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ねこ日誌/ねこ技/ねこ情報スレ
142
:
H・K
:2016/11/17(木) 16:58:19
隠密猫日記
僕が関わっている猫たちを
あらためて眺めてみると
影美が一番たくましい
彼女の人懐こさは
チビ黒の赤ちゃん的甘えん坊気質とは違う
彼女の人懐こさというのは
常に警戒を怠らず
入念な計画を持って
賢く状況を観察した上に生まれるしたたかさと
順応性なのだ
農家風の屋敷の庭を寝床にしている影美は
座頭市とピョコタンが毎晩こんもりと盛られた缶詰めを食べているのを
1ブロック先の路上からじーっと見ていた
少しずつその距離は縮まって行き
今では他の二匹よりも先にきて
僕がやってくるのを待機している
寝ている間に喰いっぱぐれないためだ
いつの間にか座頭市と鼻キスする仲になっており
(たぶん彼らは兄弟姉妹)
僕が先住民にご飯を渡し終わるのを
「ニャン・・・・ニャン・・・」
と小さな鳴き声を入れながら
お行儀良く待っている
そして僕が目配せすると
丸いお尻をふりながら走り出し
猫おばさんの旦那さんのご実家である空き家に向かって
僕を先導する
かつては僕の後ろについて来たのだが
今では早く来い!と言わんばかりに走り出す
彼女はまず野良猫にとって一番おいしいもの
濃く味付けしてある缶詰めを先に食べ終わると
カリカリを丁寧に味わう
でも彼女は口の中に何か問題を抱えていて
乾いたものを飲み込みずらそうにしている
そういう子なのでミルクは欠かせない
僕がミルクの入ったボトルを持っているのを
ちゃんと分かっているので
ミルクが飲みたくなった時は舌を出して
口の中が乾いてしょうがないという仕草をしてから
僕の顔を寂しそうな表情で見上げる
そうするとミルクが出てくるのを知っているのだ
計算通りにミルクを飲んで、濡れたカリカリを
それはそれで美味しいと感じている様子で
食べ終わるのを見届けると
ちょうど座頭市たちも食べ終わるタイミング
僕は一旦その場を離れて彼らの元へ向かう
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