17周年記念★第17回★24時間マラソンウミガメ大会

246：べっこう飴 ◆RluEohmUAM：2019/07/27(土) 05:53:17: 【解説】
ヨーロッパ某国の某港町。
寒い海で働く漁師の夫のために、妻はセーターを編む。
しかし、妻は「超」が付く不器用者で、単純な編み目すらきれいに仕上げることが出来ない。
それでも、夫は妻が編んだセーターを愛用してくれた。

ある日、夫とその仲間が乗る船が遭難し、海辺に複数の水死体が上がった。
どの水死体も、見た目では判別が難しい状態になっていたが、
妻は、飛び抜けて下手くそな模様のセーターを着た遺体を見て、
それが自分が編んだセーターを着た夫であることがすぐにわかった。
「私の不器用な編み目が、夫の身元判明に役立つなんて……」
妻は複雑な気持ちで、泣いた。

元ネタのセーターは、不器用さによる下手な模様ではなく、各家庭ごとに異なる複雑で美しい模様で編まれています。
漁師や船乗りの安全を祈って編まれるものですが、万が一のときの身元判明に使われるという話もあるとかないとか。

お粗末様でした。御意見御批評御感想などありましたらよろしくお願いします。

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