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【大正冒険奇譚TRPGその6】

36◇u0B9N1GAnE:2013/09/02(月) 22:09:35
「さぁて……と、そんじゃまぁ……そろそろ『決着』と行こうぜ。
 もうオメェらはおしまいだよ。チビガキ、オメェその体を治すのにどんだけ時間がかかんだ?
 俺は……五秒もありゃあオメェの頭を踏み躙れるとこまで行けっけどよ……それより速いのか?え?」

ダーが一歩、前に出る。

「女、オメェもだ。そのガキを庇いながらじゃもう俺の拳は避けられねえよな」

お互いの間合いの数歩外、そこまで来て、一度止まった。

「オラ……言ってみろよ。『守って下さい』ってな。オメェらにはもう、それしかないぜ。
 もし言わねえんなら……そんなに死にに行きてえならよぉ。
 俺が守れなくても……仕方ねぇよなぁ〜……」

直後に、君達の体が重くなった。
汗だ。ダーが自分の汗を極限まで軽くして霧散させ、君達に付着させた後で重くしたのだ。

(汗はオメェら自身が掻いてる汗とも交じり合って馴染んでるし、服にも染み込んでる。
 そう簡単に拭えるモンじゃねえ……自分を焼いて蒸発させてみっか?
 いいや無理だね。砂と違って肉には『焦げ付き』ってモンがあるんだぜ……)

と、ダーが一つ咳き込んだ。
血混じりの咳だ。

(……ちっ、流石にさっきのは利いたぜ……まっ、これで終わりだけどよ……。
 まずはチビガキ、オメェからだ。言うならさっさと言えよ。
 そうすりゃオメェは助かるんだ。助けてやる。それは絶対だ。
 もしそれでも言わねえんなら……そりゃ死にてえと思ってると見るしか、ねえよな)

彼の歩みは、内臓の損傷があるからか、ゆっくりだ。
彼が君達の元へ到達するには多少の時間がかかる。
勿論、マリーが仕掛けてくれば彼はそれを迎撃するだろう。
重くなった体では、例え鳥居を庇いながらではなくとも、彼には敵うまい。



【炎の翼の熱風と落下の風圧に吹っ飛ばされる事で、直撃を回避。
 霧散した汗を冒険者達に付着させ、重くしました。
 まずは鳥居君を踏み潰すつもりです。
 それなりにダメージを負っているので、重くなり具合は気合を入れれば立っていられるくらいです】


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