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【大正冒険奇譚TRPGその6】
101
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◇u0B9N1GAnE
:2013/09/02(月) 22:55:21
――さておき、およそ四半日の休息を得た後、君達は不死の王の遺跡を目指す事になる。
「市街地の動死体はもう殆ど処理が済んでるよ。
時折妙な個体がいたらしくて、それは捕獲するよう言っておいたけど。
なんでも人を襲わず、特定の行動や場所に固執する個体がいたそうでね」
「なんか、ひたすら鍛錬を繰り返す太った動死体とか……面白そうじゃない?見ていくかい?」
「ま、それらを解剖、分析すれば……君達がしくじったとしても、ボクは安心だ。……冗談だよ」
「都外に車を用意してある。……原始的な方のね。
彼らの脅威は数と接触による冷気の感染だけど……開けた地形なら馬には到底追いつけない。
国を出てからは動死体共とまた出会うだろうけど、相手にする必要はないさ。
ゆっくりしていればいい。……墜落する飛行機よりかは、乗り心地もマシだろうしね」
とは言え――馬車の移動速度は道の状態が良くても精々、時速20km程度。
清の首都、北京から北方にある遺跡に辿り着くには――少なくとも半日はかかる。
小刻みに、不規則に揺れる馬車の中での十二時間は、決して快適とは言えないだろう。
もっとも――その後で、日の沈んだ薄暗闇の中、君達は周囲に動死体の蔓延る遺跡に乗り込まなくてはならない。
その事を考えればむしろ、馬車の中での半日は至福の時だとすら言えるかもしれない。
――遺跡からやや離れた地点に、小高い丘があった。
馬車のような目立つ物を安全に停められるのは、そこが最後になる。
それ以降は多少の地形の隆起や窪みはあるが、馬車で通過しようものなら間違いなく動死体に察知される。
動死体共の数は北京で遭遇した時とは比べ物にならない。
清と北方両軍の兵士の殆どがそのまま動死体に成り果てたのだ。
亡国士団や一部の優秀な兵士は動死体化を免れたかもしれないが――
――それはつまり、突然動死体の群れに放り込まれたに等しい。
結局、生き残る事は出来なかっただろう。
「……なぁにが、後はその子を連れてくるだけ、だ。あのクソッタレ……。どうすんだよ、コレ」
生還屋が眼下に広がる光景を見下ろして、そうぼやいた。
【遺跡の周りには動死体がわんさかいます。
馬車を使えば素早く突破出来ますが、間違いなくバレます。
馬車を使わなければ、身を隠せない事もない地形です。
遺跡に乗り込んだとしても、不死の法は遺跡の地下にあります。
地下向かう必要がありますが、悠長に入り口を探していては動死体達に襲われてしまうでしょう】
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