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【大正冒険奇譚TRPGその6】
8
:
双篠マリー ◇Fg9X4/q2G.
:2013/09/02(月) 21:50:04
ダーの人間性は最低だ。
だが、決して軽んじていい相手ではない。
この地獄絵図の中、まともに動けない人間を平然と連れ回せ
尚且つ、まだ他者を守ろうとする余裕もある。
だからこそ、万全の手を打った。
まずは鳥居とダーの勝負、もしダーがジャンのような人間だったのなら
マリーは鳥居が勝負を仕掛けるのを止めたが、敢えて黙っていた。
ダーの性格から鑑みて、きっと鳥居のことを見かけだけで判断し油断すると読んだからだ。
予想通り、ダーは完全に油断しきっている。
ウェイトの差はあるだろうが、大人を投げ飛ばせるほどの腕力がある鳥居ならば
互角に組み合い、押し切れる可能性がある。
それを確実なものにするために、あかねの目潰しで視界を潰し動きを止める。
これで完全に押し切れるはずだった。
ダーは鳥居の突進を受けていても微動だにしていない。
加えて、その態勢のまま鳥居に講釈をするほどに余裕も見せている。
そして、そのままダーは鳥居の頭に手をのせる。
その瞬間、脳裏を過ぎったのは先ほど指一本で屍人の首を折った様だ。
おそらくは今、ダーはソレをやっているのだろう。
だが、手加減からなのか、それとも、鳥居が頑丈なのか、まだ鳥居は何かに耐えられているようだ
そうなるとダーも相手がただの人間では無いと分かったのか
更に力を加えようと構える。
その瞬間、マリーは動いた。
今、ダーの意識は完全に鳥居へ向けられている。
自信はあった、幾人もの悪人をこのタイミングで狩っていた経験が裏付けている。
「(このまま脳天にブッ刺してやる)」
マリーは思い切り、短剣を突き出した。
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