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エロゲマ熱望〜兄妹・姉弟的萌話@葱板Part28
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>>1 お疲れさまです。
さて。
さきほど、スーパーに買い物にいって帰ってきたときのこと。
部屋について、しばらく無言でため息をつくその子ちゃん。
その子「かまきりが…」
僕 「あれ、踏まれましたね」
マンションの踊り場で小指ほどのかまきりが横になって
いたのを見たのです。ちょっとつつくとまだ動きました。
お腹の中身がお尻から飛び出て、痛々しい。
その子「夏寒かったからあんな小さいのでしょうか。
あれで雌だったらかわいそう」
僕 「雄のほうがちいさいもんね」
その子「うん。…埋めてきましょうか」
僕 「心残りになりそうだったら、そうしたらいいと思うけれど。
あまりこだわり過ぎて、取り憑かれないように」
踊り場へ出て、かまきりを拾います。
まだカマを振り回す力は残っていますが、その他の足は動きません。
その子「こいつ動く。土の上だと」
僕 「死ぬまでに腐るかもね。死んだら蟻が食べるだろうけど」
その子「それはそれでいいんですけど、死ぬ前に腐るのは
かわいそうかな」
エレベーターを降り、住民がつくっている花畑のあたりをうろうろします。
その子「花壇だと、ゴミにされちゃいますね。エサが飛んでくるような
お花のところがいいんですが」
結局、地面から一輪だけ咲いている月見草の根元に置きました。
なにか、はっとしたようにその子さんはかまきりを見つめています。
僕 「あ…、クモの巣じゃないですね。カマ上がってるけど」
その子「そうですよね」
かまきりがカマを構えたままだったので、
なにかに引っかかっているように見えたのでした。
その子さんはかまきりのそばで指を2,3回振り、なにも無いことを
確認しました。部屋に戻ります。
その子「あれはあれで、あれ以上はどうなってもしょうがない」
僕 「人に踏まれたってのがね、ちょっと」
その子「取り憑かれないようにする〜」
いきなり、控えめに首に抱きついてきます。
その子「あったしが目を覚ますように。虫に心奪われないで。
ちょっと云って。○○その子は兄呼さんの物です」
僕 「まあ、ねえ」
その子「ちょい違った。○○その子は兄呼さんのものか?」
僕 「言霊に頼られても嬉しくないですが」
その子「虫除けなんですが。…ひとりごとじゃだめなの」
僕 「○○その子は兄呼のものである」
その子「そうです。じゃなかった」
その子ちゃんは同じ言葉を繰り返し唱えます。
僕 「それって名字変わったら無効になるのでは…」
言い切らないうちに微妙なことを云っているのに気が付きました。
その子「名字? 変わってもいいよ。変わる? 変わるよ〜」
僕 「まあ、未来が嬉しそうってのはいいことだ」
その子「ごはん作りますね。あーくんは座っててね」
「兄呼さん、小さいときはなんて呼ばれてましたか」
「…あーくん」
それ以降、たまにあーくんと呼ばれます。
「その子ちゃんは?」
「その子」
うーん、その子って呼び捨てにもできないし、
なんだかずるいような気がします。
「ずるいずるい」と、僕の体調を気遣い、ひとりで食事の支度をする
背中につぶやいてみました。まあ、感謝。
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