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小人の手紙

9NEW2:2014/12/31(水) 20:30:00 ID:7LJnTBfM
>>8
「そっちから読んで、じゃない呼んでおいてなんで出てこないんだ。」
政美の家を訪ねた晃久は玄関チャイムを何度も鳴らしても
でで出てでではなく出て来ない彼女に苛立ちを感じていた。
「なんだ。鍵もかけてないのか。まあいい。」
 政美の身に起きた異変など知るはずもない晃久は玄関を開け、
彼女の部屋へ向かう。
「全く無用心だな。誰もいないのか。仕方ない。ここで待つか。」
 政美の部屋に入った晃久は 部屋の椅子に腰掛けた。
その時、小さな彼女の声を聞いた。


「うわー思わず大声出しちゃったけど、どうしよう。」
 自分にとって巨人のような晃久が巨大な椅子に腰掛けている。
知らせるべきか、逃げるべきか、
だがこの手紙を巨大な彼に渡さない限り元に戻れる見込みはないようだ。
だがどうやって、自分だって洋史があんな手紙を持っていてるとは思っていなかった。
手紙を渡す前に彼に気づかず潰されてしまう可能性もある。
そう考えるとなんだか恐ろしくなった。


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