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【大正冒険奇譚TRPGその6】

49双篠マリー ◇Fg9X4/q2G:2013/09/02(月) 22:17:51
そう思った矢先、死に体の鳥居が動く
渾身の力を込めて放った鳥居の骨は、ダーにかすることなく躱され
そして、再びダーは自身の術で軽くなり向かってくる。
「これまでか」
破れかぶれで拳を出そうとした瞬間、滝のような水が降り注いでくる、
それが茜の術によるものだと理解するよりも先に、自身の体が軽くなっていることに気づく
自然と体が動く、ダーは今突然の介入者に戸惑っている格好のチャンスだ。
ダーに迫ろうとした瞬間、視界を水蒸気が覆う。
直様進行方向を変え、ダーの背後へ回り込むように動いた。
視界が覆われたダーが今最も警戒しているのは、先程まで自分の居た方向だと思ったからだ。
そして、狼狽えるダーの声を聞いた瞬間、マリーは背後から飛びかかると即座に首を締め上げた。
「一撃で仕留めようと思ったが気が変わった。お前は苦しんで死ね
 後悔して死ね、詫びて死ね、口いっぱいに敗北を噛み締めて死ね」
ダーの耳元で冷たくそう囁きながら、マリーは一層強く締め付ける。
「この短い間、お前に二度も負けた。
 二度も虚をついて攻撃したが、どちらもダメだった。
 正直焦ったよ。自分のやり方が通用しないんだからな
 だから、余裕が無い中必死で考えた、どうしたら逃がさずに殺せるか
 これが答えだ。こうやって完全に密着してしまったら重さなんて関係なくなるからな
 重くなって道連れにしようとか考えても無駄だ。その前にお前の首を掻っ切る」
今度は明るい口調で囁き、プライドを汚す。
「今お前の命は私の気分次第だ。生きたいか?なぁ生きないかぁ!?
 だったら、四つん這いになって豚の真似をした後で、私の質問に答えろ
 お前は自分の意思でここまで来たのか?違うならこと細かく話せ
 さぁてどうする?やるか?やらないのかぁ?やらないならこのままシめるだけだ」


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