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プチ住民(゚ε゚)キニシナイ!!

313卒業(6) </b><font color=#FF0000>(b71tdwpI)</font><b>:2004/03/19(金) 00:08
なぜこんな事に?
やはり、そうなのか?
あんな言葉を簡単に信じたほうが甘かったのか?
彼らはまだあの事を忘れてはいないのか。
2年も前の事なのに。
いや、忘れていないからこその今の対局なのだ。

「最後に一度、おまえに相手して欲しいんだ。今日でオレ達は海王中を卒業だから。」
今日でこの校舎を去る三年生にそう言われて、どうして断る事ができただろう。
それがあの因縁の部屋だったとしても、いや、だからこそやり直したいのだという言葉を、
信じたボクが間違っていたのか?
互い戦を、というのは無謀だと思ったけれど、最後という彼らに無理に置き碁をしても仕方が無いと
思ったし、形の上では互い戦だとしても指導碁の意識で打てばいい、そう思っていた。
きれいに片付けられた狭い部屋はあの時とは全く違って見えて、ボクの警戒心は却って彼らに申し
訳ないような思いを抱かせた。
最初に手渡された缶コーヒー。滅多に飲んだ事がなかったから、妙な苦味もこういうものなのだと
思うことにして飲み下した。
あの中に、何か薬物でも投じられていたのか?
でなければ、この身体の変調は理由がつけられない。
でも、何のために?
ボクを、リンチにでもかけようと言うのなら、単に身体の自由を奪えばいい。
それなのに、敏感になりすぎた皮膚の感覚や、身体の熱さは別のものを訴えているような気がする。
何故?何のために?
一体何の目的で?


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