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プチ住民(゚ε゚)キニシナイ!!
410
:
肉棒だらけの打ち上げ大会
◆RA.QypifAg
:2008/03/30(日) 20:58:29
(31)
「ボクには、碁しかないよ」
いつのまにかヒカルは、ポテトチップスもどこからか持ってきたらしく、バリボリと頬張りながら言う。
「まあ、オマエらしいっちゃらしいけど……オマエ、最高につまんねえ奴」
「つっ、つまらないとは、どういう意味だ」
「何でもかんでも固く考えるな、軽くでいいだよ。そんなんで、よく頭疲れねえなあ」
「ほっといてくれ、これはボクの性分なんだっ」
「あー、はいはい。オマエは囲碁が一番なんだよな。分かった、分かったよ。
……もしも……、もしものことだからな。
もしオマエが女と付き合うことになったら、絶対速攻フラれるタイプだな確実に」
口をモゴモゴしながら、アキラにポテトチップの袋を差し出すヒカル。
ポテトチップスを一枚だけ摘まみながら、アキラは軽くヒカルを睨みつける。
「ボクは今、キミしかいないから、そのようなことは無いだろうが……、なぜそうまで断言できるんだ」
「だって、女が喜びそうなデートコースとか組めるのか?
囲碁しか頭に無いオマエがっ。自分の興味無いことは、一切頭に入らない単細胞のオマエがっ。
相手が喜びそうな所を連れて行ったりするようなこと、オマエ苦手だろ」
「うっ……、そっ、それは……。でも、努力すれば…」
ややどもりながら、ポテトチップを口に入れるアキラ。
そんなアキラを眺めながら、ふとヒカルの頭によぎった図。
↓
デートぴあに付箋をつけながらデートスポットをチェックし、眉間に大皺を寄せて目を血走りながら頭を悩ま
せるおかっぱの姿。それも、自分の部屋である和室畳上にて正座ポーズ。
またネットでもデートスポットを探して、情報の渦に迷いに迷いて頭が混乱。
未知の世界に頭爆発寸前、ショートしてくすぶり、頭から煙がプスプス上っているおかっぱ。
いつのまにか日が暮れて、部屋が暗くなってもそれに気付かず、暗闇でブツブツ独り言を繰り返すおかっぱ。
―――全然、似合わねえ。つうか、見たくもねえ不気味すぎるっ!
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