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【大正冒険奇譚TRPGその6】

54ブルー・マーリン ◇Iny/TRXDyU:2013/09/02(月) 22:21:33
>「見たか毛唐!誰がビビッているかもう一度言ってみやがれ!!」

「…!…」

その瞬間、ブルーは理解した
自分がどれだけ愚かだったのかを
自分がどれだけ軽率だったのかを

自分がどれだけ、仲間を想っていなかったのかを

(…あーあ、やっぱり、俺は上に立つべき人間じゃあ、なかったな…)

後悔と、反省が彼の心を包み込む
しかし、彼は言った

「…もう、やめようや」

ツァイのその行動を見て、つぶやいた

「…いい加減、もう、やめようや…」

その瞬間、ツァイの前には青い、ブルーのコートが見えた

ブルーは、さっきの言葉を言った瞬間、そのコートを一瞬で脱いで投げたのだ

視界が遮られる、それほどにこのコートは大きい

切り刻んだところで、先ほどまでいた場所にブルーはいない
見あたらない、全然、見当たらないのだ、右、左、左右を見ても

ならばどこに?そう考えた瞬間、ツァイは影が見えた

「こっちだよ…そろそろ、終わらせないと…」

右手を振り上げようとした瞬間、乾いた打撃音のようなものが響く
右手を動かない、見ると血が噴出している

撃たれたのだ、上から、ブルーの銃によって

「もう、…限界に近いだろう…休め」

その言葉が聞こえた瞬間、顔面に衝撃を受ける

いつものブルーなら蹴っていた、今のブルーは…『殴って』いた…
上から、垂直に
いうなれば、拳骨だ…

【コートを投げて視界を遮ってその間に高く跳躍する】
【その後、右腕をすぐさま打ち抜き、頭上から殴る、あたったらすごく痛い】
【…痛いだけ…】


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