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エロゲマ熱望〜兄妹・姉弟的萌話@葱板Part28
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夕方から曇り空だったのが、夜になって雨が降り出しました。
しばらくぼーっと見てましたが、ふと思いついて
俺「ドライブいこっか?」
妹「・・・(こくん)」
もちろん雨の日にZ3なんぞ出しません。
Z3にももちろんちゃんと幌はあるんですが、オープンカーとはもともと雨の中を走るための車では
ありません。幌は「走ってるときに雨が降ってきた場合」のものであって、雨でも乗れるからといって
乗っていいものではないのです。急須でも紅茶は入れられますが、だからといって入れていいもの
ではないように、それは無粋と言うものです。
というわけで母親の車を借りようとすると、
妹「はい」(Z3のキーを取ってきて差し出す)
・・・・・・・しかしオープンカー乗りとは自由な心の持ち主であるべきです!
クローズドの方が絶対快適なのにあえて屋根なしを選択する、そういう固定観念に捕らわれない心
こそが大事なのです。「オープンだから幌は出来るだけ付けない」、これもひとつの固定観念であり、
オープン乗りたるものがそんなものに捕らわれてはいけません。
雨の日に幌を付けて乗る、それもひとつの柔軟な心のあり方ではないですか。
というわけでZ3で出かけました(w
まあドライブといってもそこら辺をぐるっと大きく回るだけですが。郊外のコンビニの駐車場に車止め
て、2人で車内で缶コーヒー飲んだり。
雨が幌を叩くパラパラという音を聞きながら、2人で無言でコーヒー飲んでると、なんか回りと切り離
された別空間にいるみたいな、妙に落ち着くというか、不思議な気持ちになるもんですね。
結局お互いに終始無言で、1時間ほど走って家に帰りつく頃には、妹は助手席で眠り込んでました。
俺「着いたぞー」
妹「・・・・んー」(指先で目をぐしぐし)
何とはなしに妹と手をつないで(というか妹の手を引いて)家に戻りながら、ちょっと昔へ戻ったような
気分になった夜でした。
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