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【大正冒険奇譚TRPGその6】

61 鳥居 呪音 ◇h3gKOJ1Y72:2013/09/02(月) 22:25:40
鳥居はダーのことは許せなかったが
なにも殺すことはなかったと思う。
だからやきもきしていた。
じゃあ、どうしたらいい?
と、マリーに聞かれたとしても答えられない。
あの狂った映画監督、スペルヴァイザーのときのように
生かせなかったのか。選択の余地を考えるも、もうよくわからない。
生殺与奪の権利はマリーにあるのみだ。

人は自分と、自分に関係するもの以外はいらない生き物なのかもしれない。
自分と同じ価値観に反するものは、見ていて気持ち悪いかもしれない。
そうなにか言い訳染みた自問自答を繰り返すだけで
命は大切なものと叫ぶこともできない鳥居。
いつまでも小さな水溜まりを飛び越せないでいるような気持ち。

――ダーの躯を無力感を湛えた目でみつめる。
するとやって来るのは倉橋たち。
鳥居はなるだけ気づかれたくない気持ちで肉体の再生に集中した。
こんな姿をブルーにみられるのはいい。彼はほとんど他人だからだ。
でも、頼光にはなんと思われるだろう。
いつも、サーカスでコキツカウからバチがあたったとか。
それと倉橋は女、だから、
やだー、あのこ完全に負けちゃってる(笑)
そう思われたら顔から火がでる。
健康男子たる鳥居にはそんな一面もあった。


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