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プチ住民(゚ε゚)キニシナイ!!

228tomorrow(6) </b><font color=#FF0000>(b71tdwpI)</font><b>:2003/10/04(土) 00:31
時を告げる古い柱時計の音が廊下で響いている。
目覚し時計の秒針が正確に時間を刻んでいる。
そしてそんなものよりもずっと早く、激しく時を刻んでいる音が、ボクの身体に直接響いてくる。
ああ、それならボクのこの胸の響きも同じようにキミの身体に響いているのか?
これがボクの心臓の音。
これがキミの鼓動の響き。
ボク達が確かに生きていて、そして今ここに在ることの証。

これが何かはわからない。
わかっているのはただ一つ、いまここにキミがいるという事、それだけ。

固く抱き合ったまま、しばらくボクは息をすることさえ忘れていて、頭がくらくらしてきて始めてそのこと
に気付いて、ほうっと大きく息をつくと、ボクを抱いていた進藤の手が、ぴくっと動いた。
彼の手はボクの背からボクの肩へと動き、肩を押さえたままゆっくりと離れていく。
空いてしまった隙間を埋めたくてボクが顔を上げると、目の前には進藤の顔があって、彼は呆然とした
ような目でボクを見ている。二、三瞬きをしながらも彼の目はボクを見つめていて、ボクの肩を掴む手に
ぐっと力が篭って、びくりと今度はボクが身を震わせると、それを合図のように彼はゆっくりと目を伏せ
ながらボクに近づき、ほんの一瞬、唇が触れ合って、はっと離れていった。
その一瞬の接触に、まるで雷に打たれたように、ボクの全身を電流が走り、衝撃に目を見開くと、目の
前にはまた、同じように大きく目を見開いているキミがいた。


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