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プチ住民(゚ε゚)キニシナイ!!

363裏失楽園:2005/01/26(水) 19:57:54
「別に対局で負けても、オマエに噛み付かれたことを言い訳になんかしないぜ、オレは」
「そんなこと……!」
 ボクは悪戯を続ける彼の手首を両手で掴み、縋りついた。
 言い訳にされるとかそんなことではなく、ただボクは彼を傷つけたくないのだ。
「傷つけられるはず、ない」
「詭弁もいいとこだな」
 皮肉げに歪んだ笑みを貼り付けた、彼の端正な顔を見た。
「オレの愛情を疑った罰、進藤と寝た罰。オレを捨てようとした罰……どれもこれも酷
い裏切りだ。オレのプライドも、心すらもうボロボロだ」
 あれほど優しく微笑むことのできた緒方さんを、こんな風に笑わせているのはボクだ。
 指先は傷つけられなくても、ボクが彼を、彼の心をここまで傷つけたのだ。
 一番敏感なところを狙ったように爪で弾かれて、咄嗟に膝を閉じる。
 反射的にやってしまったことだったが、緒方さんはわざと曲解した。ボクが彼の手を
膝で拘束してまで離したくないのだという風に。
「…そんなに締め付けなくても、まだ止めるつもりはない」
 膝を開くのも奥まで誘っているようで躊躇われ、閉じるのも誘っているように受け取
られてしまう。どう足掻いてもボクは彼の手の上で踊らされているに過ぎなかった。
 彼の四本の指が下から上へ撫で上げていき、丸みから溢れる体液を塗りこめながら降
りて行く。
 袋の周りを掠め、今度は――彼のものを何度も受け容れたところまで。


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