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プチ住民(゚ε゚)キニシナイ!!

423戻り花火 ◆pGG800glzo:2008/08/12(火) 00:00:37
(95)
「――はぁっ、はぁっ・・・進藤・・・進藤・・・っ!」
悲鳴交じりの荒い息で自分の名を連呼するアキラに、嗜虐に似た興奮を覚える。
今この時にアキラが見せる表情のどんな小さな瞬間も見逃さないよう、目を凝らしながら、
ヒカルはアキラの奥に向かって腰を打ちつけ続けた。
十分に慣らす時間がなかったため潤いの足りなかった内部は、当初、締めつけが強いばかりで
動くと痛いぐらいだったが、やがてヒカル自身の先端から滲み出るものの働きにより、
無味乾燥な摩擦感は脳髄を蕩かす快感に変わった。
「っ・・・、塔矢・・・」
「進藤・・・しんどう・・・っ!」
うわ言のように自分の名を呼ぶアキラを体の下で揺すぶりながら、
一瞬、何もかもを許してやってもいいような気分になった。
たとえどんなすれ違いがあったにせよ、たった今、自分とアキラはこんなにも一つだというのに、
他の人間が間に入り込む余地などあるだろうか。
自分はもしかすると、ありもしない危機に怯えていただけなのではないか。
熱に浮かされたようなアキラの表情、いつも端然と結ばれているその唇は
絶え間なく洩れる熱い吐息のため乾き切って、すんなり伸びた脚は貪欲にヒカルの腰にしがみつき、
結合部からはぬちゃぬちゃと粘着質な音が弾けている。
こんな淫らな顔をアキラが見せるのはこの世に自分一人で、
こんな淫らな音をアキラが聞かせるのもこの世に自分一人で、
それだけでもう何も不満に感じる理由などないのではないだろうか。

だが、予期せぬ出来事が起きた。
部屋の隅に寝かされていた社が寝返りを打ち、呟いたのだ。
「ん・・・うぅん・・・・・・とーや・・・・・・」
「・・・・・・!」
その瞬間アキラの表情に起こった変化は、ヒカルの網膜に痛みと共に焼きついた。
それまで一心にヒカルを見つめていた両の目がゆっくりと閉じてゆき、眉と口とが切なげに歪む。
それに伴い、ヒカルを締めつける内部の収縮は一層激しくなり、ぴくぴくと忙しない痙攣を始めた。
「・・・あ・・・あっ・・・うぅっ・・・!」
――ふざけんなよ。オレを見もしねェまま、勝手にイきそうになってんじゃねェよ。
絶頂へ向けてアキラが昇りつめようとした矢先、
ゴトリと大きな音が響いた。


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