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【大正冒険奇譚TRPGその6】

63 鳥居 呪音 ◇h3gKOJ1Y72:2013/09/02(月) 22:26:14
「うむむー…」
冬宇子たちの話を聞いてフーを怪しみ始める鳥居。
彼女たちが殺されそうになったのは、
とんでもない秘密を知ってしまった、
もしくは知ってしまいそうになったからだろう。
フェイの話ではフーは悪い人ではないと言っていたから
殺すのにはそれなりに大きな理由があるのだと思う。
人の命よりも大切な理由がだ。

それに付け加えられマリーから聞いたのは、謎の日本人の女の話。
だから鳥居は、何か罠に掛けられたような気分。
日本人が不老不死の方法を手にいれようとしている。
そんな情報を広める理由とはなんなのだろうか。
単に鳥居たちは遺跡の保護を嘆願されたはず。
それに呪災が起きる前に遺跡の保護の嘆願が
出されたということは何かの計画性があったということだ。

つまり呪災は人為的に起こされた可能性が高い。
誰かが、不老不死の実験に失敗して起きてしまったとか
不死の王の仕業とかでもないのかもしれない。
だが、その理由ではフーが知られて困るということとなにも結びつかない気もする。

ならばと鳥居は仮定する。
呪災の犯人がフーだということに。
それが明るみに出てしまえば彼は不老不死の研究を続けられなくなってしまうかもしれない。
想定外だったのは呪災の範囲がおもったよりも拡大し、
侵攻が早かったということ。
他には呪災に一枚噛んでいた日本人の女が裏切ったということ。

北方の遺跡の付近を動死体だらけにしたら普通の人間は誰も近付けない。
いわば動死体のバリケードが出来上がり
不老不死の秘密の眠る遺跡を守ることもできるのだ。
でもこれはあくまでも仮定に過ぎない。
フーは鳥居たちが遺跡を守るということに積極的だったはずだ。
そのために人を連れてこいと言われたのだから。

「あの、あなたは日本人の女性を知っていますか?」
鳥居は自分の考えを固めるために、フーに問うてみた。


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