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プチ住民(゚ε゚)キニシナイ!!

422戻り花火 ◆pGG800glzo:2008/08/11(月) 23:58:59
(94)
どのような状況下であれ、一度でも劣情の炎に灼かれたことのある身体に再び火を点すのは
困難なことではない。
下のほうに燻っている燠火をくすぐって燃え立たせてやれば良いのだ。
ヒカルの巧みな誘導によって、アキラの燠火もすぐ燃え上がった。
「――塔矢オマエ、いつもより感度いいんじゃねェ?興奮してんだろ」
「そ、そんなことっ、・・・んっ・・・っはぁ・・・はぁ・・・っ!」
「ンなこと言って、息上がってるじゃん。誰も信じねェぜ?オマエのこんな姿見たらさ」
「ふぅっ・・・!あ、はぁっ・・・・・・!」
部屋の片隅に共通の友人を寝かせたまま、声を殺しての遣り取り。
アキラの衣類をずらして乳首から膝までを大きく露出させながら、ヒカルもまた、
一種非日常の興奮が自らの神経を鋭く尖らせていることに気づかないわけにはいかなかった。
普段なら気に留めることもない衣擦れの音や、アキラの髪先が畳の表面をかする音。
喉から胸にかけて薄い皮膚の下にはっきり読み取れる鼓動と、熱く潤んだ表情。
何もかもがまるで普段のセックスを十倍にも凝縮したように、濃密で、鮮やかで、淫猥だった。

「進藤・・・っ、早く・・・ッ」
ろくに湿らせてもいない指で内部を穿たれる異物感に眉を顰めながら、
アキラがヒカルのTシャツの腹の部分を引っ張り、ハーフパンツの紐をほどこうとする。
紐を押さえ、ヒカルは苦笑した。
「おい、もうかよ。まだちょっと早いんじゃねェか?」
「の、のんびり・・・しているわけにも、いかない・・・だろうっ。こんな状況、で・・・」
確かに・・・。
時に高く時に低く、鼾を立てて眠りこけている社のほうにヒカルはちらりと目を遣った。
ついさっきアキラに想いを打ち明け、受け入れられた――ヒカルはその場面を確と目撃した
わけではないけれども、あの様子では恐らくそういうことなのだろう――幸せな友人。
彼にこの状況を気づかれないためには、彼が目を覚まさぬうちに事を済ませることが肝要だ。
ヒカルはにやりと笑みを浮かべた。
「――いいぜ、塔矢。今すぐ挿れてやるよ」
アキラはほっとした表情で、膝下辺りに蟠っていた衣類をもどかしげに自ら脱ぎ捨て、
自由になった長い脚をヒカルの腰に絡みつけてきた。


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