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『そうして彼女は嘘をついた。』

1我乱堂:2002/09/14(土) 20:34 ID:dhcG8Mrs
 えーと、はじめまして、ということにしてしまいます(爆)
 我乱堂と申すケチなやろうです。

 今週中にSSを投稿するようなことを予告していたのに、色々とハードの不調などによってメールに添付しての投稿とかは実現性が限りなく薄くなりました。
 最悪今月中は動けないかも・・・・・・。
 
 予告した手前、何もやらないと言うのもアレなので、まことに僭越ながらスレッドをひとつ作成して、連載したいと思います。
 
 とにかくまあ、そういうわけで。

226背信者・我乱堂:2003/04/13(日) 20:32 ID:cJChiW2.
>>224 PDX.さん

>ゲンドウの素顔を見たアスカが何を思うかですね

……まあ、いきなりここから恋が始まったりはしません(笑)


>>225 引き気味さん

>ここから始まるアスカの浮気物語ですかっ!

まだ始まっていないような、ようやくのような……。
テキストでここまでですでに40k書いてた(苦笑)
前中後編で終わらない可能性が高くなってきたなあ(爆)

227PDX.:2003/04/15(火) 12:41 ID:/bUTefQQ
>>226 我乱堂さん

 まぁいきなりここから、とは思っていませんが、でも第一歩というか、アスカの心に隙ができるための小さなヒビの1つでは。
 以前渡したバラの花とかも。

2282−3:2003/04/29(火) 21:11 ID:qM2jJtbg
(年取ったら、シンジもこんな感じになるのかしら?)
 まず、そう思った。
 さすがに親子だけあって、よく似た寝顔だ。
 それからしばらくして。
「……なんかあたしってば、馬鹿……」
 改めてそう思い、呟きを口にしていた。
 よく考えてみなくても、妻を亡くして十年以上たつ男が、別に他の女を抱いていたって構わないのだ。亡くしたばかりというのならまだしも、すでにそれだけの月日がたち、それに――彼はもう、吹っ切ったのだろうと思った。
(最後に碇ユイと会えたんだものね)
 たとえ目的が半ばほどしか達成できていないにしろ、碇ゲンドウは確かにサードインパクトの際に碇ユイの姿を幻視しているはずだ。国連に提出された彼の調書にも、確かにそう書かれている。どういうことを話したとか、そういう詳細についてはさすがに解らないけど。
 とにかく、自分がゲンドウとリツコの公園での一部始終を見てから、勝手に根拠もなく彼の人格、性向を著しく悪く見ていたのだ。
 そのことは反省しなければならない。
(って、よく思い返してみたら、あれは痴話喧嘩にしたって、別れ話とかだったのよね……)
 結局、『最愛の人以外と関係を持った』ということに、自分が一方的に腹を立てていたということであり、それはつまるところ、惣流アスカ・ラングレーの恋愛感を他人に押し付けていたということだった。
 本当に馬鹿だ。
 彼女は溜め息を吐くと、ベンチに坐りなおし、ゲンドウが目を覚ますのを待った。
 今日は長めに時間をとっている。
 ちょっとぐらいこうして時間を潰していても、別に構わないのだ。
 それに、そんなに長くは待つこともないだろうと見積もっていた。
 さらさらと髪が揺れた。
 ……空調が静かに微風を作り出しているのだ。
 それは薔薇の香の充満した室内の空気をかき混ぜて、何処かへ押し流していく。
 アスカは瞼を伏せ、その流れを感じた。
(変な感じ……)
 自分がこんな風に花園の中でゆったりとした時間を過ごせる日がくるだなんて、想像もしていなかった。戦いの日々が始まる前、まだ自分がドイツにいた頃は、将来と言っても、ただ自分が強く華麗にエヴァを操っているイメージだけしか持っていなかった。日本にきて、戦いが終わった後、シンジと幸せな時間を過ごすようになっても、こんなところに来ようだなんて思わなかった。
「シンジはこういうところ、知らないしね……」
 ついぼやいてから、苦笑した。
 思い出の場所とハウトゥー本を見本にしたようなデートコースをやり尽くした後で、シンジはやっと自分の部屋に招待してくれたのだった。後はずっとデートといえば、その辺をぶらついたりしてからシンジかアスカの部屋でずーっとすごすというのが慣例になってしまった。たまに遠出とかして泊まったりするけど、立場からしてそんなに出かけられないというのが実情だ。
(そうだ……その内、ここにシンジも誘ってみよ……いい加減、顧問とも……義父さまとちゃんと和解しとかないと駄目だものね……)
 なんと言っても、自分達はもうすぐ結婚するのだし――。

2292−4:2003/04/29(火) 21:11 ID:qM2jJtbg
「………ん………?」
 どれほど彼女はぼんやりとしていたのか、いつしか横になっていたゲンドウは覚醒し、上体を起こした。
 そしてアスカの方を見てから眼鏡の位置を直そうと手を上げて、自分がそれをしていないと気づく。
(あ……)
 目を覚ます前に戻そうと思っていたのに、すっかり忘れてしまっていた。
 しかしそこはかつてのセカンドチルドレン。ゲンドウが何かを口にする前に、彼女はまったく内心での焦燥を表面化させずに言った。
「――眠られるときに、落ちました」
「ああ……それはすまないことをした」
 本気で申し訳なさそうに言ってから、彼は首を軽く振り、そして。
「――それで、私はどれだけ寝ていたのかね?」
「えーと……三十分、です」
 腕時計を見て、確認する。
 ああいう眠り方をした割には、随分と早く目を覚ましたものだと思った。自分の経験からしたら、徹夜明けで気が抜けて眠ってしまったら、もっとぐっすりと何時間も寝てしまうものだったが……。
(まあ、人によるのかな)
 どうでもいいことである。
 気にするようなことでもない。
 しかし、彼には何か気になるようなことがあるのか、アスカに眼鏡を受け取りながら、しきりに何かを言おうとするそぶりを見せては、途中でやめていた。
 ――はっきりとしない碇ゲンドウ――。
 プレミアがつくぐらいにレアな光景だ。
 アスカは怪訝に眉を曇らせてから、「どうしました?」と聞いてみた。もしかして自分がわざわざ手で取ったということに気づいて、それを問い質そうとしているのかも知れない。そうでないにしろ、そういうことを考えると気持ち悪くて仕方がないのである。はっきりしない男は嫌いということもあるといえば、あるのだが。
「いや、――……私が眠っている間、君はいたのかね?」
 少しだけ逡巡して、彼は問い返した。
 アスカの答えは間髪も入れない。
「ええ」
「そうか……」
「それを聞きたかったんですか?」
「いや……」
 まだ、本命の質問は言っていないようだと、アスカは察した。
 その微かな表情の変化で、彼は彼女の思考を悟ったのかも知れない。
 思い切って。
「……寝ている間、私は何か、変な寝言を言ってなかったかね?」
 はっきり言ってしまえば、その時に彼女は、自分が何を問われたのかもよく解らなかった。理解するのに三秒ほどの時間がかかった。
 そして、思わず笑ってしまったのだった。

 リツコのこととか、そういうことはすっかり吹き飛んでしまっていた。

230背信者・我乱堂:2003/04/29(火) 23:23 ID:qM2jJtbg
とりあえず、今日は碇ゲンドウの誕生日なので……。

しっかし、自分で書いていて「ああ、こういう流れか」とか思っちゃいました。
もっとこー、なんか「解りやすい劇的なきっかけ」があったというか、予定ではあったはずなんだけど……。
半年も経ってたら




……忘れた(爆)

231背信者・我乱堂:2003/04/29(火) 23:31 ID:qM2jJtbg
>思い出の場所とハウトゥー本を見本にしたようなデートコースをやり尽くした後で、
>シンジはやっと自分の部屋に招待してくれたのだった。後はずっとデートといえば、
>その辺をぶらついたりしてからシンジかアスカの部屋でずーっとすごすというのが
>慣例になってしまった。たまに遠出とかして泊まったりするけど

……自分で書いておいてアレだけど、なんか安定しきったカップルだね。
ここでしばらくしたら倦怠期に入る、みたいな。

232コウイに値する名無しさん:2003/04/30(水) 00:37 ID:QuLDoKIo
お疲れ様です。

>『最愛の人以外と関係を持った』ということに、自分が一方的に腹を立てていたということであり、それはつまるところ、惣流アスカ・ラングレーの恋愛感を〜

という事は、ゲンドウがアスカに取っての「最愛の人」になるのでしょうか、とか色々考えてドキドキ。
続きを楽しみにしています。

233PDX.:2003/04/30(水) 01:32 ID:eRlQxeLk
>>228-229 我乱堂さん

 しかし、アスカがゲンドウと事に及ぶのはだいぶ先という感じですな。
 だからこそ、序盤で絡みの場面があって、記述を前後させざるを得なかった
のかな(^_^;

234背信者・我乱堂:2003/04/30(水) 01:51 ID:5VRPY3Fs
>>232
どうもです。

えーと……まあ、色々と……その、(いつになるか解らない)ラストまでお読みください。

>>233 PDX.さん
……相変わらず、すべてを見通されているようです(笑)
ええ。
どうしても先になりそうなので、ああいう処置をしました。
まあ、ちょっとずつサービスは入れるつもりですが、なかなか……。
しかしなんてーか、あまりにアスカを情熱的に書いてしまったためか「本当にこんなので納得してくれるだろうか?」と思うことしきりだったり。
あー、まあ、思い切ってぼちぼち書きますので

235PDX.:2003/05/01(木) 10:31 ID:O8J.KsYM
>>234 我乱堂さん

>あまりにアスカを情熱的に書いてしまったためか「本当にこんなので納得してく
>れるだろうか?」と思うことしきりだったり。

 14歳アスカではなく成長したアスカですので、本編アスカとはまた違う
風味でも許容できるのではと思います。
 序盤のゲンドウとの濡れ場も、しっとりとした落ち着いた感じで、犯すに
しろ犯されるにしろ激しい描写が多いアスカとしては珍しいというか、その
ためにゲンドウとの交合が彼女が望んでの和姦であることを想起させて、穏
やかな背徳感が感じられてよいと思いました。

2362−5:2003/05/01(木) 18:55 ID:288DnCQ6
「――父さんがそんなことを?」
 シンジは驚き、同じベットの上にいる彼女に聞き返す。
「信じられない?」
「うん。……いや、アスカが言っていることがじゃなくて……ああ、けど……父さんがね」
 自分でもどう言っていいのか解らなくなったらしい。
 アスカはその様子を眺めていて、やがて苦笑する。
(本当、親子ね……)
 慌てて言葉を捜しているところなぞ、よく似ている――ような気がする。
 それをもう少し見たかったが、そんなのばかりだと話が進まないので、彼女はそっと腕を伸ばしてシンジの首に巻きつけた。そして自分の剥き出しの乳房へとシンジの顔を押し付ける。
「……アスカ?」
「……息吐き掛けないでよ」
 無茶を言う。
「ごめん……」
「ばーか」
「うん……」
「……その後だけどね……ちょっと!」
「アスカ……」


「……落ち着いたかね?」
「はい――いや、すいません」
 アスカは口元を押さえ、憮然とした面持ちであさってへと顔を向けているゲンドウに目をやる。
(……怒っちゃったわよね……)
 まあ、当たり前だ。
 きっと彼としては気になる事柄だったのだろう。それを笑われたりなんかしたら――。
(あ、でもそれって……ええい、ままよ!)
 こうなったら、どれだけ怒らせても一緒だと思った。
 だから。
「寝言を言ってたって、誰かに言われたたこと、あるんですか?」
 言った。
 返事はなかった。
(図星かい……)
 まあ、寝言を聞くような人間といえば、つまり……。
「……奥さんに言われたとか?」
 なるべく悪戯っぽく。
 軽さを装った声で聞いてみた。
 やはり、返事はなかった。
 だが。
(……別の女に言われたのね……)
 なんか解った。
 なんとなくだが。
 どういう訳だか解ったのだった。
(というより、嘘をついてる時のシンジと、おんなじ雰囲気だし……)
 相手はリツコだろうか? あるいはそれとも――まあ、どうでもいいことだった。そういうようなことにいちいち目くじらをたてるような立場でもなければ、権利もない。いい大人同士がナニをしていようとも問題はない。アスカは自分自身にそう言い含めながら、軽く息を吐いて頭を掻いた。
 その時に。
 
 ぐぎゅる……

 腹の虫が鳴った。
 自分じゃない――
 アスカは、反射的にゲンドウを見た。
 彼は右手で眼鏡の位置を整えていた。
(ごまかしてる……)
 言った。
「徹夜で、朝食もとってないだけだ」
「はあ……」
 そういえば、もう昼が近い。
 ゲンドウは立ち上がり、彼女へと目を向けた。
「私は、食堂にいってくるので、ここまでで失礼させてもらう」
「あ、――お詫びに、私がお金だします」
 慌ててベンチから立ったアスカがそう言うと、出口に向かいかけていた姿勢から一瞥だけして。
「――いらん」
 と言った。
 そして。
 何かをいいかけるアスカの言葉がはっきりと形を成す前に。
「話している最中に居眠りなどした私が無作法だった。――私が出す」

2372−6:2003/05/01(木) 18:55 ID:288DnCQ6
「……父さんと、食堂に……」
「そ」
 シンジの腰に跨ったアスカは、「ふふん」と笑って闇の中で彼の顔を見下ろした。
「――特Aランチ。義父さまは天麩羅うどんだったわ」
「……一番高いの奢らせたんだね」
「先に注文されたのよ」
「……みんな、驚いたんじゃないかな? 父さんとアスカが食堂で食べてるなんてね……」
 その様子を想像したのか、シンジは微かに口元を歪め、それから自分に乗ったアスカへと手を伸ばす。彼女はその手を掴み、自分の頬へと寄せた。
「驚くっていうか、なーんか変な雰囲気だったわね。緊張してる、みたいな」
「だろうね」
 頷く。
「それがイヤだから、いつもはお弁当作ってるんだって」
「――父さんが作ってるの!?」
「……私も驚いたわ」


「ご自分で!?」
「何か問題があるかね?」
 食堂から花園への通路の途中で話しながら歩いていたが、そう問い返されて思わず立ち止まった。
「――いえ」
 答えてから、足早に追いつく。
「けど、ご自分で家事をなさってるとは意外です。てっきりハウスキーパーとかいらっしゃるものだと……」
「そんなに給料は貰ってない」
「…………」
「それに、自分でできることは、大概自分ですませることにしている」
「……ご立派です」
 まんざら追従するでもなく、そう言う。彼女にはそういうところがあるから、なおさら思う。こういうところはシンジとは違うのね、と思ったが、まだ十代のシンジと五十も近い彼と比べるのも酷だろう。
 しかし。
「大したことではない」
 と彼は言い、「それに」と言い添えた。
「最近は、体がついていかん……弁当を作らないで昼を抜くというのもままある」
「面倒ですからね……ああ、それなら」
 続けて言った言葉に、彼は足を止めた。
 同時に花園の入り口を空けるスリットに、カードをくぐらせていた。
「……今、なんと言ったかね?」
 ドアが開いてから、彼はようやく振り向いた。
 アスカは微笑んでいた。


「――アスカが!?」
「そ」 
 思わず両手で上体を起こしたシンジに、アスカはしなだれかかった。
 そして、耳元で囁く。


「明日から、私がお弁当作ってきます」

238背信者・我乱堂:2003/05/01(木) 19:02 ID:288DnCQ6
>>235 PDX.さん

> 序盤のゲンドウとの濡れ場も、しっとりとした落ち着いた感じで、犯すに
>しろ犯されるにしろ激しい描写が多いアスカとしては珍しいというか、その
>ためにゲンドウとの交合が彼女が望んでの和姦であることを想起させて、穏
>やかな背徳感が感じられてよいと思いました。

 しっとりというか、当時の私では、激しいシーンが技術的にも書けなかっただけのような気がします(笑)
 なら今はというと――ああ、師匠(涙


 ……ああ、見え見えの展開だ……。
 エロ小説スレの人には、しっかりと失望していただきましょう……。
 ってか、長期に渡って書くもんじゃあないですね。
 勢いに任せてズバっと書ければなあ(しみじみ)

 ――しかし、どこまで長引く?

239PDX.:2003/05/01(木) 19:32 ID:O8J.KsYM
>>236-237 我乱堂さん

 お〜〜、アスカを食事に誘うゲンドウ!
 自ら弁当を作るゲンドウ!(笑)
 そしてゲンドウに弁当を作ると言い出したアスカ。
 シンジとしては複雑でしょうねぇ。

 恋愛SLG風に書くと、ゲンドウの選択「食事の話題」からチェーンした
「弁当の話題」でアスカの好意度が加算されて、「アスカのお弁当」イベント
のフラグが立ったという感じでしょうか(ぉ

 しかしこれで、アスカの方が料理が下手だったりしたら立つ瀬がないか?(笑)


>>238 我乱堂さん

 いえいえ、やたらと激しければいいというものではありませんし。
 エロ文にもいろいろアプローチがあって、詳細に描写することでイメージを
伝える方法もあれば、思わせぶりな描写で想像力をかきたてる方法もあります
し。

240眠い気味:2003/05/02(金) 20:55 ID:p/oRP4hE
エロ小説スレでの「不倫ドラマ」ってたとえ、言いえて妙だと思ったり(w
順調に深みに嵌るフラグが成立していっているようで、実に期待が募るところです。
アスカの無自覚っぷりがまた、他意は無いんでしょうけど噂になっちゃいますよねぇ(笑
噂をする方も、罪の無い想像で遊んで――程度になるかと(シンジとの評判を考えると)思いますが、回り回ってアスカの耳に帰ってきた時とかイメージすると楽しいかも。そしてそれがまたアスカにゲンドウとの関係を意識させたりとか、お約束ですな(w
続きも頑張って下され。

241背信者・我乱堂:2003/05/02(金) 21:02 ID:6yJt1mTs
>>239 PDX.さん

>恋愛SLG風に書くと、ゲンドウの選択「食事の話題」からチェーンした
>「弁当の話題」でアスカの好意度が加算されて、「アスカのお弁当」イベント
>のフラグが立ったという感じでしょうか(ぉ

 ってか、そのまんまですか(苦笑)
 このまま進んで「礼に映画、あるいは食事」に誘って新密度アップ(爆)

>しかしこれで、アスカの方が料理が下手だったりしたら立つ瀬がないか?(笑)

 そーいえば、私の書くアスカって、たいてい料理が上手いんだよなあと気づきました(苦笑)

> エロ文にもいろいろアプローチがあって、詳細に描写することでイメージを
>伝える方法もあれば、思わせぶりな描写で想像力をかきたてる方法もあります
>し。

 この道は深し! 
 精進しますです。

242背信者・我乱堂:2003/05/02(金) 21:04 ID:6yJt1mTs
>>242 眠い気味さん

>回り回ってアスカの耳に帰ってきた時とかイメージすると楽しいかも。そしてそれがまたアスカにゲンドウとの関係を意識させたりとか、
>お約束ですな(w

 あー……。

>続きも頑張って下され

 なんとかがんばります。

243PDX.:2003/05/02(金) 21:35 ID:CdyfFWFM
>>240 引き気味さん

>エロ小説スレでの「不倫ドラマ」ってたとえ、言いえて妙だと思ったり(w

 他のネタがAVというのも納得してしまったり(笑)
 AVというか陵辱もののエロゲに近い視点かもしれませんが。
 主にアスカの堕ちゆく過程を描いているのであって、それ以外の要素は
枝葉末節と割り切って書いている部分とかありますし。
(StrayCat 外伝とかはとくにそう)


>>241 我乱堂さん

> ってか、そのまんまですか(苦笑)
> このまま進んで「礼に映画、あるいは食事」に誘って新密度アップ(爆)

 さすがに動物園とかプラネタリウムではないでしょうし(笑)
 いえ、ゲンドウが敢えてそういうところにアスカを誘うことで笑いをとり
つつ「可愛い人」という印象を与える手もありますが(笑)

>料理

 アスカよりゲンドウの方が料理が上手いと、こういう場面もありうるのでは。

1)ゲンドウに料理を習うことになるアスカ
2)キッチンで二人きりの時間を繰り返すことで親密度UP
3)何かの弾みで包丁で指を切ってしまうアスカ
  とっさにそれを咥えるゲンドウ(笑)

……ギャグになりそうなので却下(笑)

244背信者・我乱堂:2003/05/02(金) 23:13 ID:6yJt1mTs
>>243 PDX.さん

>1)ゲンドウに料理を習うことになるアスカ
>2)キッチンで二人きりの時間を繰り返すことで親密度UP
>3)何かの弾みで包丁で指を切ってしまうアスカ
>  とっさにそれを咥えるゲンドウ(笑)

 かなり近いものを考えていたのですが、やめようかな(爆)
 いや、料理を習うとかはしませんけどね。

 ……うーん……PDX.さんにはかなわんですよ(苦笑)
 色々と。

245PDX.:2003/05/04(日) 13:39 ID:43xO58hg
>>244 我乱堂さん

 ありゃ?
 無さそうなパターンを想像したつもりだったのですが、もしかして一部ニアピン?(汗)

 でもここで、ゲンドウとシンジの味の好みの違いがあったりすると面白いかもしれませ
んね。シンジは、預けられていた「先生」の家の関係で卵焼きは甘い味付けを好むけど、
ゲンドウは関西風の出汁巻きを好むとか。

246背信者・我乱堂:2003/05/04(日) 14:22 ID:QGHHR/22
>>245 PDX.さん

>無さそうなパターンを想像したつもりだったのですが、もしかして一部ニアピン?(汗)

なんか以前にも別の方のSSについて、にたようなことを書き込まれておいでたような(汗)

> でもここで、ゲンドウとシンジの味の好みの違いがあったりすると面白いかもしれませ
>んね。シンジは、預けられていた「先生」の家の関係で卵焼きは甘い味付けを好むけど、
>ゲンドウは関西風の出汁巻きを好むとか。

その辺は外伝で(うそ)。
……まあ、親子だからといってよく似ているネタではあれなので、ちょっとづつ違うところを出すというのは常道ですな。
しかし、やはり関西なんでしょぅかね

247PDX.:2003/05/04(日) 15:28 ID:43xO58hg
>>246 我乱堂さん

>しかし、やはり関西なんでしょぅかね

 かつて冬月とユイさんがいたのが京都大なんでしたっけ?
 そのせいで関西イメージがわりとあるような。
 我乱堂さんのこの作品のゲンドウの場合、ユイへの想いに固執しているので、
かつて彼女が作ってくれた出汁巻卵の味を再現しようと頑張っているとか(笑)

 実はユイさんは料理下手で、ゲンドウが料理を教えたというパターンだと、
少女漫画にありそうな感じになってしまう(笑)

248背信者・我乱堂:2003/05/11(日) 00:42 ID:gaHpobSM
>>247 PDX.さん

> 我乱堂さんのこの作品のゲンドウの場合、ユイへの想いに固執しているので、
>かつて彼女が作ってくれた出汁巻卵の味を再現しようと頑張っているとか(笑)

 そのときのサブタイトルは《出汁巻卵》で、ゲンドウが一人目のレイに作ってやってるとか(爆)

 ……いや、何処かで聞いた話だ(核獏)

> 実はユイさんは料理下手で、ゲンドウが料理を教えたというパターンだと、
>少女漫画にありそうな感じになってしまう(笑)

 それも悪くないかも(笑)
 ってか、シンジがアスカ、あるいはレイに教えるというのは、L○Sの王道ではあるまいかと(笑)

249PDX.:2003/05/13(火) 11:02 ID:TqcAHiiM
>>248 我乱堂さん

> そのときのサブタイトルは《出汁巻卵》で、ゲンドウが一人目のレイに作ってやっ
>てるとか(爆)
> ……いや、何処かで聞いた話だ(核獏)

 しかし偏食はげしそう(笑)>レイ


> それも悪くないかも(笑)
> ってか、シンジがアスカ、あるいはレイに教えるというのは、L○Sの王道ではある
>まいかと(笑)

 レイの場合それなりにマスターするけど、アスカは途中で投げ出す例が多い気がする
のは気のせいであろおか(^_^;

250LHS廚:2003/06/21(土) 22:44 ID:025uTAhg
えっと、ネタというかしつもんのような…。

冬月が聞いたユイの『可愛いところ』を
ゲンドウがアスカに聞いたらどんな反応をするでしょうか。

「君に一つ聞きたいのだが」
「何ですか?」
「私は……可愛いか?」
「は?」
「最近冬月から知らされたのだがユイは私を『可愛いところ』がある、と
 漏らしていたらしい。 君はどう思う?」

関係を持つ前と後で答えはどう変わるでしょうかね。
ま、エロでいく以上「後」の答えは『プロローグ』なんでしょうけど。

251背信者・我乱堂:2003/06/22(日) 20:34 ID:s3Xsqeys
>>249
PDX.さん

どうも遅いレスですが。

> しかし偏食はげしそう(笑)>レイ

「肉、嫌い」とつっぱねてショックのゲンドウを笑うか。
(嫌いだけど……だけど)と健気にも自分の嗜好を押し隠して無理をするレイに萌えるか

――二つの選択肢が生まれるわけです(笑)

>> ってか、シンジがアスカ、あるいはレイに教えるというのは、L○Sの王道ではある
>>まいかと(笑)
> レイの場合それなりにマスターするけど、アスカは途中で投げ出す例が多い気がする
>のは気のせいであろおか(^_^;

アスカは気分やさんみたいなイメージがあるのでしょうか?
あるいはワガママだから、すぐに飽きちゃうみたいな……。

ううむ。


>>250
LHS厨さん

>冬月が聞いたユイの『可愛いところ』を
>ゲンドウがアスカに聞いたらどんな反応をするでしょうか。

うーんと……ユイさんはゲンドウのことを可愛いと思っていたのは確かとして。
それをゲンドウに「もう、可愛い人ね」とか言ってたかどうかというと……言ってそうだ(爆)

……いまさらここで書くのもあれだけど、ユイとゲンドウの日常会話って、想像しにくいものが……。
(学園エヴァならまた別だけど)


さーて、そろそろ再始動するですよ(^_^;

252背信者・我乱堂:2003/08/20(水) 13:23 ID:iTKLynb.
>>251
>さーて、そろそろ再始動するですよ(^_^;

……一周年まで、あと一ヶ月もない……。
どうしよう。

253間奏♭:2003/08/31(日) 12:14 ID:2fG9IVFk
 白衣が足元に落ちた。

 眼差しは、まっすぐに目の前の、ベンチに座って自分を見上げる男に向けられている。
 男は口を開いて何かを言おうとしていた。
 立ち上がりかけて何かを言おうとしていた。
 しかし、何もいえなかった。
 彼女の目を見たから。
 彼女の決意を知ったから。
 男は俯き、顔を手で覆った。自分がどんな顔をしているのか、見られたくなかった。
 彼女もまた、顔を逸らす。逸らしたままでスカートの止め具に手をやる。衣擦れの音と共にそれは足下に落ち、そのまま淀みない手つきで上着のボタンを上から外していく。

「やめるんだ」

 不意に。
 呻くように口から搾り出された言葉に、彼女は指を止めた。
 顔を上げ、男を見る。
 男は先ほどと同じ、顔に手を当てていた。

「やめるんだ」

 もう一度、言った。
 彼女は口の端を綻ばせた。
 どうして自分がこんな顔をしたのか、自分でもよく解らないままに。
 再び指は動きだし、上着は白衣に重なるように落ちる。
 そして間を作らず、ブラジャーをその上に置いた。
 決して巨乳とはいえないが、それでも形のよい乳房が大気に晒された。

 その時、彼女は笑っていた。

 頬を艶やかに朱に染め。
 瞳を熱く潤ませ。

 笑っていた。

「見てください」

 言った。

「見てください」

 もう一度。
 両手の親指を下着の左右に潜り込ませ、下ろす。
 ゆうるりと。
 腰の中央から下着を繋ぐ糸があった。
 それは膝を過ぎた辺りで途切れ、それでも足首にまで下ろされたそれの上に雫となって落ちた。
 再び顔を上げた彼女は、もう一度言った。

「見てください」

 続けて、言い添えた。

「お義父さま……」

254背信者・我乱堂:2003/08/31(日) 12:16 ID:2fG9IVFk
意味不明……。
つーか、時系列はいつなんだか、自分でも解らないや(自爆)
 
近い内に続きを

255我乱堂:2003/08/31(日) 17:10 ID:2fG9IVFk
>近い内に続きを

と思ってましたが、ちょっと二週間はPCいじれそうにないです。
ではでは。

2561−1:2003/09/07(日) 23:34 ID:j9oYOizM
「――噂になっているぞ」

 バーのカウンター席で座っていた彼は、隣に座っていた元「副官」に言われて眉をひそめた。
 そもそも最初は葛城一佐が結婚するとか、そういう話だった。なにやら仲人を引き受けさせられたとかいう話を冬月はごちゃごちゃとゲンドウに語った。暇だと思ってそういう役を押し付けおって、年寄りなら誰でもそういうのが好きだとは思うなよ――愚痴だった。
 碇ゲンドウがそれを黙って聞いていたのは、我慢強かったとかそういう理由からではない。
 BARレモンハートのマスターがグラスを丁寧に磨くのを眺めていたら、簡単に時間が過ぎていく。
 彼にとってここの酒場でいるということはそういうことであり、BGMが何だろうと大した問題ではなかった。
 しばらくして冬月の話は、彼の息子の恋人である、惣流アスカ・ラングレーの話に移った。
『何処まで本当のことを教えるつもりだ?』
 との問いかけには「先生はどうします?」とだけ聞き返した。
 押し黙ってしまったのは、結局は「本当のこと」を教えるほかはないということに気づいたからか。
 どれほどの巨大な虚飾と欺瞞に彩られようとも、彼女はいつか真実にぶつかる。それは目に見えている。自分らがどうごまかしても、それは時間稼ぎにしかならない。そして稼がれた時間で何かができるかといえば、何もできないのだ。
『まあ、それはいいんだ』
 その後で、このオイボレの白髪頭は言いやがったのだ。

「噂――」
「そうだ」
 あくまで重々しく。
 軽々しそうに頷いていた
「アスカくんが、おまえのところに毎日手弁当を届けているという話だ」
「ああ……」
 あれか。
 ゲンドウは「今日のはまあまあだった」とかぼやくように言った。
「まあまあ……か?」
「努力の跡は伺える――いや、それよりもどんな噂です、冬月先生?」
 やはり若い女の子とひとつ部屋で過ごすというのはいけなかったか……そんなことを考えていた。嫁入り前の娘さんに悪い噂をたてさせるとは。
 冬月は「いやな」と言って一呼吸。

「おまえが二人が籍を入れる前に、一足先に嫁イジメをやっているという――」

257背信者・我乱堂:2003/09/07(日) 23:36 ID:j9oYOizM
続きは明日(笑)

258PDX.:2003/09/08(月) 08:31 ID:mrvjMIKk
>>253 間奏♭

 いったいどういう経緯で、アスカ自らこのような振る舞いに出ているのかが
やはり興味深かったり。

>256 1−1

>「おまえが二人が籍を入れる前に、一足先に嫁イジメをやっているという――」

(爆笑中)
 まぁこの二人だと、艶っぽい噂になるよりこっちの方が可能性あるかもねぇ。

2591−2:2003/09/08(月) 11:59 ID:SREX9l7w
 ……別にイジメているつもりはゲンドウにはないし、アスカの方にだってイジメられているつもりもなかった。
 ただ、最初がいけなかったと彼は思う。
 あの日の翌日、早速とばかりに持ってきたアルマイトの弁当箱の中身は、ちと若者向けではあったがそれなりにまっとうな代物だった。それに安堵するでもなく、彼は黙々とそれを箸で口に運んだ。しかしその間――。
(食べづらい……)
 と思った。
 ベンチのもう片方の端から少しだけ彼に寄った場所に座り、アスカがにこにことした笑顔で彼の顔を見ている。
 ――美味しい? 美味しいの?
「はじめてのおりょうり」をした小学生の女の子が、父親の感想を待っているかのような感じであった。
 ってか、ノリ的にはまったくそのまんまだ。
 彼は黙々と食べている。
 食べている。
 食べている。
 アスカはにこにこと笑っている。
 笑っている。
 笑っている。
 食べる
 笑う。
 食べる。
 笑う。
 ………………。
(どうしたものか)
 食べ終わり、魔法瓶の冷えたお茶を喉に流しながら、ゲンドウは悩んだ。
 本気で悩んだ。
「あの日」以降、人間関係を適当に遠ざけ続けてきたのだが、そのツケを今払うはめになっていた。元々からして人と関わるのが苦手だと言うのに、嫁(予定)の若い女性に手料理を作ってもらって、さらにそれについてどうこう言えなどというのは拷問にも等しい。
「ごちそうさま」
 と箸を置き、弁当箱の蓋を閉じるのには、かなり以上に勇気が必要だった。
 彼女の次の言葉を、それ以上の覚悟を搾り出して待つ。

「あの――美味しかったですか?」

「うむ」
 ゲンドウはそう言った。言ってから、無言で弁当箱を手渡した。
「正直なところおっしゃってください」
「……………」
「シンジなんか、わたしが作っても『けっこうイケる』としか言いませんから」
 だったら俺だってそう言っても構わないだろう――などと思わなかったのは、彼も父親として息子の不備(?)を補ってやろうと思ったからかも知れない。
 別に不満はなかったのだ。
「そうだな」
 司令時代に舌は肥えているが、学生時代の粗食を持ってこられても文句一つ言わずに食べられるという自信はある。
「この唐揚げは、冷凍だな」
「―――――」
 こんなことを言ったのは、イジワルのつもりではない。
「アスパラは煮込みすぎている」
 ただ、厳しいことを言えばもう来ないかも知れないと、ただそれだけを考えていた。
「それにかけているマヨネーズも、小さい袋入りのが売っているのだから、先にしておく必要はなかった」
 人に疎まれていることには慣れている。
「ポテトサラダはドイツ風でよくできているが」
 どう言えば嫌われるのかは解っていた。
「かぶらの甘酢漬けの酢がこぼれたのがかかって、風味がおかしくなっている」
 言ってて馬鹿馬鹿しくなってきた。
「飯は水が多すぎで柔らかい」
 腹に入ってしまえば同じだというのに。
「それと、ちゃんと冷やして蓋をしないと傷みやすいから、気をつけるといい」
 アスカの顔には、まだ笑みが浮かんでいた。
 さっきとは違う。
「上等じゃない」と彼女が心の何処かで思っていたことは確かだ。

260背信者・我乱堂:2003/09/08(月) 12:06 ID:SREX9l7w
>>257 PDX.さん

> いったいどういう経緯で、アスカ自らこのような振る舞いに出ているのかが
>やはり興味深かったり。

呼び方に注目(笑)
時間軸としては一番後ですね。多分。
ことによるとエピローグ以降。

>>「おまえが二人が籍を入れる前に、一足先に嫁イジメをやっているという――」
>(爆笑中)
> まぁこの二人だと、艶っぽい噂になるよりこっちの方が可能性あるかもねぇ。

後でこの前後は全然違う風に書き直すかも。
ちょっと最近「E.G.コンバット」読み直したせいで、ノリがそれッポイ……。

261PDX.:2003/09/08(月) 12:49 ID:l4E11CqM
>>260 我乱堂さん

 あぁ、あの呼称は既に籍を入れた後くらいなんですか?
 婚約している時点で、からかい半分に口にしてもおかしくはないので、
特に何の疑問も抱かずにあの台詞はスルーしてしまいましたが(^_^;

262背信者・我乱堂:2003/09/08(月) 19:57 ID:UiSK0pis
>>261 PDX.さん

からかい半分に言うほどの余裕がこの二人に出るかなあと……。
かなり切羽詰ったというか、「遊び」な関係ではないというイメージなので。
ああ、書いててよく解らない(爆)

しかしそれはともかくとして。
「いつものノリで失敗」って、いつ失敗したんだろーか、私……。
じっと思い返すと――
――――
…………
ま、まだ終わらんよ……。
色々と。

えーと。
>>259はまず全面改訂することになると思います。
ってか決定しました。
でも次は1−3ね。
明日か明後日。

263PDX.:2003/09/09(火) 02:07 ID:mvf8ohSM
>>262 我乱堂さん

>かなり切羽詰ったというか、「遊び」な関係ではないというイメージなので。

 そのあたりが判断できるほどの情報がこちらにはまだないものですから(笑)

264引き気味:2003/09/09(火) 08:05 ID:kTbrF.Qk
いかにして浮気にもつれこむのやら、読み手への焦らしプレイ続行中ですな (;´∀`)
再始動のお陰で徐々に見えてきましたが、とりあえず私が以前に書いたアレは、完全にゲンドウの性格が違ってましたなぁ(汗

2651−3:2003/09/09(火) 12:28 ID:/FNxT.zg
「……馬鹿だろう、お前?」
「………………」
 それに反論せず、ゲンドウは手元のグラスを持ち、くいっと一息にあおった。
 マスターが微かに心配そうに眉をひそめたのは、ゲンドウの飲んだ「グリーン・アラスカ」は、数あるカクテルの中でも一番アルコール度数が強い部類に入る代物だからと、この男があまり避けに強くないのを知っているからだ。
 それをカクテル・グラスにいれたのならまだしも、ロック・グラスのを一息というのは――。
 冬月は溜め息を漏らし、「オールド・パル」と言った。
「……彼女の性格はそれなりに知っている……それで引き下がるような子じゃない……その分、こっちとしてもタルテソス文書だの裏死海文書だののことを聞かれなくてすむのはありがたいが」
 ゲンドウは「もう一杯」とグラスをマスターに差し出した。
「グリーン・アラスカを」
「碇さん」
「構わんよ。――わしが責任をとる」
 今でも人に言うときには「ワシ」なのに自分で苦笑しながら、冬月は言った。
 マスターは僅かに逡巡した後。
「解りました」
 とタンカレー・ジンとシュルトリューズ・グリーン・VEPを棚から取り出した。
 それを見ながら、
「なあ、碇よ、今までずっと聞かなかったが、お前はあの時に彼女に……ユイくんにちゃんと言えたのか?」
「……………………」
「五十億年の孤独――その中で彼女に疑問を残さないようにと、お前が」
 言いかけた言葉は、ゲンドウの声で途切れた。
「先生」
 続いての言葉を待つ冬月に、
「先生」
 ともう一度言った。
 そこで。
「はい、先にオールド・パルです」
 気が利かないバーテンダーだな――と彼が思ってマスターを見ると、マスターは右の人差し指を唇に当てていた。
「――――?」
 視線の先を追うと、碇ゲンドウの姿がある。
 いつもそうしていたように、両肘を立てて指を組み、その上に顎を乗せて。
「先生」
 寝言だった。
「碇、お前……」
「そっとしておいてあげましょう」
 その言葉に黙って頷いた彼は、手元に置かれたグラスに目をやった。
(オールド・パル……“古い友”という意味だな……まさか、俺と碇が、な……)
 苦笑した。

266背信者・我乱堂:2003/09/09(火) 12:37 ID:/FNxT.zg
>>263 PDX.さん

すいませんすいません。
情報を小出しにするのも限度がありますやね……。
もうすぐ一周年ですし。
なんとかその時までにはそれなりのものをだしたいと思います。

>>264 引き気味さん

>いかにして浮気にもつれこむのやら、読み手への焦らしプレイ続行中ですな (;´∀`)

あうあうあう……。
一年前、書き出した時点では「これでいーや」と思ったけど、今となっては……ちと厳しい。

「失敗」の可能性大きいので、ごめんなさいエロ小説スレの方、しばらくそっとしておいてやってくださいm(__)m
プレッシャーに……負けそう。
なんとか形にはしますので、その時に、ね?

ちなみに酒については「BARレモンハート」から。
十三巻。

267PDX.:2003/09/09(火) 17:55 ID:mvf8ohSM
>>265 1-3
 おぉ、オヤジ二人の会話(笑)
 寝言で「先生」と言いつづけているゲンドウ……夢の中で冬月に小一時間説教
されているんでしょうか(^_^;

>>266 我乱堂さん
 書き手それぞれにペースがあって当然ですからあまり急かしたくはないのです
が、掲示板SSだとさすがに(^_^;

268ST:2003/09/09(火) 20:38 ID:6eOoZyTg
>ちなみに酒については「BARレモンハート」から。

二人の近くにサングラスとトレンチコート姿で
競馬新聞を読んでるひとがいるんでしょうかw

269背信者・我乱堂:2003/09/10(水) 12:34 ID:3hAL0Uyk
>>267 PDX.さん
> 寝言で「先生」と言いつづけているゲンドウ……夢の中で冬月に小一時間説教
>されているんでしょうか(^_^;

「アスカくんを挑発するようなことを言うなどと……。
 一体どういうつもりなのかと問い詰めたい。
 小一時間ほど問い詰めたい」

 ……というのを最初書きましたが、さすがに自主規制しました(自爆)

> 書き手それぞれにペースがあって当然ですからあまり急かしたくはないのです
>が、掲示板SSだとさすがに(^_^;

 すいませんすいませんすいませんすいません……。

>>268 STさん

>二人の近くにサングラスとトレンチコート姿で
>競馬新聞を読んでるひとがいるんでしょうかw

多分います(笑)
つーか絶対います。
毎日のように人情話と酒についての薀蓄が繰り広げられているバーなのです。


ちなみにどうでもいいことですが、私の中では綾波の愛読書に「BARレモンハート」がなっています。
なんでだか私にだって解りません(爆)

270PDX.:2003/09/11(木) 11:01 ID:0b5FZhMg
>>269 我乱堂さん

>自主規制

 まぁ笑っちゃいますし、冬ムーンが2ちゃんねらーかどうかということに
なりますしねぇ(^_^;

271引き気味:2003/12/06(土) 20:25 ID:jqUEt1IA
都合により一時Ageてしまいます。

272引き気味:2003/12/08(月) 16:41 ID:F8DDUGUQ
都合でage

273引き気味:2004/09/29(水) 10:17 ID:HAcAsLQ.
テスト


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