なろう見てもらえない作家集合

136：名無しさん：2017/04/24(月) 00:05:23 ID:fL8G49ck: >>134
４話くらいまで読んだけど、別に悪いとか思わないです。
あえていうなら、文頭は空白入れた方が良いとは思いますが、そのくらい。
というか、むしろ続きが気になったのでさらに読むかも。

ブクマや評価、感想もけっこうついているし、そんなに悲観するようなことはないと思う。
いや、そりゃあ、月間ランキング１０位に入りたいとかいうなら、もっと色々やるべき事はあるのでしょうが、『普通に面白い異世界転移物』と感じましたよ。

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一応、さらなる改善点として思いつくこと。

１．目次ページのあらすじでもっとどういう話なのかわかるように。
　……正直、目次ページのあらすじが、全部併せて『異世界転移タグ』だけで伝わる内容がほとんどなのはもったいないと思う。
　読者があらすじで『転移した後』どんな面白さをこの作品が提示してくれることかです。転移するということじたいはタグだけでわかるのですから。
　転移した後の物語が、『内政』なのか『冒険』なのか『サスペンス』なのか『ほのぼの日常』なのか、そして物語のウリはなんなのかを書いた方が、読者は食いつくと思います。

２．できれば一話、そうでなくても二話ごとに『序破急』が欲しい。
　たぶん、『なろうではウケない』と感じられる方の最大の理由はこれだと思います。
　別に、完全な意味で一話で独立する必要はありませんが、更新した話を読むたびに、『あ、今日はこんなお話が楽しめた。次はどんな話なんだろう？』っておもえるような形にする方が望ましいです。

　なろうの上位作品では『物語全体としての序破急』を『章としての序破急』で構成し、さらに『章としての序破急』を『１話のなかでの序破急』で構成しています。
　たまに文字数が多くなってしまう場合は前後編にわけるなどもありますが、基本はこれ。

　もう少し分かりやすく言うと、朝ドラ。
　朝ドラは１日分の１５分（ＯＰ込み）である程度の序破急を描き、１週間（５話）でもう少し大きい序破急を描き、半年で物語り全体としての序破急を成立させています。

　文庫本と違って、読者は更新されるたびに読むわけで、そういった読者を捕まえ続けるためにはこのような構成にするしかありません。
　完結してから読む人もいますが、まずは連載中に読んでもらわないとだめ。
　要するに、朝ドラなら２週目の３話だけを初めて見ても『あ、面白い』って思わせるわけです。
　なろうの連載でも『最新話だけを読んでも面白い』くらいの勢いで書くべきです。
　そのためには物語の背景部分はわからなくても、１話のなかでなんとなく序破急がある程度は必要。

　ひるがえって、この作品は１話のなかで序破急がはっきりせず、序がずーっと何話もつづいている印象。
　もちろん、物語全体として序であるのは当たり前ですが、１話の中でなんらかの急がないと連載は厳しいです。

　言い方を変えると、『１話ごとに毎日更新』が基本のＷｅｂ小説なのに、物語の構成が『本一冊まとめてよむ』書き方になってしまっています。
　文庫本であれば、全体として序破急があればなんとかなることもあるのですが、なろうでは１話だけで満足させてやると常に思うくらいの気持ちがあった方が良いかも知れません。

※序破急っていうのは、起承転結と同じような物。おおむね序破＝起で、転が急で、結が急。
　なろうでは起承をわける余裕がないので、序破急と書いておきます。

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……と、まあ書いてみましたが、これは僕の作品にも天から唾がかかってきそうな、理想論です。
実際のところはこれが巧く書けるなら書籍化依頼がくるだろうっていうレベルの話です。

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