『悲鳴は三度響き渡る』 - 1030111253

1：語り部六</b><font color=#FF0000>（1p9svnFc）</font><b>：2002/08/23(金) 23:00: という訳で、新スレを立たせていただきました。
海亀三さん、改めて感謝いたします。

雑談スレの248で書きましたが、これからの話は疑似体験推理ゲームです。
回答者の方々は探偵、私は探偵の助手役として話を進行していきます。
私は先生（貴方）が知りたいと思う事を可能な限り調べてきます。
情報を集めて、犯人を特定してください。
ただし、犯人があっていた場合でも、動機等が間違っていた場合は不正解とさせていただきます。
また、漠然とした質問には、それなりの答えしか返せません。
なお、ある程度の事実が判明するたびに、事件は進展していきます。
それと共に、新たな事実が発覚するでしょう。

それでは、問題の書き込みが終わったと同時にスタートさせて貰います。
なお、現在は矛盾点がないか探している所なので、実際の書き込みは結構遅くなりそうです。
申し訳ございません。
参加される方は、トリップをつけて名乗っていただけると、色々と助かります。
さぁ、どんな展開になるか、本人にも予想はつかない問題。
一体誰が正解するんでしょうねぇ。
1126：ニモ ◆KlwbhqyU1A：2007/10/30(火) 00:04:46: これから私の推理を述べます。長くなりますが、ご容赦願います。
1127：ニモの推理 ◆KlwbhqyU1A：2007/10/30(火) 00:05:36: （１／４）
順を追って説明していこう。まずルリヲ氏殺人事件。
奇妙なことに、ルリヲ氏は静かな夜に、家人や客の誰にも気付かれず、
犯行現場である風車の前まで移動してそこで殺されている。
しかし、脅迫状が届いている状況で、車椅子の氏が一人出歩いたりする訳がない。
殺人予告自体が氏の狂言である可能性もなくはないが、動機が不明だ。

では犯人に無理やり連れていかれたのだろうか？
首を切られた他に外傷もなく薬物反応もない事から、気絶させて運んだとは考えにくい。
となると、氏は自らの意志で犯人とともに現場まで行ったことになる。

しかし、これから殺されるかも知れない相手に大人しくついていくとは思えない。
それに部屋に押し入った様子もなく、どうやら氏は自ら窓の鍵を開けている。
このことから、犯人はルリヲ氏の知り合いであり信用している人物であると考えられる。
犯人は何食わぬ顔で氏を連れ出し、現場で初めて殺人者の本性を現したのだ。

現場や死体の状況から、犯人は氏をいきなり引きずり倒し、ためらいもなく一発で
頭を切り落としたと考えられる。凶器の斧は予め用意していたろうし、指紋も残していない。
犯人は非常に冷静かつ大胆な人物だ。残忍さから見て氏をかなり憎んでいたとも考えられる。

警察は部屋の鍵を持っていたタマエさんを疑っているが、
推測される犯人の人物像にはそぐわないように思える。
自らを一番の容疑者にするような間抜けな犯人ではないだろうし、
あの殺しの手際は、タマエさんの力では難しいだろう。
少なくとも彼女は実行犯ではない。
だがこの時点ではそれ以上犯人を特定することは出来なかった。
1128：ニモの推理 ◆KlwbhqyU1A：2007/10/30(火) 00:06:07: （２／４）
次に、サーカス団長の転落死。事故の可能性もあるが、状況がいかにも不自然だ。
町の警察署から屋敷に帰るのに、風車の方に、ましてや崖の近くに行く必要はない。
団長は深夜警察から釈放された際、付き添いを断り、一人で帰ることを希望したという。
屋敷には帰らず、そのまま崖の方へ行ったらしい。なにか目的があったに違いない。

そもそも発端は昼のパレードでの事件だ。
団長はルリヲ氏を見て、激しいパニックに陥ったという。
人違いならあそこまで驚かないだろうし、すぐに平静を取り戻すだろう。
おそらく、彼ははっきりとルリヲ氏を見たのだ。
もちろんルリヲ氏はすでに死んでいるから、そんなことはありえない。
団長が見たのはルリヲ氏の双子の兄、ボラン氏だったと考えるのが妥当だろう。

しかし何故そんな所に行方不明だったはずのボラン氏が突然現れたのか。
それに、ルリヲ氏らしき人物を見たのは、子供の噂を除けば団長以外には一人もいなかった。
となると、ボラン氏ははじめ顔を隠しており、
（仮装パレードの最中だったから不自然ではなかったろう）
団長の前に来て、いきなりその素顔を見せ付けたとしか考えられない。

ボラン氏の意図は何か。考えられるのは殺人犯人の告発だ。
何らかの理由で団長が弟を殺した犯人であることを知り、ルリヲ氏の姿でそれを突きつけた。
あるいは団長犯人説はまだ不確かで、それを確認する目的もあったのかも知れない。
結果は狙い通りのものだった。団長の異常なほどのパニックも、
自分が殺したはずの人物が目の前に現れた男のそれだとすれば納得できる。

ならば、その後の団長の死を解明する手がかりも出てくる。
団長が犯人であることを確信したボラン氏が、それを餌にして団長をおびき寄せ、
復讐のために崖から突き落としたとも考えられる。
1129：ニモの推理 ◆KlwbhqyU1A：2007/10/30(火) 00:06:40: （３／４）
マーク殺人事件。またしても首切りだが、これはルリヲ氏の殺人とは随分印象が違う。

ルリヲ氏を殺したのが既に死んでいる団長だとすれば、犯人は別人な訳だから辻褄は合う。
現場や死体には争った形跡があり、首も切るのにも手こずっている。
犯行現場を移すなどの作為もない。ただ、死体の首を隠したことぐらいだ。

そう、ルリヲ氏の時と明らかに違うことは、首を持ち去っていることだ。
今回苦労してまで首を切ったのは、マークの正体を隠したかったからだ。
マークの正体だが、検視官に確認したところ、
ルリヲ氏の双子の兄弟の可能性があるということだ。
つまりマークはボラン氏だった。

ボラン氏を殺す動機のある人物は誰か。
そしてボラン氏の存在が明らかになると困る人物は？
考えられるのは団長の仲間が、団長を殺したボラン氏に復讐を図ったという可能性だ。

犯行時間に屋敷にいたタマエさんが物音に気付かなかったというのはおかしい。
彼女が犯人、または犯人の協力者であることは間違いない。
犯行の稚拙さ、体が随分弱っていたボラン氏を殺すのに苦労した様子から見て、
今回はタマエさんが手を下したと考えていいだろう。
つまり、タマエさんが団長の協力者だったのだ。
二人に何らかの隠された関係があるらしいことはイワンさんが目撃している。
1130：ﾎﾟﾎﾟﾛﾝ ◆dRwnnMDWyQ：2007/10/30(火) 00:06:49: わああーちょっと早かっorz

フライングすみません。

あと携帯からの投稿、パソコンで見たらいろいろ表示がおかしい件についてorz
ごめんなさい～

他の先生方の名推理に期待
1131：ニモの推理 ◆KlwbhqyU1A：2007/10/30(火) 00:07:13: （４／４）
一連の事件は、ルリヲ氏を団長が殺し、団長をボラン氏が殺し、ボラン氏をタマエさんが殺すという、
復讐の連鎖だったと考えれば、説明がつく。

では、そもそもこの復讐劇の始まりは何だったか。
おそらくこれには五年前の事件が関係している。
ルリヲ氏の娘が、恋人の怪しげな宗教に感化された結果自殺し、
その後、その青年が謎の死を遂げた。
町の有力者の圧力によってこの死の謎は握りつぶされたに等しく、
もはや真相はわからないが、ルリヲ氏が復讐のために青年を殺したという疑いが強かった。

その青年に身内がいたとしたら？真相を明らかにしようとするのは当然だ。
タマエさんはこの事件の後、突然屋敷に雇ってもらいたいと訪ねてきた。
タマエさんは頑なに話そうとしないが、青年は彼女の息子だったのではないか。
真相を密かに探るために、この屋敷に潜り込んだのだ。

そして何らかのきっかけで、タマエさんはルリヲ氏が息子を殺したことを確信するに至った。
復讐を計画し、見かけ上忠実な使用人である自分から疑いをそらすため、脅迫状を送った。
どういうつながりかは解らないが、団長にルリヲ氏の殺害を依頼した。
もしかしたら彼も青年の関係者なのかもしれない。

団長はルリヲ氏が現役の頃から知合いだったとすれば、氏を連れ出すことはできた。
結局ルリヲ氏殺害は成功した。敵の多い人物だったこともあり、
うまく外部犯の犯行で決着すれば終わりのはずだった。
だがどういう目的か、マークとして町を訪れていたボラン氏がこれに気付いてしまった。
そして、五年前から続く復讐の連鎖がさらに続くことになった。

これが私の推理です。
1132：進行 ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:11:47: ありがとうございました。
一応12:30まで待ちましょう
といいますか、私に少し時間を下さい
1133：進行 ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:33:46: では、解答編に参りましょうか
1134：助手 ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:35:28: 町長さん、署長さん、タマエさん、イワンさん、団員の方々。
さあ、夕食には少し早いですが皆さんに集まってもらったのは…
この事件の真相が、わかったからです。
1135： ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:36:31: ﾎﾟﾎﾟﾛﾝ「次の点に着目してみました。
◆1-1.マーク氏の死体は、サーカスが出来るような体ではない。
◆1-2.ルリヲ氏とマーク氏の死体の相似。
◆1-3.ルリヲ氏のサーカスへの執着。
　助手君調べでは、マーク氏は「大柄」で「あちこちのサーカスで指導していた」そうです。
これは1-1.と矛盾していますね。
そして1-2.により、入替わりがあったのではないか？　と考えます。
つまり（びしぃッ）マーク氏はルリヲ氏の双子の兄、ボラン氏だったのです！
そうすると1-3.も頷けますね。複雑な事情があって支援していたのでしょう」

助手「マーク、いえボランさんとルリヲ氏が入れ替わっていたということですね」

ニモ「まずルリヲ氏殺人事件。奇妙なことに、
ルリヲ氏は静かな夜に、家人や客の誰にも気付かれず、
犯行現場である風車の前まで移動してそこで殺されている。
しかし、脅迫状が届いている状況で、車椅子の氏が一人出歩いたりする訳がない。
では犯人に無理やり連れていかれたのだろうか？
首を切られた他に外傷もなく薬物反応もない事から、気絶させて運んだとは考えにくい。
となると、氏は自らの意志で犯人とともに現場まで行ったことになる。
しかし、これから殺されるかも知れない相手に大人しくついていくとは思えない。
それに部屋に押し入った様子もなく、どうやら氏は自ら窓の鍵を開けている。
このことから、犯人はルリヲ氏の知り合いであり信用している人物であると考えられる。
犯人は何食わぬ顔で氏を連れ出し、現場で初めて殺人者の本性を現したのだ。

現場や死体の状況から、犯人は氏をいきなり引きずり倒し、ためらいもなく一発で
頭を切り落としたと考えられる。凶器の斧は予め用意していたろうし、指紋も残していない。
犯人は非常に冷静かつ大胆な人物だ。残忍さから見て氏をかなり憎んでいたとも考えられる。
警察は部屋の鍵を持っていたタマエさんを疑っているが、
推測される犯人の人物像にはそぐわないように思える。
自らを一番の容疑者にするような間抜けな犯人ではないだろうし、
あの殺しの手際は、タマエさんの力では難しいだろう。
少なくとも彼女は実行犯ではない。
だがこの時点ではそれ以上犯人を特定することは出来なかった」
1136： ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:36:59: 助手「となると第一の事件の犯人はルリヲ氏の知り合いであり、大柄で斧の扱いに長けている人物ということになりますね
いえ、入れ替わりのタイミングがこの事件以前だとすると被害者は…」
1137： ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:38:20: ニモ
「次に、サーカス団長の転落死。事故の可能性もあるが、状況がいかにも不自然だ。
町の警察署から屋敷に帰るのに、風車の方に、ましてや崖の近くに行く必要はない。
団長は深夜警察から釈放された際、付き添いを断り、一人で帰ることを希望したという。
屋敷には帰らず、そのまま崖の方へ行ったらしい。なにか目的があったに違いない」

助手
「事故ではないということは誰かに殺された？だとすると犯人が団長さんを呼び出したとか？」

ニモ
「その通り。団長犯人説はまだ不確かで、それを確認する目的もあったのかも知れない。
団長の異常なほどのパニックも、自分が殺したはずの人物が目の前に現れた男のそれだとすれば納得できる。
ならば、その後の団長の死を解明する手がかりも出てくる。団長をおびき寄せ、崖から突き落としたとも考えられる。」

助手
「団長さんを殺した犯人は…」
1138： ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:42:19: ニモ
「次に第三の事件。またしても首切りだが、これは第一の事件とは随分印象が違う。
第一の事件の犯人が既に死んでいる団長だとすれば、犯人は別人な訳だから辻褄は合う。
現場や死体には争った形跡があり、首も切るのにも手こずっている。
犯行現場を移すなどの作為もない。ただ、死体の首を隠したことぐらいだ。」

ﾎﾟﾎﾟﾛﾝ
「犯人は…タマエさん、あなたなのでは…？
タマエさんが犯人なら首を切り落とすのは手こずったでしょうね」

ニモ
「犯行時間に屋敷にいたタマエさんが物音に気付かなかったというのはおかしい
犯行の稚拙さ、体が随分弱っていたボラン氏を殺すのに苦労した様子から見て、
今回はタマエさんが手を下したと考えていいだろう。
つまり、タマエさんが団長の協力者だったのだ。
二人に何らかの隠された関係があるらしいことはイワンさんが目撃している。」
1139： ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:42:46: 助手
「隠された関係…」

ﾎﾟﾎﾟﾛﾝ
「あなたは、亡くなった青年の母親なのではないでしょうか」
1140： ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:43:26: ニモ
「では、そもそもこの復讐劇の始まりは何だったか。
おそらくこれには五年前の事件が関係している。
ルリヲ氏の娘が、恋人の怪しげな宗教に感化された結果自殺し、
その後、その青年が謎の死を遂げた。
町の有力者の圧力によってこの死の謎は握りつぶされたに等しく、
もはや真相はわからないが、ルリヲ氏が復讐のために青年を殺したという疑いが強かった。

その青年に身内がいたとしたら？真相を明らかにしようとするのは当然だ。
タマエさんはこの事件の後、突然屋敷に雇ってもらいたいと訪ねてきた。
タマエさんは頑なに話そうとしないが、青年は彼女の息子だったのではないか。
真相を密かに探るために、この屋敷に潜り込んだのだ」

助手
「タマエさんが突然この屋敷にきたという不可解な行動の理由は復讐のためだったんですね」
1141： ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:45:02: ニモ
「復讐を計画し、見かけ上忠実な使用人である自分から疑いをそらすため、脅迫状を送った。
どういうつながりかは解らないが、団長にルリヲ氏の殺害を依頼した。
もしかしたら彼も青年の関係者なのかもしれない。

団長はルリヲ氏が現役の頃から知合いだったとすれば、氏を連れ出すことはできた。
結局ルリヲ氏殺害は成功した。敵の多い人物だったこともあり、
うまく外部犯の犯行で決着すれば終わりのはずだった」

助手
「でもそれで終わりではなかったんですね」
1142： ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:46:44: 「犯人は…、タマエさん。あなたですね？」
1143：タマエ ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:49:49: ………。
さすが名探偵さんですね。
やっぱりルリヲがあなた達を呼ぶと言い出したときにもっと強く反対するべきだった…
そうです。私が風車男を殺しました。

この期に及んで隠すことはございません。
すべてお話しましょう。
1144：タマエ ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:52:22: 何から話せばいいのかしら。
まず、あなた方のおっしゃった通り。私はあの子の母親です。
あの子の名はシャカ。慰霊碑にも刻まれていたはずですわ。
全ては、あの子のために私が計画しました。
1145：タマエ ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:55:35: もともとこの屋敷に来たのは息子の死の真相を暴くため。
でも結局、本当にルリヲがあの子を殺した証拠はつかめなかった。
でも私はルリヲが、あいつが殺したと信じていた。
あいつを殺そうと決めたのは、あの人がきたから。
団長さん…。私の、元夫よ。
1146：タマエ ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 00:58:06: あの人を見たときは驚いたわ。
もちろんサーカスの芸人だってことは知っていたわ。
知り合ったのもその仕事がきっかけだったもの。
でもまさかルリヲのサーカスの団長の弟だったとわね。
久しぶりに会って随分話した。
そして長年の思いを遂げることに二人で決めた。
1147：タマエ ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 01:01:24: 犯行はあのひとが全部やってくれるって。
多少怪しまれるだろうけど、深夜ルリヲの部屋にいき風車の下までおびき出す。
そこで…

予想外だったのはルリヲが私達の計画に気付いていたこと。
夫を無理矢理団長にしたのはあの子の父親だって分かった上でのことだったみたい。
罪滅ぼしだったのか、なんだったのか今となってはわからないけれど。
1148：タマエ ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 01:04:09: 計画に気付いたルリヲは替え玉を使った。
双子の兄、ボラン。
彼もまたサーカス団としてこの町にやってきていた。
私達が殺したのはルリヲではなくボランだった。
あの朝死体を見つけた時には驚かされたわ。
よく似てはいたけれど一目で別人だって分かった。
もちろんイワンが気付かないわけがないから入れ替わりの時点で彼も協力していたのでしょう。
1149：タマエ ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 01:09:26: そうしてパレードの日。
サーカスの団員、マークとして生き残ったルリヲは夫の前に姿を現した。
そして、私は君らには殺せない、そういったと聞いたわ。

困ったことにそれであの人が怖気づいちゃって。
どうしても自首するって。言い出してきかなくなっちゃたのよ。
でもひとつ助かったのは、あの場で取り押さえられて警察へ行った時には何も言わなかったこと。
とりあえず私に相談しようと思ったらしいわ。馬鹿な人ね。
そんないくじなしを私が許すわけがないのに。
あまりにもうるさいんでもういいわ、私一人でやるって言って突き落としちゃった。
あの顔は今でも忘れられないわ。信じられないって顔してた。
1150：タマエ ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 01:11:38: そして私は復讐を遂げた。
話があるっていってルリヲをあの娘の部屋まで呼び出して、後は…ね。
思ったより大変だった。サーカスで使いなれてるあの人と違って
斧の扱いってそう簡単にはいかないものなのね。
1151：タマエ ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 01:12:52: ふぅ、だいたいこんなことろかしら。
どう、探偵さん。まだ何かあるかしら？
今私とても気分がいいの。やっとやり遂げたんだから。
1152：ニモ ◆KlwbhqyU1A：2007/10/30(火) 01:17:05: 彼は、あなたの息子さんは、危険な宗教に心を奪われていた・・・
なぜそんなことになったかあなたは知っているのですか？
1153：タマエ ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 01:23:05: >>1152ニモさん
あら、それはですね。
その宗教に入信しているのはあの子だけではございません。
もともと私が信仰している宗教。
あの子が入信するのは自然の成り行きでしょう。
もっとも、夫は快こころよく思ってはいませんでしたが、
離婚理由も私達の信心によるところが大きかったのでしてね
つくづく、愚かな人です。こんなに素晴しい教えを理解できないだなんて。
1154：ニモ ◆KlwbhqyU1A：2007/10/30(火) 01:26:57: あなたがここへ来たのも、最初は真実を知るためだったのでしょう。
その気になれば、殺す前にルリヲ氏に直接問いただすこともできたはず。
真実は、もうどうでも良かったんですか。
1155：タマエ ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 01:32:23: >>1155ニモさん
真実…ね。
はっきりとした証拠が無くても私には解ってた。
あの子は自殺するような人間じゃなかった。
「愛するものが死んだときは自殺しなければなりません」
教えにはそうあるけども。あの子は、弥勒になりうる子だったの。
あの子があんな奴の娘に心を許すはずがないもの。
あの子は未来の教祖様になる人だった。
あいつが殺したに決まってる。
1156：ﾎﾟﾎﾟﾛﾝ ◆dRwnnMDWyQ：2007/10/30(火) 01:34:25: （質問した方がいいのかな？）

そうですか…。
あなたが息子を失った悲しみと同じように、
ルリヲ氏も愛娘を失い苦しんだと思うのですが…

（すみません、心残りですが今日はこれにて。本当にごめんなさい。
進行さんありがとうございました。ニモ先生連投をじゃましてしまって申し訳ありません。ありがとうございました。）
1157：ニモ ◆KlwbhqyU1A：2007/10/30(火) 01:34:29: そうですか・・・ならば私にはもう言うことはありません。

最後に、あなたはこれからどうするつもりなのですか。
1158：タマエ ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 01:38:12: >>1156ﾎﾟﾎﾟﾛﾝさん
勿論そうでしょうね。
でもそんなことは私には関係ないわ。
私はただあの子のことを考えていただけ。

>>1157ニモさん
これから？そうね。
人生の目的も達してしまったし、
そこにいるヒゲの署長さんに任せるわ。

では、参りましょうか。
1159：信仰 ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 01:41:01: 以上です。お疲れ様でした。
あとはエピローグを少々。あとでこっそり貼っておきます。
至らない点も多々ありましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
乙様お粗末さまでした。
1160：ニモ ◆KlwbhqyU1A：2007/10/30(火) 01:44:19: まずはお疲れ様でした！感想はまたエピローグの後に・・・
1161：信仰 ◆fv1IMWZxrE：2007/10/30(火) 01:48:12: お疲れ様でした。
エピローグもあらかじめ用意しておけば良かったのですが
すみません。サボりました。明日中に貼っておきます。
＞ニモさん　皆勤賞おめでとうございます
本当に助かりました。

では、お休みなさい。馬鹿力聴いて寝ますﾉｼ
1162：ポポロン ◆dRwnnMDWyQ：2007/10/30(火) 20:06:53: あらためまして。
進行さん、乙さまでした＆ありがとうございました。とても楽しかったです。
正直推理には全っ然自信無かったので、
最後貼ろうかどうしようか迷ったのですが、入れ替わりの件がちょっとかすることができて嬉しかったです。
（ほんとにちょっとだけ～）
しかしおおおおお恥ずかしいorz
ネタ解答に走ればよかったあ

仕事がいきなり忙しくなって携帯からの投稿になってしまい
お見苦しい点など申し訳ございませんでした。
的外れな質問やレスばかりですみません…（;´ー｀）
あとキャラ固定しなくてへたれですみません。いろいろ申し訳ないです
なにげにタマエさんに惹かれ始めていた探偵ポポロンとしては
傷心だったりします…（ええ）
しばらく書き込めなくなりますが、エピソード、楽しみにしていますね。

ニモ先生、皆勤賞そして名推理おめでとうございます！格好良かったです。
足を引っ張ってしまってごめんなさい。
これからもご活躍期待してます～
諸先生方もありがとうございましたノシ
1163：ニモ ◆KlwbhqyU1A：2007/10/31(水) 19:32:52: ポポロンさん、ありがとうございます。足を引っ張るなんてとんでもないです。
お見合い状態を救ってもらって心強かったですよ。
単なる質問だけじゃなく、コメントも加えてらしたのがナイスでした。
またお会いできる日をﾉｼ
1164：進行 ◆fv1IMWZxrE：2007/11/01(木) 02:41:34: すみません…
1165：ニモ ◆KlwbhqyU1A：2007/11/01(木) 19:40:44: お忙しいご様子、でももう急ぐ必要はありませんよ。

改めまして、超長丁場本当にお疲れ様でした。
いやはや久しぶりに頭を使いました。
思えばもう一ヶ月以上になるんですね～。
こういうゲームに参加するのは初めてでしたが、思ったよりはまってしまいました。
解決編直前のﾜｸﾜｸと推理が見事に外れた驚愕は
参加した者にしか分かりますまい。

しかし一番のポイントの双子の入れ替わりに気付かなかったなんて･･･orz
ルリヲ氏のサーカスへの執着、今年になって犯行を決意した理由、
団長の動機、イワンの奇妙な行動、
これがうまく消化できなかったんでした。無念。

惜しむらくは、タイミングに恵まれなかったですね。
本スレもかつてに比べて低調ぎみですから。
私も、語り部六氏の問題を盛り上げていた個性的な探偵方には及びもつかず、
多少強引な部分もありました、許してね～orz。

探偵の皆さんもお疲れ様でした。
進行さんに万雷の拍手！
1166：エピローグ『サーカス団パノラマ島へ帰る』 ◆fv1IMWZxrE：2007/11/03(土) 18:30:53: 　全てのことが終わったあと、団員達は屋敷を去る。
屋敷に残されたのはイワンただ一人。
主人を失った男が、同じく頭を失ったサーカスを見送る。
「これからどうなさるおつもりなんですか」
「分かりません。でもどういう形であれ、サーカスは続けていきたいと思っています」
「そうですか、よければまたこの町にも…」
　イワンがそう言うと団員達は少し困ったような顔をした。
1167：エピローグ『サーカス団パノラマ島へ帰る』 ◆fv1IMWZxrE：2007/11/03(土) 18:31:42: 「見事な推理でした、流石先生です」
　ニコニコと微笑み賞賛を続ける助手。
しかし、何を思っているのか探偵の表情は暗い。
助手の言葉にもいくつか曖昧な言葉を返すのみだ。
「どうしたんですか、まだ何か気がかりなことでも」
「うん、いやさ、もしも僕達がルリヲ氏に会った後すぐに彼の警護を始めていたらどうなったんだろうかとね。
　いや、あの時すでにボランさんに入れ替わっていたのか。
　だとしても、そうしていれば今回の事件は起こらずに、誰の命が絶たれることも無かったんじゃないかな、って」
「でも、でも先生は悪くないです。ああなってしまうことは五年前に決まってたんです。先生は…悪くないです」
　二人を乗せた車は走り続ける。
1168：エピローグ『サーカス団パノラマ島へ帰る』 ◆fv1IMWZxrE：2007/11/03(土) 18:32:17: 　こんなに天気のいい日。町が少し騒がしい。
選挙が終わり、現町長の続投が決定した。
凄惨な殺人事件があったとは思えないほど町の人の表情は明るい。
子供達も今では怪人風車男におびえることなく元気に遊びまわっている。
　この町も、少し明るくなったかもな。
署長を務めている男が呟く。あれ以来大きな事件もまったくない。平和な日々が続いている。
　大きな支援者を失い、これはもうだめかもわからんねと思われた町の財政も
町長の尽力によりなんとか立て直してきている。未来は明るい。
このままの日々が続けばいい、心からそう思った。
　今思うとルリヲはこの町にとって疫病神だったのかもしれない。
いや、もちろん不幸な偶然が重なっただけで彼自身に落ち度は無いのだが。
　いや、彼が現在の平和をもたらしてくれた。そう考えた方が良いかもしれない。
「それもやっぱりルリヲのせいで」
　なんとなく節をつけ、歌いながら署長室を後にする。
ドアを閉めた数秒後、通りかかった婦警に歌を聞かれたことに気付き赤面。
　このまちはきょうも平和です。
1169：進行 ◆MCvdyTGWRc：2007/11/03(土) 18:32:55: 以上で終了です。
エピローグ、遅くなってすみません。初めから週末ごろにといっておけばよかったですねorz
紫さん、ニモさん、くらげさん、鯖缶さん、メガネさん、ﾎﾟﾎﾟﾛﾝさん(参加表明順)。そして六さん。
本当にありがとうございました。

次回を作るときは一週間以内で終わるのを作ってきますｗ
そして、是非回答者としても参加したいので、どなたかの出題を待ってます。
参加者の皆様。乙様お粗末さまでした。
では。ﾉｼ
1170：進行 ◆fv1IMWZxrE：2007/11/03(土) 18:33:37: 何で最後に酉間違えるかなorz
改めてﾉｼ
1171：ウミガメ信者：2007/11/29(木) 01:16:45: age
1172：ウミガメ信者：2009/06/07(日) 11:57:40: age
1173：語り部六 ◆JhwESsS8vQ：2019/11/23(土) 20:41:07: 今更ですが、悲鳴は三度響き渡る
の元ネタは井上ほのか先生のスコットランド古城殺人事件です。
今見返して見ると実質的にほぼ丸パクリですね。
本当にすいませんでした。
1174：ウミガメ信者：2019/12/26(木) 15:53:32: >>1173
六様　今更反応しますがおかえりなさいませ！！！！
できましたらばまた出題などもお願いしたくなにとぞなにとぞ
1175：ウミガメ信者：2019/12/28(土) 10:08:15: 懐かしいお名前が！お元気でしたかー？＞六さん