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プチ避難所
1354
:
CC
◆RA.QypifAg
:2014/06/28(土) 17:54:41
盤上の月4〜最終章〜(29)
「もしもし塔矢ですが」
相手は無言で何も言ってこない。
―――いたずら電話か。
アキラは受話器を置こうとした。が、ディスプレイに表示されている相手側の電話番号は見覚えのある数字だった。
―――忘れるはずもない、これは進藤の携帯番号の数字……
受話器を置こうとしたのを慌てて止めて、再度持ち直した。
「………進藤か……」
「……ああ、そうだよオレだよ塔矢。よくオレだと分かったな」
「キミの携帯番号が電話のディスプレイに表示したから。キミだとすぐ分かったよ。よくボクの家の電話番号が分
かったね。」
ヒカルがアキラへ電話をするのは、別れて以来だった。
「だってオマエの携帯番号変わっているし、どうやって連絡取れるか考えて困ったんだぜ。それで仕方なく
緒方先生に教えてもらったんだ。」
「そうだったのか。でもよく緒方さん、キミへボクの電話番号教えたね。」
「うん、オレもそれ意外だった。何か考え込んでいたみたいだけど、教えてくれたんだ。まあちょっと、オ
マエとどうしても話がしたくてな……」
「何だ、話って」
「今日オレ、幼馴染と話す機会があって、そいつが塔矢と会ったっていうから」
「ああ、藤崎さんだろ」
「……本当に会ったんだ、あかりと……」
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