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サンダーのハードボイルド妄想日記

1サンダー@JOKER ◆akrJA.dFs.:2011/04/01(金) 00:04:39 ID:Os0Rw6YI
タイトル通り俺の妄想ワールドをみなさんにお届け!
全10話予定!
4月スタート!

2サンダー@JOKER ◆akrJA.dFs.:2011/04/01(金) 00:24:33 ID:Os0Rw6YI
第一話「もしも俺が探偵でいっちーが依頼人だったら・・・」

俺は私立探偵・・・
人呼んでサンダーだ・・・
本名はあるのだがそれは自分の心の中だけの秘密だ・・・

そんな俺の元に一人の天使からの依頼が舞い込んできた・・・



それは春の出来事だった。
ちょうど正午をすぎたあたり。
街の空は快晴で雲一つない・・・
俺の探偵事務所のドアが開いた。
依頼人の姿を見た瞬間、俺の周りの時間が止まったように感じた・・・

「天使だ・・・」
俺は思わずつぶやいてしまった・・・
それほど彼女は可憐で、美しく、そして・・・
タイプだった・・・
そんな俺はとにかく依頼内容を聞いてみる事にした。

「実は・・・ストーカーにつけられているんです!」
彼女はそういった。
依頼人の名前は市道真央。
今大人気のタレントだ。
もちろんハードボイルドな俺でも大ファンさ・・・
それほど彼女は天使・・・いや女神に近い存在なのさ!

しかし大人気タレントだからこそ、ストーカーは付き物・・・
とにかく俺はストーカー捜査に乗り出した。


調べていくうちに、ついにわかった。
先日、いっちー・・・いや真央さんに会いに事務所に来た男性を、
マネージャーさんが追っ払ったという。
その男性による犯行と考えるのが妥当だろう。

俺はそれを確かめるために、いっちー・・・真央さんを張り込んだ。
後ろから怪しい人物がついてきていたので、
気づかれないように近づき、取り押さえた。
予想通り、その男性がストーカーの正体だった・・・
これにて事件は終了・・・

え?そのあとがどうなったか知りたい?

いっちーはあれ以来、毎日事務所に来ている・・・
どうやらハードボイルド探偵のこの俺に・・・
惚れちまったみたいだ・・・

第一話「もしも俺が探偵でいっちーが依頼人だったら・・・」終わり

3サンダー@JOKER ◆akrJA.dFs.:2011/04/01(金) 20:47:14 ID:Os0Rw6YI
第二話「もしも俺がお金持ちでいっちーがメイドだったら・・・」

俺は周りからは金持ちといわれている。
しかし。
大きな屋敷に住み、大量の貯金と広大な土地を持っているだけで
幸せとは言うことはできない。

刺激が足りないのだ。
金を使う遊びはもう飽きた。
どうせ金目当てで近寄ってくる女どももいるので彼女もいらない。
何より・・・
充実した毎日というのがつまらなかった。


しかし・・・
ある一人のメイドとの出会いが俺を変えた。


春のよく晴れた日。
俺の家に、新しいメイドが来た。
俺は、「またどうせ金で雇われたんだろう・・・本当に仕事がしたくて来るやつなんかいるわけ・・・」
と思っていた。

しかし、そのメイドは俺の部屋に挨拶に来たのだ。
そのメイドを見た瞬間・・・俺は思った。
「なんて似合っているんだ・・・!」と。

そのメイドは、自己紹介をしてきた。
「今日からこの家で働かせていただく、市道真央です!よろしくお願いします!」
元気よく挨拶をする彼女の手は、ハートのマークを作っていた。
「市道・・・真央・・・さん・・・」
俺は緊張のあまりに声が出なかった。
それもそのはずだ。
目の前にメイド服を着た天使がいるのだから!
まさに



My Angel・・・・・・

そんないっちーとの楽しい毎日が始まった。
俺は毎日、いっちーに優しく起こされた。
そう・・・天使のようなささやきで・・・

いっちーとはよく趣味があったので、毎日毎日話し相手になってもらっていた。
そんな生活を送るうちに俺は思っていた。
いっちーは今までのメイドとは違う。と・・・

いっちーは優しく、よく俺の面倒を見てくれる。
そんないっちーに、俺は毎日「ありがとう」といい続けた。
そのたびに見せてくれるいっちーの笑顔はとても輝いていた。


どうやら俺はこのメイドに完全に惚れちまったみたいだ・・・
いつか言おうと思っている。











「俺と・・・ずっと一緒にいてくれ・・・」って・・・

第二話「もしも俺がお金持ちでいっちーがメイドだったら・・・」

4サンダー@JOKER ◆akrJA.dFs.:2011/04/02(土) 21:21:11 ID:uQg1bnbw
第三話「もしも俺といっちーが同級生だったら・・・」

俺は普通の高校生。
あだ名はサンダーだ。
なぜサンダーかは知らないが、みんなからこの名で呼ばれている。

俺は何をするにも本気で取り組むことができない。
気力がわかないのだ。

しかし・・・
この俺をあそこまで変えてくれた彼女は何者だったのか・・・



春。
俺は高校に入学した。
しかし部活に入る気もないし、まじめに勉強をするつもりもない。
ただ単に入学してみただけ。

こんな調子ではいつ高校を辞めるかわかったものじゃない。
だがある日の屋上での出会いによって俺は変わった・・・

昼食の時間。
俺は群がって昼食を食べるのは嫌いだ。
なので屋上で一人で食うことにした。

俺が一人でのんびりしていると、ある女子生徒が屋上に上がってきた。
「なんだあいつ・・・」
俺は心の中でそう思った。
追っ払おうとその女子生徒を見た俺は・・・
今まで感じたことのないものを感じていた・・・


「ちょ・・・・めちゃくちゃ・・・かわいいじゃないか・・・!」
何もかもめんどくさかった俺はこんな気持ちはじめてだった。
戸惑っていると、その子は俺に言ってきた。
「一緒に・・・食べていい?」と・・・

まさかのシチュエーションに俺はタジタジだった。
「お・・・女の子とご飯!?」
心の中では相当うれしかった。
だって・・・・こんなに・・・
こんなにかわいい女の子と一緒に昼飯が食べられるのだから!!!

とにかく一緒に食べることにした。
しーんと気まずい雰囲気がただよったので、何か話題を作らなければ!
と俺は思った。
そしてまず、一番大事なことに気づいた。
「な・・・名前しらねぇー!」
そのことに気づいた俺は聞いてみることにした。
男の仕事の八割は決断。あとは・・・おまけみたいなもんさ。

「ね・・・ねぇ・・・」
声を出したつもりがあまり出ていなかった。
しかし彼女は「なに?」と優しく聞いてくれた。
「あの・・・名前教えてほしいんだけど・・・」
俺は思いきって聞いた。
人見知りの俺にとって、このくらいのことを聞くのに一苦労した。
しかし・・・再び彼女は優しくこう答えた。
「あ!ごめん自己紹介まだだったね!私は市道真央!1年J組なんだ!」
じぇ・・・・J組!?俺と一緒だ!
昼食のことといい、クラスが一緒のことといい、やっぱり・・・



運命・・・・・!?

すっかり仲良くなった俺たちは時間がたつのも忘れ、ずっと話し続けた。
何もかもめんどくさいと思っていた俺は、すっかり彼女の虜になっていた・・・

それもしかたないことだろう。
だって・・・・彼女は・・・・
天使なのだから・・・

クラスでは「お前ら付きあっってんだろー!」と冷やかされたが、
それも悪くない。
だって・・・周りからはそう思われているってことだ!

あとはいっちーの気持ち次第・・・
俺はいつか・・・
いっちーに告白しようと思う・・・・・

きっといっちーもOKしてくれると思う。
だって・・・






運命の糸で結ばれているのだから・・・!

第三話「もしも俺といっちーが同級生だったら・・・」終わり

5サンダー@JOKER ◆akrJA.dFs.:2011/04/03(日) 00:18:01 ID:szMPzSic
第四話「もしも俺といっちーが同級生だったら・・・その2」

今日こそ・・・今日こそは俺の想いを・・・

と思い続けてもう何ヶ月もたつが、いまだに告白はできていない。
もしもふられていまの関係が悪くなるとおもうと・・・なかなか言えない。

このままではだめだとわかっている。
いっちーに振り向いてもらえないのはわかっている。
しかし・・・たった一言でこの関係を壊すことなどできない・・・

もしもふられたら・・・
いっちーとはどうなるのだろうか・・・・




それは昼休みの出来事だった。
いつものように俺といっちーは仲良く昼食を食べていた。
本当にこの時間が幸せだった。
もう昔の俺とは違う。

昔の俺は何をするにも気力がわかなかった。
しかし今はいっちーという存在がいる。
いっちーのためにならなんでもできる。
もう俺は・・・
俺は自分を見失っているのか・・・!?

頭の中でいろいろなことを考えていると、いっちーがいきなりこう聞いてきた。
「サンダーは・・・好きな人とか・・・いるの・・・?」
一瞬頭の中が真っ白になった。
なんで俺にそんなこと聞いてくるんだ!?
まさかちょっと俺に気が・・・
いやそんなこと思ってると違ったときにショックが大きい!
なぜだ・・・なぜそんなことを質問してくる!?
「な・・・何で・・・?」
さんざん迷った俺はこう答えた。

だんだん気まずくなってきた・・・
どう答えれば良かったんだ!?
「お前が好きだ」って言えば良かったのか!?

そう思っていると、いっちーの口からとんでもない言葉が出た。
それは何かって・・・?
しかたない・・・教えてやるよ・・・

赤面した顔の俺に、天使のような女子生徒、いっちーこと市道真央は・・・
こういってきた・・・・
「サンダー・・・私・・・あなたのことが・・・す・・・す・・・」
す・・・!?まさか「好き」!?
いやドッキリだ!きっと鈴木とか言うんだろ!
頭の中でマイナス思考が飛びかった。
「私サンダーのことが好き!!!!!」
「・・・」
思わぬ発言に俺は動きが止まった。
お・・・俺のことをいっちーが!?
おれがいっちーを好きでいっちーが俺を・・・!?
完全に混乱した。

「嘘じゃない!私・・・最初からずっと気になってた・・・そして気づいたの・・・私・・・
サンダーのことが好きだ・・・って・・・だから私と・・・つ・・付き合って・・・!」
何だこの急展開!
これこそ俺の望んだ展開じゃないのか!!!
もうOKする他はない!
だがこ・・・声が出ない!!!
緊張しすぎてしまった・・・!
まさかいっちーが俺のことを好きだったなんて全然思ってもいなかった。
いったん落ち着こう・・・・
深呼吸。深呼吸。
こうして落ち着いた俺はOKという返事をして、いっちーと結ばれた・・・


今はどうなってるかって・・・!?

卒業後も俺たちの関係はずっと続いた。
ともに笑い、ともに泣き、ともに苦労を乗り越えた。
そして・・・ついに・・・
いっちーは俺の人生のパートナーになった・・・

これからもいろいろな苦労があることだろう。
しかし、二人で乗り越えて行くつもりだ。
そう・・・いっちーとともに・・・

第四話「もしも俺といっちーが同級生だったら・・・その2」終わり

6サンダー@JOKER ◆akrJA.dFs.:2011/04/03(日) 21:22:28 ID:mxeRDwqw
第五話「もしも俺といっちーが初デートだったら・・・前編」

待ち合わせ時間2時間前に待ち合わせ場所に着いた。
今日は初デートだ。
絶対に失敗するわけにはいかない。

誰を待ってるかって?
彼女だよ彼女!
いっちーこと市道真央だよ!

いつから付き合ってるか?
昨日だよ・・・!
昨日いつも通りの生活を送っていると・・・
前から気になっていた同じバイト先のいっちーに呼び出されたんだ。
何かと思って行ってみると・・・
告白だった・・・
もちろん即OK!
こうして俺といっちーは付き合い始めたってわけだ!

そしてついつい誘ってしまった・・・
「明日・・・空いてる?」と・・・
俺から誘ったからには遅刻するわけには行かない。
集合時間の11時半の2時間前の9時半に着かせていただきました。

もしいっちーも早く来たら、楽しい時間がもっと増えるし!
待っている間にイメージトレーニングもできるし!
一石二鳥だぜ!

と思って色々考えているとあっという間に2時間が過ぎた。
そして・・・
いっちーが光臨した・・・
いっちーが来たという意味だ。
あまりに輝かしくて光臨といってしまった・・・!

まさに俺だけのAngel・・・・

「ごめん待った!?」
慌ててきたいっちーは俺にこういってきてくれた。
ここはお決まりのパターンだ。
「ぜ・・・全然待ってないよ!」
「本当に!?良かった〜!サンダーのことだから2時間前とかに来てるかと思った・・・」

どこまで俺のことを理解してくれているんだこの天使は!?
なぜそんなに細かく俺のことがわかる!?
そう思って俺がにやにやしていると・・・

「じゃあ・・・・どっか行く?」
そんなこと言われたら行くしかないだろ!!!
どこまで俺を苦しめるんだ!!!
こっちはまだ緊張しまくっているというのに!!!
そんなこと言われたら・・・

にやにやが止まらねぇよ・・・

まず最初にどこへ行ったらいいのか・・・?
こんな時に女の子はどこに行きたいんだ?
そう思っていると俺の手にぬくもりが・・・
「!?」
俺の手を見ると・・・
いっちーが手をつないでくれていた・・・
あたふたしていると、
「やっぱり・・・彼氏彼女は手を繋いで歩くイメージじゃん・・・?」
といっちーは照れながら言ってきた。

ふざけんなよ・・・
可愛すぎるじゃねぇかコノヤロー・・・
まだデート始まって少しなのにこれじゃ最後までもたねぇよ・・・

そして結局ショッピングをする事にした。
いろいろなお店があるにぎやかな今時の通りについた。
歩きながら色々な店を見ているともんんんんんんんんんんんのすごいいっちーに似合いそうな服が売っていた。

「着てほしい・・・」
俺の心はそうつぶやいていた・・・
俺はいっちーに、
「あの服・・・似合うと思うんだけど・・・」
と言った。
するといっちーはうれしそうに
「本当に!?私もあれいいな〜って思ってたの!やっぱり気が合うね!」
と答えた・・・

服の趣味まで一緒とかどんだけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
もう運命だ。
運命以外の何でもない!!!
このまま俺はどうなってしまうのか!?

波乱の後半に続く!

第五話「もしも俺といっちーが初デートだったら・・・前編」終わり

7サンダー@JOKER ◆akrJA.dFs.:2011/04/04(月) 21:36:43 ID:fsmqavdw
第六話「もしも俺といっちーが初デートだったら・・・後編」

現在15時。
デートが始まってもう3時間半過ぎた。
だがこの3時間半で燃え尽きたような気がする・・・
もういっちーの笑顔を見るだけで危険だ。


そんな俺に追い打ちをかけるようにいっちーは俺にこう言った・・・
「せっかくだから・・・一緒にプリクラ撮る?」
来たぁぁぁぁぁぁぁ!
今やデートの定番プリクラ!
PU・RI・KU・RA!
もちろんOKですよ!もちろん撮りますよ!
そして思い出にしてやる!
もう持ち物全部に張り付けてやる!

そう思ってニヤニヤしていると、いっちーが
「どうしたのサンダー?大丈夫?」
と優しく心配してくれた。

いっちー!!!!!!!俺を心配してくれるなんて優しすぎるぅ!
しかし・・・!
いっちーに心配させてしまうなんて・・・!
俺がいっちーを守らなければいけないのに!!!
もしかして・・・ヘタレだと思われたんじゃないか?
変な目で俺のこと見てきてないか!?

俺は横目でチラッといっちーを見た。
普通だ・・・やっぱり超可愛い・・・
もう一日中見ててもあきない。
しかしそこまでしたら変態だ。

そうしているうちにプリ機がある場所に着いた。
「どこで撮る?」
いっちーとプリクラ撮れるならどこでもいいよ!
まあさすがにそうは言わずに、目に入ったものを指さして
「う〜ん・・・じゃあこれにしようよ!」
と言った。

俺が指さしたのは新型のプリ機だった。
いっちーは新型と聞いてワクワクしている様子だった。
「ここはいっちーがかっこいい!と思うようににしなくちゃ!」
と俺は変な責任感に捕らわれた。

一回400円だったので、すかさず
「俺が払うよ!」
と言った。
これで完璧だろう!優しいと思われただろう!
すると優しいいっちーは俺にこう言った・・・
「そんなの悪いよ!私も払うから割り勘しよ!」

どんだけ俺のことを気遣ってくれるんだぁ!
いいんだよ400円くらい!
いっちーの役に立てると思えばこれくらいどうってことないんだよ!
まあ優しいいっちーの気遣いを踏みにじるわけにもいかないので、
割り勘にした。

取り終わったあと半分にしてもらい、俺は片方をもらった。
やっぱりいっちーは天使だ。
プリクラ写り良すぎる。輝かしい。

その後、いい感じの雰囲気のレストランで一緒に食事をしたり、
お互いに相手へのプレゼントを買ったりした。

俺は何を買ったかって?
もちろん・・・小物とか・・・いっちーに似合いそうな服とか・・・
そして・・・指輪とか・・・
いや結婚指輪とかじゃないけれどね!

そして俺がもらったものは秘密さ・・・
俺といっちーだけのな・・・

そしてデートが始まって8時間半。
そろそろ解散の頃になったとき・・・きれいな夜景を一緒にみていた。
この続きは書かないことにしよう・・・

夜景を見ていた場所から俺はいっちーを家に送り、帰路についた。
いまでもドキドキが止まらない・・・

またデートに誘おう!
と思った俺であった。

第六話「もしも俺といっちーが初デートだったら・・・後編」終わり

8サンダー@JOKER ◆akrJA.dFs.:2011/04/05(火) 22:07:28 ID:fsmqavdw
第七話「もしも俺が探偵でいっちーが依頼人だったら・・・Part2」

俺は私立探偵・・・
人呼んでサンダーだ・・・
本名はあるのだがそれは自分の心の中だけの秘密だ・・・

この前、人気タレントいっちーこと
市道真央さんの依頼を見事に解決した俺だが・・・

そんな俺に惚れたのか、いっちーは忙しいにも関わらず毎日事務所に来て、
俺の助手として働いてくれている。
ふっふっふっふ!まさに俺だけの・・・
My Angel・・・と言うわけだ・・・

あの人気タレントが助手をしているうえに、俺の腕も確かなので
探偵事務所は大繁盛だった。

そんなとき・・・助手のいっちーから再び依頼が舞い込んできた・・・

4月の中旬。
もう桜は咲き誇り、日差しはとても眩しい。
その日の午後、俺は考え事をしていた。
どんなことを考えてたかって?
そりゃあいっちーとのデートのプランとか・・・ってそうじゃなくて!

そんなときに助手のいっちーに話しかけられた。
「あの・・・サンダーさん・・・」
ちょ・・・控えめないっちー良すぎる!
いやもっと積極的でもいいですよ!でも控えめなところもいいよね。
ああ。え〜っとそう言われた俺はハードボイルドに・・・
「なんだい・・・?いっちー・・・?」
と言った。
決まった!めちゃくちゃ決まった!

「私から2回目の依頼をしてもいいですか?」
もちろん!どんどんしていいよ!
そしてハードボイルドに解決していく俺を見てどんどん惚れちまえ!
「ああ・・・もちろん。で、どんな依頼だ?」

話を聞いた俺は驚いた。
最近、脅迫状が来たというのだ!
許さない!本当に許さない!My Angelを脅迫するなんて!
だがこの俺がハードボイルドに解決してやるぜ!

その脅迫状には、
『芸能界を引退しろ。さもなくば貴様の大切な人物が死ぬ。』
と書いてあった。
あれ?いっちーの大切な人って俺じゃね?
俺狙われるんじゃね?そしてそこを取り押さえればOKじゃん!

ひとまず俺は捜査を始めた。
一番大事なのは俺・・・!?

いや・・・でも優しいいっちーのことだ・・・
きっと“家族”が一番大事なんだろう・・・
と思っていると目の前に怪しい人物が現れた。

「許さねぇよおまえ!なに真央たんと仲良く仕事してんだぁ!」
その男は俺にこういってきた・・・
やれやれ・・・こいつが犯人か・・・

俺は持ち前の護身術でその男を倒し、身動きできないように捕まえた。
警察に連絡しようとすると・・・
「待って!」
いっちーが現れた。
「その人は悪くないよ・・・悪いのは勝手に助手になった私よ・・・」
何を言い出すんだ!助手に任命したのは俺だ!
「いや!いっちーは悪くない!悪いのはいっちーを助手にした俺だ!いっちー花にも悪くない!」
俺は必死に訴えた。いっちーは悪くない!と・・・
すると俺の思いが通じたのか、いっちーはこう言ってきた・・・
「じゃあ・・・お願いです。その人を見逃してあげてください!」
優しい!優しすぎるぞいっちー!
俺はもちろんそれに従った。いっちーの頼みなら何でも聞くさ!
「あ・・・ありがとうございます!脅迫状なんて送ってすいませんでしたぁ!
反省します・・・そして・・・これからも応援していいですか・・・?」
その男はそう言った。
「はい!応援してくれてありがとうございます!」
いっちーは眩しい笑顔でそう答えた・・・

今回は結局ハードボイルドに解決できなかったなぁ・・・
そう思って悩んで歩いていると横で歩いていたいっちーが・・・
「今日のサンダーさん、とてもかっこよかったです!人の罪を許してあげるなんてとても優しいと思います!」
やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
いっちーにかっこいいって言われたよぉ!

まあ今回は・・・ハードボイルドではなかったが、
いっちーがさらに俺に惚れたことだろう・・・

まったく・・・探偵も大変だぜ・・・!

第七話「もしも俺が探偵でいっちーが依頼人だったら・・・Part2」終わり

9サンダー@JOKER ◆akrJA.dFs.:2011/04/06(水) 21:33:30 ID:fsmqavdw
第八話「もしも俺といっちーが同僚だったら・・・」

俺はサンダー。
ちまたでは有名な俳優だ。
デビュー作は「仮面ライダーインフィニティ」。
俺は子供の頃から仮面ライダーになるのが夢だった。

さらに・・・インフィニティのヒロインは俺のあこがれ・・・!
いっちーこと市道真央さんなんだ!
この話を貰ったときは本当に嬉しかった・・・!

最近はかなり仲良くなり、メルアドも電話番号も交換した。
そして俺は今日、撮影が終わったあと食事に誘おうと思った。
「真央さん・・・今日撮影終わったら、食事行きませんか?」
誘った・・・!誘ってしまった!いっちーの答えは・・・
「え?食事!もちろん!楽しみにしてるね!」
やったぁ!いっちーと食事だぁ!
俺はうきうきルンルンしながら撮影に望んだ。

今日最後に撮影するシーンは、俺がインフィニティに変身しようとすると幹部が現れ、いっちーが狙われる。
そして俺のとっさの判断で、いっちーの手を引いて逃げる・・・という内容だ。

手・・・手を引いて逃げる!?
ってことは・・・手を繋ぐという事か!!!
手を繋ぐという事はもう恋人じゃないか!!!

その後俺がハイテンションで撮影を進めたのは間違いない。

「はい!今日の撮影はこれで終わりでぇ〜す!!!おつかれさ〜ん!」
監督が言った。
やった!終わりだ!いっちーと食事だ!

俺はけっこう高い店を予約しておいたんだ!
財布には10万くらい入ってる。
いっちーにおごってあげるのさ!!!

「すごい!いいお店ね!」
いっちーが言った。
そんなにまぶしい笑顔で喜ばれたら俺・・・!

「ありがとうございます!今日は俺がおごるんで、遠慮しないでください!」
決まったぜ!
「本当に?でも悪いんじゃない・・・?」
俺を心配してくれるとは・・・やっぱりいい人だ!
「いや大丈夫ですよ!いつもお世話になってますし!これはそのお礼です!」
なんとしてもいっちーにお金を払わせるわけには行かない!

それからしばらくそんなやりとりが続き・・・
「それじゃあ・・・お言葉に甘えて・・・!」
やった!いっちーが俺を頼ってくれた!よし、張り切っちゃうぞ!

それから俺といっちーは一緒に楽しい時間を過ごした。
仕事の事や、プライベートのことなど、話が弾んだ。
そしてそろそろ時間になり、俺達は店を出た。

「今日はありがとね!楽しかったよ!また誘ってね!」
おお!すっごい喜んでる・・・しかも笑ってる・・・
「いえいえ!こちらこそ、またよろしくお願いします!」

こうして楽しい一日が幕を閉じた・・・
その後、俺はいっちーと何回か食事に行き、ついには恋人になった。

いつかは・・・結婚も考えてるんだぜ・・・!

第八話「もしも俺といっちーが同僚だったら・・・」終わり


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