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放課後の吸血鬼

87妖怪に化かされた名無しさん:2020/03/20(金) 21:59:57
「うふふっ。もう手も足も出ないわね」
アミは真紀に覆い被さり、間近でその顔を見る。
「ふふふっ、きれいな顔ね」
その雪のように白い頬を、鋭い爪が生えた指でそっと撫でる。
「苦痛で歪ませたら、きっとステキでしょうね。想像しただけで濡れちゃうわぁ」
真紀は喚かない、嘆かない、懇願しない。ただ紅玉の瞳の鋭い視線でギンと睨み付けるだけ。
「あら、心も折れないのね。ふふっ、とっても素敵だわ」
アミは真紀の胸に自分の豊かな乳房をグッと押しつけながら、顔を寄せる。そしてベロリと舌なめずりをしてから、真紀の左頬に舌を這わせようとする。と、ガチンッと真紀の牙が音を立てて口が閉じられる。なんとか首を動かして、アミの舌に噛みつこうとしたのだ。
「おお、怖い怖い」
アミはサッと身を引いて、ニヤリと顔を邪に歪める。
「貴女みたいな気丈な娘は、本当は二・三日かけてじっくりと楽しみたいところだけど、日が暮れたら逃げ出しちゃうのよねぇ」
チラリと西を見れば、山の稜線にかかる血色の太陽。
「残念だけど、さっさと済ませることにするわ。ま・ず・は、ご開帳!」
瞳にギラギラと淫蕩な輝きを浮かべ、ペロリと舌なめずりをしたアミは、ヒュッと爪を振るい真紀の深紅のセーラー服の胸元をスパッと切り裂く。が、切り裂かれた布は肌に張り付くように残っている。
「あら? ああ『衣装』なのね……」
妖怪が生まれつき着ている服は、言わば肌の一部のようなもの。本人が望まなければ少々破れても脱げる事はない。
「ざーんねん。じゃ、こっちに行きましょうかぁ」
アミはニィッと口角を上げた残虐な笑みを浮かべ、真紀の下半身に顔を近づける。そしてバッとスカートを捲り上げ、その白い太腿と下着を露わにする。
「ふふっ。やっぱりこっちなら捲れるのね」
真紀の頬にサッと朱が刺す。
「あら? あらあら?」
格好の玩具を見つけた喜びで、アミの口元がニヤリと邪にほころんだ。
「じゃあ、まずは味見っと。吸血鬼さんの血のお味は、ど・ん・な・なのかなぁ?」
左の内腿にツツッと舌を這わせ、ペロリペロリと幾度も舐める。
「クッ、止めろぉ」
顔全体をボウッと赤らめ、目の端にうっすら涙すら浮かべ、真紀は必死の形相で睨み付ける。
「ふふっ。美味しそうになった」
その羞恥に染まった顔をチラリと見、アミは口をクワッと開ける。そこから覗く鋭い牙を、真紀の柔肌にズブリと突き立て、チュウッと血を啜る。
妖怪は普通の生物よりタフだ。だからこの程度の傷=痛みなど、どうって事はない。だが、突如真紀の身体がビクンと震え、目がカッと見開かれ、瞳孔がギュッと縮まる。
「ヒッ……!」
アミが爪を引っ込めた左手で右の内腿をツゥッと撫で始める。それは次第に脚の付け根の方へと伸ばされてゆく。
「あっ、や、やめろぉ」
顔をカッと真っ赤に染め、目に涙を浮かべて激怒の形相で、太腿からチュウチュウと血を啜り続けるアミを視線で射貫く。それをニヤニヤと横目で眺めながら、アミは尚も左手を動かす。
「ウッ、クッ、フッ……」
真紀の両目から恥辱の涙が流れ落ちる。
「ふふっ。貴女、いろいろと美味しかったわぁ」
ようやくプハァッと口を離すと、ほうっと陶然としたうっとりとした酔った表情を浮かべる。
「もっと楽しみたいけど、そろそろ終わらせないと日が暮れちゃうのよねぇ」
アミは漆黒の爪の生えた両手を胸の前でザッと交差させる。
「じゃあ最後に、たあっぷりと楽しませて貰うわぁ」
両の腕を大きく振りかぶり、そしてシャッと振り下ろす、幾度も幾度も。その斬撃は浅く、薄く、弱く、すぐには致命傷にならないように皮膚を切り裂くのみ。真紀の全身からダラダラと血が流れ出し、深紅のセーラー服を濡らしてゆく。
「グッ、アッ、アアアッ!」
苦痛に耐えかねて悲鳴が漏れる。
「アーハッハッハ。貴女、素敵、素敵よぉ。もっと、もっと、もっとよぉ、もっと苦しみなさい! 泣きなさい! アハハハハハハッ」
怒りと快楽と嘲笑の混じった凄絶な笑顔で真紀を切り刻み続ける。真紀は苦悶と怒りと敵意の表情から、次第に観念の表情へと変え、苦痛の声も段々と弱く、小さく、力なくなっていく。


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