今日も頑張りましょうね」
「……」
 橙色の帽子の少女は、笑顔で姉の姿を見上げる。姉は無表情で、白いスカーフをたなびかせた。
 
 小さな少女はジャンク・シンクロン、姉と呼ばれた女性はジャンク・ウォリアーと呼ばれている。
 ジャンク・シンクロンは墓地のレベル2以下のモンスターを特殊召喚できる能力、そして自身がチューナーのレベル3。
 そしてジャンク・ウォリアーはレベル5のシンクロモンスター、さらに召喚条件にジャンク・シンクロンを必要としている。
 まさに二人はカードとして関係がとても強かった。特にウォリアーからすれば、シンクロンは必須条件なのだから。見た目にもメガネや、白いスカーフなど共通点もある。
 アニメにおいても彼女らは主役が持ち主であり、活躍をしていた。
 しかし現実においては汎用性のあるシンクロンに比べ、ウォリアーはそこまで活躍できなかった。

「負けちゃいましたね」
「……」
 残念そうな苦笑いをするシンクロン。ウォリアーはかわらず沈黙していたが、内心は見えない。
「う〜ん、別にマスターがカードをケチってるわけじゃないんですし」
「……」
「え?」
「……」
「ちょ、ちょっと、なに言ってるんですか姉さん」
 シンクロンは姉の発言に、慌てて抗議する。
「姉さんのせいじゃありませんよ! 確かに姉さんの召喚は私縛りだし、能力使いにくいからただの攻撃力2300のモンスターとしてしか活躍できないし、あの図書館野郎は同じレベル5で縛り無しでドロー効果付きで2400」
「……」
「でも姉さんは最強の攻撃力を叩きだせる可能性があります。……そりゃあ、マスターのデッキじゃ難しいかもしれないですが」
「……」
「ですけど!」

「私は姉さんがいるから、頑張れるんです!」
「……」
「姉さんがエクストラに入ってないなら私は闘えません、マスターにもそう言いました、ですから」
 妹は姉をまっすぐに見上げながら、訴える。
「ずっと一緒に頑張りましょう」


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