[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
2501-
2601-
2701-
2801-
2901-
3001-
3101-
3201-
3301-
3401-
3501-
3601-
3701-
3801-
3901-
4001-
4101-
4201-
4301-
4401-
4501-
4601-
4701-
4801-
4901-
5001-
5101-
5201-
5301-
5401-
5501-
5601-
5701-
5801-
5901-
6001-
6101-
6201-
6301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
【R-18】なろンズの地下物語【雑談・投下】
6195
:
なろンズ
◆S4aNEeMpos
:2021/08/17(火) 15:09:21 ID:NT29RstM
だとすると、ケルヌンノスを起き上がらせたのは一体何なのか。
これはもはや、語るまでもないでしょう。
素直であるがゆえに他の妖精に利用しつくされ、目の前で義理の母親を無惨に殺されたあの子。
そう、バーヴァン・シーです。
ケルヌンノスがバーヴァン・シーという核を得て再起動したのではありません。
バーヴァン・シーがケルヌンノスという新たな肉体を得て、ブリテンを滅ぼしにかかったのではないか。
それが、今回、自分が提唱するケルヌンノスに関する考察の要点です。
作中の描写を見ると、ケルヌンノスが主体で、バーヴァン・シーを取り込んだように描かれていました。
しかし実際には全くの逆で、
バーヴァン・シーこそが主体であり、魂が失われたケルヌンノスの肉体を乗っ取ったのではないか。
そうして、自分の呪いを果てしないほどに増幅させて、妖精を滅ぼそうとしたのではないか。
と、そんな風に考えたワケですね。
もし仮にそうだとすると作中で描写されたある点が、ガラリと変わることになります。
それは、ムリアンとアルトリア・キャスターが語った、妖精の罪に対する考えです。
過去の妖精の罪を知ったムリアンは言いました。
『親の罪を子が引き継ぎ罰を受け続けるのは間違っている』、と。
しかし、バーヴァン・シーが受けた仕打ちはまさしく『今代の妖精が引き起こした罪』です。
親の世代でも何でもなく、今を生きる妖精達によって、バーヴァン・シーは全てを失い、絶望したのです。
だとするならば、ムリアンの言葉は全く意味をなくしてしまいます。
彼女の言葉はあくまでも「ケルヌンノスに対して妖精が犯した罪」への言及です。
しかし、バーヴァン・シーが主体であるのならば「呪いの厄災」は、
「バーヴァン・シーに対して妖精が犯した罪」への罰ということになってしまいます。
今、行われた罪に対して、今、執行される罰。
親の罪を子が報い、などではありません。どうしようもないほどの単純明快な因果応報です。
そして、アルトリア・キャスターの言葉についても同様です。
アルトリア・キャスターはロンゴミニアドでケルヌンノスを攻撃しようとした場面で、
『罰を与えるならば、罪を許すシステムを。罪人たちが許される期限を定めるべきだった』と語っています。
これは、対象がケルヌンノスであるならば通用する言い分です。
何故ならばケルヌンノスは「はじまりのろくにん」に殺された被害者ですが、同時に神でもあるからです。
神であり、上位者であり、妖精の監督役だったケルヌンノスに対してなら、まさに正論でしょう。
しかし、実際は違っていました。
アルトリア・キャスターが戦っていた相手はケルヌンノスではなく、バーヴァン・シーだったのです。
上位者でもなく、監督役でもなく、同じ妖精の、ただの被害者でしかない。
そんなバーヴァン・シーに、アルトリアの言い分は通るのかといえば、そんなことはないでしょう。
バーヴァン・シーにできることは、ただただ呪うこと。それだけです。
そして、それは正しいかどうかはともかくとして、受けた仕打ちを思えば当然すぎる感情です。
二部六章でモルガンが殺され、バーヴァン・シーが穴の底へと落ちるシーン。
そこで、バーヴァン・シーは『モルガンの後継者』という名で表記されています。
長い時間を経てモルガンの中に醸成された妖精に対する諦念、嫌悪、憎悪。
バーヴァン・シーは最後の最後にそれを受け継ぎ、真の意味でモルガンの後継者となりました。
そして穴へと落ちて、彼女が抱いた深い怨念はケルヌンノスという最強の増幅器を得て、ついに爆発することとなったのです。
ケルヌンノスが復活したのではありません。
バーヴァン・シーが、ケルヌンノスという呪いの増幅器を得て、復讐に走ったのです。
妖精のブリテンを罰したのは、妖精が犯した罪の最大の被害者である彼女なのです。
そして同時に、彼女はそれでもなお、母親を求め続けたのです。
それは、ケルヌンノスの宝具である『いかないで』からも察することができます。いやー、キッツイ。
ブリテンはどこまで行っても因果応報のお話でした。
そして同時に、これはすでに言われていることではありますが、滅びるべくして滅んだ異聞帯でもありました。
ブリテンの滅亡に対して、我々が抱く感情は「納得」以外にはないと思います。
以上、なろンズの与太考察でした。
この考察に穴があっても俺は知らん! だって与太って言ったモンね!(予防線)
最後に――、
オーロラの死に様美化し過ぎやろ、きのこ!
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板