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プチ住民(゚ε゚)キニシナイ!!

225tomorrow(3)</b><font color=#FF0000>(b71tdwpI)</font><b>:2003/09/25(木) 00:51
あの、激烈な戦いの後、空虚な疲労感を抱えながら、だからこそ余計に美しく見えた、新緑と初夏
の光に溢れた中庭で、空を見上げて、キミは何を思っていた?
誰を、思っていた?
ボクはキミを見ながら、戦いの前の、そして破れた後の、キミの言葉と、それを受けて言った揚海
さんの言葉を、ずっと心の中で反芻していた。
遠い過去と、遠い未来をつなぐため。
キミが見ている、遠い未来の先にいるのは、誰だ?
そう問い詰めたい気持ちを抱えながら、全てを吹っ切ったように空を見るキミに、ボクはもしかしたら
見蕩れていたのかもしれない。
一体キミは、ボクの知らないどれだけの顔を持っているのだろう。
人目をはばからずに泣いていたキミと、物思うように空を見上げる横顔と、そしてさっきの、頬を紅潮
させ荒い息をつきながら、真っ直ぐにボクを見ていた、キミ。
なぜだろう。
キミが、キミだけがボクを混乱させる。
キミの存在だけが、いつもボクを何だか訳のわからない感情の渦に突き落とす。
いつもキミに対していて抱いていた「知りたい」という欲求が、どこに向かってしまっているのか、
ボクにはもう、わからない。
そして今このとき、キミはなぜ、ここにいる?
何のために、何を言うために、ここに来た?
そうだろう?何か、ボクに言うことがあったんだろう?
キミはずっと何かを言いたそうな顔をしていて、でも言い出せない、そんな感じだったから。
顔を見ていては言えないことでも、闇に紛れてしまえば言いやすくなるかもしれない。
一緒に寝ないかといったのは、それだけの理由だった。


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