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連続リレー小説。「超時空要塞マクロス1.5」

3VF-774:2002/07/25(木) 18:56
輝、未沙「ただいまー」
家で誰も待っていないのがわかっていても、不思議と聞いてくれる誰かが側にいるとこの言葉は出てしまう物だ。

輝の家は無事だった。もっとも、ここがクレーターになっていたら今頃二人もミンメイもおそらく生きてはいないのだが。
開けたまま飛び出したドアは誰かが閉めてくれていたようだが、鍵はかかっていなかった。
部屋の中は荒らされることもなく、今朝ミンメイとすごしたままになっていた。
輝「とりあえずお茶でもいれるよ。」
ヤカンに水を入れながら続ける。
輝「もう遅いけど、シャワー浴びるでしょ?」
未沙「ええ、そうさせてもらうわ」
いつもの未沙ならこの言葉に少なからず動揺するところだが(輝は鈍感なだけ)、今は平然と答えた。
なぜなら、未沙はものすごい処理速度で輝の部屋をチェックしていたのだ!
まずは輝にしては異様に多い生ゴミ。普段絶対一人では飲まないワインの空き瓶もある。これはミンメイと食事(かなりの確率で手料理)や晩餐を楽しんでいた証拠に他ならない。
とりあえずダイニングキッチンはこんなものだろう。
問題は次からだ。未沙は意を決して奥の部屋へ進む。
しかしそこで未沙が真っ先に見たのは、毛布と枕がおかれたままになっている、輝が寝ていたソファーだった。
この意味を未沙は一瞬で理解した。
未沙「ほっ」
心配していた最悪の事態は回避されていたようだった。
輝にそんな甲斐性がないことぐらいわかっているのだが、さすがの未沙もこればかりは簡単に割り切れなかったのだ。
未沙「ふふ、さて、シャワー浴びよっと」


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