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プチ住民(゚ε゚)キニシナイ!!

75第162局補完:2003/04/27(日) 02:23
「知らないよ。知らない、キミなんか。
いっつも自分の気の向いた時だけ近寄ってきて、そのくせちょっとでも気に食わない事があると、
怒って、ひとを置いたまんま一人で行ってしまうくせに。
馬鹿にするな。
いっつも気まぐれに、気の向いた時だけやってくるキミを、いつもボクが待ってるなんて思うな。」
そう言い捨ててアキラは階段を降りていこうとした。
「塔矢!」
「触るなって言って、あっ!」
伸ばされた手を振り払おうとしてバランスを崩し、階段を踏み外しそうになったアキラを、ヒカルは
慌ててもう一度腕を掴んで引き止めた。
アキラは階段を振り返り、そしてほっと息をつく。それから顔をあげたところを、ヒカルはぐっと引き
寄せた。その腕を振り払おうとしたアキラに、ヒカルは言う。
「暴れるなよ、また落ちるぜ。」
そのまま抱き寄せられて、カッとしてアキラはヒカルを睨み付けた。
ヒカルの方が一段上に立っているために、普段だったら若干見下ろすはずの相手に見下ろされてる
のが余計に腹立たしい。
「ごめん、塔矢。」
真面目な顔で謝られると、言い返すことができない。悔しくて唇を噛んでヒカルを見上げた。
「でも、でもオレは信じてるから。
いつでも塔矢は待ってくれてるって。いつも、今までも、これからも。」
「ふっ、ふざけるなっ…!よくもそんな、図々しい。誰が、キミなんかいつまでも待ってるものか……!」


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