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今年10月スタートNHK朝ドラのスレッド

25名無しさんは見た?:2003/04/22(火) 00:24
―インストラクターとして今はどういうスケジュールで動いてますか?
岡本:昔は(10年くらい前)までは毎日早朝から晩まで働いてましたねー。あれだけ働い
たら体悪くするのかしらと思うくらい。今は生徒も5人ぐらいでリンクに毎日行っている
というのではなく、だいたい何曜日の何時くらいから決めてもらって 個人個人にスケジ
ュールを聞いてその希望の時間にレッスンするといった感じです。
―スケート関係者ではよく自分のお子さんにもスケートをさせられる方が多いように思う
のですが、(岡本先生2男1女)息子さんやお嬢さんスケートをさせようとは思いません
でしたか?
岡本:スケートをさせるというよりスケート場に連れてもいかなかったですね。私は先生
の子供がスケートをすると、まず親としたら絶対自分の子に目が行くと思いますし、それ
とやっぱり先生の子供ということで周りがちやほやしてくれるのがいやだった。それまで
にそういう例を見ていたからそういう風にしてもらうと私も気を使うし、子供の為にもよ
くないと思ったから・・・。基本的には最初から自分の子供にスケートをさせたくなかっ
たし、スケートの大変さもわかっているからねー。もし才能がなかったら地獄やないのー
(笑)
―インストラクターとして何を教えたいのか、心がけている点は?
岡本:そうですねー。私もれいこちゃん(小林れいこ選手、世界選手権出場)を教え始め
た頃は若さもあったからただ夢中で「いい成績をとってもらって、自分の思っているとこ
ろに引っ張っていきたい」と突っ走してましたね。そしてだんだんいろんなお弟子さんを
見てインストラクターとして勉強していくこともあったのだけれども、今度は自分がする
んじゃなくて相手を納得させないといけないし、その親御さんも納得させないといけない
というので時代が変わってくるとそれに応じて感覚のズレも感じてきました。ただ私が今
でも思ってるし、悩んだこともあるけれども、やっぱり試合では一番になる人は一人で十
番になる人もいるし、全員がどれかにならないとダメなわけです。思わない成績になった
ら最近の人の方が親も子もガマンができない人が多い。「それ(成績)だけじゃないです
よ。」と言ってもそれを理解できる人が少なくなってきたと思います。たかがスケート教
室であっても月謝払っているからすべて満足いくように権利を主張される方がいますが、
やっぱりいやな事でもその子の今後のことを考えてこの頃は言うようにしてます。そうい
うことを言っておけば今はわかってもらえなくても後になっていつかわかってくれるとき
があるかもしれない。だからそれはそれでいいかなとは思っています。例えば教室でも6
年生ぐらいになっているのにまだ親がスケート靴をはかしているんですよ。だから「自分
で靴を履くのは時間がかかると思います。けれども、何も氷で一時間半滑らないと損とい
うのではない。初めは紐がほどけて何回も結び直しに行かないといけないと思う。でも自
分でやらないといつまでたっても結べるようにならない。そら親御さんが履かした方が早
いし、紐もほどけないと思う。紐がほどけて何回も結び直しにいって練習時間がロスした
ように思われるかもしれませんが、こっちの方が結局子供さんのスケートをうまくするよ
りももっと大事なことと私は思うからそうして下さい。」と言いました。この頃そういう
事を教えたいなーと思っています。昔から教えた選手と親御さんにこれだけは言っていま
す。「スケートさえできたら『あとは何もできなくてもいい』という事はないですよ。」
と。スケートをやる時間というのは人生のほんの何年かの間ですからその後それが役に立
って価値のあるものにならないと何の意味もない。せっかくそこまでのお金と時間、情熱
を費やしてきたものを無駄にしてしまうように私は思うのです。ですからこんな事いうと
自慢にもならないかもしれないけれど(笑)うちから引退した子はいろんな方面で活躍し
ているけれども、わりときっちりとしている子が多いと思います。思い返してみて選手の
時は選手として、コーチになってからはまたコーチとしていろいろ勉強させてもらったな
ーと思います。


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