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ねこ日誌/ねこ技/ねこ情報スレ
341
:
H・K
:2017/04/12(水) 15:15:09
猫コロナウィルスと猫伝染性腹膜炎について、私は知識が全く無かったので、
複数の情報源からこの病原ウィルスと症状について調べてみました。
○ 猫伝染性腹膜炎(FIP)
Feline Infectious Peritonitis
フィーライン・インフェクショス・ペルトノニティス
既に感染した Feline coronavirus 猫コロナウィルス(FCoV)の
突然変異によって引き起こされる病気。
突然変異の原因は、完全には解明されていないが、ストレスが関係しているとも言われている。
FCoVが感染してからFIPとして発病するまでは、免疫という体を防御する仕組みを巧みに利用するために
とても複雑な経過をたどる。その為診断が難しい。
血管炎を引きこすため症状は全身の臓器に現れる。
腹水、高熱、黄疸、下痢、嘔吐、腎不全、肝不全、呼吸器症状など。
生後1年以内での発症が多く、壮年期は比較的少なく、老齢期には発症率が上昇する。
ウエットタイプ(滲出型)腹水、胸水が溜まる症状。
脱水、貧血、黄疸、嘔吐、下痢、便秘。
胸水が溜まることにより呼吸に影響が起きることもある。
ドライタイプ(非滲出型)
腎臓、肝臓の障害、神経症状(てんかん、性格の変化、異常な行動、歩行困難、感覚麻痺、排泄の麻痺、顔面神経の麻痺など)
眼の障害がよくみられる。
両タイプの中間型もある。
抗体の有無(抗体が陰性か陽性か)は、発症には無関係といわれている。
抗体が陰性でも発症する例はあるし、抗体が陽性でも発症しない例がある。
治療では、抗生物質、ステロイド剤、免疫抑制剤などが用いられるが、
この病気自体が未だ解明されていない点が多い為、治療が難しいとされている。
ワクチンはアメリカでは市販されているが効果が確実でない。日本では市販されていない。
防疫対策としては、ウイルス自体の感染力は弱い為、薄めた塩素系漂白剤などが有効。
ウェットタイプは発症すると短期間で死亡してしまうが、
ドライタイプは慢性経過をとって比較的長生きできる場合がある。
○ 猫コロナウィルス(FCoV)は世界中の猫の集団に広範に存在する。
猫同士が舐めあう等の接触感染により伝染すると考えられている。
東京エリアの飼い猫の50%は、1400という高い抗体値を持っているといわれる。
つまり東京エリアの”飼い猫”の約半数がこのウィルスに感染していると考えられる。
多頭飼育の環境では抗体を持った猫が多く、35〜70%の猫が糞便中にFCoVを排出する。
感染しても通常は抗体を陽性化させるだけであり何ら病気を引き起こすものではない。
FCoVⅠ型 元祖猫コロナウィルス
FCoVⅡ型 犬コロナウィルスと猫コロナウィルスが組み換えを起こした結果生じたハーフのウィルス
Ⅰ型とⅡ型では圧倒的にⅠ型による感染が多い。
どちらも低病原性であり猫の病気を引き起こすことはない。
Ⅰ型Ⅱ型の両方に、それぞれ二つのバイオタイプが存在する。
これは猫に現れる病原性の違いによる区別で、
ほとんど病原性を示さず、腸管に感染するものが猫腸コロナウィルスであり、
猫伝染性腹膜炎(FIP)の病原性を持つものが猫伝染性腹膜炎ウィルス。
猫コロナウィルスは、消毒用アルコールや次亜塩素酸ソーダの噴霧もしくふき取りで
容易に不活化することが出来る。
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