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僕の右手

1無名作家さん:2002/08/28(水) 02:16
久しぶりにネットにつないだ者なんですけどこんな板できてたんですね。
漫画家志望者が集まるだけあって実に為になります。
それで、せっかく漫画家志望者の人たちが集まってるようなので聞いて欲しいことがあります。
そんなに大層な話じゃないんですけどね。

僕は小学生の頃から漫画家を目指してる典型的なマンガバカです。
教科書やノートはいつもラクガキだらけ、学級新聞やなんかには率先して4コマ描いてるって感じのクラスに一人はいる奴です。
それでですね、まぁそんなマンガバカな俺がですね、事故に遭いました。
交差点の出会い頭の交通事故。相手はトラックで僕は原チャリ。
20メートルくらい体が吹っ飛ばされたそうです。全然覚えてないんですけどね。
それでまぁ2,3日意識不明でようやく起きたらですね、これまたマンガじゃよくある話ですが、骨髄損傷、右半身不随になってしまいました。
簡単に言えばね、右手が動かないんですよ。まるで半分だけ異次元にあるみたいに。
脳では体はちゃんとあって動いてる感じなんですけど、神経がつながってないみたいな。
絶望でした。ペンがもてないってわかった瞬間、耳から音が消えました。
笑えませんよ。実際。
布団噛みちぎるぐらい悲しかったです。
毎日毎日泣き続けて、加害者の相手を殺して自分も死んでやろうかって思いました。
何も感じない自分の右手にペン先グサグサ突き刺したりなんかもしました。
ホントに、全てを失った気持ちでした。

だからね、漫画家志望の皆さん。本当に気をつけてください。
交通事故は一瞬で、ホント一瞬で全てを奪います。

あ、そうそう、もし僕のこと哀れんだりするんだったらご心配なく!
左手残ってますからね。イリ、ヌキどころか真っ直ぐ線引くのも困難ですけど。
定規なんかは使えないので全部フリーハンド。
原稿が動くと困るからセロハンテープで四隅くっつけてね。

でも不便ですよ実際。
だから皆さんはどうか気をつけてください。

2無名作家さん:2002/08/28(水) 03:38
僕は君が今、人生という名の漫画の主人公になっているのだと思う。
困難を乗り越えた時君はレベルアップし、きっとヒーローになれるのだと思う。
ぜひ、いつかヒーローになった君の漫画を読ませてくれ。
同じ漫画家志望者として応援している。

3無名作家さん:2002/08/28(水) 10:56
ぜひ水木しげるを越えてくれ。

4無名作家さん:2002/08/28(水) 12:54
私は数年前に原チャで壁に突っ込み、右中指を骨折した事があった。
それだけでも知った瞬間のショックは大きかったし、事故(?)った瞬間すぐに
起き上がって右手が無事かどうか確認した。
ごめん、レベルが違いすぎる話だね。
でも、同じ志望者としてキミを応援してます。
いつかどこかの雑誌社の授賞式で、キミと会いたいです。

5砂ぼ:2002/08/28(水) 14:14
がむばれよ。

6無名作家さん:2002/08/28(水) 17:46
左手…がある。
訓練しだいで両手ききになれるのは、私の知り合いも左利きだったのを右手も使えるように訓練して
右手でものを書いたり箸使えるようになったから。
だから、
君の苦痛や苦労は正直私には判らないし判るはずもないけど、
負けないで欲しい、としかいえない…偽善は嫌だから。
左手があるんだから、がんばってほしい。

7無名作家さん:2002/08/28(水) 18:08
がんばって…と言うと同時に
無理するなよとも言いたい。

8無名作家さん:2002/08/28(水) 18:44
いや「右手壊して左手でプロになった漫画家」の話を描こうと思ってたんだが、
実際こういうの見てしまうと安直に描けないな…と思った。

俺も左で練習したことくらいならあるんだが、ペン入れはほんと難しい。
筆圧操作のコツは頭では判ってるのに手がついてこくて、線が滲んで仕方ない。
でもペン使い始めた頃は右でもこうだったし何とかなると思う。

あと、さすがに枠線は直線要るよな…(俺も枠線以外はフリーハンド派だが)
定規に鉄亜鈴でも載せてボールペンか何かで?

9無名作家さん:2002/08/29(木) 00:07
デジコミツールを導入。
これなら、片手で充分。

10無名作家さん:2002/08/29(木) 18:04
>>9
ああ、確かにデジタルの方がしやすいかもね。
>>1も検討してみてわ?

11無名作家さん:2002/08/30(金) 01:26
僕は一年前幻覚が見えたり幻聴が聞こえたりする病気になって今も病院通いです
が最近また漫画を描くようになりました。まだ漫画が描ける嬉しさが僕をつない
でいます。1さんのほうがつらい状況にあるとは思いますが、お互いがんばり
ましょう。

12無名作家さん:2002/08/31(土) 13:10
>>1
無神経なこと言うと、その自分の経験をそのまま作品にしたらいいと思う。
今の苦しみや悲しみからも逃げないで、ゆっくり噛みしめて、
乗り越えて、そして作品として昇華したらいい。

13無名作家さん:2002/09/01(日) 01:19
>>1
ネタでしょ?

俺は目が見えなくなるほうが恐い。

14無名作家さん:2002/09/01(日) 01:21
・・・恐いな・・・

15無名作家さん:2002/09/01(日) 02:25
>>1
まあ、左手があるだけもうけもんだと思うよ。

俺も昔、高いトコから落ちて右手首骨折した。
比較的速く完治したけど、あん時ゃマジでひやっとしたよ……

16無名作家さん:2002/09/01(日) 02:34
知ってるマンガ家で右手が思うように動かなくなる病気にかかってるって人がいたんですが、
だんだん進行いていくらしいんですけど描き続けるとか言ってて、カコイイと思いますた。
会ってないし、今は何してるのか知らないけど頑張っててほしいなぁ。

17無名作家さん:2002/09/01(日) 17:15
>>1
僕の知り合いも右半身不随になりました。
ほんとにまっぷたつに半分はなにも機能しないそうです。
左手で自分で訓練していました。

>>12のいうとおり作品にしてみたらいいと思う。
恐らく作品を書いているうちに自分は今後どう生きるかが作品にでて
その作品はわれわれや描いている>>1さんをはげましてくれる名作になると思う。
過去というのはいくら無視していてもいつかは立ちはだかって
作品にしなければならない宿命にあると思う。

>>9のデジタルツールはいいと思う。
コミックスタジオしか知らなくてごめんね。
コミックスタジオはトーンはもちろん、集中線も
下書きからペン入れまでできる。

18無名作家さん:2002/09/03(火) 19:00
昔新聞で読んだんですが鵜飼U子さんという漫画家さんがいるのですが、
大病をなさってそのなかからサザエさんを読んで生きる気力を取り戻したそうです。
以前も書いていたんだけどまた描くようになって、漫画家になっておられます。
>>1さんもがんばってください。

ただ「あなたも大病をしたから漫画かけばいいんじゃないの」とか
「大病したからいいものがかけるんじゃないの」とかそういう意味ではないのです。

19無名作家さん:2002/09/04(水) 16:43
>13 ネタだと思いたいが・・・。

20無名作家さん:2002/09/23(月) 13:52
1の長文を左の手だけでタイプしたのを想像すると涙が出る...

21無名作家さん:2002/09/25(水) 02:37
ようするにネタなんだね。

22無名作家さん:2002/09/25(水) 14:00
ネタであることを願いつつ、マジレスしてますが、何か?

23無名作家さん:2002/09/26(木) 02:30
>>1さんは「五体不満足」なの?

24無名作家さん:2002/09/26(木) 15:00
私は癌です。時間がありません。
どんなに時間がかかったとしても
左手の訓練を頑張ってください。
時間がないのよりは余程ましです。

25無名作家さん:2002/09/26(木) 18:18
関係ないけど「がん」と「癌」って実は意味違うんだよ。
医学上では「がん」の中に「癌」と「肉腫」ってのがある。
国立がんセンターが平仮名なのもそのせい。

これ豆知識!

26無名作家さん:2002/09/26(木) 20:47
いや「癌」は普通に使われなくなったんでは?
見ると判るけど「癌」の文字は
「岩のように強固な治りにくい病気」って意味があるから。

27無名作家さん:2002/09/27(金) 01:02
先生が患者(私ですが)に見せるその場で書いた治療計画表などには
漢字で書いてあります。先生によるんだろうけど。
国立がんセンターの患者です。

28無名作家さん:2002/09/27(金) 15:19
障害者が主人公の漫画ってヒットするんですか???

車椅子の人がバスケやったり、知的障害者とイルカの交流とか…、
読みきりで盲導犬とその飼い主の話なんてのもあったかな。

みんなも描いたりしてるの???

29無名作家さん:2002/10/25(金) 16:28
水木しげる先生は重い文鎮で紙を押さえて描いてるそうです。

30無名作家さん:2002/10/26(土) 22:17
障害者の漫画家ってのは聞いた事無いなぁ。
>>1は普通にネタだと思ったが、真実なら現実に挫けず頑張って欲しい。
右手は死守とはよく言った物だな。
しかし左手でも描ける様になった絵は右手で描いた絵と変わりないのだろうか。

31無名作家さん:2002/10/27(日) 01:55
全盲のイラストレーターはいますが、さすがに漫画は無理だろうなぁ・・・。

>>30
だから水木しげる氏は片腕を失ってるんだってば。

32長文すまんこ:2002/11/14(木) 05:12
自分は腕がすぐ疲れちゃうタイプで
その都度もう片方の手に持ち替えて…
てなことを繰り返してた所為か両手違和感無く使えるよ
つぅか利き手どっちか解らん(ハサミだけは右だから右利き?
左使うと一々特別視する香具師がどこ行っても必ずいてウザイ
手なんかそんなに拘るこたないと思うんだけど
片方がどうやっても動かないってのは不便だよね…
例えば靴紐とかさ

以前テレビで右脳丸ごと手術で取り除いた女の子を見たけど
絵を描く時に使う右脳を失って尚色鮮やかで上手い鳥の絵が描けていたよ
人間って凄いね

>>30
同じ頭の中でイメージしたものを描き起こすだけだから
筆圧以外は変わり無いハズ
元の手と同程度に動かせればの話だけど

33無名作家さん:2002/11/19(火) 00:57
>>28
>障害者が主人公の漫画ってヒットするんですか???

そういうこと考える人は描かないほうがいいかと・・・
ちなみに俺は描かない。

34無名作家さん:2002/11/19(火) 21:12
>>28
ヒットとかそういうものではないでしょう。
山本おさむの「どんぐりの家」とか「はるかなる甲子園」とか
ああいったものを描くとその団体の方の支援に回ることになると思います。
よく新聞でとりあげられています。悪い意味でいっているのではなく
それはいいことなのですが、本人の人格を今後の描く作品を問われるものです。
なまはんかな気持ちで書くのはやめたほうがいいでしょう。
山本おさむさんは障害者の漫画を書いたものが代表作になっているようですが
そのまえは青春ストーリーをかいていました。井上さんはスラムダンクのほうが代表作になって
リアルのような障害者の漫画の印象は薄いです。
漫画というメディアをもって支援してくれるというのは普通に運動していたり
するよりもかなり効力があります。それをふまえて28さんは障害者を題材にすることを考えて欲しいです

ところで>>1さんはネタではないかと思っています。
わたしも重い病気にかかってしばらくは病気のことだって漫画のことだって投げて考えると
頭が痛くなってすごく遠いところにおいて考えないようにしていました。
1さんのような目に会ったかたは多分すぐにはそんな気分にはならないと思います。心も体も傷ついてしまっているからいやす時間が必要ではないかと。
自分がそうだったので。無神経な知人の言う「あんたも重い病気になったんだからなにか面白い漫画が描けるんじゃ
ないの?」といわれたときは正直腹が立ちました。自分がみせものになるようなかんじがしたからです。
自分の戻りたいと思った思いと他人に漫画を読ませる面白さがシンクロすればいいのですが
自分の思いばっかり漫画に出てしまうと難しいでしょう。普通の人よりも技術よりも心に負担ができてしまったわけです。

一度去った場所にカムバックするには想像もできないほどの努力と気力がいります。
でも1さんがネタでなければいいと思っています
頑張ってください

35無名作家さん:2002/11/20(水) 01:23
>>34
>「あんたも重い病気になったんだからなにか面白い漫画が描けるんじゃないの?」
こ・・・これ酷すぎるね・・・。無神経にも程があるよ。

36無名作家さん:2002/11/20(水) 04:50
話ずれて(&スレ違い)スミマセン。
家族が今危篤状態が続いてていつ息絶えるかどうかでただひたすら
見守ってます。最後は自宅で皆で看とろうという事で静かにその時を待つ
ような状態。いなくなってしまう事を考えると涙は止まらないのになのに
こんな時でも悲しいかな投稿時代が長いせいかこの体験を投稿作のネタに
できるかななど考えてしまってる自分がもの凄い虚しい。(流石にネーム等は
できない状態だけど)死や介護など自分にはとても描写しきれるものじゃないし
自分が投稿してるジャンルには好ましくない題材。

それでも自分の中に今在るものを表現しなきゃ気がすまない。
別にお涙ちょうだい漫画を描きたい訳ではなく自分の悲しい体験とかを形は
違っても少しでも取り入れて漫画で表現する事で自分の今のやりきれない気持ち
とかを消化&発散していくんだろうなと悟った。自分の中での「漫画」という
ものがどういう役割というか存在なのか少しわかった気がしました。

37無名作家さん:2002/11/20(水) 11:00
>>36
漫画を長く描いてると、すべてが漫画と結びついてしまうんですよね。
私も知人が亡くなった時に同じような事を考えてしまい申し訳なく思いました。

全てが漫画に繋がってしまうのが、漫画描きなんだと思います。

38無名作家さん:2002/11/22(金) 19:35
漫画に描いて、彼の生きた証を残す。
漫画描きに出来ることはそれだけでしょう。

3936:2002/11/23(土) 07:50
再びスレ違い失礼します。(&勝手に報告させて頂きます)
無事最後を看とることができました(T△T)この今の心境と経験を
いい意味で作品にいかしていけるような作家になろうと心底思いました。
頑張ります。

40無名作家さん:2002/11/23(土) 18:36
頑張ってください。

41無名作家さん:2002/11/23(土) 19:50
>>36さん頑張ってください
わたしはおばが死んだときは葬式の菊の並べ方など参考になるかなあと他人事のようにみてましたが
自分の父親が死んだときはさすがに右も左もみていられなくてなにも覚えていません。
息を引き取る瞬間まで残された家族ってつらいんですよね。わかります。
今日か明日お葬式だと思いますが、お子さんや奥さんが葬式では主人公になるので
あまり漫画を描くために周囲を見回せないかもです。
家族の葬式だけはなにも取材とか雰囲気とか漫画に描こうとか忘れて考えないで見送ってあげたいですね。
その悲しさを漫画としての作品に昇華するためにぶつけてください。
文学もきっとそんなところにあって、それが人を感動させるものになると思う。。。
36さん、3年はつらいでしょうが、がんばってください。
わたしは父にいいかげんに漫画を描くのをやめろとさんざんいわれて死んだのでもうやめようと
思いましたが、恋人でもいれば支えてくれるものがあったかもしれませんが
絵をかいたり漫画を描いたりすることがわたしを支えてくれました。
36さん頑張ってください

42無名作家さん:2002/11/24(日) 00:10
>>36
私は祖父の葬儀の日、周りの人が祖父の思い出話をしている所を見て
みんなに愛されていたんだなぁと思いました。
私はいつか祖父をモデルにした話を描こうと思っています。
亡くなって辛かった事もお葬式の事も幸せだった頃の事もお話にしたいです。
こういう体験や心情を漫画にするのは悪い事じゃないと思います。

頑張って下さい。
ご家族のご冥福を心から祈っています。

4336:2002/11/24(日) 02:49
>40-42
温かいレス有り難うございました ・゜・(ノД`)・゜・。
読んでて思わず涙が出ました。皆さんも似たような経験や葛藤を
されていたんだなと思うととても励みになりました。
>41
>右も左もみていられなくて
>漫画に描こうとか忘れて考えないで見送ってあげたいですね
はい、もう涙をこらえるので必死で考える余裕は皆無でした。
>3年はつらいでしょうが
>漫画を描いたりすることがわたしを支えてくれました
そうですね。私も少なくとも3年は 思い出しては涙な日々 になりそう
なので多分今後の支えは漫画制作になると思います。
>42
>みんなに愛されていた
>祖父をモデルにした話を描こうと
そんなおじいさんのお話いつか読んでみたいです。
42さんも頑張って下さい。

46無名作家さん:2012/09/01(土) 01:47:04
ヘルツマン・ホッフェの法則


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