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工廠裏の壁 12枚目
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だが、そんな頼りない風貌とは裏腹に、やる夫の足は迷いなく一方向へと向かっていた。
安モノのシャツとジャケットの下には彼愛用の「着火ガン」がホルスターに装填されているし、
色褪せたズボンの腰には４５口径、履いているのは五寸釘も通さない頑丈な軍用ブーツである。
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