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35：スカラベジークさん：2002/08/25(日) 09:13: （日本語訳）

『お父さん、いよいよ別の世界に出発だね！』

『んだ～！　もうお父さんな、この世界の歌や絵やお芝居とかをな、いっばいい
　っばい向こうの子供たちに教えてな……ガルディニアとフォレスティア、そスて
　向こうの世界との和平をな……！』
『でも、お父さんがいなくなっちゃうのは淋しいな……別の世界のニッポンってい
　う国、遠いんでしょ……？』
『そうよあなた、ちゃんと連絡くらいくださいな。ちょっと目を離すとドブにはま
　ってるような人なんだから、あなた』
『な、なぬを言うダスか！　これでも30年、教師をやってたんダス！　そんなみっ
　ともないところ、向こうの世界の子供たツに見せられないダス！』
『──知ってるわよ。でもドブにはまって大怪我でもしそうで心配……』
『怪我!?　見るダス、この姿!!　これぞジーク技術が生んだ最強の姿!!　まさに準
　備は万全！　今のオラは昔のオラじゃねえ！　“スカラベジーク”ダス!!』
『ますますドブにはまりそう……』
『なぬを言うか！』
『お父さんカッコイイ！　スケベジーク!!』
『スカラベジークダス!!』
『お父さんお父さん、僕ね、作文書いたんだよ!!　向こうの世界に行ってもこの作
　文があれば、いっつも僕が一緒だよ！　寂しくないよ!!　見て見て!!』

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おとうさんへ

おとうさんは、このくにからせんそうがな
くなって、みんながなかよくできるように
、べつのせかいにたびだつんだよね。
このくにのえらいひとたちは、むこうのせ
かいのひとをいじめようとしてたり、フォ
レスティアのおうひさまをいじめようとし
てるんだよね。でもおとうさんがいけば、
かなしいことはもうおきなくなるんだよね
　　【　　　】
。そういってたよね。
ぼくも、むこうのせかいのこどもたちと、
ともだちになりたいな。
いっしょに、おとうさんがつくってくれた
、「なかよしのうた」をうたいたいな。
おとうさん、けがにきをつけてね。どぶに
はまらないでね。かえってくるのをたのし
みにしてるよ。

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『く、くぅ～～……っ!!』
『…ううっ、本当にいい子……』
『いや、改行するときは“ぶら下がり”と言って、句点（。）と読点（、）ははみ出
　しても、その行の中に収めていいんダス……』
『あなたっ!?　何そのリアクション!?』
『い、いや、元教師としての血が……。でもナ、息子よ。この作文感動したダス……。
　よぉし、お父さん、お前のためにも頑張るダス!!』
『お父さん、がんばって！』
『あなた──身体には、身体だけは気をつけてね』
『おみやげ買ってきてね！』
『わかったダス、愛すべき家族よ!!　おみやげはなにがいいダスか？』

『1/144ガ○ダムアストレイ！』
『明治座の藤田まことの公演のプログラムお願い』

『……』

『あと帰りに玉ねぎ』

『……行くのやめよっかな……』

──リカ、マジギレ!?　スカラベジークは『仮面ライダーダルダ』第８輪に登場！

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