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プチ住民(゚ε゚)キニシナイ!!

424戻り花火 ◆pGG800glzo:2008/08/12(火) 00:01:47
(96)
しばらくの間、アキラは何が起こったのか理解していないようだった。
たった今耳に届いた音を怪しむかのように瞼を薄く開き、曖昧に視線を彷徨わせる。
だがその表情はまだ現と夢の間を漂い、ヒカルと繋がったままの部分は、
中断された刺激を求めてきつくヒクついている。
「・・・どーした?」
殊更に優しい声で囁きながら、腰を前後に軽く揺さぶって中を擦ってやると、
アキラは再び喘ぎの形に唇を開いて、ヒカルの背骨の上でしっかりと脚を組み直し、
揺すられる動きに腰を合わせ始めた。
――数十秒後、ふと部屋の片隅に投げられた視線が、あるものを捉えてしまうまでは。

快楽の熱でとろとろに蕩けていたアキラの表情が瞬時に凍りつく。
視線の先には倒れた日本酒の壜。
さっきまできちんと立っていたはずのそれが卓袱台の上に横たわっているということは、
先程響いたあの不吉な音が、夢や幻聴などではなく現実だったことを示している。
そしてそのような音が室内に響き渡ったことによる当然の結果として、
倒れた壜の向こうに――
驚愕と衝撃に見開かれた二つの目があった。
「・・・進藤・・・、・・・・・・とう・・・や・・・・・・?」

ひゅ、と息を吸い込む音がよじれた。
注がれる視線から逃れようとしてなのか反射的に翳されたアキラの両手を畳の上に押さえ込み、
自由を奪う。
アキラは喘ぎながら顔を背けた。その耳に唇を近づけ、目線はもう一人の男に送りながら囁く。
「・・・塔矢ァ、どーした?おまえギャラリーには強いほうだったじゃん。
あいつオレたちのこと、穴の空くほど見てるぜ。ちゃんと見せてやれよ。オマエの一番イイ顔を」
言うなり、細い顎を掴んで無理やり彼のほうを向かせ、もう片方の腕でアキラの腰を抱え上げる。
深々と繋がった結合部を見せつけるように。
「オラッ塔矢、しっかりしろよ!さっきみたいにヤラシク、腰振ってみせろ!――社の前で!!」
「あっ、ああっ、しんど、進藤、やめっ・・・あ、やァッ、あぁぁぁあッ!!」
今までにないほど激しい動きでアキラの奥を突き、次第にその間隔を小刻みに詰めてゆき、
やがてアキラの体が大きく弓なりに反った瞬間、ヒカルはアキラの最奥めがけて欲望を打ち放った。


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