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放課後の吸血鬼

3932:2005/06/01(水) 00:20:15
マシュマロのように柔らかな胸丘に、グサリと牙を突き立てたまま、アミはグイッと首を引く。まるで、そのまま噛み千切ろうとするかのように。
美しき獲物の呻き声が一際大きくなり、ビクンとより大きな震えが走る。そして、それきり動かなくなった。天井を向く虚ろな瞳は、もはや何も映さず、ただ涙を流すのみ。
開いた傷口は、こんこんと涌き出る真紅の泉と化す。
アミは母乳でも飲むかのように、乳房から命の源を啜ってゆく。しばしその男とは異なる淡麗な血を、心行くまで堪能してから、ようやく朱に染まった口を離す。
「ふふっ、ご・ち・そ・う・さ・ま」
アミは呆けた少女に、キスでもするかのように顔を近づけて、そう嘲う。そして血に塗れた口から、真紅の舌をぬらりと伸ばして、涙に濡れた頬に一筋の朱を塗る。
さて、今日はもう巣に引き上げる事にしよう。なにしろ、お土産が二つも手に入ったのだから。
たまには女同士というのもいいし、かなり激しく遊んでも、今日明日はたっぷりと楽しめるだろう。
それに、二人もいれば趣向を凝らした楽しみ方ができる。例えば、片方だけ助けるという約束で殺し合わせるとか。
或いは、一人を目の前でなぶり殺しにして、その血を塗りたくった滑る身体で、もう一人と絡みあうのも面白い。
または、一方に、もう一方の血を堪能させてやるとか。
サディスティックな笑みをニヤッと浮かべて、いろいろと楽しい空想をする。
少しばかり噛み過ぎたショートカットの方からは、折角の血がポタポタと漏れている。ペタッと糸で漏れ口を塞ぎ、二人とも糸でグルグルと巻きなおす。そして両手に一つずつぶら下げる。
と、廊下からタッタッと足音が聞こえる。お土産は三つになりそうだ。


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