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ぶんひな!!−TRPS雑談所その5−

646琳樹 ◆cirno..4vY:2011/01/15(土) 07:47:06 ID:kR8Wo02oO
こっちに本スレ立てて投下してったらいいんじゃねーですか
本スレ立てれたらそっちに避難所の分投下してくとか

中々代理が頼めんのぜ

647吸血姫 ◆SQTq9qX7E2:2011/01/15(土) 18:47:29 ID:rBQIkFuE0
>>646
SO☆RE☆DA☆

私ももれなく規制に引っ掛かってましたよorzorz
今回の規制は本当容赦がないですね……

648もるもる(8才) ◆6ZgdRxmC/6:2011/01/16(日) 01:51:09 ID:XpmUlmJw0

ttp://akiba.geocities.jp/takeutimolga/trps/no6.html

こっそり【その6】のろぐなの。すでにどこかにまとめられてたらごめんなさい、なの。
つかれたの……れいーどこー? 
がんばったぼくをなでなでするがいいのー!!

……ところで、ひょっとするといまってぼくのじゅんばんなの?

649佐伯 ◆b413PDNTVY:2011/01/17(月) 23:03:05 ID:WT0feq7E0
なんだこの凄まじい八歳児は……!?
凄く助かるのだけれども……だがその、まぁ、こう言うのって読み込む側の言語ソフトとかの問題なのかな?
凄く……文字化けしてます。はいorz

けど、それとこれは別。思う存分撫でくり回すのがジャスティス!!(@^^)/~~~なでなでなでなでなでなで

順番はもるもるでも構わないって状態だね。
本来ならハルニレさんのターンなんだけど連絡取れてないし、単にどっちに行くかを決めるだけだし書いちゃっても良いんじゃない?

650佐藤 ◆tGLUbl280s:2011/01/18(火) 00:09:28 ID:QmgcI1Nc0
ログならここにあるよ〜参考までに
ttp://www43.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/56.html
ttp://www1.atchs.jp/nanaitahinannjo/thall.html

651第774統合戦闘航空団:2011/01/18(火) 00:13:05 ID:QmgcI1Nc0
すいません。名前消し忘れました。おせっかいしてすいません(汗汗汗
早期のスレ再建を心よりお祈りします

652もるもる(8才) ◆6ZgdRxmC/6:2011/01/18(火) 00:16:36 ID:l6b2OQnM0
>>649
もじばけ……むー、たぶんげんごのもんだいなの。
どっかでかえられたとおもうんだけど……むー。
とりあえずけーたいむけにぶんかつしてみたの、まだばける?

ぼくのばん、そーなのかー。げんざいぼくはれぽーとてすとじごくなのー……
25にちにはきっとふっかつできるとおもうけど、
すすめられるってひとがいたらさきにかいてくれてかまわないのー

653もるもる(8才) ◆6ZgdRxmC/6:2011/01/18(火) 00:19:23 ID:l6b2OQnM0
>>651
おーおつですのー!
しらなかったのーありがとうなのー

654リー ◆nRqo9c/.Kg:2011/01/18(火) 14:56:24 ID:47RuNAa.0
>>650
ひーにゃんありがとう!
いえ、すいません、調子乗りました佐藤さん。ありがとうございます

655まゆきち ◆OryKaIyYzc:2011/01/18(火) 16:29:20 ID:UL4gg052O
もるたんもしゅがー☆も乙であります!
うん、突っ込み待ちです。本当に有難うございます!

656えろげ ◆cirno..4vY:2011/01/18(火) 19:18:54 ID:D0tiNyH2O
携帯の充電器壊れていつ電池切れるか分かんないから先に代理頼んどきますね!

657訛祢 琳樹 ◆cirno..4vY:2011/01/18(火) 19:21:42 ID:D0tiNyH2O
どこか分からないが暗い部屋。
分からない? 否、ここは私の部屋だ。
しかし、しかし私は異世界に居たのでは無かったか?
……夢?

「ほら、食え。琳樹が昔好きだと言っていた肉だぞ?」

「美味しいか?
 いや不味いだろうな、あの玲奈とかいうクソ女の肉だから」

くぅ?
夢、夢を見ている。
そうだ、私は夢を見ているのか。
その肉は美味かった。本当に美味かったのだろうか。本当に私はあの肉を食べたのか。曖昧。食べたのならば鮮明に覚えている筈ではないのか。何故。私は食べてはいないのか。私では無いとすれば、あの臆病者か。私を創った臆病者。今更出てきて何のつもりだ。くぅをキチガイ扱いするなんて。臆病者。

「そうだねぇ、出来れば私は君の肉を食べたいよぉ?」

「そうか、じゃあ、今から食べさせてやろう」

「ああ、愛してる」

嗚呼、思い出した。そうか私は肉を食べた。人の肉をだ。玲奈だとか言う、臆病者の惚れていた女の肉ではない。私の、私だけの宮流。この後、くぅはその場で腹を裂いたのだ。ろくに調理も出来ない私は生のまま食らった。というより、生の方がくぅを感じられる気がした。狂っているだろうか。少なくとも好きだった女の肉を吐き出して私を創り出した臆病者よりはマシだ。愛しているなら骨まで食らってしまえばいい。それが出来ないのなら死ね。

「美味しいなぁ、宮流は」

もう口調が違うとか違わないとか、どうだっていい。
それに元々こちらの方が私らしいのだった。
訛りがあれば、天然を装えば。こんなおっさんに何が出来ると油断するだろう。
そう、思い出した今この瞬間からは全てが演技なのだから。
狐の様に、狡猾に。

658訛祢 琳樹 ◆cirno..4vY:2011/01/18(火) 19:22:32 ID:D0tiNyH2O
死んでいた様に眠っていた彼は、ゾンビの様にのそりと起き上がる。
ゾンビが本当にのそりと起き上がるのかどうかは各自が本物のゾンビ娘に聞けばいいのではないだろうか。

「スレ読んでなかったから状況がさっぱどわがんねーべ」

「やめなさいリンキ」

「あと久々すぎてモノローグの書き方を忘れたすけ」

「なんで止めろって言われた後にメタ発言するのかしら」

開口一番がこれである。
メタ発言にも程があるだろうとどこかから怒られそうだが事実なのだから仕方ない。
嘘を吐くのは駄目だとお婆ちゃんが言ってた。
彼を止める烏にも少し焦りが見え始めたところで話を進める。

「いや、でも良く考えて欲しい。
 止めろと言われるとやりたくなるのが人間ってもんだべ」

前言撤回、話は進まない。

「ね、くぅ」

「まあ、そうだk……今くぅって言わなかった?」

「……だってくぅだべ?」

「狂羽だから?」

「沙緒宮流だから」

沙緒宮流。とある女性を惨殺し想い人に無理矢理食べさせた挙句に自殺をしたキチガイ女。
愛情表現がその名の通り素直過ぎたのかもしれない。
所謂ヤンデレと言う奴なのでは無いだろうか。

659訛祢 琳樹 ◆cirno..4vY:2011/01/18(火) 19:23:05 ID:D0tiNyH2O
「なあ琳樹。何故、どこで、気付いた?」

「全ての元凶は臆病者、これで分かる?」

「あら、あの私の事が大嫌いなリンキのお陰で私のリンキが気付いてくれたのね」

「それはそれは、私はあいつに感謝しないといかんな。……私はあっちの琳樹も好きだったんだが」

「私だけを愛してくれないと嫌だべ?」

「浮気性のリンキがそんな事言っていいのかしら」

「……否、もういい、フラグ男め」

今更ではあるが、狂羽、または宮流という女性の声は彼にしか聞こえない、……というかそもそも外見は女性でなく烏である。
烏と会話するどころか自分だけを愛せ等とのたまっている訛祢琳樹という男は他人の眼には狂人に映るに違いない。
否、まあ、彼的にはなんら問題の無い事なのだが……。

「そういえば、エレーナさんは?」

あ、と短い声を出した後にそう言葉を吐き出す。
そしてたった今周りを見回し、彼はここが見覚えのない場所であり、周りの人間からの冷たい視線をぶつけられている事に気付く。
しかし彼にはそのどちらも関係の無い事であった。

「私に愛せと言ったのに私以外の女の名を呼ぶのね、リンキ」

「呼ばないと話が進まない、それに私が愛してるのはくぅだけだべ」

「……全く今回だけだぞ?」

そんな小芝居を挟みつつ、彼らは≪狂烏凍結≫を発動した。
一瞬黒い光が周りの者達の視界を阻んだ後である。そこには烏の姿が消え失せ、代わりに背に黒い翼を生やした訛祢琳樹のみが立っていた。

「ああ、さっきはエレーナさんは、なんて聞いたけど別に答えなんて聞いてないべ」

私が勝手に捜すから

そうして彼は外へと、飛び立っていった。

660えろげ ◆cirno..4vY:2011/01/18(火) 19:24:34 ID:D0tiNyH2O
ここまでおながいしますお!

とりあえず自分がどこに居るのか分からなかったのでそこら辺には触れずに
てきとーに反応してやってくだしあ

661たちばな ◆Xg2aaHVL9w:2011/01/18(火) 21:12:43 ID:KxSXFaWw0
>>650
乙です!超GJ!

662佐伯 ◆b413PDNTVY:2011/01/18(火) 23:49:48 ID:O80Ngbtc0
>>652
んー。ダメだね。
どうにもこっち側のエンコードなのかな……せっかく用意してくれたのに使えなくてごめんよ。
テストとレポート……懐かしいなぁwww 単位落とさない様にがんばれー!
じゃあ、お言葉に甘えて書いちゃおうと思うんだけど、一緒に行動で大丈夫だよね?

>>650
凄いね。そんな風にまとめてくっれている所があったんだ。教えてくれてありがとう。
佐伯さん個人の意見だけどスレッドをまたいでコミュニケーションをとりに来ても別にかまわないと思うの。だから気にしないでおくれ。
てか、今回みたいな事なら大歓迎だし、酉付きだろうと名無しであろうと構わないからよかったら、又遊びにおいでー
うん。しかし、これでは「通りすがりの〜」を返上しなくてはならないねwww

663もるもる(8才) ◆6ZgdRxmC/6:2011/01/19(水) 01:47:11 ID:iryGWXwE0
>>662
がんばるのー……がんばりすぎて、しねるのーふふふ
いっしょでいいのーよろしくおねがいします、なの。

めたたぐつかってもじコードいじってみたのー、これでばけるようだったらさいしゅうしゅだんなの!!
はっさいじのそこじからみせてやるのー!

664佐伯 ◆b413PDNTVY:2011/01/23(日) 19:42:10 ID:UPg01A6Y0
何とか形になったよー
後は、一気に動かしていくだけになりそうだわ。
って訳で投下します。

665佐伯 ◆b413PDNTVY:2011/01/23(日) 19:42:45 ID:UPg01A6Y0
タチバナが応急手当てを受け立ち上がって居たころ、彼が居る部屋の廊下に零は佇んでいた。
傍にはだれも居ない。居心地の悪さを感じ、彼女は一人で席を外したのだ。

「アウェイって奴ねー」

あの後、鈴木達と合流した零と萌芽は色々あった。
話し合いの結果、重症人の治療の為奔走する事になったのだが、その為には一度どこかに事を構える必要があった。
様々な理由から月崎家に移動する事にした一向は、鈴木の用意した車で月崎家へ向かう。
その車内、何故か生優しい視線を向ける関係者達と会話を行い得た事が山ほどあった。

「なんていうかさ。訳、分らん事になってるけど……
 今ここに私たちが居るのって何らかの意思が働いてるってことなんでしょうね」

その中で一番出てきた単語は「別の世界」だ。
そうだ。今この場にはかなりの数の異世界人が集まっている。これは一体なんと言う事だろう?

「あら、お客様?お部屋に居られなくても宜しいのですか?」

「あー、ちょっとね……」

声を掛けてきたのは私用人だった。
一瞬の迷いの後、零は照れながらもあの場に居ずらいと言う事を正直に話す。

「なんか私はあの中に知り合いも居ない様な物だし、いずらいのよねぇ」

「左様でしたか。それは私どもの不手際で御座いました」

そこで言葉尻を区切る私用人。
別にそんな訳は無いと思う零であるが、こう言った場合、彼女達の様な人種は勝手に自分が悪いと言い切る物なのだ。
そう思い零は特に言葉を掛けようとはしなかったのだが、その後に彼女は中々に素敵な発言をした。

「それでは、お連れ様もこちら側の練にお連れ致します。
 白い制服の男性と、緑の髪の女性、それから古式めかしい服装の方でしたね?少々お待ち下さい」

「な……!?」

「それでは、お部屋の方にご案内いたしますのでごゆるりとお寛ぎください」

そこまで言い終え、私用人は気配無く廊下を歩いてゆく。
その言葉に意味を噛みしめたまま、身じろぎすら出来ない零に今は興味など無いとその背が語っていた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「そう。ここからが本番なんだ。アレはもう直に動き出す。
 それを抑え、滅ぼすための要素は集まった。そう、僕達にとってはここからが本番なんだよね」

女が呟くように言葉を紡いだ。だれに対してでは無い。あくまで独り言であり同時に贖罪の真似事。
そうして、一瞬だが月崎家周辺に翳りが見える。まだ日が出ててもよい時間である。しかし、現に太陽は消えうせる。
再び日が差したその時、のらりと歩いていた私用人の姿は消えていた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

666佐伯 ◆b413PDNTVY:2011/01/23(日) 19:44:30 ID:UPg01A6Y0
「6時間と37分、46秒ぶりです。マスター」

「……」

「フン」

部屋に戻った零。そこでは今後の行動方針を決めるための異世界人による会議が行われていた。
だが、タチバナの腕の事や決定的な情報不足から、どうどう巡りに陥っている。
参加する気が無いと言う訳でも無いが決定打が無い零はどうする事も出来ずに壁際でその様子を眺めている。
そこに三人の挨拶は三者三様。だが、全員の動きは同じだ。殉也、ゼロワン、サイガは零の所に集まる。
とりあえずと言った様子で零は彼らに「おっす……」と返事をした。

「図書館は見つかった?」

思う所があるのだ。零の口調はかなり重い。

「公定です。と申しましても目標地点への到達は叶わなかったのですが……」

「言うな」

遮る殉也。その瞳には何とも言えない仄暗い火が揺らめいている。
明らかに様子がおかしい。零は何かがあったなと思いつつも、そのまま質問を進めた。

「どういう意味かしら?」

「それは……」

俯き、言葉を選ぶような仕草を見せるゼロワン。やはりこれはおかしい。
機械である彼女が質問に対してこう言った反応を見せると言う事はまずあり得ないのだ。
そうして生まれた沈黙を破ったのはサイガだ。

「そうだな。怪物に良い様に操られていた。とでも言うべきか……
 女。貴様はいくつもの姿を持ち、人を欺き陥れる邪悪な存在を知っているか?」

「……どういう事よ?」

もっとハッキリ言えと零は暗に告げる。
諦めた。という表現が一番分りやすいだろう。ようやく殉也は全てを離す気になったようだった。

「図書館は存在していた。だがそれはたどり着く事の出来ない場所……否、俺達のいる世界その物が「図書館」と言うべきか。
 最も、スケールが大きすぎて俺たちでは「本」を認識すら出来なかったがな……」

「何よそれ……と言うか、そもそもなんで図書館捜しなんてしたの?
 そもそも、それって図書館とは言わないわよね……」

「元の世界に帰る為の手掛かりとして図書館に行けと言われてな。
 だが、結果はこのありさまだ。俺達は奴の奸計に踊らされていたと言う訳だ」

「ふぅん。……でも、図書館は存在していた。
 そもそも何故ソイツは殉也に教えた?……その感じだと状況が分っていたとしか思えない。
 となると……殉也にそこに行ってほしい?道を作ってほしい?なんにしても何故?」

その訳を考える。今まで持っていたピースと新しいピースを重ね組み合わし、一つのカタチにしてゆく……

「それに、何故、図書館と言う名を使った?図書館と言えば本、……記録?記録がほしい?それとも記録を見せたい?
 そしてそれは葉隠殉也を頼りにして……そもそも、行けもしない場所の事を殉也は理解して……
 情報がリークされてる。それも誘導するように……葉隠殉也は異世界人。この世界の人にはその事を全て話す様な事はしない。
 話すとしたら、同じ境遇の人間。……つまり、行くのは異世界人でなければならない。
 否、行けない?この世界の人では行けない。けど、異世界人は異世界。つまり世界間の移動をしているから……
 それと、図書館と言う場所にキーワードが有る筈。そして図書館は世界……!!?」

そして、ジグソーパズルが繋がった……
俯いたまま少女は確信し、震えていた。あぁ、そうだ。簡単な事だったのだ!!

667佐伯 ◆b413PDNTVY:2011/01/23(日) 19:44:55 ID:UPg01A6Y0
「あは、くくく……オッケィ。最高だわ。抱きしめてあげたいくらいに愉快じゃないの
 何から何まで上手く行き過ぎているとは思ってたけどそう言う事だったのね」

「どうした?」

「元の世界に帰る為の手段が見つかったわ」

そう言い、零は萌芽達が話し合いをしている所に近付いて行く。

「みんな、ちょっと長くなるのだけれども聞いてちょうだい。
 本人に聞いた訳ではないかから確信は無いけど、私達の役割が分ったわ」

とてもおかしな物言いだった。
それは言った本人が一番理解しているがそう言う表現が一番合うのだから仕方ない。

「私はこれにAll in(全賭け)で行ってみようとおもう。
 上手く行けばそれぞれの望む結果を取れるかもしれない」

【状況:佐伯零。集まった全員に異世界人全員に共通してに与えられた役割に気づき提案として出してみる】

【異世界人が現実世界に来た理由:図書館と呼ばる世界の記録の保管所への道を作る事。
 その場所へ行くには普通の人間では不可能であり、その為に異世界からヒトが呼ばれた】

【佐伯零の推測:上記の事柄を前提条件として現実世界=図書館と仮定しそこへの道を作る(向かう)とした場合、
 それには異世界人でなければならず、その事柄から図書館に入るには世界間を渡れなければならいと仮定する。
 つまり、図書館へ到達すると言う事は目標を持って世界間跳躍を行う必要があり、その手段を用いれば元の世界に帰ることも可能と言う物】

668佐伯 ◆b413PDNTVY:2011/01/23(日) 19:52:08 ID:UPg01A6Y0
ふいー
色々とぶっ飛ばした気がしないでもないけど、後悔はしていない!

>>663
お疲れ様。お陰で見れたよ!

669リー ◆nRqo9c/.Kg:2011/01/24(月) 11:29:45 ID:KZFsxJ/60
佐伯さんおつさま。新スレ建てちゃったですよ!
おっちゃんのと併せて投下しました

早まったかしら!?

670まゆきち ◆OryKaIyYzc:2011/01/24(月) 12:06:24 ID:iTYa.K0kO
>>669
リーさん乙!

671吸血姫 ◆SQTq9qX7E2:2011/01/24(月) 16:53:13 ID:.deBDDvMO
オヒサシブリデース シゴトタマリスギワロエナイ

リーさん新スレ立て乙です!
今もしかして私のターン…?

672シノ ◆ABS9imI7N.:2011/01/24(月) 17:12:38 ID:Bp4h0M120
生存報告です
生きててごまんなさい
すぐ書きます故少々お待ちください

673准尉 ◆sccpZcfpDo:2011/01/25(火) 01:07:25 ID:dNXYZ2Nw0
すいません、どの面下げてきたと思われるのを覚悟して
生存報告です!!
本当に申し訳ないです!

674もるもる(8才) ◆6ZgdRxmC/6:2011/01/25(火) 22:06:01 ID:IzTkxid20
タカ!! ツミレ!! タヌキ!!
タ・ツ・タ! タツタ! タ・ツ・タ!!
めでたいのー! しんスレいわいのタツタコンボなの!
ふぇいくんおつ あんど じゅんいおかえりなのー

675りんき ◆cirno..4vY:2011/01/26(水) 16:26:48 ID:wwAh5FY.O
スレ立ておつん!それと、おかえり!
いやあ、最近忙しいですね、本当本当、忙しい忙しい

忙しいついでに、上位なったし新しいスラックス作りtイヤ、モンハンとかしてないよ?

676ニノ ◆H9T8l.lOZQ:2011/01/27(木) 15:36:19 ID:zahmKmeI0
やっぱり防具はナルガ装備でござるな^^

順番あまりわかってないけど、多分俺じゃないですよね?と久しぶりにPOPしてみる。
TRPGは初めてだから良く分からないでござる;;

677まゆきち ◆OryKaIyYzc:2011/01/27(木) 15:52:57 ID:Zdm6oh/UO
>>676
エレーナさん→(兔さん)→まゆきち→(榎さん)→リーさん→レン君→ニノさん→猫さんの順番かな。()は最近連絡が無い人ね
だからまだまだだと思うの
無理だったら私が先に進めた方が良いのかな?

678第774統合戦闘航空団:2011/01/28(金) 08:37:51 ID:DEYxEWiIO
今どのチームごとに誰に回ってるの?

679リー ◆nRqo9c/.Kg:2011/01/29(土) 12:11:13 ID:psj.fdEM0
>>673
准尉殿おつかれさまです
就活は大事ですから流石にそっちを優先してくださいw

たまに顔見せていただければ問題ないでございます

>>677
まゆきちさんぐっじょぶ
正直自分でもどういう順番か分かってなかったなんていえない

という訳で路地裏組は吸血姫様ってことくらいしか手番がわかりませんな

680佐伯 ◆b413PDNTVY:2011/01/31(月) 00:14:44 ID:kuHguD9s0
oh...
忙殺されてる間になんか色々あったぽいのんね。
李さんスレ立てお疲れ様です。なな板も徐々に活気づいてるみたいで何よりです。

えーと、とりあえず復活組はおかえりんこ〜
准尉動かしちゃったけど、場面を動かす際に一緒に居ないとまずいと思ってなんで大目に見てやって下され。
てか、就活がんばれ!!
後、ターン周りは……この際、書ける人から書いちゃって良いんじゃない?
延々と待ち続けても人が減る一方なんだし、まずは動かなきゃ仕方ないと思うんよ。

681まゆきち ◆OryKaIyYzc:2011/02/03(木) 01:19:07 ID:9JjPdSB6O
投下報告、投下報告
なんかGOサイン出たから書いて見たよ
影響ない感じの動きだから大丈夫だと思うけど、問題があれば教えてください

682エレーナ ◆SQTq9qX7E2:2011/02/05(土) 00:31:46 ID:/KgWsLIs0
ようやく書き終えました……!本当遅れて申し訳ないです
佐伯さんの伏線に乗っからせてもらいました。収拾つくかなこれ……

683もるもる ◆6ZgdRxmC/6:2011/02/06(日) 01:20:42 ID:iZiJqDh20
こっそり……投下……なの、
れぽーとおわったら、ばいと、なの
なのかかん、れんぞく、しふと、とか……おに、なの。

ほえーるとすふぉるは、ちかじか、かくの。

684第774統合戦闘航空団:2011/02/06(日) 03:33:26 ID:IUqqefygO
いまって佐伯ちゃんの説明パート?

685もるもる ◆6ZgdRxmC/6:2011/02/06(日) 23:08:53 ID:v6iAk0SU0
ぴーんぽんぱーんぽーん

ほえーるとすふぉるのとうかを、おしらせしますの

686シノ ◆ABS9imI7N.:2011/02/07(月) 00:08:27 ID:zw7vb41MO
アサッテニハ トウカ シマス ゼッタイ シマス

687 ◆IPF5a04tCk:2011/02/07(月) 18:55:19 ID:XBzuRnuA0
生きてます、相変わらず規制です
代理お願いします

688 ◆IPF5a04tCk:2011/02/07(月) 18:55:40 ID:XBzuRnuA0
忍者を肩から降ろしたところで、突如として現れたエレーナ。
無論テナードは驚きを隠せないでいた。旧市街地にいる筈の彼女が何故ここに?

>「(彼は私に任せて、逃げ遅れてる人がいたら避難させて頂戴)」

「!?」

脳内にエレーナの声が木霊したかと思えば、次の瞬間彼女はあの少年と対峙していた。

>「他人から物……腕を盗んではダメと教わったダロウ?」

アジア風の青年も攻撃を仕掛け、完全に戦闘体勢だ。
ここは彼らに任せるのが一番か。そう判断し、逃げ遅れた人が居ないか辺りを見回す。
と、彼の目に一人の少女と二人の女性が目に入った。
あのアジア風青年と同行していた女性たちだ。

「安心してくれ、俺は味方だ。立てるか?」

警戒させないよう一言そう言い、しゃがみこんでいる少女と視線を合わせる。
混乱に満ちたこの状況で、ここにい続けるのは賢明ではないだろう。
早く離れなければ。

「(子供の目にこれはキツいだろうしな……ん?)」

ふと視線を上げると、黒い長髪の女――兎と目が合った。
一瞬奇妙な感覚に襲われたが、気のせいだろうと判断する。
すっかり腰を抜かしてしまっている少女を背負い、テナードは女警官へ振り向く。

「どこか、非難するのに最適な場所があったら教えてくれ。俺はこの辺に詳しくないんでな」

チラ、とエレーナたちの方を見やる。
もし、彼女達が負けたら――――……いや、考えても意味はない。

「お前も来るか、そこの黒装束。来ても止めはしないがな」

一度だけニノの方を振り向いて言うと、慈音が導くままに、テナードは走り出した。

689カズミ ◆IPF5a04tCk:2011/02/07(月) 18:57:04 ID:XBzuRnuA0
>「いやー、まさかカズミくんが”男の娘”だったなんてねー。
 もーやるじゃないスフォル、おねーさん関心だわー♪」

「は、あはははははは……はぁ……」

その頃カズミは、上機嫌なWと不機嫌なSに挟まれ、少々やつれていた。
先の発言でSの恋人かと思いきや、どうやら只の友人らしく。
しかも女だと勘違いされたことに、複雑な気持ちを抱いていた。

「(ミツキと話合いそうだな……この人)」

今頃任務の真っ最中であろうミツキを思い浮かべ、また溜息を吐く。
とぼとぼと新市街地を歩いている最中、Wの携帯が鳴る。

>「切れちゃった……いやね、公文からの着信だったんだけど、
 なんかただことじゃないっぽいわ。ちょっとスフォルも一緒にきてよ」

>「あ!? やだよ、オレはこれからテナードってヤツと……」

>「そんなの明日でもできるでしょ、異世界人はそんなにいきなり帰ったりしないわよ」

強気なWの発言に、しぶしぶカズミも同行する。

>「な、待てよ、おいちょっと、ホエール!!」


【→警察署内 公文課】

「これはひどい」

カズミが最初に放った一言は、それに尽きた。
辺りは嵐と猛獣の群れが通り過ぎたような大惨事。
倒れている人達が生きているのかどうかすら、疑わしい。
Wはどうやらここで働いているらしく、同僚に声をかけていた。
何かこの事件の手がかりはないかと辺りを見回していると、呻き声が聞こえた。
血まみれの男だ。まだ生きているらしい。

「ねえ、ちょっと。生きてる?」

「うう……」

「誰にやられたの?文明が暴走したとか?あ、それはないか」

全身血まみれの白髪の男は、カズミを見上げていた。
そして相手が敵ではないとわかると、ぽつりぽつりと話し始める。

「み……ら…………」

「え?何?聞こえないよ!」

「三浦…………さ……やられ…………設計図を……慈……」

「は?三浦!?ちょっと、どういう……!」

時既に遅し、男は気絶してしまった。
カズミは舌打ちし、他に話せる人間はいないか見回す。
しかし、誰も呻き声ひとつあげない。すると、カズミにひとつの案が浮かんだ。

「ねえ、その女の人とこっちの男の人、僕ん家で治療しない?」

男は気絶しているが、他の周りに比べればまだ傷は浅いほうだった。
都村と男を交互に見、理由を口にする。

「病院に通報したんじゃ遅すぎるし、僕の家なら治療用の文明がいくつかある。
 それに、こいつに聞きたいことがあるんだよね。どう?」

【テナード:まゆきち担いで非難開始。榎さん達に着いていきます】
【カズミ:都村さんと辺田さんを家で治療しないかと提案。】

690 ◆IPF5a04tCk:2011/02/07(月) 18:58:51 ID:XBzuRnuA0
うわあミスったorz
>>688の名前欄はテナードでお願いします……死にてえ……

まゆきち誘拐したり辺田君喋らせちゃったりしてごめんなさい

691第774統合戦闘航空団:2011/02/07(月) 20:43:39 ID:zw7vb41MO
みんな生きてます?

692まゆきち ◆OryKaIyYzc:2011/02/07(月) 21:38:28 ID:70KD..bsO
生きてるよー代理行けなくてごまんなさい(´・ω・`)

こんな診断やってた
ttp://id.hanihoh.com/r/?k=a1020616734d4e2e17e7336
ttp://id.hanihoh.com/r/?k=a1020791264d4ed2e6ef63a

693もるもる ◆6ZgdRxmC/6:2011/02/08(火) 04:22:38 ID:rNlXq8Do0
ぴーんぽーんぱーんぽーん

ttp://akiba.geocities.jp/takeutimolga/trps/top.html

はっさいじが、ぜんすれのほかんをほうこくしますの
ぜんすれくりーにんぐずみなのー

てすとのまえにへやのそうじをしたくなるのとおなじしんきょうなの

694第774統合戦闘航空団:2011/02/08(火) 05:54:04 ID:hx.8nQIw0
>>693
スゲー!流石もるもる

695まゆきち ◆OryKaIyYzc:2011/02/08(火) 11:17:29 ID:08CAx6vwO
>>693
おおおぅ…凄いなぁ…
携帯からじゃ過去スレが見れなくて苦労してたから、凄い有り難いですぞ!

696シノ ◆ABS9imI7N.:2011/02/08(火) 17:50:06 ID:xsfNl2P20
>>693
もるもるPANEEEEEEEE!!

やっと書けました。代理お願いします。

697シノ ◆ABS9imI7N.:2011/02/08(火) 17:51:13 ID:xsfNl2P20
資料を手に入れ、榎邸を後にする一行。
しかし、空気はとても重苦しいものだった。

「こ、これからどうします?」

皐月がこの空気を何とかしようと、明るい声で言う。
すると、長多良が挙手した。

「すみません、一度離脱させてもらいます」

「へ?何でまた・・・・・・」

「暫く単独行動を取らせてほしいんです。気になることがありましてね」

そういうが早いが、すたこらさっさと行ってしまった。
残された一行はそれを呆然と見送る。

「ど・・・・・・どうしましょうか。追った方がいいのかな」

「電話番号は教えてもらってますから、何とかなるんじゃないですか?」

皐月はそう言うが、声色は不安に染まっている。
やっぱり追うべきか、とシノが追いかけようとすると。

「こ、これは・・・・・・」

シノの顔がこわばった。僅かだが漂ってくる血の臭い。
そして同時に気配を察知した。あの少年の気配を。

「皆さん、ここで待っててください!」

シノは猛スピードで駆け出す。不非兄弟もそれに続く。
近づくほどに、血の臭いと彼の気配が濃くなっていく。
それに加えて、多くの人の気配も。

「―――――――ッ!!」

辺りは死屍累々。生首が足元に転がる。

>「レン、タチバナさんの右腕―――――返してもらうわよ!」

>「他人から物……腕を盗んではダメと教わったダロウ?」

「・・・・・・・糞どもがァア・・・・・・・・・・・!!」

レンは地獄の中心にいた。
脇腹を庇うように蹲り、青年を睨みつける。
得物と思われる鎌はレンから少し離れた位置に転がっていた。

698シノ ◆ABS9imI7N.:2011/02/08(火) 17:52:23 ID:xsfNl2P20
「殺してやる・・・・・・お前から切り刻んでミンチにしてやる!!!」

足元に転がっている生首を青年に投げつける。
レンはとんぼ返りをうち、鎌の元へ降り立った。

「お前をミンチにしたら次はそっちのメスだ!その後はあの糞オヤジをゆっくり細切れにしてやる!!」

直感で、シノはあの青年が殺されると感じた。

「やめてぇえーーーーーーーーーーーー!!」

目にも止まらぬ速さで、レンとシノはほぼ同時に動いていた。
レンが鎌を振り上げ、シノが青年の前に立ちはだかり、

シノの胸を、鎌が貫いた。


「ちッ・・・・・・邪魔だ!!」

レンは大きく鎌を振り、シノの小さな体が振り飛ばされる。
どさり、と鈍い音を立て、少女の体が地に落ちる。

『しッシノ!シノォオ!!』

『おいロリ!しっかりしろ!』

不非兄弟が駆け寄り声を掛けるが、既にシノの目に光はない。
シノ自身、もう何も見えていなかった。

「・・・・・・・ご、めん・・・・・・・なさ・・・・・・」

『おい死ぬなよ!頑張れ!』

次第に、聞こえる声も遠のいていく。
最期の力を振り絞り、シノは声を絞り出した。

「・・・・・・・・・さ・・・・よ・・・な・・・・・・・・ら・・・・・・・・・・」

その言葉を最期に、シノは動かなくなった。


「ハッ。赤の他人、しかも人間を助けて自分が死ぬなんて世話ないぜ」

レンはただ嘲笑った。シノの愚行を、鼻で一笑した。
彼に理解できるわけがなかった。彼女の行動を。

「さ、邪魔が入ったけど、ちょっと頭も冷えたかな」

鎌を構えなおし、シノのことなど最初からなかったかのように振舞う。

「悪いけど、僕、あんまりあんた達の相手してる暇はないんだよね」
「あのデッカいオッサンが連れてったメス。アイツに用があるんだよねえ」
「・・・・・・・・・ま、相手してやってもいいけどね。殺すだけだし」

レンはにっこりと笑った。
少女の骸は、ただ転がって動かなかった。

【シノ→死亡】
【レン→鎌を再び装備】

699シノ ◆ABS9imI7N.:2011/02/08(火) 17:54:20 ID:xsfNl2P20
ここまで。
最近本当に忙しくなってきて、このまま参加を続けるのが難しくなってきました。
なんで、一度離脱しようと思います。
復活できたら、NPCを使っての再参加にしようと思ってます。
今までありがとうございました!後迷惑かけてばっかで本当にすいませんでした!

700シノ ◆ABS9imI7N.:2011/02/08(火) 17:56:45 ID:xsfNl2P20
【追記】
レンはそのまま敵キャラとして自由に動かしていただいてかまいません。
ブッ殺も設定追加もおkです。
世界征服として、人間の抹殺とゾンビの軍隊を作る、という目的があるだけのキャラクターですので。
それでは!

701第774統合戦闘航空団:2011/02/08(火) 21:28:08 ID:hx.8nQIw0
シノちゃんマジおつかれ!いつでも帰ってきてね!

702 ◆IPF5a04tCk:2011/02/08(火) 22:23:48 ID:cuhlzsWUO
シノさんお疲れさんでした!
再参加いつでも待ってますお

703まゆきち ◆OryKaIyYzc:2011/02/09(水) 00:32:58 ID:TfgQKxpAO
シノちゃん…
お疲れさまでした。月並みな事しか言えないけど、いつでも戻って来てね!

704もるもる ◆6ZgdRxmC/6:2011/02/09(水) 01:57:20 ID:mvX7TaN.0
だいりしゅうりょうなのー、>>700はとうかしたほうがいいかな?

とりあえずおつなのー、からだにきをつけてがんばるといいのー!

あんまりからめなかったけど、かえってきたらまたいっしょにあそぼーねー!

705リー ◆nRqo9c/.Kg:2011/02/09(水) 13:08:41 ID:RbkiAO1Q0
>シノさん
あやや、残念ですけどお仕事優先して下さい
お疲れさまでした

身軽になりましたら是非また一緒に遊んでやってください

706吸血姫 ◆SQTq9qX7E2:2011/02/09(水) 21:43:19 ID:K89L0ytIO
シノちゃぁあん!!!いつでも戻ってきていいんだからねぇえッ!!


時にタチバナさんとか尾張さんとかおっちゃんとか生きてますか?

707タチバナ ◆Xg2aaHVL9w:2011/02/09(水) 21:54:36 ID:cfVngrfM0
生きてます。シノちゃんおつかれまたここで会おうぜ
月崎邸組の行動方針が決まってから動こうと思ってんねんけど、今って佐伯ちゃんの説明パートでええのん?

708吸血姫 ◆SQTq9qX7E2:2011/02/09(水) 23:18:25 ID:K89L0ytIO
ですね
そろそろ行動方針決めなきゃですよ

709佐伯 ◆b413PDNTVY:2011/02/09(水) 23:39:11 ID:AOdr9xvk0
やっべぇよ……強引に決めちまったとか言い出せる空気じゃないよwww
とりあえず、零ちゃん行っときました。てへっ☆
でもまぁ、いい加減話進めないといかんからって事で勘弁してやってください。

>>699
お疲れ様〜
余裕が出来た頃にでも顔を見せに来ておくれー
ついでに無無し投下でもしていっておくれ―

710 ◆IPF5a04tCk:2011/02/10(木) 00:18:07 ID:YUBmqSOoO
今日でブーン系TRPG一周年ですよ!おめでとさん!

tp://imepita.jp/20110210/009280

脱がないけどこれからもよろしくお願いします!

711まゆきち ◆OryKaIyYzc:2011/02/10(木) 14:10:52 ID:2ES3s8jIO
>>710
猫さんの災難吹いたwww
やっぱり猫さんは巧いなぁ…

712ハルニレ ◆YcMZFjdYX2:2011/02/10(木) 18:52:44 ID:H2Z59fXA0
生存報告
生きてます 生きてますぞー……

>>699
お疲れさんでした
また会える日を楽しみにしてます

復帰にはまだちょっと時間がかかりそうです
一週間以内には……っ!

713佐伯 ◆b413PDNTVY:2011/02/11(金) 01:25:02 ID:z94mSljI0
気がつけば一年か……早いなぁ。
都村さんいって来ました。まぁ、フラグ回収して終わりに向けて歩き出す感じですね。

>>712
おー。おかえりなさい。それと、ごめんなさい。
長いこと行方不明だったから進行に合わせて動かしてしまったよ。

714第774統合戦闘航空団:2011/02/11(金) 02:25:01 ID:rRTTF0dk0
現在の状況まとめくれー

715琳樹 ◆cirno..4vY:2011/02/11(金) 14:00:27 ID:wgam3Xto0
携帯の契約切れた・・・死にたい・・・
てことで友人のパソコンから書き込んでますが、投下するの遅くなるか失踪するやもしれません。
何せ設定全部携帯でブクマしてたもんですから・・・すみません

716もるもる ◆6ZgdRxmC/6:2011/02/11(金) 16:26:43 ID:VYWFR0MU0
ふふふ、ぼくもきせい、なの。
ついにやってきてしまったの……ふふふ……

そんなわけで、代理の方お願いしますの

717竹内 萌芽(1/4) ◆6ZgdRxmC/6:2011/02/11(金) 16:27:29 ID:VYWFR0MU0
どうにも困ったような表情が浮かんでいる彼女の顔を、
萌芽は不安そうに眺めていた。

「んー……分らない。そもそも、私は「記憶」ってものが凄く曖昧みたいで。
 その、ね?元居た世界の頃の記憶が思い出せないのよ」

しばらく考えたあとに、そう答えた彼女の顔を見て、
なぜか萌芽の胸がちくり、と痛む。

「だから、帰るって言うより捜すに近くなるのだとおもう。きっとね?」

その表情は、どうでもいいと思っているような、まったく実感が湧かないと思っているような……

―――違う、と萌芽は思った。

こんなのは違う。こんな無表情に近い、
他人から見て判断のつかない”あやふや”な表情は彼女が浮かべるべき表情ではない。
              ヒ ト
(こんな……こんな表情をこの女性にさせるくらいなら……!!)

いっそ全てを、あのときの内藤ホライゾンとツンの間に起こった全てを彼女に話してしまおうか、
そう考え、しかし、萌芽は思いとどまった。

「『さがす』って言うのは……やっぱり『捜す』のほうなんですかね。
 『たん』じゃなくて捜査の『そう』のほうの『捜す』なんでしょうか?」

少し彼女の顔を、上目使いに覗き込むように、萌芽は訊ねる。
そっと彼は右手を零の頬に伸ばし、触れる。

そして、じっ、と彼女の目を、まっすぐに見つめる。

「零は、やっぱり帰りたいんですね? 『そう』の方の『捜す』は、
 『なくしたモノを見つける』ときに使うものですから」

萌芽は少し目を閉じた。
俯いた彼は、しばらくそのままの状態で止まって、やがて顔をあげる。

「なら、僕もきみと一緒に行きたいです。……生きて行きたいです」

そう言った彼の目は、彼にしてはめずらしく、まったく”あやふや”さのない、
”まっすぐさ”とでも表現できそうな、そんな光を称えていた。

「ずっと、居場所を捜していたんです。僕は。
 どこも居場所がなくて、『退屈』で……でも、この世界で僕はやっと居場所を見つけたんです。
 ―――きみを、見つけたんです」

目を閉じ、歯を食いしばった彼は、左手を彼女の背中に回すと、そのまま一気に抱き寄せる。
もちろん周りに人がいることは覚えている。

でも、そんなことは今の萌芽にとって関係なかった。

718竹内 萌芽(2/4) ◆6ZgdRxmC/6:2011/02/11(金) 16:28:28 ID:VYWFR0MU0

(思えば、僕の居場所は、いつだってこの人だったんですね)

なにやら微妙な抵抗を感じるが、それでも萌芽は零の身体を離さない。
やがてそのささやかな抵抗もなくなったところで、萌芽はようやく彼女の身体を開放した。

くすくす、と笑う。

いつも通りの、心から喜んでいるようにも、単にからかっているだけのようにも見える、
”あやふや”な笑み。

「ま、だから検討しといてくださいね、零?
 もし、世界を自由に渡れるようになって、きみがぼくと二人で旅をすることを選んでくれたら、
 そのときは二人で『通りすがりの正義の味方』でもやりましょうよ」

冗談とも本気とも付かないことを言うと、萌芽はくるり、と背をむけて歩き出す。

「さて、僕はそろそろ『時間切れ』みたいです。それじゃ、またお会いしましょう、皆さん」

ぼんやりと萌芽の身体の輪郭が薄れ始める。
やがてそれは白い霧のような頼りないものになり、
やがて、完全にその空間から消失した。

―――――
――――
―――
――


「お?」

そこは、萌芽の『内側の世界』だった。
分身の意識を消し、直接本体に戻るつもりだった萌芽は、不思議そうに辺りをきょろきょろと見回す。

”あひゃー、おかえりー、もる”

いろんなものが混ざりすぎて、もはや黒にしか見えない、いつも通りのその空間。
時代錯誤に昭和テイストなブラウン管式テレビとちゃぶ台の前で、
小さな紅い道化師がこちらに手を振っている。

「おー……ひょっとして、きみが僕をここに呼んだんですか?」

”あひゃ、うーん……どーなんだろうな? アタシにもよくわかんない”

珍しく曖昧な表現をとる彼女を怪訝に思いながらも、
萌芽は彼女の向かい側に腰を下ろした。

「わかんないってどういうことですか? ……っていうか、何ですか、これ?」

萌芽が指さしたのは、ちゃぶ台の上に乗っかっている、町のミニチュアだった。

”けーかほーこくだってさ。おまえの蛾たちが持ってきて置いてった”

「あー……なるほど」

言って萌芽は上を見上げる。
そこには、一つ一つに風景が映っている、無数の四角い”画面”があった。

画面に映っている風景は、全てこの街で生活している生き物が見ている光景である。
もっと厳密に言うなら、その生き物たちは、全て萌芽の『ザ・エクステンド』に
”飲み込まれた”対象であると言えた。

719竹内 萌芽(3/4) ◆6ZgdRxmC/6:2011/02/11(金) 16:29:17 ID:VYWFR0MU0
竹内萌芽の、ものごとを”あやふや”にしてしまうという”才能”。
その本質は”誰かが自分だと認識する範囲を広げる”というものである。
そしてそれは、”自分を含めた誰かに、自分がどういう何なのかということを認識させる”
という、誰でもやっているし、誰にでもできることの延長に過ぎない。

そしてそれは同時に、誰かが萌芽だと認識している範囲を、萌芽自身が操っているということに他ならない。
『ザ・エクステンド』という”能力”は、言うならばその応用なのである。
『蛾』を用いるなどしているため、ややこしく見えてしまう彼の能力であるが、
本質的にやっていることは、たった一言で表現できてしまう。
それは”誰かが萌芽だと認識している範囲を操る”という単純明快なものだ。

その”範囲”は、彼の存在を知っている全ての人間の中に存在する。
『蛾』は、萌芽の代わりとなる、ただのわかり安い”目印”に過ぎない。
対象が萌芽の存在を知ってしまえば、ただそれだけで、
萌芽は相手の心や記憶の中にある”範囲”を自由に操ることができるのである。

そう、例えば、その”範囲”に、”それ”がある心の持ち主の視点を送らせる、というように。

「……まあ、町のことは調べとくように言ってありましたね、そういえば」

”あひゃひゃ、忘れてたのかよ”

愉快そうに笑うストレを無視して、萌芽は街のミニチュアを眺める。
我が『分身』ながら、細かいところまでよく作ったものだ、と、感心しながら眺める萌芽。
そこで、ふと彼の相棒が声をあげた。

”あひゃ? なあ、もる。これおかしくね?”

「はい?」

一体何が、と萌芽が言おうとして、そして気付いたときにはもう、ストレは行動に移っていた。

「お? ……おお!?」

紅い道化師は、町のミニチュアの上半分を掴むと、それをひょいと持ち上げた。
すると精巧に作られたそれの上半分が「ぱかっ」と開いて、
そしてその上半分に隠されていた、街の下半分の姿が明らかになる。

”あひゃひゃ、やっぱ開くんだなこれ!!”

「すっごい、なんですかこれ!! あの子たちいい仕事しすぎでしょ!!」

これは地下鉄か、これは下水道かとはしゃぐ萌芽とストレ。
そんな中、彼らは地下を走る妙な”銀のライン”を発見した。

「お? なんですか、これ……これも地下鉄……?」

”あひゃ、それにしちゃ妙だろ、駅の無い地下鉄なんて存在すんのか?”

そのラインは、町の周りを囲むようにきれいな円を描いている。
しかし、そう見えるのは上から見たときの話で、
横から見るとそれはぐにゃぐにゃと歪んで―――ようするに、凹凸のある円形をしていたのである。

不思議に思った二人が、その手で謎の銀のパイプに触れると、
その図形の上に、ぼうっと紅い光で文字が表示された。

「おお、こんな機能まで!」

”あひゃひゃ!! 主人の趣味をとことんわかってるな、アイツら”

720竹内 萌芽(4/4) ◆6ZgdRxmC/6:2011/02/11(金) 16:30:05 ID:VYWFR0MU0
はしゃぐ二人が、あらためて文字を読む。
"Boom Method Acceleraror"そこにはそう書かれていた。

「ぶーむ めそっど あくせられーたー?」

”あひゃ!? もる、お前普通に英語読めたのか”

「どーいう意味ですかそれ、ひょっとして僕のことバカだと思ってます?」

言われて、目をそらす道化師。こいつあとでちょっとひどい目にあわせてやろうと萌芽は思った。

「ともかく、なんですか『あくせられーたー』って」

”あ、意味まではわからないんだ……。『加速器』ってやつだよ。
 何かをこのパイプの中で加速させてるんだと思う”

「何かって、いったい何を?」

”……そうだな、例えば『文明』とか?”

「お?」

”なんとなく文明の匂いがするんだよな、このパイプの中から。
 あひゃひゃ、なるほど。この規模で文明のエッセンスを光の速さ近くまで加速させて衝突させているとすれば、
 確かに時空の壁さえ破壊しかねないくれーのすさまじいエネルギーが発生しそーだな”

「なんですか、それ? どういう意味です?」

”よーするに、これがあの小娘の言ってた図書館への道ってやつかもしれねーってことだ”

「それともう一つ気になることがある」と、彼女はその銀のパイプの内側を通っている、
もう一つの”石のライン”を指差した。

「これって……ひょっとしてこれも?」

”あひゃひゃ、そうだな。形からして見て間違いない
 作られたのは随分昔らしーが、これもたぶん『加速器』だな”

成桐市の地下を走るもう一つの石のライン。先ほどの銀のラインとまったく同じ形をしたそれからは、
円周から中心に向けて、一本の直線が延びており、そしてそれは上半分を貫く形で上に伸びている。

「これ……この場所、僕、知ってます」

かぽ、とミニチュアの上半分を被せた萌芽は、そのラインが地上に出ている場所を見て、ぽつりと呟いた。

「これ……僕がこの世界に始めて来たときに居た場所です」

思い出されるのは、顔を全て前髪で覆った”せんせい”の姿。

その場所は、竹内萌芽が竹内萌芽に成った場所。
この世界に来て、彼が始めて三浦啓介と出会った場所なのだった。

【ターン終了:竹内萌芽、離脱】

721もるもる(8age) ◆6ZgdRxmC/6:2011/02/11(金) 16:32:10 ID:VYWFR0MU0
そんなわけで、とりあえず以上ですの。

ブーム式加速器に対してかなり壮大な複線をはりましたの。

ゆるしてほしいの

722佐伯 ◆b413PDNTVY:2011/02/11(金) 22:05:50 ID:z94mSljI0
つ まとめ

月崎邸組
文明市組と佐伯他が合流。萌芽は離脱。
異世界人各々に課せられた「世界追放」を避けた上で帰路、停留する為に与えられた役割を果たそうと言う所。

路地裏組
マユキリーとにゃんこ、エレーナ、ニノ、新市街組が合流。
レンと戦闘中。まゆきち、兔はにゃんこが避難させようとしている。戦闘に割って入ったシノが死亡してしまう。

警視庁
S&Wとカズミが死に損なった都村と合流。
襲撃犯は三浦啓介であり、加速器と暴走適合者を連れて離脱済み。合流直後に鸛が現れる。

かなりざっくりだけどこんな感じだね。

代理行ってきますたー

723リー ◆nRqo9c/.Kg:2011/02/12(土) 10:52:26 ID:ooR0n0d20
>>715
おっちゃん生きろ
投下が遅くなるのは仕方ないですから失踪なんて言わないでおくれ

か、勘違いしないでよね
別にあんたが居なくたって寂しくないんだから!

724 ◆IPF5a04tCk:2011/02/12(土) 13:02:58 ID:84jqEHXc0
>>723
ツンデレ乙!
それと代理願う!

725月崎邸にて ◆IPF5a04tCk:2011/02/12(土) 13:05:03 ID:84jqEHXc0
異世界、図書館、世界追放。
当事者達が熱心に議論を交し合う中、明らかに場違いな人間達がいた。

「…………これ、アチシたちが聞いてていいコトなのかなぁ」

「俺からすれば言ってることが全ッ然意味わかんないぞぉお!!」

「右に同じく」

そう、ミツキや柊、秋人という「現実世界」側の人間達だ。
佐伯は異世界人たちが連れてこられた理由や、帰る手段などについて彼らに提示した。
何人か帰ることを渋る者もいるものの、佐伯の説得は成功したようだった。

「これ、放っておいていいのかなあ……」

ミツキはあくまで進研側の人間だ。進研の目的は異世界人の確保、イデアの入手。
彼らを逃がしてしまっては元も子もないのだが、同時に彼は迷ってもいた。
果たして、自分が邪魔をしてもいいものか。彼の脳裏に、あの男の横顔がよぎる。

「それよりミツキ、俺達帰りたいんだけど」

「ハァ!?……ああ、そういうことね」

ぐっすり眠る弓瑠を指さされ、ミツキはようやく納得する。
彼らは家族だ、と言っていた。家族が見つかったし、家に帰りたいのだろう。

「あのー、じゃあアチシ達はここらでお暇させてもらいます」

「えっちょっと!なんで弓瑠ちゃんまで!?」

「弓瑠は俺達の家族だ。ここまで連れてきてくれて感謝するよ」

立ち上がる一同。一礼し、ミツキは文明を発動させる。


「また会いたくなったら、いつでも来るといい。……進研でな」

青い光が発せられ、ミツキ達は姿を消した。
その後ろ姿を、一匹の猫はただ見ているだけだった。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

>「当面先立つものとして現在地の情報が欲しいね。ここはどこで、一体どんな因果で僕達はここへ搬送されたのか。
 ――僕の腕の件が片付いたら、と言っていたが、それについて何か見当はあるのかい?」

タチバナの声に、メンバーがそれぞれ答える。その中で、とある声が割って入った。

「……最後なら答えられるぜ。俺がこの目で見ていたからな」

726月崎邸にて ◆IPF5a04tCk:2011/02/12(土) 13:06:03 ID:84jqEHXc0
答えたのは、何と片目の猫、ロマ。
真っ先に反応したのは、近くにいたゼルタだった。

「えええええええ!?ロマが喋ったー!?」

「ったく煩ェな、猫の耳を考えて悲鳴あげろよ」

「ごごごめんなさいじゃなくて!何で猫が喋んの!?おかしくない!?」

「おかしいのはお前さんだ。周り見てみろ」

「あるぇー!?なんか皆あんまし驚いてない!?」

動揺するゼルタを余所に、猫はその場にいる一同を見回す。
そして佐伯に目をとめ、深々とお辞儀をした。

「驚かせてしまったなら済まない。お嬢さん達の話を聞いてたら、いてもたってもいられなくなってな」

ゆらゆらと尻尾を動かし、「さて、どこから話したものか……」と呟く。

「お嬢さんにそっくりなお嬢さん……エレーナだっけか。新市街地の方に向かっていったぞ」

その時、縁側に白い猫が現れる。なんと血まみれだ。
猫は驚いたように駆け寄り白猫と何やら会話する。
そして戻ると、深刻そうな表情で彼らに告げた。

「仲間の猫から報告があった。あのレンとかいうやつが新市街地で暴れまわってるらしい。お嬢さんもそこにいる」

それと、と猫が俯き加減に続ける。表情は暗い。

「……シノのお嬢さんが死んだらしい。あの猫が見ていたそうだ」

顎で指された白猫が「なーう」と声を上げて部屋にあがり、ロマに擦り寄る。
血はまだ新しいらしく、畳にポタリポタリと鮮血が垂れる。

「今はまだ戦闘中だそうだ。ここからそう遠くには離れてない。カリーナ、案内出来るか?」

「にゃーう!」

白猫が威勢よく答える。外へと駆け、「早く早く!」と急かす。
ゼルタが困惑したように猫を見た。

「ロマ……アンタ、何者?」

ロマと呼ばれた猫は振り返り、少しだけためらうようなそぶりを見せ、ぼそりと答えた。


「……俺の名前はテナード。お前さん達と同じ、異世界人だ」

727進研にて、八重子と邂逅 ◆IPF5a04tCk:2011/02/12(土) 13:07:53 ID:84jqEHXc0
【進研内:廊下】

「ただいま帰りマンモスー!」

「それ、古くない?」

乱暴に扉を開け、どすどすと乱入する柊と秋人。それに続くミツキと101型。
しかし、進研は慌しく、それどころではない。
あちこちが何者かによって破壊された形跡があり、ボスは不在。

「留守だとおおおお!?」

「柊うるさい、弓瑠が起きるだろうが」

「それより、何かあったのかな?こんなに人が運ばれるなんて……」

【進研内:集中治療室】

「……………その銃は、何のつもりかしら?八重子。竹内萌芽が目覚めたらどうするの?」

苛ついた声色で、Cは八重子を睨みつけた。八重子の手には小さな銃が握られていた。
八重子は顔を強張らせてCを睨み返す。

「ここで何をしているのかしら、C。……いいえ、誰かさん?」

安全装置を外し、八重子は声を張り上げる。
Cは怖れるでもなく、ただ苛々していた。自分が何をしたのかすら、覚えていないというのに。
彼女は一体、何を知っているというのか。

「誰かさんってどういうつもりよ。私は幹部のC、看護長の……」

「とぼけないで!この嘘つき!」

頭が痛いのに声を張り上げられ、Cの不快感は更に上昇する。
八重子は、床に散乱したあるものを見て、更に言う。

「どうして貴方の嫌いな烏の羽がここに沢山落ちているの?」

「そ、それは烏が勝手に開いた窓から……!」

「琳樹さんの烏のように人に慣れたものならともかく、普通の烏がこんな所まで来るかしら?」

更に、Cの白衣には、無数の烏の羽が付着している。
それに、とドアを指さした。

「どうやってここに入ったの?ミツキちゃんの文明が掛かっていたはずなのに」

「そ、それは私が命令して……」

「ミツキちゃんは居ないし、部屋には≪無限回廊≫が施されていた。許可された監督の私以外入る事は不可能よ!
 ただ一つ、文明の掛かってない、その窓から入らない限りはね!」

Cが項垂れる。八重子は銃を降ろすことなく、何時でも引鉄が引けるように集中する。


「調べてみたわ。Cという人物は≪存在しなかった≫。なのに≪存在している≫」


「貴方は、何者なの?」

728進研にて、八重子と邂逅 ◆IPF5a04tCk:2011/02/12(土) 13:08:17 ID:84jqEHXc0
やがて、Cがゆっくりと表をあげた。
しかし、それは既に『Cではなかった』。

「……駄目じゃないか、親友に向かって銃を向けるなんて」
「ッ! M幹部長!?」

その顔は、ニタニタと笑うM幹部長のもの。更に溶けるように、顔は豹変する。
見覚えのある顔だった。昨日、BKビルで死んだはずの男の顔だ。
更に顔は目まぐるしく変わる。青年、少女、動物の顔…………。

「あ、貴方、一体…………」

やがて、変身が止まる。
八重子にとってその最後の変身は、彼女に隙をつくるには充分すぎるものだった。

「…………い、市、子…………!!」

ボサボサの茶髪のライオンヘアーと三つ編み、それだけだと人間のテナードを思わせる。
しかし、豹変したカズミと瓜二つの顔は、正真正銘、八重子の親友であり「彼」の母親。

「あああああああああああああああああッ!!」

「ッ!待って、市子!!」

市子と呼ばれた女性は窓を突き破り、飛び降りた。
そして再び烏に変身して大空を舞い、ある方向へと飛び去っていく。

「どうして……何で貴方が生きて……!?」

シエルも竹内萌芽も、この騒動には気づかずまだ眠っている。
ふと窓に目をやると、腕章がぶら下がっていた。
手に取ると、それぞれMとC…………そして、≪A≫の刺繍が刻まれていた。


【テナード(猫):エレーナさん達の所まで案内します】
【ミツキ・弓瑠・柊・秋人・101型:帰還】
【???:進研から逃亡】
【八重子:集中治療室にてA、C、Mの腕章を発見】

729 ◆IPF5a04tCk:2011/02/12(土) 13:09:38 ID:84jqEHXc0
ここまで!さえきんの伏線に乗っかっちゃった。
解釈としてはA=C=Mってことで。これも伏線です。

730リー ◆nRqo9c/.Kg:2011/02/12(土) 15:51:06 ID:ooR0n0d20
い、行ってきたんだからね!

731吸血姫 ◆SQTq9qX7E2:2011/02/12(土) 17:44:58 ID:CYeLCt0Y0
ツンデレキャラ剥奪の予感を感じつつ代理お願いします

732吸血姫 ◆SQTq9qX7E2:2011/02/12(土) 17:45:36 ID:CYeLCt0Y0
「(ふーむ。佐伯さんとかいうこの人の仮説……これは重要な手がかりになりそうッスね)」

一通り彼女らの話を聞き終え、俺はタチバナさんを見る。
エレーナ様は彼の腕を持つあの少年を追ってどこかへ行ってしまった。
同様に、それを追って訛祢琳樹も。

>「当面先立つものとして現在地の情報が欲しいね。ここはどこで、一体どんな因果で僕達はここへ搬送されたのか。」

スーツを着終えたタチバナさんが尋ねる。
それに答えたのは、とある人物だった。

「それについては私がお答えしよう!」
「喧しいぞ糞兄貴」

TとQだ。二人とも包帯だらけだが、命に別状はなさそうだ。
隣の部屋からスパーンッと豪快に襖を開ける辺り、元気そうで何より。

「ここは我等が月崎邸!私達の実家だ!デカイだろう!」
「デカいしか言うことないのかよ」
「………そして古めかしい!」
「それしかないのか結局!!」
>「 ――僕の腕の件が片付いたら、と言っていたが、それについて何か見当はあるのかい?」

珍しく顔色ひとつ変えずに、タチバナさんは淡々としている。
まるで何か憑き物が落ちたかのような、奇妙な感じだ。

>「……最後なら答えられるぜ。俺がこの目で見ていたからな」

「え?」

誰のものでもない声が答えた。
先ほどの人たちが戻ってきたのか?しかし、いるのは猫、ロマだけだ。
いや、まさか……ロマが?

>「えええええええ!?ロマが喋ったー!?」
>「ったく煩ェな、猫の耳を考えて悲鳴あげろよ」

どうやら予感は的中。ロマが会話できるのは少々驚いた。顔に出ないだけで。
TやQ、ペニサス様も目を丸くしている。

733ドルクス ◆SQTq9qX7E2:2011/02/12(土) 17:47:32 ID:CYeLCt0Y0
>>732
間違えました、名前欄は↑でお願いします……

↓こっからまた代理
>「お嬢さんにそっくりなお嬢さん……エレーナだっけか。新市街地の方に向かっていったぞ」

思い返せば、いつの間にかロマだけが姿を消していた。
ならば彼は見ていたのかもしれない。エレーナが去った方向を。
更に、血まみれの白い猫が現れた。ロマが駆け寄っていく。仲間だろうか。それに……

「ペニサス様、あの猫……」
「血まみれね。嫌な予感がするわ」

戻ってきたロマの顔色は、良いとはいえなかった。

>「仲間の猫から報告があった。あのレンとかいうやつが新市街地で暴れまわってるらしい。お嬢さんもそこにいる」
>それと、と猫が俯き加減に続ける。表情は暗い。
>「……シノのお嬢さんが死んだらしい。あの猫が見ていたそうだ」
「な…………………!!」

死んだ?ならばあの猫の血は、彼女のもの?そうでなかったとしても……!

「俺、行ってきます!」
「なら俺も!」

Qが続こうとする。それを止めたのは、Tだった。

「久羽、お前は連れて行けない」
「な、何故!少なくともお前よりは強いつもりだ!!」

TはQの肩を抱く。彼(女)を見つめる目は、真剣そのものだ。

「久羽。お前は確かに強い。そして傷を癒す不思議な力がある」

にこりと柔らかく微笑み、Qから離れる。

「だからこそ、ここに居てほしい。……タチバナ君のためにもね」

今度はタチバナさんの方へと振り向き、ペンを振るう。
青い線が空を描き、やがてそれはひとつの檻を形成し、タチバナを閉じ込める。

「君は着いてこなくて良い。けが人は足手まといだ」

今度は黄色い鎚を顕現させ、軽いストレッチを始めた。
アンタだってケガ人じゃないスか。そうは言いたくても、彼の背中がそうさせなかった。
何故だろうか、彼の背中を、俺は一度見ていた気がした。

「タチバナ君の右腕奪還・ついでにエレーナ君も助けちゃおう作戦、始動だ。メンバーを募るよ、諸君」

その場にいるメンバーを見回し、Tは鎚を担いで宣言した。
檻に閉じ込められたタチバナさんの方は、一度も見ようとせずに。

734ペニサス ◆SQTq9qX7E2:2011/02/12(土) 17:48:24 ID:CYeLCt0Y0
【side/ペニサス】

>「今はまだ戦闘中だそうだ。ここからそう遠くには離れてない。カリーナ、案内出来るか?」
>「にゃーう!」

メンバーが決まり、ロマと白猫ちゃん(カリーナというらしい)が呼びかけた。
私ことペニサスとゼルタちゃん、それにQ等はお留守番、もといタチバナさんの見張り。
この檻から抜け出されないようにするためだ。

「作戦は極めて単純。レンからタチバナ君の右腕を奪還、それにエレーナ君とシノ君の死体を回収。
 この際だ、君達の仲間も回収しちゃおう!そうしよう!」
「随分ノリが軽いッスね、アンタ……」

円を作って男共が膝を突き合わせて会話している。むさいなあ。
私はこっそり佐伯、という少女を見やった。
エレーナに恐らく一番『近い』少女。彼女なら、あるいは……

「佐伯さん、だったかしら?ちょっと、いい?」

私達は廊下に出た。人っ子一人いない。これはちょうどいい。

「単刀直入に言うわ。貴女に、エレーナ……貴女にそっくりな女を『封印』してほしいの」

もしかしたら彼女は驚いているのかもしれない。
私は人間がよくわからないから、判断の仕様もないけど。

「彼女に一番『近く』、『図書館』の秘密に気づいた貴女だからこそなの」

       ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ * ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

私やエレーナ達を含め、上流魔族の長は『図書館』の、いわば守人のような存在。
図書館に侵入した者に、容赦はしない。
時に『侵入者』を追って異世界に押し寄せ、その世界を滅ぼしてしまうほどに。
エレーナはそのセキュリティの中でもトップクラスを誇る。

「その図書館で、誰かが不正に『銀の鍵』を開いてしまった。15年前のことよ」

『銀の鍵』は、私達が図書館を守るために必要なもの。
大事な『図書館』に、『異物』を持ち込まないようにするためのもの。

「鍵を開いた人物は分からない。けれども、開いた者は知らずに報いを受ける」

人間達からは、フェノメノンとか言われてたわね。
この時は、違う守人がこの世界に派遣されたけど、結果は何も得られなかった。
そして、私達が何故この世界にいるのか。

「また、鍵が開かれたのよ。何者かによってね」

今思い出しても忌々しい。それで私のパパ……ロマネスクが言ったの。
「最終手段だ、エレーナを出せ」ってね。彼女をこの世界に解き放ったの。
けれどもそれは失敗だった。鍵を開いた者の策略だった。
エレーナを開放するには、『イデア』が必要だった。
誰かはその『イデア』を欲しているのだ!

「鍵を開いた『誰か』は、エレーナとイデアを使って『何か』をしようとしている……。
 それも、おぞましくて考えるも恐ろしい『何か』を……!!」

世界征服か、それとも世界破壊か、その意図は計り知れない。
けれどもこれだけは言える。……彼女は知らずに、その鍵を開いた者の術中に落ちている!
とても危険な状態だ!

「彼女は封印するしかないわ。それが出来るのはきっと、貴女しかいない……!」

彼女が首を縦に振るかまでは分からない。
でも賭けるしかない。例え、昔の親友を『また』失うことになったとしても…………。

「彼女を封印するには、またイデアと、封印する『一組の男女』が必要なの。お願い……力を貸して!」

【T:タチバナさんを檻に閉じ込めました。アクセルアクセスちゃんなら破壊できるかも?】
【ペニサス→佐伯:エレーナの封印の協力を要請。YESでもNOでも可です】

【血みどろの眠り姫・エレーナ
     :図書館を守る最終セキュリティのようなもの。イデアを使用する事で彼女を使役することが可能。
     :パワーアップも封印もイデア次第。イデアの種類によっては、最悪の事態も予想される】
【ペニサスの予想:イデアを手に入れ、佐伯ともう一人『誰か』がいればエレーナの封印も可能?】

735吸血姫 ◆SQTq9qX7E2:2011/02/12(土) 17:49:24 ID:CYeLCt0Y0
ここまでです。うん、複線回収できてる、筈!
新市街地は今リーさんかまゆきちのターンでおk?

736琳樹 ◆cirno..4vY:2011/02/12(土) 23:07:52 ID:R6rKxVFY0
代理ねがーう

737琳樹 ◆cirno..4vY:2011/02/12(土) 23:08:33 ID:R6rKxVFY0
バサバサと羽ばたいていた男がふと口を開く。
その声は小さく、か細いものだった。

「分からない」

「何がかしら?」

分からない、といきなり呟いても、だ。
それだけだと聞く側はもっと分からないものである。
たとえそれが独り言だろうと傍に聞く者が居て、尚且つ聞き返された以上、説明は必要なのだ。

「私は何故呼ばれた?
 私には役目なんて無いのに、私を呼ぶメリットなんて何も無いのに」

根本、である。
ある一組の男女の話が主軸だとしよう、ある精霊使いの話が主軸だとしよう。
それらと全く関係の無い彼に、イデア等宿っている筈もない。
そう、そうなのだ。彼はそこが疑問なのである。
主軸と外れた登場人物、そんなものは世界から排除されてもおかしくはないだろう?
何故されない、何故彼はまだ生きている。
ただこんな事、考えたって、ねえ。

「いきなりどうした?」

「全部嫌になったんだ」

全部嫌になった。全部嫌になった。全部嫌になった。
考えるのも生きるのも死ぬのも、だから主人格なんてさっさと殺して。

「……あの女を捜すんじゃなかったのかしら」

「エレーナさんを捜す、そうしようと思ってたけれど。全部嫌になったんだ」

「そうか。じゃあここで終わりにするか?」

彼は主人格を殺して、どうするのか。
烏の言う通りに終わりにするのだろうか?だがそれでは少し、あっけない。
さてと、ここで疑問。質問、質疑応答。応答なんてないけれど。純粋に、聞きたい。

「何でエレーナさんなの?シエルは?そもそも何で捜してるの?くぅがいるのに?くぅしか見ないだとか言ったのに?
 ありきたりなラブコメにはもうこりごりさ」

芯という物が無いのだろうか。彼には。否、私にはだったか?三人称、一人称?
ああもうどうだっていいのだ。……はて、本当にどうだって良かっただろうか?
良くない、ああ、そうだ良くないのだ。と、ここで地上から、この世界から、楽しそうな笑い声が聞こえてきた。

「ああ、不愉快、不愉快、耳障り」

嗚呼、其の背に生えた翼が赤黒く染まり、口端からは血液が流れ出す。そうして最期に悪魔の様に黒い角、嗚呼、素敵だわと烏が笑った。
これが文明の力、否いや、文明の暴走である。狂烏凍結、敵を凍結させる事が出来る文明なのだが、名の通り、狂うのである。適合しすぎると。そもそも適合するという事は、元から少しでも狂っているということなのだけれども。
果てさて、こんなものが、世界に愛された者の姿だろうか?

「あら……、リンキったらそんなに私と適合していたの?素敵!」

「それならそれなら、同じ世界にようこそだ!」

烏の女がそう叫ぶ。
男はけらけらと笑いながら、先ほどまで捜していた女性の頭上でぴたりと、静止する。

「ああ、こんな所に、捜したんだべ、エレーナさん?」

そうして穏やかに、狂ったように、顔に笑顔を貼り付けた。


【え?狂った? いつもの事です】

738琳樹 ◆cirno..4vY:2011/02/12(土) 23:10:38 ID:R6rKxVFY0
ここまで

だって設定全部消えたんだもん(´;ω;`)
そりゃ俺だって全部嫌になるわ
こっからおっちゃんは敵側入ります(´;ω;`)<ウェーン

739まゆきち ◆OryKaIyYzc:2011/02/13(日) 00:04:03 ID:U3KBys.IO
>>738
泣くなよ(´・ω・`)

>>735
ニノさんじゃないかな
まゆきち行っても良いなら全力で書いてくる

740エレーナ ◆SQTq9qX7E2:2011/02/13(日) 00:13:35 ID:TT0bfbJY0
おっちゃん泣くな、泣くなら私のお膝で泣きなさい

>>739
把握ったー
そもそもまゆきちと猫さんは離脱してるから

まゆきち→猫

おっちゃん→リーさん→エレーナ

これにニノ君が割り込む感じなのかな?
うーむ、いまいち分からん…

741リー ◆nRqo9c/.Kg:2011/02/13(日) 11:16:40 ID:3MGzNO1s0
姫とおっちゃんの投下してきたよー
やったね、おっちゃん。吸血姫様が膝貸してくれるってよ!うつ伏せでな!

さて、路地裏ターン廻りでございますが

レンから逃走:にゃんこ(ターン終了) →ニノ&ハルニレ(榎)&まゆきち
レンとの闘争:おっちゃん(ターン終了)→吸血姫様→り
  
ってなってると思われ
私が先の方が良ければそれでも問題ないです。というか正直自分でも自信が無いです!
レン君の扱いどうしましょうかね

742吸血姫 ◆SQTq9qX7E2:2011/02/13(日) 14:58:27 ID:zukkYjjYO
リー君が先に書けたなら投下しちゃっておkですよーい
レン君はNPCですし好きに動かしちゃっていいんじゃないかな

あとおっちゃんに事前に確認
おっちゃん自身に壮大な伏線かけていい?
おっちゃんの今後の動きに支障があるかもしれないから、駄目だったら駄目だったでいいからね!

743琳樹 ◆cirno..4vY:2011/02/13(日) 16:47:58 ID:HC0UEjq20
>>742
いいですよ
でも膝貸してくださいね!うひょー!

744まゆきち ◆OryKaIyYzc:2011/02/14(月) 02:10:42 ID:tBVhqG0gO
真雪投下したよ〜
名前欄忘れたり脱字ったり散々デス。最後のまゆきちの暴言、よりにもよってリーさんのこと呼び捨てにしてるけど「飛峻さん」ね
もう書き終えた直後に投下なんてしないよ

745ニノ ◆H9T8l.lOZQ:2011/02/14(月) 05:06:44 ID:vCBphb.Y0
投下乙です。

暴言吐かれたんですか?やったー!
やっぱり汚い忍者は嫌われてこそだと思うので、ええ。


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