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言いたい事なんてこれっぽっちもありゃしない

278262◆550MyoMo:2005/02/06(日) 11:30:38
(21/April/'99)夜に花ひらけ!ポンキッキ
「こんにちわ、前田愛です。きょうはフジTVの人気番組「ポンキッキーズ」のスタジオに取材にきました。ガチャピンさん、ムックさん、こんにちわー」
「(声をそろえて)こんにちわー」
「とつぜんですけど、ガチャピンさんは、去年の8月、ロシアの宇宙船にのって、宇宙までいったんですよね。えーと、ソユーズだか、ミールだか?コルホーズだか、ゴンチャロフだか?」
「愛ちゃん、きみはかわいいけど、少しロシア語学んだ方がいいよ。コルホーズは集団農場で、ゴンチャロフは洋菓子メーカーです」
「おさえてガチャピン。こどものいうことだから」
「うんざりさ、ムック。つぎにくる台詞は決まっているんだ。<どうして、ガチャピンさんは、宇宙にいったのですか?>さ。はん!ヌイグルミが宇宙にいったら不自然かい? 訊ねずにはいられない椿事かい?」
「わたし、何も」
「ききたいなら教えてやるさ。もちろん商業主義さ。フジサンケイの盛名を全宇宙に轟かさずにはいられない、資本主義のかなしい性さ。けれどもね、これには一抹のロマンティシズムがあるのさ。
そもそも「ひらけポンキッキ」を企画製作したのは日本テレワークという会社なのだけど、そこの社長は野田昌宏といって、SFマニアで飛行機キチガイで、じつは吉田茂の甥っ子。ガチャピン、ムックのデザインだって、泣く子もだまるスタジオぬえの加藤直之、というSFマインドあふれる番組が、じつはポンキッキなのさ。
野田(昌宏)宇宙大元帥著「実録 日本テレワーク物語あけましておめでとう計画」(ハヤカワ文庫JA)というSF短編集を読むと、なんとガチャピンは地球征服をねらうドジで愛すべき宇宙人という設定で、日本テレワークの陰謀に引っかかりUFOを壊され、故郷に帰れなくなってしまう。そこでガチャピンがスペースシャトルをのっとろうとしたり、「ゆく年くる年」を電波ジャックしたり、という世にも楽しい大騒ぎの連続が本書なのさ。
これの存在も知らず、いや、そもそもガチャピンに象徴される日本SFファンの切ない心を知らず、むやみに小生の宇宙旅行を誹謗中傷するやからはゆるせない。こら、娘、おまえも一味か。小生を非難軽蔑する悪党の眷族か。地上にしばられ、なお天空を夢見ることをやめぬ本邦SFファンの赤子のように純粋な心を踏みにじる大人はわかってくれないか。敵か。ならば成敗してくれる」
「や、やめてください」
「いや、やめぬぞ。こら、娘。ガメラ3部作があたったからって、調子にのると」
「ガチャピン、顔はまずいよ、顔を殴ったらまずい」
「かまわないから、ムック。なんとか黙らせて」
「きゃあ」
「ぼ、ぼくはかえるよ、ガチャピン。吐きそうだ」
「腰抜けのホモが。帰れ。さあ娘。おいちゃんと、ひとつ夜のロマン飛行としゃれこもう」

今回は犬畜生にも劣るざんす。

http://www.ops.dti.ne.jp/~hankoya/dialy99-4.htm


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